※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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始祖の力

僕達は、すぐにボリックがいると思われる場所へと向かう。

だが、道中、どういう場所に行けば良いのか分からなかった。

 

「まぁ、既に隠し通路は見つけてあるけどね」

「本当なのか、ジェラミー」

「こういうのは詳しい方なのさ、まぁ、どうやら厄介な客が既に来ているようだが」

 

その言葉に、僕は首を傾げていると、視線を向けた先。

そこは墓地であり、何やら人影が見える。

見覚えのある影であり、それがアカメである事は分かる。

 

「そう言えば、ナイトレイドの目的もボリックの暗殺、つまりは我らとは利害は一致しますな」

「…なるべくは殺したくないけどっ」

「そうも言っていられないようだよ」

 

ジェラミーの言葉。

それがどういう意味なのか、確認するよりも前に理解した。

アカメの背後にいた二人。

だが、その背後に誰かいる。

 

「間に合わないっいや、間に合わせる!王鎧武装!!」

 

そのまま、すぐに変身すると共に、手に持っていた王の剣を真っすぐと投げる。

その投げた先は、二人の首を切ろうとした存在に向けてだった。

気付いたアカメは、すぐに横に跳ぶ。

 

「敵っ」

「うわぁって」「これはっ」

 

それと共に、二人もまた横に跳ぶ。

同時に、二人を襲おうとした奴もまた後ろへと飛ぶ。

 

「お前はイバラ」

「よぉ、アカメちゃん久しぶりだなぁ、にしても、これは一体」

「王の剣、もしかして」

 

同時に、俺様の存在に気付いたように、振り向く。

 

「久し振りだな、アカメ、悪かったな、手荒な真似をして」

「ギラっ」

「へぇ、邪悪の王が直々に出てきたか、だけど」

 

同時に、イバラと名乗った奴は、その手を伸ばし、王の剣を手に取る。

 

「武器を、それも王の剣を軽々と投げて、良かったのかなぁ」

「っ」

 

同時にアカメもまたすぐに構えた。

 

「俺達のせいで」

「気にする事はない、民を守る為の剣。民を守れずに、何の意味がある。

何より、今の俺様には、お前のどのような攻撃も無意味だからな」

「へぇ、強気ねぇ、だったら、王様自身の剣で、やられてみたらぁ!!」

 

それと共にイバラは、その手にある剣と共に襲い掛かる。

だが、俺様は懐から王冠を取り出す。

 

 

「王冠?」

「始祖の王冠、これこそが、王の証」

 

その王冠を見て、アカメは疑問に思う。

そして、C.C.さんが教えてくれた、この力の使い方を。

そんな最中、俺様はそのまま始祖の王冠のボタンを押す。

 

「これこそ、皇帝の証、そして見よ、始祖光来!」You are! I am! We are the, We are the, KING! KING-OHGER!

 

その音が、俺様を包む。

それは、これまでとは明らかに違う。

黄金の鎧。

王を沸騰させるマント。

それらが、重なり、俺様は新たな姿へと変わる。

同時にゆっくりと、イバラへと歩く。

 

「鎧型帝具だとしてもなあ、こっちにはそれを貫く剣があるんだよぉ!」

 

そのままイバラは、王の剣を振り下ろした。

王の剣は、そのまま俺様の鎧に当たる。

だが、金属が弾く音だけして、そのまま宙を舞う。

そのまま、俺様とイバラの間の真ん中に突き刺さる。

 

「なっ」

「無駄な事を、雑魚程度の攻撃が、この俺様に通じると思うのか」

「だったらぁ!!」

 

イバラは、そのまま、俺様に向かって、拳が、身体から、無数の針で攻撃をする。

それらは人間の身体ではありえないような構造だが、関係ない。

襲い掛かる攻撃の内、腕を掴む。

 

「なっ」

「軽いな、貴様程度の攻撃で、この俺様を殺せると思うか!」

 

そのまま、俺様は引っ張る。

勢いよく引っ張られると共に、間にあった王の剣にぶつかる。

同時に、王の剣は俺様の手に。

そして、空中で態勢の取れないイバラは目を見開いた。

 

「あっあぁ」

「その身を持って」OHGERcharge!

 

同時に、俺様は手に持った王の剣を構える。

 

「罪を償え!!」KING-OHGERFinish!

 

クワゴンの角を思わせる顎で、イバラの両手足を切り裂く。

それと共に、切り裂かれる衝撃によって、落下の衝撃は徐々に抑えられ、地面へと横たわる。

 

「さて、止血をするか」

「ギラ、そいつは」

「悪い、だが、俺様は、目の前にいる命を見捨てたくない」

 

アカメの言葉も分かる。

だけど、これだけは。

そうしていると、こちらに何かが迫った。

俺様は、すぐにマントを広げ、アカメ達を守る。

 

「やはり、不意打ちは通じませんか」

「お前は、確か」

 

空を見れば、イバラを抱えている奴がいた。

確かイェーガーズにいた。

 

「ランと申します、ギラ様」

「…俺様は確かに邪悪な王だが、なぜ敵である俺様にそれを言う」

「さて、なぜでしょうか、ただ、敬意を払うべきだと判断しただけですから」

 

そう言った。

 

「私は偵察。この場で起きた出来事を報告する事が任務ですので」

「…そうか、ならばさっさと戻って、報告するが良い!邪悪の王、ギラが、お前達の安寧道を支配するとな!!」

「では」

 

それと共に、ランは、その姿を消した。

 

「…ギラ、ここには一体」

「それは、俺から説明をしようか」

 

そうしていると、木の影に隠れていたジェラミーが出てくる。

 

「お前は?」

「なに、ギラの同盟者と言っておこうかな」

「まさか、ジェラミー!安寧道の幹部の」

「なぜ、ここに」

「なぜって、決まっているだろ、俺の目的は、ボリックの奴の始末だからさ」

「…つまりは協力してくれるという事か」

「あぁ、勿論、それでどうするんだい?」

 

その問いかけに対して、アカメは目を一旦閉じる。

 

「ボスに確認する。その為にも拘束する」

「ふぅ、仕方ないか」

 

そのままジェラミーは溜息を吐きながら、同意をする。

 

「ギラは、一体、なぜここに」

「それを含めて話をしたい、頼めるか?」

「…あぁ、分かった」

 

その言葉と共に、俺達はすぐにその場を移動する事になった。

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