僕達は、すぐにその場から脱出する事に成功した。
だけど、既に帝国の兵士がこちらまで迫っていた。
「それで、脱出の経路はあるのか?」
「厄介な事にね、どうやらボリックはかなりの数の警備を敷いていたようだねぇ」
「さすがに、この人数を一気に逃げるのって、難しくないのか!第一、あのエスデスだったらすぐに追いつくだろ!」
僕達が逃げる最中で、他のナイトレイドのメンバーと共にすぐに走っていた。
地理に詳しいジェラミーを筆頭に逃げているが、それでも捕まるのは時間の問題だ。
「なに、既に逃走手段は用意してある」
「本当に!どこに」
「ギラ、君の持つ王の槍にね」
「それって、もしかして!」
「確か、言っていたキングオージャーの最後の力、でも、どこに」
「それだったら、僕が知っている、こっちに!」
それと共に、僕達はあの遺跡に向かった。
周囲を見ても、誰も人の気配は感じなかった。
だが、その最中で、僕が見たのは。
「彼女は」
「・・・イェーガーズのセリューだな」
そこにいたのは頭が既に無くなっていた死体。
そして、その正体は既に分かった。
おそらくは、ここで戦いが起き、彼女は死んだ。
「ギラ」
「あぁ、分かっている」
既に死を覆す事は出来ない。
だけど、後悔はある。
もしも、彼女と出会う事が早ければ。
何か変わっていたかもしれない。
そんな後悔を余所に、俺達はすぐに城に辿り着く。
「あっ、ギラさん!」「んっ、来たか」
「スレッタ!それにヤンマまで!」
そこにいた面々を見て、俺は驚きを隠せなかった。
「良いから、さっさとそこに突き刺せ、そうすれば、蘇るんだろ」
「あぁ、分かった」
疑問を余所に、俺はそのまま王の槍を台座に突き刺す。
それに合わせるように、周囲が変形していく。
「えっ!?」「なっなになに!?」
僕達がそれに驚きを隠せなかった。
同時に、外を見ると、そこには窓が開いていた。
「おいっこれって、本当に危険種なのか!」
「でも、これでどうやって逃走を」
「とりあえず」
すると、C.C.さんは近くの柱にしがみ付く。
「えっと、何をしているんだ」
「捕まってろ」
「えっ」
同時に城が動き出した。
どこに動き出したのか、疑問に思っている間に、窓の外の光景が変わっていく。
『ぎゃあぁあっぁぁあ!?』
俺達は、思わず叫んでしまった。
俺は必死に王の槍にしがみつき、他のメンバーはその衝撃に叩きつけられる。
「はぁはぁはぁ、一体、何がって」
「なんじゃこりゃぁ?!」
それと共にタツミの声をきっかけに窓の外を見る。
その窓の外にあったのは青い球体。
それが一体何なのか、俺達には分からなかった。
「おいおい、どうなっているんだよ、確かに夜だけど、こんな場所ありかよ」
「一体、ここは」
「宇宙だ」
「宇宙?」
それと共にC.C.さんは何かを知っている様子で、窓の外にある球体を見つめる。
「そして、あれが私達が住んでいる星、チキューだよ」
「チキューって」
それと共に、見つめた先で、目を見開いていた。
「そもそも宇宙って、一体」
「簡単に言えば、空のさらに上だよ」
「あれって、なんだ、もしかして太陽なのか!?」
「つまり、俺達は宇宙まで行く飛行船に乗っているという事なのか!?」
宇宙まで来る危険種。
それには、俺達は驚きを隠せなかった。
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