※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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遺跡の少女

カグラギの策略が成功し、僕達は、そのままカグラギが言っていた遺跡へと辿り着く。

 

「本当にここにあるのか」

「まぁ、そうなるね、おそらくは遺跡があるという場所は」

 

そうしながら、隣にジェラミーは、その目的地を見る。

 

「それで、カグラギ、ここで間違いないの?」

「えぇ、間違いありません」

 

それと共にカグラギが取り出したのは地図だった。

 

「過去の記録によれば、帝国にある現在の城は、帝具を作り始めた頃に造られた物。

それ以前に帝都の始まりとされた場所として、このキョロクの近くにあるそうです」

「実際に、深い繋がりがあるとは聞いていたが、まさかこんな所にあるとは、俺でも予想しなかったけどね」

 

そんな事を呟きながら、ゆっくりと、その遺跡に関して、歩き始める。

すると、ジェラミーは、ふと何かを感じたように、周りを見渡す。

 

「ほぅ、なるほどねぇ」

「ジェラミー?」

 

すると、ジェラミーは、ふと、手を翳す。

すると。

 

「うぎゃぁ!?」

「えっ?」

 

聞こえた声。

気になって、僕達は向かうと、そこにはジェラミーの蜘蛛の糸に引っかかっている少女がいた。

 

「えっえぇ、大丈夫!?」

「えっ、あっはい!?」

 

ゆっくりと、立ち上がる少女。

何やらぶかぶかのフードを被っており、そこから褐色肌に太い麻呂眉に赤毛の長髪の少女がいた。

 

「おや、君はもしかして、指名手配犯のスレッタかな?」

「えっ!?」

 

それと共に、ジェラミーはふと笑みを浮かべた。

 

「指名手配?」

「あぁ、何やら研究を行っていたらしくて、それが違法でねぇ、その罪で指名手配だと聞くが」

「えっ、いや、それは、冤罪です!私、そんな事をしていません!!」

 

すると、スレッタという子は慌てた様子で、首を横に振っていた。

 

「おやおや、それは本当ですかなぁ?実は、私達はこれからリタ様と合流する予定です。

そんな彼女の前で、そんな嘘を言ったら、あぁ恐ろしい恐ろしい!!」

「あわわわぁ!?」

 

すると、カグラギもまたそれに乗るように言う。

それと共にスレッタがより目を回している。

 

「いや、2人共、そんな事を言わないの、この子、どう考えても、悪い子には見えないよ」

「えっ、本当ですか?」

 

すると、僕の方へと目を向ける。

 

「うん、だって、俺もよく分かるから、悪い事をするような人間の目じゃないから」

「うぅ、ありがとうございますっ、私、誰も信じて貰えず、ずっと大変でした」

 

すると、スレッタは涙を流し始めた。

そこまで大変な事が彼女の身に起きていたのか。

 

「あの、それで聞きたいんですけど、あなたは一体?」

「えっ、僕?僕はギラ。邪悪の王だよ」

「あぁ、なるほど、ギラさんですか、ギラさん」

 

そう、一瞬だけ呆けると。

 

「しっしっ指名手配犯ですかぁ!!」

 

今度はスレッタは大声で叫んでしまった。

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