※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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伝説の力

「あんなの、どうするんだよっ」

 

そう言いながら、帝都の軍人は眼前に起きている存在に身を震わせる。

山を思わせる程の巨大な百足。

その巨体に対しての恐怖もあるが、その身体はまるで八岐大蛇を思わせるように身体が8つに別れている。

 

「このままではっ、帝都にも被害がっ、将軍はまだかっ?」

「ここからでは間に合わないっどうすれば」

 

その怪物が、通る度に、周囲の大地は毒が広がっていく。

かつての異民族が得意とした様々な毒であり、このまま怪物を放っておけば、この大地は死の大地へと変えられる。

しかし、それに対抗する為の手段がない。

そう、絶望によって包まれる最中、聞こえたのは音。

 

「この音は?」

 

疑問に思い、空を見上げる。

そこには黄金の輝きで身体を包み込まれている存在。

その存在が、まさしく怪物の前に降り立つ。

 

「あれはっ」

「まさか、あれは邪悪の王」

「ギラが操るキングオージャーっ」

 

そのキングオージャーの名を叫ぶ帝都の兵士達。

だが。

 

「否、これはキングオージャーであって、キングオージャーではない!これこそ伝説に語られる存在!レジェンドキングオージャーだ!!」

 

そう、レジェンドキングオージャーからギラの宣言と共に怪物はそのまま襲い掛かる。

8つの百足の内、一つが襲い掛かる。

だが、それに対してレジェンドキングオージャーは、片手にあるゴットカブトの銃で、それを貫き消す。

 

「伝説を前に、為す術もなく散れ!」

 

同時に胸元にあるゴッドホッパーから放たれた熱線によって、百足はそのまま後ろへと吹き飛ばされる。

それを見届けると同時に、左腕のゴッドスコーピオンを構える。

 

「さて、このような気味の悪い空気、必要ない!!」

 

そのまま百足によって、造られた毒の池に向かって、ゴッドスコーピオンの尻尾が突き刺さる。

それと同時だった。

毒の池は、まるで浄化されていく。

 

「なっ何が起きているんだ」

「きっ聞いた事がある、確か、キングオージャーには、毒を司る左腕があると聞いた事があるけど」

「まさか、それを応用したというのか」

 

それと共に、周囲の毒が消えた事を確認したレジェンドキングオージャーは、そのまま構える。

レジェンドキングオージャーは、その身体を徐々に巨大化していく。

その大きさは、百足の。

否、その百足以上の大きさへと変わっていた。

 

「末代まで語るが良い、これこそが伝説の力だ!!」

 

それと共に、放たれた一撃。

それは、災害となっていた百足を容易く、光に変える程の一撃だった。

 

「山のような危険種を、一撃で」

「あれが、噂のっ、だけど」

「噂以上じゃないかよ、どうするっ」

 

そう、帝都の軍人にとって、百足は確かに脅威だった。

しかし、ギラとレジェンドキングオージャーが帝都の敵である事は変わりない。

 

「さて、気に入らない雑魚は始末した。

ここには、もう用はない!!」

 

その叫びと共にレジェンドキングオージャーは、その地を去って行った。

 

「・・・俺達は、助かったのか?」

「分からないけど」

 

そう、戸惑いを隠せない帝都の兵士達は、ただ立ち去ったレジェンドキングオージャーを見る事しか出来なかった。

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