※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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邪悪VS最強

 キョロクへの隠し通路を通り抜ける俺達。

 

 進む先には、既に犠牲者を出さないようにジェラミーによって、多くの兵士が避難させられている。

 

 そうして、進む最中で俺は自分の役割を思い出す。

 

「無茶だけはしないでください、あなたはこちらにとっても切札なのですから」

 

「大丈夫だ、僕も、助けなきゃいけない人は沢山いるから」

 

 同時に俺は、隠し通路から飛びだし、そのままキョロクとその護衛をしているだろうイェーガーズの前に出る。

 

「なっ、まさか」

 

「ほぅ、奴がギラか」

 

 そのまま、目の前を見る。

 

 そこにはイェーガーズの面々は確かにいるが、ウェイブ、クロメ、ランが見える。

 

 そして、これまでは相対した事はなかった最強の将軍、エスデスがいた。

 

「お前がエスデスか、まさかこうして会えるとはな」

 

「それはこちらの台詞だ。私としても、お前とは1度、正面から戦ってみたかったからな」

 

「くくっ、邪悪の王を目の前にして、その余裕、何時まで保てるかな」

 

 それと共に、俺様は王冠を取り出す。

 

「ラン、あれが」

 

「はい、謎の帝具」

 

「そうだ、そして、目に焼き付けろ! 王鎧武装・始祖光来!」

 

 それと共に、俺は、皇の姿となる。

 

「ほぅ、では、見せて貰おうか」

 

 それに合わせるように、事前に聞いていたエスデスの力である氷が俺の足下まで迫る。

 

 本来ならば、氷漬けになってしまうだろう。

 

 だが、この姿になった事で、凍る事はなかった。

 

「面白い!」

 

 同時に、その手に持つレイピアが俺の方まで迫る。

 

 俺はそれに対して、王の剣で防御する。キンッという音共に互いの武器がぶつかる音が響く。

 

 やはり強い。

 

 流石に、帝国最強と言われるだけの事はある。

 

 だが、ここで負ければ全て終わりなのだ。

 

 だから、負けられない。

 

 俺とエスデスの戦いは激しさを増していく。

 

 そして、俺達は互いに攻撃し合う。

 

 エスデスの攻撃は全て鋭く速い。

 

 それをどうにか防ぎつつ、隙を見て反撃していく。

 

「ほぅ、なかなかに硬いではないか」

 

「ふんっ、その程度の攻撃、痛くもかゆくもない! 何よりも!」

 

 同時に、見ればアカメ達が既にキュロクを暗殺する為に向かった。

 

「ほぅ、貴様は囮か」

 

「あぁ、だけどなぁ!」

 

 エスデスは、その作戦に対して興味を持ったのか一瞬だけ視線を逸らす。

 

 そこを狙って俺は、蹴りを放つ。

 

 当然のようにエスデスはそれをガードするが、僅かにバランスが崩れた所を狙う。

 

 そのまま連続で攻撃を仕掛けるが、さすがは帝国最強の女将軍だ。

 

 簡単には崩れない。

 

 しかし、俺が行うべきは時間稼ぎ。

 

 俺自身はあまり技量は高くない。

 

 それは承知している。

 

 だからこそ、これは王の剣と始祖の王冠による力押し。

 

「ふむ、中々やるようだな」

 

「そりゃどうも」

 

 そう言いながら、俺は戦いを続ける。

 

「まぁいい、どちらにせよ、私はお前達を倒すだけだ」

 

「やってみろよ」

 

 俺は再び攻撃を仕掛ける。

 

 そう言っているが、最初は帝具の力による力押しだ。

 

 だけど、徐々にエスデスに追い詰められていく。

 

「この程度か、邪悪の王!」

 

 その言葉と共に、レイピアの一閃が俺に迫る。

 

 咄嵯に回避したが、エスデスはそのまま俺に追撃を行う。

 

 今度はこちらの番だと言わんばかりに連続した突きを放ってくる。

 

 何とか避け続けるが、このままではジリ貧なのは明らかだった。

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