「あんなの、どうするんだよっ」
そう言いながら、帝都の軍人は眼前に起きている存在に身を震わせる。
山を思わせる程の巨大な百足。
その巨体に対しての恐怖もあるが、その身体はまるで八岐大蛇を思わせるように身体が8つに別れている。
「このままではっ、帝都にも被害がっ、将軍はまだかっ?」
「ここからでは間に合わないっどうすれば」
その怪物が、通る度に、周囲の大地は毒が広がっていく。
かつての異民族が得意とした様々な毒であり、このまま怪物を放っておけば、この大地は死の大地へと変えられる。
しかし、それに対抗する為の手段がない。
そう、絶望によって包まれる最中、聞こえたのは音。
「この音は?」
疑問に思い、空を見上げる。
そこには黄金の輝きで身体を包み込まれている存在。
その存在が、まさしく怪物の前に降り立つ。
「あれはっ」
「まさか、あれは邪悪の王」
「ギラが操るキングオージャーっ」
そのキングオージャーの名を叫ぶ帝都の兵士達。
だが。
「否、これはキングオージャーであって、キングオージャーではない!これこそ伝説に語られる存在!レジェンドキングオージャーだ!!」
そう、レジェンドキングオージャーからギラの宣言と共に怪物はそのまま襲い掛かる。
8つの百足の内、一つが襲い掛かる。
だが、それに対してレジェンドキングオージャーは、片手にあるゴットカブトの銃で、それを貫き消す。
「伝説を前に、為す術もなく散れ!」
同時に胸元にあるゴッドホッパーから放たれた熱線によって、百足はそのまま後ろへと吹き飛ばされる。
それを見届けると同時に、左腕のゴッドスコーピオンを構える。
「さて、このような気味の悪い空気、必要ない!!」
そのまま百足によって、造られた毒の池に向かって、ゴッドスコーピオンの尻尾が突き刺さる。
それと同時だった。
毒の池は、まるで浄化されていく。
「なっ何が起きているんだ」
「きっ聞いた事がある、確か、キングオージャーには、毒を司る左腕があると聞いた事があるけど」
「まさか、それを応用したというのか」
それと共に、周囲の毒が消えた事を確認したレジェンドキングオージャーは、そのまま構える。
レジェンドキングオージャーは、その身体を徐々に巨大化していく。
その大きさは、百足の。
否、その百足以上の大きさへと変わっていた。
「末代まで語るが良い、これこそが伝説の力だ!!」
それと共に、放たれた一撃。
それは、災害となっていた百足を容易く、光に変える程の一撃だった。
「山のような危険種を、一撃で」
「あれが、噂のっ、だけど」
「噂以上じゃないかよ、どうするっ」
そう、帝都の軍人にとって、百足は確かに脅威だった。
しかし、ギラとレジェンドキングオージャーが帝都の敵である事は変わりない。
「さて、気に入らない雑魚は始末した。
ここには、もう用はない!!」
その叫びと共にレジェンドキングオージャーは、その地を去って行った。
「・・・俺達は、助かったのか?」
「分からないけど」
そう、戸惑いを隠せない帝都の兵士達は、ただ立ち去ったレジェンドキングオージャーを見る事しか出来なかった。
生存アンケート ボルスは
-
生存
-
死亡