僕達は、すぐにボリックがいると思われる場所へと向かう。
だが、道中、どういう場所に行けば良いのか分からなかった。
「まぁ、既に隠し通路は見つけてあるけどね」
「本当なのか、ジェラミー」
「こういうのは詳しい方なのさ、まぁ、どうやら厄介な客が既に来ているようだが」
その言葉に、僕は首を傾げていると、視線を向けた先。
そこは墓地であり、何やら人影が見える。
見覚えのある影であり、それがアカメである事は分かる。
「そう言えば、ナイトレイドの目的もボリックの暗殺、つまりは我らとは利害は一致しますな」
「…なるべくは殺したくないけどっ」
「そうも言っていられないようだよ」
ジェラミーの言葉。
それがどういう意味なのか、確認するよりも前に理解した。
アカメの背後にいた二人。
だが、その背後に誰かいる。
「間に合わないっいや、間に合わせる!王鎧武装!!」
そのまま、すぐに変身すると共に、手に持っていた王の剣を真っすぐと投げる。
その投げた先は、二人の首を切ろうとした存在に向けてだった。
気付いたアカメは、すぐに横に跳ぶ。
「敵っ」
「うわぁって」「これはっ」
それと共に、二人もまた横に跳ぶ。
同時に、二人を襲おうとした奴もまた後ろへと飛ぶ。
「お前はイバラ」
「よぉ、アカメちゃん久しぶりだなぁ、にしても、これは一体」
「王の剣、もしかして」
同時に、俺様の存在に気付いたように、振り向く。
「久し振りだな、アカメ、悪かったな、手荒な真似をして」
「ギラっ」
「へぇ、邪悪の王が直々に出てきたか、だけど」
同時に、イバラと名乗った奴は、その手を伸ばし、王の剣を手に取る。
「武器を、それも王の剣を軽々と投げて、良かったのかなぁ」
「っ」
同時にアカメもまたすぐに構えた。
「俺達のせいで」
「気にする事はない、民を守る為の剣。民を守れずに、何の意味がある。
何より、今の俺様には、お前のどのような攻撃も無意味だからな」
「へぇ、強気ねぇ、だったら、王様自身の剣で、やられてみたらぁ!!」
それと共にイバラは、その手にある剣と共に襲い掛かる。
だが、俺様は懐から王冠を取り出す。
「王冠?」
「始祖の王冠、これこそが、王の証」
その王冠を見て、アカメは疑問に思う。
そして、C.C.さんが教えてくれた、この力の使い方を。
そんな最中、俺様はそのまま始祖の王冠のボタンを押す。
「これこそ、皇帝の証、そして見よ、始祖光来!」You are! I am! We are the, We are the, KING! KING-OHGER!
その音が、俺様を包む。
それは、これまでとは明らかに違う。
黄金の鎧。
王を沸騰させるマント。
それらが、重なり、俺様は新たな姿へと変わる。
同時にゆっくりと、イバラへと歩く。
「鎧型帝具だとしてもなあ、こっちにはそれを貫く剣があるんだよぉ!」
そのままイバラは、王の剣を振り下ろした。
王の剣は、そのまま俺様の鎧に当たる。
だが、金属が弾く音だけして、そのまま宙を舞う。
そのまま、俺様とイバラの間の真ん中に突き刺さる。
「なっ」
「無駄な事を、雑魚程度の攻撃が、この俺様に通じると思うのか」
「だったらぁ!!」
イバラは、そのまま、俺様に向かって、拳が、身体から、無数の針で攻撃をする。
それらは人間の身体ではありえないような構造だが、関係ない。
襲い掛かる攻撃の内、腕を掴む。
「なっ」
「軽いな、貴様程度の攻撃で、この俺様を殺せると思うか!」
そのまま、俺様は引っ張る。
勢いよく引っ張られると共に、間にあった王の剣にぶつかる。
同時に、王の剣は俺様の手に。
そして、空中で態勢の取れないイバラは目を見開いた。
「あっあぁ」
「その身を持って」OHGERcharge!
同時に、俺様は手に持った王の剣を構える。
「罪を償え!!」KING-OHGERFinish!
クワゴンの角を思わせる顎で、イバラの両手足を切り裂く。
それと共に、切り裂かれる衝撃によって、落下の衝撃は徐々に抑えられ、地面へと横たわる。
「さて、止血をするか」
「ギラ、そいつは」
「悪い、だが、俺様は、目の前にいる命を見捨てたくない」
アカメの言葉も分かる。
だけど、これだけは。
そうしていると、こちらに何かが迫った。
俺様は、すぐにマントを広げ、アカメ達を守る。
「やはり、不意打ちは通じませんか」
「お前は、確か」
空を見れば、イバラを抱えている奴がいた。
確かイェーガーズにいた。
「ランと申します、ギラ様」
「…俺様は確かに邪悪な王だが、なぜ敵である俺様にそれを言う」
「さて、なぜでしょうか、ただ、敬意を払うべきだと判断しただけですから」
そう言った。
「私は偵察。この場で起きた出来事を報告する事が任務ですので」
「…そうか、ならばさっさと戻って、報告するが良い!邪悪の王、ギラが、お前達の安寧道を支配するとな!!」
「では」
それと共に、ランは、その姿を消した。
「…ギラ、ここには一体」
「それは、俺から説明をしようか」
そうしていると、木の影に隠れていたジェラミーが出てくる。
「お前は?」
「なに、ギラの同盟者と言っておこうかな」
「まさか、ジェラミー!安寧道の幹部の」
「なぜ、ここに」
「なぜって、決まっているだろ、俺の目的は、ボリックの奴の始末だからさ」
「…つまりは協力してくれるという事か」
「あぁ、勿論、それでどうするんだい?」
その問いかけに対して、アカメは目を一旦閉じる。
「ボスに確認する。その為にも拘束する」
「ふぅ、仕方ないか」
そのままジェラミーは溜息を吐きながら、同意をする。
「ギラは、一体、なぜここに」
「それを含めて話をしたい、頼めるか?」
「…あぁ、分かった」
その言葉と共に、俺達はすぐにその場を移動する事になった。
生存アンケート ボルスは
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