※この作品はR-18です。

王の反逆!   作:ボルメテウスさん

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世界の王

「私自身、驚きを隠せなかったさ。

まさか、こうしてお前の姿を再び見る事になるとはな」

 

それは、どこかの港。

僕は、僕達を見送る為に来てくれたC.C.さんが見つめていた。

 

「あの時、僕は大臣に両親と共に暗殺されそうになった。

だけど、僕の身体には、既に受け継がれていたクワゴンのシュゴッドソウルがあった。

そのおかげで、僕は生き残る事が出来た」

「そうだ」

 

同時にC.C.さんは頷く。

 

「シュゴッドソウルが、身体の中に入った。

だからこそ、生き残る事が出来た。

だけど、その記憶は無くした」

「最初の、ギラ・ハスティーと同じくな」

 

C.C.さんは、そう言った。

 

「そこから、歴代に受け継がれていた。

今では、それが一体何を意味をするのか分からない程にな」

「・・・C.C.さんは」

「んっ?」

「C.C.さんも、同じなんですか?」

 

その言葉に対して、頷く。

 

「シュゴッドソウルを体内に取り込む。その最初の実験台として、私は選ばれた。

シュゴッドの中で、ただ一匹、意思のないシュゴッドのな」

「コーカサスカブト」

 

そう言うと頷く。

 

「それからは、私は眠り続けた。あの死を望む奴と似たようにならない為にな。

だが、目覚めて良かったよ。あの時の、王の姿がまた見れたようにな」

 

それと共に僕を見つめる。

僕が死んだ事になり、大臣は処刑される事はなかった。

 

「大臣は死ななかったんだな」

「むしろ、死んだ方が良かったかもしれないがな」

 

大臣は、死ななかった。

そして、帝国にもいない。

 

「それにしても、死後の世界か」

 

その場で、当事者ではない俺は知る事はなかった。

大臣が、まさしく殺されそうになった時、現れたのは異形の存在。

かつて、バグナラクの王と呼ばれた存在が。

 

「新たな国王が即位する際、シュゴッダム国王はハーカバーカへ赴き、ご先祖様からシュゴッダムの真の歴史を聞かなければならない」

「だけど、今回はそれと同時に、最も重い罪を持つ者を連れていく為でもあった」

 

かつての、ダグデドのような大罪を犯した者。

その者をハーカバーカへと連行し、永遠の死を与え続ける事。

それが実行されたのは、実に1000年ぶりの出来事らしい。

大臣は、今、まさしく彼の望み通りになった。

生きていたいという願いを叶えて。

 

 

「さて、お前はこれからどうするつもりだ」

「・・・全てはラクレスに託した。

無責任かもしれないがな」

「さてな。貴様が行った事は、大きいかもしれないぞ」

 

そう言ったC.C.さんは呟く。

同時に僕は船へと向かう。

 

「それに、僕も世界を見ないと。

ラクレスに、世界を見ろと言ったんだ。

俺もまた、世界を見ないとな」

「そうか、ではまたな」

 

同時に僕は、こちらを待っていたアカメを見る。

 

「挨拶は、大丈夫なのか」

「あぁ、勿論だ。アカメの方は?」

「皆と挨拶をした。帝都も、妹を任せられる人もいた」

 

それと共に僕達は、この国を見つめる。

 

「誰かの為に生き、その為に多くを他に捧げた。

だからせめて」

「ここからは一緒に見よう。自分達の為に」

 

その言葉と共に、僕達もまた、旅に出る。

未だに見ない世界を見る為に。

邪悪の王と最強の暗殺者は行く。




ここまで、応援本当にありがとうございました。
当初、Nijasukeさんからの応募から、C.C.さんがメインヒロインのはずが、アカメがメインになってしまい、色々と変わってしまった本作。
最初にはなかったキングオージャーが入り、エロの要素がいるのかというレベルになってしまいましたが、Nijasukeさんのおかげでここまで賭けました。
そして、本作をここまで応援してくれた皆様、ありがとうございます。
他の作品もぜひ応援、お願いします。

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