※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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また会う時まで

まさかの情報に対して、僕達は驚きを隠せない状況であった。

 

「けど、結局の所は、その力も必要かどうかも分からないだろ。確かに欲しい所だけど、無理に」

「いや、そうも言っていられないかもしれないぞ」

 

スサノオから出た情報を聞いて、どうすれば良いのか困惑しながらも、それが必ず必要な力なのか、疑問に思ったラバック。

だが、その一言を遮るように、ナジェンダは、スサノオに問いかける。

 

「スサノオ、聞きたいが、そのシュゴッドを帝国が手に入れた場合、我々が勝てる可能性はあるのか?」

「・・・正直に言えば、不可能だ」

 

スサノオの一言は、僕達に衝撃を与えるには十分だった。

 

「キングオージャーが全ての始まりの帝具だとすれば、帝国にあると思われる至高の帝具は最後の帝具だ」

「至高の帝具って」

「47の帝具を元に造り出された最後の帝具。その性能は、おそらくだが今のままでは勝てない」

「それじゃ」

 

同時に、まさしく絶望と言える状況であった。

だけど。

 

「だけど、勝てるかもしれないんだろ、そのシュゴッドを仲間にすれば」

 

だからこその力だと、僕は思う。

 

「その通りだ」

「C.C.さん」

 

それと同時に、これまでの会話に参加していなかったC.C.さんが出てくる。

 

「久し振りだな、今はC.C.と名乗っているのか」

「そういう事だ、さて、話を戻しても良いか?」

 

俺は、そのまま頷く。

 

「最後に作られた帝具は、確かに全ての面においてキングオージャーを上回っている。

だが、それはあくまでも、平均的でだ」

「平均的に?」

「あぁ、キングオージャーの最大の特徴は、その乗り手達の思いを力に変える事が出来る。それによって、通常では敵わない敵に対しても、勝つ事が出来た」

「それは、本当なのか」

 

それに対してタツミは、聞く。

そうして、C.C.さんはゆっくりと口を開く。

 

「我が王よ、契りを交わせ

我ら、命燃やせど灰には帰せず」

「それは」

 

C.C.さんが語る言葉。

それに、聞き覚えがあったのか、ナジェンダさんは驚く。

 

「我が民よ、言うに及ばず

守護の契りを力に変えて

共に成そうぞ、起死回生!」

「それってもしかして、あの有名な」

「ラバック、知っているのか?」

 

それは、どうやらラバックもまた同じだった。

 

「帝国で有名な言葉だ。1000年前から続く王と民の関係についての短歌らしい」

「今では、貴族や学校に通っている者しか知らないけど」

「これの本当の意味は、キングオージャーの伝説を語っている。

そして、キングオージャーが本当の意味で揃えば、無敵だ」

「無敵、そこまでなのか」

 

それに対して、C.C.さんは言う。

 

「それじゃ、そろそろ行くぞ」

 

その一言は、ここから立ち去る事を意味をする。

 

「そう、だよね」

 

未だに、これからやる事が残っている。

だからこそ、彼らと別れなければならい。

分かっている事だけど、少し寂しい。

そうして、僕達は準備をしていると、アカメがこちらに来ていた。

周囲もまた、既に準備をして、誰もこちらを見ていない間に。

 

「ギラ」

「どうしたの、アカメ」

「次に、いつ会えるか分からない。だけど、もしも次に会った時に、伝えたい事がある。

だから」

 

それと共にアカメの目を見つめる。

あの頃の事を全て思い出した彼女の目を見ながら、僕も頷く。

 

「あぁ、約束する。生きて、また会おう」

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