「あっ」
八房が、完全に砕け散った。
その光景を、俺様は見つめる。
「終わりだ、クロメ」
「終わりじゃっないっ、まだっ」
そうしながらも、クロメはアカメの方を見る。
彼女にとって帝都での暗殺者として過ごしていた事。
それがおそらくは全てだったかもしれない。
「だからこそ、クロメ、お前はもう終わりなんだ」
「まだっ私は生きているっだから」
「既に、お前は暗殺者としても、帝都の兵士としても終わっている」
アカメはそう、クロメに向けて言う。
「私はっ「それは、本当にあなたの言葉かしら」えっ」
同時に聞こえた声。
それと共に俺達が見た先にはヒメノがいた。
その横には、ウェイブも一緒に来ていた。
「ヒメノか」
「えぇ、約束通り八房を貰いに来たけど全く」
そうしながらも、八房の欠片を見て、ヒメノはため息を吐く。
「ごめん、その」
「本当だったら、私自身が壊したかったけど、まぁ良いわ。さっさと壊せて」
「壊したかったの」
「当たり前よ」
そう、八房を見ながら、ヒメノは頷く。
「クロメ、あなたは帝国の為に戦うのが、あなたの願いなのかしら?」
「それはっ」
「あなたは、アカメと、お姉ちゃんと一緒にいたかっただけでしょ」
「っ」
そうヒメノの言葉にクロメは俯く。
「さて、ウェイブ。分かっていると思うけど」
「あぁ、たく、あんたはなんというかリタ様とは全然違うなぁ、けど」
それと共にクロメの方にウェイブは近づく。
「俺も俺の我が儘を通す」
「ウェイブ」
この場において、なぜウェイブがいるのか、若干の疑問があった。
だけど、それに答えたのはヒメノだった。
「リタから頼まれたのよ、まぁ私としても、あぁ言う純粋な思いは見ていて気持ち良いからね」
その言葉と共に、ウェイブはそのままクロメに近づく。
「俺は、お前と一緒に生きたい!だから、一緒に行くぞ!」
「そんなのっ、私はっ」
「お前は本当はどうしたいんだ!本当にアカメを、お姉さんを殺したいのか!!ギラと本当にっ戦いたいのかっ!」
「私はっ」
そうして、クロメは。
「生きたいっけど、そんな事っ死んでいった仲間に」
「仲間の言葉じゃない!お前自身の願いを、我が儘を言ってくれ!」
その叫びに、クロメは。
「生きたいっ、もっとっ」
それと共にクロメは、その思いを吐露する。
しばらく、クロメがその思いをぶちまける。
そうして、しばらく泣き続けた後だった。
「ギラお兄ちゃん」
「クロメ、行くんだな」
「うん」
あれからクロメは、すぐにヒメノの国へと向かう事になった。
だが。
「もう、会えないのかな」
「そうかもしれない」
これからの戦いにおいて、僕自身の役割が分かっている。
だからこそ、おそらくはクロメと会えるのは、これが最後だった。
「本当に大きくなったな、こうして見ると」
「・・・ギラお兄ちゃんだけだったから、あそこでお姉ちゃん以外に優しかったのは」
「忘れていて、本当にごめん。
だけど、クロメがこれから幸せになれると、本当に願っている。
だから」
「うんっ」
そうするとクロメもまた、涙を流しながらも笑顔を浮かべる。
「私も頑張るから、だからギラお兄ちゃんっ、お姉ちゃんを」
「あぁ、約束する」
その言葉と共に、僕も頷く。
最後の戦いの前に、その約束を決して破らない為にも。
生存アンケート ボルスは
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