※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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魂を紡ぎ、意志を受け継ぐ物語

「3000年、何を言っているんだ」

 

その言葉の意味が分からずに、弟は言う。

ここまでの戦いは長かった。

同時に、ここから語る事で、この国がどのようになるのか変わる。

今も、ゴッドキングオージャーの方には、これからの僕の言葉を見守る。

既に、彼らにも、ここから起きる出来事を伝えている。

そして、僕は、ゴッドコーカサスの中にあった歴史を言う。

 

「今から3000年前、この星には2種類の種族がいた。

人間と、昆虫の姿を持った種族、バグナラクがいた」

「なにを」

「そして、1000年前、人間とバグナラクの争いが起きた。

その争いは激しかった。

だが、当時の王様達は力を合わせる事で、平和を勝ち取った」

「だからっ何を言っているんだ!」

 

そう、弟は叫ぶ。

それに対して、僕は、地面に落ちた剣を弟に渡す。

 

「言っただろ、この国の、いや、このチキューの歴史だ」

「歴史って」

「当時の王様達は、その戦いの果てにバグナラクと共に和解し、6王国となった。

だが、本当の黒幕はいた。宇蟲王ダグデド。

その力は強大であり、星を滅ぼすのは容易い程の力を持つ」

「っ」

 

そうして、弟は黙る。

 

「ダグデドの脅威に、王様達は立ち向かった。

それによって、ダグデドに王様達は勝利した。

そして、この帝都は、そんな王様達が、ダグデドを倒した後、新たに造り出した国だ」

「っ」

「新たな皇帝は、その名をあえて隠した。

だが、その名は、僕が受け継いでいた」

「ギラ」

「あぁ、僕はギラ・ハスティー、3000年の時を超え、その名を継いだ者だ」

 

そう弟に笑みを浮かべる。

 

「だからこそ、問おう。

君は、魂を紡ぎ、意志を受け継ぎ、小さき命が繋げ、帝都を守る王となるのか。

それとも、壮大な力の濫用やそれを後ろ盾にした傲慢な言動・暴挙等に溺れ優越感へ逃げる蟲の王になるのか」

「っ」

「ここで、決めろ!我が弟!ラクレス・ハスティー!」

「僕はっいや、余はぁ!!」

 

その言葉と共に、ラクレスはその手に持った原初の王の剣で僕を斬った。

 

「王としてっ、帝都をっ守る!!」

「ならば、その目で現実を見ろ。箱庭だけに閉じこもるのではなくな」

「っ」

 

それと共に、僕はゆっくりと空に舞う。

ラクレスは、先程までの威厳から代わり、僕の方へと手を伸ばす。

だけど、これで良い。

 

「邪悪の王はここで討たれる。

そして、邪悪な大臣もまた」

 

同時に見つめた先。

そこには、こちらを見て、涙を流しているアカメの姿があった。

同時に、それはやり遂げたのだと確信した瞬間であった。

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