※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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とある村での後悔

それは、南のとある村。

その村で、二人の夫婦がくつろいでいた。

 

「最近ここらに新型の危険種が出るって話だ。絶対一人で出歩くんじゃないぞ」

「えぇ、分かっているわよ」

 

そう、皿を磨きながら、彼の女房が呟いた。

次の瞬間だった。

ドアを突き破り、その存在が、姿を現す。

 

「「っ!!」」

 

現れたのは、人の形をした何か。

新型の危険種という噂の存在であり、その肩には、金属が埋め込まれていた。

その危険種に向けて旦那は即座に猟銃を放つが、その危険種にはまるで意味はなかった。

口を開いた危険種は、そのまま男を掴む。

そのまま、床に血の池が瞬く間に広がる。

 

「あっあぁ」

 

その光景に、彼女は驚きを隠せなかった。

なぜならば、旦那の足元が血で覆われていた。

だが、その血は、彼の物ではなかった。

彼を掴んでいた危険種は、掴んだまま、真っ二つに切り裂かれていた。

それは、他の危険種も同様だった。

 

「ふん、雑魚共が」

 

それと共に、その危険種の影から現れたのは、一人の男。

その男の名は。

 

「ぎっギラっ」

 

帝都を騒がす邪悪の王であった。

 

「あっ、無事だった!」

 

その横から現れたのは、村人にとっては馴染みのある人物だった。

 

「えっシスティーナ様っ、そこにいるのはっ」

「事情は後でっ。それよりも避難をっ、危険種の群れが迫っています!」

 

その言葉と共に、夫婦もまた、すぐに出ていく。

 

「…さて、他に避難が出来ていないのは」

「いえ、いません」

 

そのまま、ギラの言葉に対して、システィーナは俯きながら言う。

 

「ギラ、ありがとう」

「別にたいした事はない、バッタの食事できる場所を教えてくれた礼だ」

「ギラとシスティーナ。

二人が出会ったのは、ある意味偶然。

バッタこと、ゴッドホッパーを見つけた際に、その領主であるシスティーナに見つかる。

始めは真面目な彼女はギラに対して疑問を持っていたが、彼の誠実な態度に、彼女も心を許した。

そうして、交流を深め、後に会う約束した今日、まさしく新種の危険種によって、村に危機が訪れていた。

それを救う為に、ギラ達は立ち上がったとさ」

「ジェラミー、あなたも早く手伝いなさいよ!!」

 

そう、これまでのいきさつを語っていたジェラミーに対して、システィーナは、怒りに震えた声で叫ぶ。

 

「まぁまぁ、落ち着きたまえ。幸い、奴らは一ヶ所に集まっている。

バラバラにいる仲間がギラによって倒された事で、集合しているようだ」

「そうなんですか、本当に」

「あぁ、俺を信じたまえ。システィーナは、そのまま避難を続けてくれ。奴らは、俺達がなんとかする」

「分かりました。では、頼みましたよ」

 

そう言い、システィーナは、すぐにその場を立ち去る。

同時にギラとジェラミーは目を向ける。

 

「それで、覚悟は出来ていたんだね」

「…あぁ、この手を血に染めた時にな」

 

そう言いながら、王の剣を見る。

 

「そうか、君に対して慰めになるか分からないが、奴らは既に元の人間に戻る事は出来ない。

このまま、放っておけば、間違いなく被害は大きくなるだけだ」

「…ならば、俺様は覚悟を決めている。人を殺したくないのは本当だ。悪人にもやり直させたいのも本心だ。だけど、彼らにはそれも出来ず苦しむならば」

 

そう言って、彼らが見つめた先。

そこには新種の危険種が待ち受けていた。

 

「この手で、せめて成仏させる」『クワガタ』

「ならば、俺も付き合おう」『解放』

 

それと共に、ギラの隣で、ジェラミーもまた構える。

その手には紫色の短剣があり、そこに白い鍵を装填する事で、構える。

 

「「王鎧武装」」『スパイダークモノス!』

 

鳴り響く音声。

同時に、ジェラミーの姿も変わる。

それは、他のキングオージャーとは違う白い蜘蛛の戦士。

その名を、スパイダークモノス。

クワガタオージャーと、スパイダークモノス。

二人の戦士は、ゆっくりと、眼前にいる新種の危険種に向かって、構える。

生存アンケート ボルスは

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