【書籍化】大司教の権力を悪用して純真無垢な聖女とセックスしたら、毎晩イチャラブご奉仕されるようになった話 作:月見ハク
王都に帰還して五日が過ぎた。
執務室の机には、王家や各領地から送られてくる手紙や書類がうず高く積まれている。
大司教の仕事は、聖女の補佐や儀式を取り仕切るだけではない。教会の予算管理や聖女見習いの派遣の決済など、やることは無限にある。
「ふぅ」
いったん休憩し、
『ゴーゼ司教に目立った動きなし』
綺麗な字でそう書かれた文面を見返してから、ビリビリに破いて捨てる。
教会内で見張らせている金髪の元聖女からの報告だ。
報告によるとゴーゼ司教は、あの桃色髪の聖女見習いを部屋に呼んでもいないらしい。ここまで動きがないのも、逆に不自然だ。
とはいえ、馬車襲撃の背後にゴーゼ司教がいるのかどうかは結局分からずじまい。
調査を命じたあの聖騎士の男によれば、「賊の死体は消し炭になっていて身元はおろか性別も不明」だという。聖騎士たちの攻撃魔法の威力がうかがえる。
結局、ゴーゼ司教を処分するのはおろか、脅す材料すら手に入っていないのが現状だ。
監視の
そんなことを考えていると、コンコンと扉がノックされた。
『マイです。大司教様、入ってもよろしいでしょうか』
「……もうそんな時間か」
王都から戻って以来、俺はつきっきりで彼女の魔法習得に付き合っている。
多忙で退屈なこの仕事において、唯一心が躍るひとときだ。
「ああ、入りなさい」
俺は立ち上がると、眉間に力を入れて
***
「――ではマイ、そのコップから泥を取り除きなさい」
「はい」
マイが目の前に置かれた泥だらけのコップに手をかざす。
するとコップが淡く光り、付着した泥が綺麗さっぱり消えた。
「ふむ、上出来だ。インク汚れはそのままに泥だけを綺麗に取り去っている。浄化の対象を選別できたね、やはり君は器用だ」
「あ、りがとう……ございます」
彼女は振り返って俺を見上げると、すぐ恥ずかしそうに下を向いた。
マイは今、俺の執務机の椅子に座っている。
昔から彼女に座学や魔法を教えるときは、いつもこうして彼女を自分の椅子に座らせ、俺がその背後から指導をしていた。
この位置だと、マイの白いローブの襟元から純白の谷間を覗くことができるのだ。
以前はそれをただ眺めるだけだったが。
「次は精神を集中させる修練だ」
「……はい」
俺は彼女の首元に手を添えると、綺麗な鎖骨をなぞりながらローブをゆっくりずらした。あらわになった左肩のラインを撫で、手のひらを下へ這わせていく。
「んっ……ぅ……」
「マイ、心を乱さずに魔力を集中させるんだ。インク汚れを取り除いてみなさい」
ふくよかな上乳を指でつつきながら、彼女の耳元にささやく。
「は、い……」
手のひらで上乳を撫でると、そのふくらみに沿って下へとスライドさせて柔らかい乳房を手の中に収める。中心で硬くなった突起の感触を味わいながら五本の指でぐっとつかむと、手のひらが柔らかい乳肉に埋まる。
マイの乳房は何度揉んでも気持ちがいい。
「あっ、ぅ……大司教さまっ、んッ……」
コップにかざした手がプルプルと震えている。
「耐えなさい。魔力を制御するんだ」
俺は柔乳の形が変わらないほどの力加減で、優しく揉む。手のひらの真ん中でさっきよりも硬く張りつめた蕾をこする。
もちもちとした柔肌が手に吸い付き、なめらかな触感に脳が悦ぶ。
「ん……うぅっ……」
「いい調子だ。そのままインクの成分だけを消していきなさい」
いよいよ佳境とばかりに、尖り立った乳首を指先で弾く。コリコリと何度も転がせば、マイは震えながら前屈みになった。
肘が落ち、今にも術が解けそうだが手のひらだけはまっすぐコップに向かっている。
そして。
「でき、ました……」
「……ほう」
彼女の震える手の先。
コップからはインク汚れが消え、ついでに水垢もなくなっていた。
俺はつまんでいた乳首から指を離し、襟元から腕を引き抜く。
「やるじゃないか、見事な魔力制御だ。これで君は浄化の術を使いこなせるだろう」
「ありがとう、ございます……大司教さま」
はぁはぁと肩で息をする彼女を見つめる。
やはりマイは魔法の覚えがいい。
いくら聖女と浄化魔法の相性がよくても、この短期間で完璧に会得するとは思っていなかった。
もしかしたら、この淫靡な訓練方法はかなり有効なのかもしれない。
他の魔法も覚えさせてみるか。
そのぶん俺も楽しめる。
「マイ、君の覚えの早さなら他の魔法にも挑戦してみるといい」
「え……よいのですか?」
「あと一つか二つなら、治癒魔法に影響を与えることなく他の魔法を会得することができる。何か適性のありそうなものに心当たりは?」
本来、人が扱える魔法の種類には限界がある。だいたいが一つで、どんな使い手でも多くて四つだ。
魔法は、使う者の精神が大きく影響する。
攻撃魔法を会得するには、その内面に眠る攻撃性や加害性を高めなければならない。
だから基本的に心優しい聖女は治癒魔法しか使えないし、兵士は攻撃魔法しか扱えないのだ。
だが器用なマイなら、治癒魔法に近い系統の魔法ならいくつか覚えられるかもしれない。
「心当たり、ですか…………あっ、あの、もしかしたら催眠魔法を、使えるかもしれません」
「ほう」
「王都に来る前から、教会の子たちをいつも寝かしつけていて……ここに来てからも、よくそうしていたので」
「なるほど、適性があるかもしれないな。ふむ……では私にやってみなさい」
「え、大司教さまにですか?」
「ああ。魔力の流れをみよう」
「あの、では……頭をこう」
マイは恥ずかしそうに、手のひらを下げるジェスチャーをした。
素直に首を垂れ、頭を差し出す。
彼女の手がおずおずと伸ばされ、ふわりと俺の頭に置かれた。
「いつも君がしているようにやるんだ」
「はい、わかりました……」
するとマイの甘い匂いが濃くなった。
心を落ち着かせ、眠気を誘う香りだ。無意識に魔力を催眠作用のある匂いに変換しているのだろう。
やがて小さい旋律が聞こえてくる。彼女の、子守歌だ。
「……気持ちのいい風が、髪を撫でるよ、さやさや、さやさや、いい子の…………えと、大司教さま、ゆっくり、眠りにつきましょう……夢の中でまた、手をつなごうね」
マイが俺の髪を優しく撫でている。
体が重くなり、でもそれが心地いい。
なるほどこれは。
「悪くない、な」
「え?」
「……いや、魔力がじわりと浸透してきて、睡眠欲求を高めている。マイ、これは紛れもなく魔法だ。我流で編み出すとは、やるじゃないか」
「あ、はいっ……あの、ありがとうございます」
「うむ。……それで子守歌はこれで終わりか?」
「え、はい。みんなこれでもう眠ってしまうので」
「そうか」
もう少し長くてもよかったのだが。
「大司教さま?」
「いや……では週明けから催眠魔法の修練を始めよう。魔導書を取り寄せておく」
「えっと、週明けから……ですか?」
マイがパチクリと長いまつ毛を
なぜ明日からではないのか、という顔だ。
俺は執務机の上に積み上がった紙束の中から、一枚を引っこ抜く。王家の
「三日後、王国騎士団による大規模な魔獣討伐遠征が行われる。それに聖女も同行してほしいとのことだ」
「魔獣、討伐……」
「ああ、第二王子殿下の率いる騎士団に随行し、祝福を授けたり傷ついた兵を癒したりするのが君の役目だ。初めての実戦だが、できるか?」
「……はい、できます」
「分かった。では返事をしておこう」
俺は心の中でため息をつく。
聖女の同行は、第二王子の強い要望によるものらしい。
遠征といっても向かうのは森の外縁部で、強力な魔獣が巣くう最深部ではない。本来ならば聖女見習いが二、三人いれば事足りるはずだが。
おおかたマイに懸想するあの青年が、自分の勇姿を見せたいがための茶番なのだろう。
とはいえこれは王命なので、教会といえども無下にはできない。
彼女にはまだ実戦は早いと思っていたのだが、致し方ないか。
器用な彼女なら、うまく立ち回ることもできるだろう。
ただ。
「遠征に備えて、しっかり休養を取りなさい。その間は治癒魔法以外の修練も禁止だ」
「あ、あのでも、私……頑張れます」
そう言い張る彼女の頬に、そっと手を添える。
「だめだ。君は昨晩も遅くまで修練していただろう。顔に疲れが見える」
マイが目を見開き、すぐに泣きそうな顔になった。
まるで悪戯が見つかってしまった子どものようだ。
遠視の術で彼女を視ていたら、この三日間は毎晩深夜まで浄化の術を特訓していた。
「ごめ……す、すみません。あの私も、役に……立ちたくて」
金色の瞳が潤む。今にも涙がこぼれ落ちそうだ。
俺は少し声のトーンを和らげる。
「役目に熱心なのは感心だが、聖女は体力が大事だ。以後は気を付けなさい」
「はい……」
目尻を下げ、下唇を噛むマイは庇護欲と同時に、男の嗜虐心をくすぐるものだった。
つい虐めたくなる衝動を抑え、彼女の涙を拭う。
「そうだ。君に渡すものがある」
俺は懐から小瓶を取り出し、彼女に差し出す。半透明の液体に、薄桃色の花弁が浮かんでいる。
「大司教さま、これは」
「貴族街から取り寄せた入浴剤だ。聖女になったご褒美に渡すと言ったはずだが」
「ご褒美……」
マイは小瓶を受け取ると、じいっと花弁を見つめた。
「それには魔力を安定させる効果がある。遠征まで、それで心と体を休めるといい」
「はい、あのとても……綺麗です。大事に使います」
マイが下を向き、小瓶を胸元で握りしめる。
その表情は前髪に隠れて見えなかった。
***
彼女が部屋を去った後。
俺は執務机の上にポツンと置かれた新品同然のコップを眺めていた。
「まさか、催眠魔法の適性まであるとはな」
催眠魔法は、かつて敵陣に潜り込んで諜報活動をするために編み出された魔法だ。
系統は、攻撃魔法に属する。
慈愛にあふれる聖女には本来覚えられない魔法のはずだ。
マイにはまだ、俺の知らない一面があるのかもしれない。
「……面白い子だ」
俺は股間が熱く