「さっさと働け、このスカポンタヌキ共!」
その雄叫びが、その場所で響いていた。
そこに立っていたヤンマは、肩に王の剣を叩きながら、作業を行っている。
「いや、なんで、あんたがここにいるんですか?」
そんなヤンマの近くで、タツミは重い荷物を地面に埋めながらも、その疑問をヤンマに言う。
「あぁ、お前らじゃ、この罠の設置が出来ないから、こうして指揮してやってんだろうがよぉ」
「だからって、あたし達はあんたの手下じゃないのよ!というかこき使い過ぎでしょうか!」
「ごちゃごちゃ五月蠅いなぁ、喋っている暇があるんだったら、さっさと手を動かせぇ!」
そうしながら、文句を言うマインに対して、ヤンマは叫びながらも作業を止めない。
「・・・なんというか、ギラと一緒にいるから良い王様かなと思っていたけど、とんでもない奴だな」
それは、自然に出た評価。
「そう言っても、私達はこれまでギラ以外の面々と共闘なんてした事ないでしょ」
「あっ、そう言えば」
基本的にギラが偶然来る形で共闘している。
その際のギラと思わず比較してしまう。
「というよりも、別にあんたの手を借りなくても、殺す事には変わりないんだけど」
「元々は俺自身が殺したいぐらいなんだよ。これまではギラの奴にバレたら面倒だったが、お前らが殺した事にしても問題ないから行動しているだけなんだよ」
「なっ、それって、俺達に濡れ衣を着せるという事かよ」
「言い方が悪いな、共犯だよ共犯」
そう言って、ヤンマは呆れたように呟きながら、そのまま罠の設置を一通り終える。
「それにしても、復讐って、確かに国民が殺されたのはつらいけど」
「殺されたのは国民じゃねぇ、俺の仲間だ」
「えっ?」
それに対して、ヤンマはタツミを睨む。
「勝手に着いてきている奴らだがな、テッペンの俺がそいつらの仇を討たないでどうすんだよ」
そうして、ヤンマはそのまますぐに別の作業に入る。
「何よりも、敵がどんな奴か分からない以上、油断なんてできねぇ。徹底的に準備して犠牲者を1人も出さない。
てめぇらの方で犠牲者が出なかったのは、今までは奇跡的なんだよ」
「っ」
それに対して、タツミは。
「確かに、そうかもしれない」
それはタツミがこの帝都に来た際の仲間であるイエヤスとサヨ。
ずっと一緒にいるはずだった2人が、殺されてしまった。
「それにしても、なんでこの作業に私達を呼んだの?」
「あぁ、そう言えば、ラバックとかこういうのは得意そうだけど」
「馬鹿か。あぁいう奴はな、向こうの潜入班にこそ重要だろうが。てめぇら2人は派手に暴れるのに向いているから来たんだよ」
「まっまぁ、それは否定しないけど」
「だったら、シェーレはぁ」
それと共に呼ばれた選定理由に関しても納得し始めると共に。
「とにかく、さっさとやるぞ。どうせ、こっちの動きは奴らには見られているからなぁ」
そうした、ヤンマは不敵な笑みを浮かべる。
生存アンケート ボルスは
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