カグラギの策略が成功し、僕達は、そのままカグラギが言っていた遺跡へと辿り着く。
「本当にここにあるのか」
「まぁ、そうなるね、おそらくは遺跡があるという場所は」
そうしながら、隣にジェラミーは、その目的地を見る。
「それで、カグラギ、ここで間違いないの?」
「えぇ、間違いありません」
それと共にカグラギが取り出したのは地図だった。
「過去の記録によれば、帝国にある現在の城は、帝具を作り始めた頃に造られた物。
それ以前に帝都の始まりとされた場所として、このキョロクの近くにあるそうです」
「実際に、深い繋がりがあるとは聞いていたが、まさかこんな所にあるとは、俺でも予想しなかったけどね」
そんな事を呟きながら、ゆっくりと、その遺跡に関して、歩き始める。
すると、ジェラミーは、ふと何かを感じたように、周りを見渡す。
「ほぅ、なるほどねぇ」
「ジェラミー?」
すると、ジェラミーは、ふと、手を翳す。
すると。
「うぎゃぁ!?」
「えっ?」
聞こえた声。
気になって、僕達は向かうと、そこにはジェラミーの蜘蛛の糸に引っかかっている少女がいた。
「えっえぇ、大丈夫!?」
「えっ、あっはい!?」
ゆっくりと、立ち上がる少女。
何やらぶかぶかのフードを被っており、そこから褐色肌に太い麻呂眉に赤毛の長髪の少女がいた。
「おや、君はもしかして、指名手配犯のスレッタかな?」
「えっ!?」
それと共に、ジェラミーはふと笑みを浮かべた。
「指名手配?」
「あぁ、何やら研究を行っていたらしくて、それが違法でねぇ、その罪で指名手配だと聞くが」
「えっ、いや、それは、冤罪です!私、そんな事をしていません!!」
すると、スレッタという子は慌てた様子で、首を横に振っていた。
「おやおや、それは本当ですかなぁ?実は、私達はこれからリタ様と合流する予定です。
そんな彼女の前で、そんな嘘を言ったら、あぁ恐ろしい恐ろしい!!」
「あわわわぁ!?」
すると、カグラギもまたそれに乗るように言う。
それと共にスレッタがより目を回している。
「いや、2人共、そんな事を言わないの、この子、どう考えても、悪い子には見えないよ」
「えっ、本当ですか?」
すると、僕の方へと目を向ける。
「うん、だって、俺もよく分かるから、悪い事をするような人間の目じゃないから」
「うぅ、ありがとうございますっ、私、誰も信じて貰えず、ずっと大変でした」
すると、スレッタは涙を流し始めた。
そこまで大変な事が彼女の身に起きていたのか。
「あの、それで聞きたいんですけど、あなたは一体?」
「えっ、僕?僕はギラ。邪悪の王だよ」
「あぁ、なるほど、ギラさんですか、ギラさん」
そう、一瞬だけ呆けると。
「しっしっ指名手配犯ですかぁ!!」
今度はスレッタは大声で叫んでしまった。
生存アンケート ボルスは
-
生存
-
死亡