※この作品はR-18です。

【書籍化】大司教の権力を悪用して純真無垢な聖女とセックスしたら、毎晩イチャラブご奉仕されるようになった話   作:月見ハク

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第36話 馬車での仕置き

「これより鎮魂の祈りをとりおこなう。咎人(とがびと)といえど女神の地に生きた者。その魂が魔に取り込まれず、聖女が祈りをもってして土に還す」

 

 仰々しく口上を述べ、隣に立つマイを見やる。

 

 彼女の前には今、五つの死体が並べられていた。

 聖騎士たちが初撃で葬った、聖女見習いの隣に座っていた四人の男たちだ。とにかく彼女たちから引き剥がすことを優先したため、加減ができなかったのだ。

 

 そしてもう一人、俺が二重の防護魔法で挟んだ隊長格の男。

 

 彼らはテントの布でくるまれていて、その形相や体の損傷はさらされていない。

 

 マイたちが来る前に、聖騎士たちへ命じておいてよかった。

 攻撃魔法で焼け焦げたり手足がちぎれた死体を、彼女に見せたくはない。 

 

 とはいえ、死体は死体だ。

 

「マイ、できそうか?」

 

 肩に手を置くと、華奢な体がビクッと震えた。

 

「はい、大司教さま。座学できちんと習いましたから」

 

 マイは前を向いたまま、口元に穏やかな聖女の笑みを浮かべてみせた。

 だがその瞳は悲しげに、五つの布袋を見つめている。

 

 魔力持ちの死体は、放置すると魔獣を呼び寄せてしまう。

 腐食が進めば進むほど魔力が漏れ出て、森の奥にいる強力な魔獣に嗅ぎ付けられてしまうのだ。

 

 だから治癒魔法を掛け、腐食を遅らせる。

 

 聖女や聖女見習いが請け負う、汚れ仕事の一つだ。

 

「君は亡骸(なきがら)を見るのは初めてか?」

 

「いいえ……初めてではありません」

 

 彼女は悲しげな眼差しのまま答えた。

 

「そうか」

 

 王都教会に来てから、マイが鎮魂の祈りに参加する機会はなかった。

 

 きっと田舎の教会にいたときか、そのもっと前。

 村が聖女狩りの焼き討ちにあった際に、垣間見たのだろう。

 

 やがて彼女は手をかざすと、布袋を治癒の光で包んだ。

 

 

 

 

「見事な祈りだった! これでしばらく放置しておいても問題ないな!」

 

 第一王子が、場にそぐわぬ朗々とした声で言う。

 

「ええ、後の処理をよろしくお願いします」

 

「うむ。すでに近くの騎士団に遣いを出している。明日には賊どもと死体を引き取りに来るはずだ。それまでこの場は俺の部下が保全しよう!」

 

 居残りを命じられた数名の近衛騎士がうなずく。

 おそらく近衛騎士の中でも若手なのだろう。無表情ながら嫌そうな雰囲気を漂わせている。

 

「よし、とっとと森から出るぞ!」

 

「そうだ、王子殿下。亡骸の一つを王都教会で引き取ってもいいでしょうか」

 

「ふむ、構わんがなぜだ?」

 

「あれはかつて、教会に出入りしていた商人の用心棒のようです。教会と浅からぬ縁がある以上、我々の手で葬るのが筋かと」

 

「ああ、そういうことなら許そう! 教会と関わっていた者が賊に堕ちたなどと知られれば、教会の評判も落ちてしまうだろうからな!」

 

「感謝いたします、王子殿下」

 

 俺はいかにも保身に成功したような笑みを浮かべると、聖騎士長に目配せをした。

 

 聖騎士長が小さくうなづき、隊長格の男が入った布袋を肩に背負う。

 

 俺は念思の術を発動した。

 

『聖騎士長、そいつはまだ息があるな?』

 

『はっ、意識は失っていますが生きています』

 

『よし。そのままの状態で神殿まで運ぶぞ。それまで目覚めさせるな』

 

 背信者たちはおそらく帝国の隠密部隊だ。

 騎士団に捕まっても何も吐かず、自ら死を選ぶだろう。

 

 そうなっては情報を得られない。

 

 だから隊長の男だけはどうしても身柄を確保したかった。

 急ぎ王都へ戻り、神殿でじっくり尋問をするとしよう。

 

 

 

 

 森を出るころには、あたりはすっかり白み始めていた。

 

 まぶしさを増していく朝焼けの中を、来たときと同じように早馬で駆ける。

 

 マイは俺の馬に、そして救出した聖女見習いたちは聖騎士の馬に乗っていた。

 

「君はペトラと言ったか、俺の馬に乗せてやろう!」

 

「王子殿下、聖女見習いの守護は教会の役割。王族といえど勝手が許される限度というものがある」

 

「ああそうだったか……それはすまないことをした!」

 

 当然のようにペトラを馬に乗せようとする王子に、俺は低い声で釘を差した。

 

 聖女見習いはいずれも、俗世とはかけ離れた美貌の持ち主だ。

 それも今彼女たちは、マントの下で所々肌を露出している。

 

 精神を鍛えている聖騎士ならまだしも、王子や近衛騎士などの馬に乗ろうものなら、たやすく情欲をかき立ててしまうだろう。

 馬上の密着にかこつけて、彼女たちに淫らな行為を働く者がいるかもしれない。

 

 俺も横乗りでしがみついているマイの体を、今にもまさぐってしまいそうだ。

 隣に聖騎士長が併走していなければ、間違いなくローブの上から悪戯をしていただろう。

 

「マイ、寒くはないか?」

 

「少し、寒いです」

 

 彼女がぎゅうっと密着を強めてきた。

 

 さっきから勃起していた股間が、柔らかい腰にぐっと押し付けられる。

 間違いなくマイにはその硬い感触が伝わっているだろう。

 

 だが彼女はまるで気づいていないといった穏やかな顔で、朝陽の上る地平線を眺めていた。

 

 

 

 

 村に帰還すると、寝ずに待っていた村民たちは歓喜に湧いた。

 

 村長など今にもペトラへ抱きつかんばかりに興奮している。

 それをやんわり制止しつつ、厳かに告げる。

 

「ペトラは聖女見習いとして、正式に王都教会へ連れて行きたいと考えている」

 

「なんとっ……! それはなんたる(ほま)れっ、最低でもあと二年は掛かるものと……」

 

 村長の喜びようは、帰還したとき以上のものだった。

 

「それと、一時的にあの聖女見習いたちをこの村の教会で預かってもらいたい。故郷と連絡が着くまでだ。護りとして聖騎士を二人置いていくし相応の報奨金も出す。どうだ?」

 

「願ってもないことですっ……!」

 

 今、村長の頭の中ではさぞや楽しい金勘定が始まっていることだろう。

 金にまっすぐな者は扱いやすくていい。

 

 

「――では大司教殿、今日は一日この村で休みことにしよう。明朝出発でいいか?」

 

 第一王子が明るい笑顔で話しかけてくる。

 

 俺は王子を正面から見据えると、眉間にシワを寄せて怪訝な顔を作った。

 

「殿下、我々は一度王都へ戻ります」

 

「むっ、なぜだ! 賊はもう蹴散らしただろう」

 

「予期せぬ襲撃に遭い聖女は消耗しています。人員も予定も大幅に狂いが生じている。また襲撃があるとも限らない。一度王都に帰還し、計画を綿密に立て直す必要がある」

 

 矢継ぎ早に事実を告げる。

 

「それはまあ、そうだが。しかしこの隊には俺がいる! 近衛も聖騎士も、大司教殿だっているではないか!」

 

 だから戦力的には申し分ない、などと言いたいのだろうか。

 

「それに保護した聖女見習いを無事に王都神殿まで届けなければならない。これは教会の重大な役目です。しかも回収した背信者の遺体を連れてオレンダイまで行けないでしょう」

 

 こればかりは王族といえども踏み入れない教会の領分だ。無視をすれば越権行為にあたる。

 

 だから俺は、ペトラを王都神殿へ連れていくことにした。

 

「だったら聖女見習いと賊の遺体は聖騎士に送らせれば――」

 

「本末転倒だ。大きく人員を削るとなれば、それこそ計画が根底から狂う」

 

 言いながら近衛騎士長に視線を向ける。

 

 近衛騎士長は大きなため息をつくと、第一王子の肩を叩いた。

 

「アレク殿下、今回は大司教様の言う通りです。我々も王都へ戻りましょう」

 

「……ああ、そうだな」

 

 肩を落とした第一王子は、そのままマイへと視線を向けた。

 無遠慮に近づくと、すっと彼女に手を伸ばす。

 

「え……?」

 

 マイが目を見開いた瞬間、バチッという音とともに王子の手が弾かれた。

 

「ぐっ」

 

「アレク殿下!」

 

 近衛騎士たちが駆け寄ろうとしたのを、王子が手で制す。

 彼とマイの間には、透明な膜が張られていた。

 

 俺の、最大出力の防護魔法が。

 

「これは、大司教殿の結界か。強力だな」

 

「ええ、聖女は常に私の防護魔法で包んでいます」

 

「それは心強いことだ。正直、見くびっていたぞ」

 

「咄嗟に術を解くことができませんでした。おけがは?」

 

 おそらくは、マイの手の甲に別れの口づけでもしようとしたのだろう。

 

 だが俺は、誰であろうと彼女に触れることを許さない。

 

「なに、手が痺れただけだ。なるほどな、これが熟練者の防護魔法か」

 

 手を押さえていた王子の目に、ギラリと挑戦的な色が宿る。

 

「大司教殿、少し魔法を撃ち込んでみてもいいか?」

 

「ここは村の広場です。魔法が四散しないよう、殿下の手にまとわせて結界を破るのならいいですよ」

 

「いいな、乗った!」

 

 王子の手のひらがバチバチと電流をまとい、閃光のように輝き出す。

 かなり強力な電撃魔法だ。

 

「いくぞ、大司教殿!」

 

 王子が俺めがけて手のひらを伸ばしてくる。

 

(来る場所が分かっているなら、たやすいな)

 

 俺は防護魔法を展開しつつ、王子の手が接触する部分に強度を集中させた。そこにだけ二重、三重に結界を重ねる。

 

 バチッッ――と耳をつんざくような音がして、目がくらむような稲光が発せられた。

 

 やがて閃光が消え、視界が戻ってくる。

 

「いやぁ、まいったぞ! 全力ではないにしろ、ここまで完璧に防がれたのは初めてだ!」

 

 隣のマイも、周囲の近衛騎士も突然の状況に唖然とする中、王子だけが爽やかな笑顔を浮かべていた。

 だが光が収まる刹那、王子の顔が悔しそうに歪むのを俺は見逃さなかった。

 

 なんとなくだが、これは第一王子なりの見極めだったのだろう。

 

 王都へ戻るという俺の言うことに、素直に従うかどうか。

 従うに値する人物であるかどうかの。

 

 だとしたら、途方もない単細胞だ。

 

「もういいでしょうか、殿下。度重なる祈りで聖女も疲れている。馬車で休ませていただきたい」

 

「ああ、引き止めてすまなかった。ではな聖女マイ、また王都で天気の話でもしよう!」

 

 そんな機会は二度と作らせるつもりはない。

 

 俺はマイの肩を抱くと、馬車へと向かった。

 

 

***

 

 

 ガタガタと揺れながら、馬車があぜ道を走る。

 

 外は気持ちいいくらいの快晴。

 このぶんなら夕方には王都へ到着するだろう。

 

 それまで、仕置きの時間だ。

 

「あ、あの、大司教さま……」

 

 俺は馬車に乗るなり、股の間にマイを座らせた。

 後ろから強く抱き締め、それからずっとこうして黒髪に鼻を埋めたり、うなじの香りを嗅いだりしている。

 

 昨日はこの馬車の中で何度もイかせ、そのあとは襲撃でずっと緊張を強いられていたせいか、彼女は汗の混じった甘い匂いを放っていた。

 

 男の獣欲をかき立てる、濃厚な女の香りだ。

 

「んッ」

 

 ローブの上から胸を揉むと、マイの口から切なげな声が漏れた。

 

「マイ、これから君に罰を与える。なんの罰か、分かるな?」

 

 耳元にささやくと、彼女は「んぅっ」と色っぽい声を上げて震える。

 細い腰に押し付けている肉棒がぐぐっと硬くなった。

 

「はい……ぁっ、大司教さまの言いつけを破って、森に、入りました」

 

「一応、理由を聞こう」

 

 仕置きの始まりとばかりに、大きな乳房をぎゅうと揉み込む。

 ローブ越しにごわついた下着の感触があった。おそらく聖女見習いたちが着用する質素なブラジャーだろう。

 

「んっ、うぅッ……王子、殿下が……戦闘が始まったと……ぁっ、あんっ……大司教さまや、捕らえられた子が危ないって……それでっ……」

 

 そんなことだろうとは思っていた。

 

 ただの王子のわがままなら、聖騎士長も頑として止めただろう。

 

「それで居ても立ってもいられず、危険な森へ入ったのか」

 

 厚い布越しに見つけた乳首をぐりぐりと押し込む。

 

「ん゛ぅっ、あッ……ん、ごめんなさい、大司教さま」

 

「もし道中で背信者たちに襲われたら、どうするつもりだったのだ」

 

「私も、戦えます」

 

「思い上がるな」

 

 押し込んでもすぐに浮き上がってくる乳首をきゅっとつかんだ。

 

「あぅっ、う゛ぅ……ッ」

 

「君の麻痺の術はまだ未熟だ。せいぜい不意打ちで相手をたじろがせるくらいしかできない。その程度でまともに戦えるなどと思うな」

 

 言い聞かせるように乳房を何度も揉み込む。

 もう片方の手でローブをめくり上げれば、マイの太ももは汗がにじんでいた。

 

 責めに体を震わせながら、彼女が振り向く。

 涙で揺れる金色の瞳が俺を見つめてきた。

 

 許しを請うような、健気に訴えかけるような眼差しだ。

 

「私にも、守らせてください……」

 

 今にも泣き出しそうなその瞳には、確かな意思が宿っていた。

 俺を魅了する、美しい目だ。

 

 だが。

 

「なら修練を積むことだ。弱者がいくら覚悟を口にしようと戯言に過ぎない。何かを守りたければ強くなれ」

 

「つよ、く……」

 

 およそ聖女に言っていい言葉ではないだろう。

 

 魔法は、その者の精神に大きく影響する。

 

 これ以上攻撃魔法を磨いたら、正反対の特性である治癒魔法が失われる可能性が高い。

 彼女が、ただの聖女だったなら。

 

(本当に、面白い子だ)

 

 俺の言葉にぐっと決意を込めるその横顔からは、聖女よりも聖女らしい慈愛や優しさを感じる。

 

 神殿に戻ったら、本格的な修練に移行してもいいかもしれない。

 陰の女による剣術指南も始めさせよう。

 

 だが今は。

 

 そのどこか危うげな無鉄砲さを、正す必要がある。

 多少、きついお仕置きを味わわせてでも。

 

「こうして(いじ)るだけで処女の反応をしてしまう君が、どう強くなれるというんだ?」

 

 俺はさらにローブをめくると、ぐっしょりと濡れたショーツ越しに花芽(クリトリス)を押した。

 

「ん゛んッ、はぁっ、あッ……くぅっ――ッ」

 

 ビクビクと小さい体が痙攣し、閉じた太ももが俺の腕を圧迫する。

 

 絶頂に震えている隙に、俺は彼女のローブの前紐をするすると解いた。

 細い両手首をつかむと、ぐるぐると巻き付けていく。

 

「あ、あの、これ……」

 

「罰だ。腰を上げなさい」

 

 俺の言葉で反射的にマイが腰を浮かせる。

 

 前紐が解かれ襟元がゆるくなったローブを下へ引っ張ると、たやすく脱げていく。

 

 現れたのは、胸元をすっぽりと覆い隠す聖女見習い用の白いブラジャーだった。彼女たちが外出時に身に着けるものだろう。

 これまで何度かマイと外出したが、見るのは初めてだ。

 

 下半身は逆三角形の白いショーツ。腰には鞘に入った短剣が紐で結ばれていた。

 

 彼女の無垢な肌と、無骨な短剣のコントラストがなんとも淫靡だ。

 

 俺は自分のローブの前紐も解くと、彼女の両手首に巻いた紐と結んだ。片一方に輪っかを作り、マイの手首ごと馬車の天井へと持ち上げる。

 

「え、大司教さまっ……」

 

 これからされることに想像が及んでいないのだろう。彼女が戸惑いの声を上げる。

 

 天井には、夜に魔導ランプを吊り下げる金具がついている。

 

 俺はそこに紐の輪っかを引っかけた。

 手首を縛られ天井から吊り下げられる、半裸のマイの完成だ。

 

 天井が中途半端な高さのせいで、彼女の肘は曲がり、中腰になっている。

 馬車の揺れで不安定だからだろう。マイは不器用なステップを踏むように体勢を維持しようとしていた。

 

 座っている俺の目の前で、差し出された彼女の艶尻が左右に振られる。まるで淫らに誘っているようだ。

 

「大司教さま、これ……つらいです」

 

「少しの間、我慢しなさい。もし背信者たちに捕まっていたら、君はこういう目に遭っていたかもしれないんだ」

 

「そん、な……」

 

「こうして拘束されてしまえば、短剣を持っていようと無意味だな」

 

 マイの腰に巻き付いていた紐をするりと解く。

 

 ゴトと音がして、短剣が床に落ちた。

 

 次いで下を向いた胸元へと手を伸ばすと、ブラジャーの前紐を解いた。

 聖女や聖女見習いの衣服は、驚くほどたやすく脱がせてしまう。きっと歴代いずれかの色欲に狂った大司教が、そういうふうにデザインしたのだろう。

 

 前紐を抜くとブラジャーの左右が開き、マイの生乳房がたぷんと揺れながらまろび出た。

 

 肩紐のないブラジャーなので、そのまま払って床に落とす。

 

 腕を伸ばしたまま下から巨乳を手のひらに乗せる。たぷたぷと弾ませてその重量感を味わってから、鷲掴みにする。

 

「あっあぁっ、あぁんっ……」

 

 重力で下を向いているおかげで、普段よりもさらに柔らかい。揉んでいるとそのまま手のひらに落ちてきそうだ。

 

「捕らえられたが最後、君はこうして抵抗もできず男たちに体を(もてあそ)ばれるんだ」

 

 ぐにぐにと豊乳を揉みしだき、先端の実をつまんで少し引っ張る。

 

「あっ、いやっ……あぅっんうぅぅぅっ――ッッ」

 

 マイが吊り下げられたまま前のめりになる。背中を反らし絶頂に震えているようだ。そのせいで余計にお尻がつき上がる。

 世の男が見たら、百人中百人が見境なく襲い掛かるだろう煽情的な姿だ。

 

 嗜虐心がぐつぐつと沸き上がり、股間が痛いほど勃起してくる。

 

 次はショーツを脱がして膣をいじめよう。

 

 そう思ったとき、彼女の顎先から一滴、涙が落ちた。

 

「ぅ……ひぐ、大司教……さまっ……」

 

 マイが声に涙をにじませ泣いている。頬を流れる(しずく)が顎先からポト、ポトと落ちていく。

 

(少々、やりすぎたか)

 

 罰とはいえ、純真な彼女にはきつい責めだったのだろう。

 初めての処女検査のときでさえ、ここまで辛そうではなかった。

 

 こういう背徳的な嗜好もいつかは(たの)しんでみたいが、今のマイにはまだ早かったようだ。

 

「マイ、すまなかったね。君に危険を教えたいばかりに、やりすぎてしまった」

 

 彼女を吊り下げている紐を外そうと手を伸ばす。

 

 するとマイ顔を上げ、震えながらこちらを振り返った。

 

「大丈夫、です……大司教さま」

 

 声も震えている。荒い吐息が苦しそうだ。

 だがその横顔は、俺に何かを訴えようとしていた。

 

「わたし、無知で、何も知らなくて……だから」

 

 ――もっと。

 

「教えてください、大司教さま……」

 

 切れ長の目元から涙が流れる。

 悲痛な声色が、俺の胸をざわつかせる。

 

 その眼差しはこの性感の先を求めているというより、本当に教えを()うているものだった。

 

 だがもう、どっちでもいい。

 

「……いい子だ、マイ」

 

 俺は口端を歪ませると、情欲のままに彼女のショーツに手を伸ばした。

 




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