【書籍化】大司教の権力を悪用して純真無垢な聖女とセックスしたら、毎晩イチャラブご奉仕されるようになった話 作:月見ハク
天井のステンドグラスから降り注ぐ光が、床に虹色の模様を作っていた。
光の角度から、今は昼過ぎだろう。
俺は三日ぶりに念話の術を発動した。
『聖騎士長、起きているか』
『大司教様、起きていますとも』
すぐに思念が返ってくる。
きっとロレンティアから俺が目覚めたとの報せを聞き、いつ話しかけられてもいいように待機していたのだろう。
(だとしたらずいぶん待たせてしまったな)
朝から昼まで、夢中でマイを抱き続けてしまった。
『心配かけたな。もう一日休んだら執務に戻る』
『あまりご無理をしては……いえ、愚問でしたね』
『大司教としての仕事は常に山積みだ。聖騎士長、状況を報告してくれ』
『はっ、ヌべリエの一件以降、神殿に異常はありません。外部からの訪問者もなしです』
だろうな。
何かあったら、俺が目覚めた瞬間にロレンティアが報告しているはずだ。
『温室はどうなった』
『散らばったガラスはすでに撤去しました。今は神殿大工たちを呼び、改修費の見積もりを出させています』
『仕事が早いな。……だが改修工事はまだ待ってくれ』
『承知しましたが、なぜ』
『第二王子に見てもらおうと思ってな』
ヌべリエは、第二王子直属の隠密部隊にいた。
その部下がこの惨状を引き起こしたのだ、と見せつけることで、王子から謝罪や賠償を引き出せるだろう。これは大きな貸しになる。
『……捕らえたヌべリエはどうなった』
『はっ、生かしたまま地下牢獄で厳重に拘束しております』
『そうか。なにか喋ったか』
『いいえ、口を閉ざしています。無理にでも吐かせますか……?』
暗に、拷問をするかと聞いてくる。
聖騎士長は清廉潔白な男だ。背信者とはいえ、女性に手酷い拷問を行うことに抵抗があるのだろう。それが思念越しにも伝わってくる。
まったく、厳格な聖騎士とは思えないほど甘い。
そういうところを、俺は意外と気に入っている。
『いや、尋問は私が直接行う。それまで死なせるな』
『はっ』
『それで、第二王子はいつごろ王都に帰還する?』
第二王子は王の命令により、一カ月ほど北方地方の視察に行かされていた。
だが今、王と第一王子の派閥は聖女マイに媚薬を飲ませた件、さらに近衛騎士長が背信者だったという事実により、混乱のさなかにあるはずだ。
その政治的な空白を、あの第二王子が利用しないわけがない。
今ごろ早馬を飛ばしていることだろう。
『送られてきた
『第二王子から文が届いたのか?』
『はい、マイ様宛に謝罪の手紙が、もう七通目になります。直接会って兄の非道な行いを詫びたいとか』
相変わらず耳が早いな。
ならヌべリエの起こした事件についても、王都への帰路で知ることになるだろう。
しかし七通か。まるで恋文だ。
マイに懸想するあの青年の顔を思い浮かべ、少し苛立つ。
俺はつい手のひらで
「あッ、ん……リンゼさまっ、そんなつよく……」
膝の上に乗せているマイが、ビクンと体を震わせる。
八つ当たりのように白い肩を甘噛みし、うっすらと歯形を刻む。自分のものだという印だ。
「ひぅッ、ぅっ……あぁんっ」
温かい膣内で肉棒を跳ねさせれば、全裸の聖女が背中を反らせる。
顎が上向き、後頭部が俺の胸板をトンと押す。
俺は、背面座位の格好でマイを犯していた。
朝から立て続けに二回も正常位で抱いたので、今はしばしの休憩中だ。
『大司教様、第二王子への返事はどうしますか?』
『すべて無視だ。後日、俺から改めて文を出す』
思念を送りながら、マイの硬く張り詰めた乳首をクリクリといじる。
「あッ、それだめで、す……んっあぁっ、ああぁぁんっ――――ッッ」
可愛い喘ぎ声が室内に響いた。
膣内がうねって肉棒をきゅうっと圧迫してくる。
この体勢で乳首を責めはじめてから、もう五回以上はイっているだろう。
ふと彼女が肘を曲げ、背後にいる俺の頬に手を伸ばした。
「……リンゼさまっ……どうして、無言なのですか……?」
マイが涙まじりに聞いてくる。
しばらく聖騎士長との念話に集中していたせいで、彼女を戸惑せてしまったらしい。
俺は念話の術を切ると、マイの耳の裏に口づけをした。
「すまない、君をイかせるのに没頭してしまった」
「んっ……あぅッ……」
耳たぶを舐めると、彼女が肩を縮こませる。
こういう初心な反応をするからたまらない。もっと虐めたくなってしまう。
「乳首だけで何度達したのだ、マイ?」
「わかり、ませんっ……んぅッ――」
芯の通った乳頭を指でこする。ほどよい硬さと弾力がある蕾は、どれだけ
「リンゼさま……も、やめっ……」
弱々しく懇願してくる彼女に、ますます嗜虐心が高まる。
この体勢は、マイが性感に身悶える様子を見下ろせるのがいい。
「やめて、か。こんなに尖らせて感じているのにか?」
「ごめ、なさいっ……わたしっ……」
「いいんだ。これも無垢な処女として正常な反応だよ」
手のひらに余る巨乳をたぷたぷと弾ませ、尖り立った乳首を指で押し込む。指先で褒めるように先端を撫でれば、彼女は「んッ」と下唇を噛んだ。
同時に膣内がきゅうぅぅっと肉棒に絡みついてくる。また絶頂したらしい。
マイの自重によってペニスは深く挿入され、亀頭が膣奥をぐっと押し上げている感覚がある。それだけで彼女には相当の快感だろうに、乳首を執拗にいじられてはたまったものではないだろう。
(これは、愉しいな)
三日前に媚薬漬けのセックスをしてから、さらに彼女の感度が上がっている気がする。
膣中の具合も同様だ。二回も射精したばかりだというのに、精巣ごと搾り取られそうなくらいに気持ちがいい。
ぐねぐねと蠢動する膣内に促され、射精欲が高まってくる。
「マイ、突くぞ」
尻筋に力を入れ、股間を押し上げた。
「ん゛ぅっ、あッ、はぁっ……ッ」
突然の抽送にマイの背中が仰け反り、伸びる。
バチュ、バチュと彼女の尻を俺の股間で弾ませると、豊乳が大きく揺れ出した。
「あぁッ、あんっ、あっあんッ、リンゼさまっ、おくっ、おくにっ……あ゛ぅっ、あっ、あ゛あぁぁぁっ――――ッッ」
くぐもってもなお美しいマイの悲鳴が、室内にこだまする。
もっとイかせたい。
もっと快楽に溺れる姿を見たい。
今日はとことん彼女をよがらせ、限界を超える絶頂を味わわせたい。
「マイ、そんなに奥が好いか。ならもっと突いてあげよう」
「あッ、まってくだ――」
俺は片手で乳首をつまみ、もう片方の手でなめらかな下腹部に触れると、両方ともに魔力を通わせた。
「あっっッ、あ゛あぁっ――ッッッ、――ンぅっ……」
マイが言葉にならない嬌声を上げる。
目をぎゅっとつむり奥歯を食いしばっているような表情だ。眉間に深く刻まれたシワが、その強烈な快楽を物語っている。
ベッドのしなりに合わせてマイの体を揺らし、指からこぼれそうになる乳首をつまんで性感を与え続ける。
下腹部の、ちょうど俺の亀頭が突いているだろう子宮付近を、魔力をまとわせた手で優しく押す。
「ん゛ぁっ、はぁッ、あっ、あッ、あぁっ、あ゛ッ……」
内と外からの刺激は想像を絶する快楽なのだろう。マイの口端からは涎れが漏れていた。
清廉な聖女とは思えない乱れた姿に射精感が強まる。
「ぐっ、出るっ……!」
思いきり股間を突き上げると、彼女の顎が上向いた。
「あ゛ぁッ――」
肉棒からビュルルッと精が噴き出す。ドビュッ、ドビュッと凄まじい勢いで精液が尿道口を通過していく。そのたびに雷に打たれたような衝撃が全身を貫き、腹の底から燃え上がるような熱と快感がこみ上げてくる。
尻奥が燃えるような快楽とともに、俺は背面座位の体勢でこの日三回目の射精を果たした。
「――はっ、ぁッ……あっ、ッ……」
午後の温かい陽光が降り注ぐ中、マイの熱に浮かされたような吐息が室内を満たしていた。
射精を終え抽送も止めたにも関わらず、彼女の不規則な呼吸は落ち着く気配がない。
俺が、乳房と下腹部への愛撫を続けているせいだ。
「リン、ゼ……さまっ、も、イっ……ずっと、イってっ……あッッ、いぅぅっ――――ッッッ」
マイが再び天井を向く。汗だくになった後頭部から甘い匂いが香りたつ。
帝国へ攫われそうになった危機感か、はたまた第二王子の不快な恋文のことを聞いたせいか、嫉妬心と独占欲がない交ぜになってあふれてくる。
獣じみた欲求がおさまらない。
「……ぁッ、う……おねが、リンゼさまっ……」
マイがすがるようにこちらを振り向く。見上げてくる瞳からは、大粒の涙が流れていた。
休ませてくださいとその目が訴えている。
少し、衝動のままに犯し過ぎたようだ。
「すまない。君の中がよすぎて夢中になってしまった」
マイを抱くときは謝ってばかりだなと、心の中で自嘲する。
俺は彼女の腰を持ち上げ、数刻ぶりに肉棒を抜いた。
そうしてまた、太ももの上に小さい体を乗せる。
するとマイは寄りかかるように体重を預けてきた。
トロンと熱を孕んだ眼差しで、ふんわりと見つめてくる。
「リンゼさまは……私の中が、よいのですか……?」
「……ああ、生きてきてよかったと思えるほどだ」
さっきから本音が口をついてしまう。
俺も射精の絶頂感で頭が働いていないらしい。
「なら、いっぱい……入れてください」
彼女が甘える幼子のように、胸板へ顔を埋めてきた。
「そうか」
「はい……わたしも……リンゼさまに入れてもらうの、好き……です」
「……そうか」
胸を締めつけるような熱情がこみ上げ、同時に下半身に再び血が巡ってくる。
(まずいな)
休ませてほしいと懇願してくるそばから、こうして煽ってくるからマイは困る。
彼女は俺の太ももの上で膝を曲げると、そのまま抱きついてきた。
いよいよ幼子のようだが、柔らかい乳房や肌、事後の甘い息遣いが女の色香を引き立たせている。
「マイ」
生殖衝動が再燃しそうになったとき、コンコンと扉が鳴った。
ピクと彼女の肩が動く。
『マイ様、起きていますか? ニーナです、お湯を持ってきました』
胸元で、マイが微かにため息をついた気がした。
次の瞬間には、穏やかな美少女の顔が俺を見上げる。
「私、もらってきますね」
「ああ、頼む」
ゆっくり床に降り、体にタオルを巻きつけながら乱れた黒髪を手ぐしで直す。
そのまま扉へ行こうとしたので、俺は慌てて呼び止めた。
「マイ、治癒で痕を消しなさい。あと浄化の術も忘れているよ」
彼女の肌の至る所には俺が付けた吸引のあとがある。肩にはいうっすら歯形も残っているし、タオルの下は俺の唾液まみれだ。
「あ、そうですね……すみません」
彼女は涼やかな聖女の顔で、全身を淡く光らせた。
「ニーナ、重かったよね。ありがとう」
半開きになった扉から、マイが外に話しかける。
「いえ、こんなの全然平気ですっ」
俺から扉の外は見えない。全裸でシーツを腰に掛けただけの男の姿を、外部に見せないようにという配慮だろう。
「ペトラも食事を持ってきてくれてありがとう。お湯もすごく助かったよ」
なるほど。聖衾の最中は黒髪の聖女見習い――ペトラが食事やお湯を持ってきてくれていたらしい。
「あっ、はいあのっ……いえっ」
声が上ずっているのは、マイが今あられもない姿だからだろう。
「お湯はここまででいいよ、後は私が運ぶね」
マイが木造りのタライを両腕に抱える。チャプンとお湯が跳ね、数滴床にこぼれる。
そのとき、扉からひょこっとペトラの顔があらわれた。
好奇心のまま、つい覗いてしまったのだろう。
「ぁ」とその小さい口が開き、目が大きく見開かれる。
俺と目が合うと、あどけなさの残る顔立ちがみるみる赤くなっていく。ペトラは慌てて顔を引っ込めた。
「ペトラ、この部屋は神聖な儀式を行う場所だから、覗いたらだめだよ」
タライを床に置いたマイが、やんわりと注意した。
たしなめるというよりは、姉が妹に優しく教えるといった感じだ。
「あっ、ごごごめんなさいっ……!」
「ううん、いいよ。気になっちゃうよね。私も同じ」
マイの腕が伸び、ペトラの頭を撫でているのが分かった。
同じ黒髪だからか、それとも賊の襲撃に遭ったという境遇が似ているからなのか、マイはペトラにずいぶん親近感を抱いている気がする。
「あの、マイ様ぁ……」
ニーナの甘え声が聞こえた。
「はいはい」
マイが微笑みながらニーナのほうにも手を伸ばす。
平穏な光景だ。
今、この世界でここ以上に清らかな場所はないだろう。
ふと、タオルを巻いたマイの内股に垂れるものが見えた。
白い粘液がつーっと太ももの内側をつたっている。
浄化の術を掛けたはずだが、膣奥から新たに俺の精液が漏れてしまったのだろう。
俺は股間に再び血が巡っていくのを感じながら、マイの太ももを見つめていた。
「リンゼさま、シチューです」
ニーナたちが去った後、彼女がふんわりと微笑みながらお盆を持ってくる。
「ああ、お湯は俺が運ぼう」
「ありがとうございます」
俺はマイの黒髪をポンポンと撫でると、その内股をチラリと見てからタライのほうへ向かった。
さっきは床を照らしていたステンドグラスの虹彩が、今は壁に当たっている。
日時計のように、太陽の角度で時間を把握する仕組みらしい。
角度的に、今は夕方の少し前といったところか。
「リンゼさま、お肉は噛み切れますか?」
隣に座るマイが聞いてくる。
「ああ、よく煮込まれて柔らかくなっているからね」
俺たちは今、ベッドに腰掛けて皿のシチューにありついていた。
「あ、リンゼさま、お口の端にシチューが付いています」
彼女が手ぬぐいを取ろうと腕を伸ばす。
こうして病み上がりになって改めて思うが、マイはかなりの世話好きだ。
食事の最初など、スプーンの上のシチューにふーふーと息を吹きかけ、あーんと口に運んできた。聖女にお世話をされるなど、あの第二王子なら幸福で昇天してしまうだろう。
さすがに介護されっぱなしではよくないと四口目でやめさせたが、そのときの残念そうな顔は庇護欲をそそった。
(本当に俺を煽るのがうまいな)
手ぬぐいで俺の口元を拭おうとしてくる細腕を、ぎゅっとつかむ。
「えっ……と、リンゼさま?」
「手ぬぐいではなく、指で拭ってくれないか」
「あ、はい……わかりました」
少し頬を染める様子が可愛らしい。
「いや、やはりこちらがいいな」
彼女の小さい顎をくいっと上向かせる。
「え……はい……」
意図が伝わったらしい。恥ずかしそうに瞳を潤ませ、無意識に下唇を舐める仕草が色っぽい。
俺の口端を見つめたまま、マイが顔を近づけてくる。
ちろ、と温かい舌が口端を舐めた。
ゆっくり顔を離す彼女は、舐め取ったシチューの味に意識を向けているようだった。
マイが前を向き、自分のシチューをスプーンですくい始める。
形のいい耳が、真っ赤に染まっていた。
(まったく)
「君は可愛いな」
「へ……?」
マイがスプーンを中途半端に上げたまま静止する。
つい、本音が口からこぼれた。
そういえば、これも面と向かって言ったことはなかった気がする。
「聞こえなかったのか? 君は本当に可愛い」
「かっ……かわ、え? あの……っ」
珍しく取り乱しているようだ。黒髪を前に持ってきて赤面した顔を隠そうとしている。
こんなに楽しい光景を見られるのなら、今後も言うようにしよう。
「マイ」
「は、はい……っ」
「食事を終えたら、また君を抱く。いいな」
「……あの、はぃ……」
一口の量が少なくなったマイを眺めながら、俺もシチューを口に入れた。
「――んむっ、んっ、ぅッ……ん゛っ、んんっ……」
くちゅくちゅと音を立ててマイの口内を舌でかき混ぜる。
シチューの甘みの残る舌を吸い上げ、唾液をすする。
俺は食事を終えるやいなや、彼女を引き寄せ強引に口づけをしていた。
柔らかい体を抱き締める。タオル越しに乳房が押し潰れる感触があって気持ちがいい。
「ぷぁ……あっ、リンゼさま、あのっ……んッ」
彼女の口端からこぼれる涎れを舐め取る。
「どうした」
「あの、する……前に、体を清めたいです」
そういえば、マイは一日に二回入るくらい湯浴み好きだ。先ほど可愛いと告げてから彼女はずいぶんと汗をかいている。
これから一晩中抱かれるのを予期し、その前に体を綺麗にしたいのだろう。
「そうだな。確かにずいぶん汗をかいているね」
彼女の前髪を上げて額の汗に触れると、ほっと胸を撫で下ろしたようだった。
「では、浄化の術を……」
「いや、ニーナがせっかくお湯を持ってきてくれたのだ。あれで洗おう」
「あ、あのっ、浄化の術でも綺麗に」
マイがお湯の張ったタライを見てから、慌てて懇願するような視線を寄越してくる。
俺に淫らなことをされると思ったのだろう。
残念ながらその予感は当たりだ。
「聖衾の最中はお湯で洗っていたのだろう?」
「だって、浄化の術を使えるのは秘密にって、リンゼさまが」
「そうだな。ということは俺の体はどうやって洗ってくれたのだ?」
「っ……えっと、体で……洗わせてもらいました。ティア姉さまが、これも治癒の一環だと……」
マイが恥ずかしそうにうつむく。
記憶の中にうっすらと、マイたちがお湯に濡れたまま肌をこすり合わせてきた感覚が残っている。
「なら俺はまだ完治していない。治癒を続けてくれないか」
そう頼むと、彼女は困ったように眉尻を下げた。
「……あの、本当にリンゼさまは立ったままで、洗うのですか?」
「ああ、ベッドでするとシーツが濡れてしまうからね。いちいち取り替えるのも面倒だ」
俺は全裸で立ち、タライの中に座るマイを見下ろしていた。彼女ももちろん全裸だ。
マイは観念したように小さく息を吐くと、両手でお湯をすくい肩に掛けた。それを何度か繰り返し、白肌に紅が差してきたころ、彼女はゆっくりと立ち上がる。
チャプンと湯面が音を立て、ヒタヒタと床を湿らせて全裸のマイが近づいてくる。
「では、失礼します」
彼女はまぶたを閉じると、俺にピタリと体を当ててきた。
温かい柔肌に包まれる感覚に、一瞬で全身が火照る。
(これは、思った以上にいいな)
マイが体に付着したお湯をこすり付けるように、肌をくっつけてくる。
ん、ん、と艶めかしい吐息を漏らしながら、俺のお腹のあたりに豊満な乳房を当てている。
「あの、しゃがんでください……届かなくて」
「……ああ」
恥ずかしそうな上目遣いに、さっきから勃起している肉棒がさらにいきり立つ。
言われたとおり膝立ちになると、彼女が抱きつくように俺の胸板におっぱいを押し付けてきた。むにゅと密着させてから、上下にこすり合わせる。
「ん……ぁっ……ッ――」
乳首がこすれる快感がつらいのだろう。マイは漏れ出る声を必死に抑えようとしていた。
その様子も、たまらなく淫らだ。
「リンゼさま、くすぐったくは、ないですか?」
「ああ、それよりも心地よさのほうが勝っているな」
「……そうですか」
マイがほんのり嬉しそうにつぶやく。
彼女は俺の横へ移動すると、また体を密着させてきた。
二の腕が、乳房の谷間に挟まれる。この世のものとは思えない心地よさだ。
マイの柔らかい狭間は奥にいけばいくほど温かいのが分かる。彼女が上下に動くたびに、二の腕に吸い付いた乳肌がふにふにと柔らかい圧迫感を伝えてくる。
「ほう、これも気持ちがいいな」
「ん……よかった、です……」
マイも、俺の二の腕が乳房の谷間をこする性感に震えているようだ。
「こちらも、洗いますね」
彼女は反対側に移動すると、もう片方の二の腕も同じように挟み込む。
上下にこすり付けるのはそれなりに疲れるのだろう。マイは俺にしがみつくようにしながら体を密着させてきた。
「ふ……んッ、ん……」
豊満な胸に挟まれる感覚と、顔の近くで発せられる甘い吐息に股間がさらに昂っていく。
体の芯が温かくなっていくのは、彼女が治癒魔法を発動させているからだろう。
「背中も、清めますね」
マイは再びタライの中にしゃがむと、お湯を体に何度か掛ける。
ポタポタと水滴を垂らしながら俺の背後へ移動し、むにゅうと乳房を押し付けてきた。
「あの、くすぐったかったら言ってください」
「ああ」
彼女が両手を、俺の胸板へ回り込ませてくる。
そして同じように体を上下にこすり付け始めた。コリとした乳首を背中に感じる。こそばゆいが、それも気持ちいい。
「これもいいな、一瞬で背中が温かくなった」
「んっ、リンゼさまの背中、広いから……たいへんです」
褒められたのが嬉しいのか、マイは照れ隠しのような言葉を漏らした。胸板に回された小さい両手が、わずかに力んだのを感じる。
「……じゃ、じゃあ、あの……立っていただけますか?」
下半身も洗ってくれるのだろう。
俺は期待に胸と股間を膨らませながら立ち上がった。
彼女がタライのお湯を体に掛け、戻ってくる。
今度はマイが、俺の足下で膝立ちになった。
「……」
ひざまずいたまま黙って股間を見つめる、全裸の黒髪聖女。
その光景だけで、射精感がゾクゾクとこみ上げてくる。
「ここ……きれいにしますね」
彼女が火照った手のひらを、ピタリと下腹部に当ててきた。肉棒の周辺、
おっかなびっくりといった様子だから、下半身への奉仕は初めてなのだろう。
「マイ、聖衾の際はどのようにしていたんだ?」
「あのっ……その、下のほうはティア姉さまやニーナが、やりたいと」
「マイは上を清めてくれていたのか」
「はい……あと口づけは、私がっ……」
その必死な口調から、キスによる治癒は誰にも譲らなかったのだと分かる。ますます肉棒がいきり立っていく。
「ロレンティアはニーナは、どのように洗ってくれていた?」
「えっと、あ……て、手や、その……口、でっ……」
純真なマイにはさぞかし衝撃的な絵面だったのだろう。その証拠に彼女は顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。手のひらも、さっきから鼠径部の同じところを撫でている。
貞淑な聖女として育てられた彼女にとって、男の股間に顔を近づけるだけでも相当に抵抗があるはずだ。
まあ、マイが股間に手を当てているという事実だけで射精しそうなので、無理に奉仕をさせる必要もない。
「君には恥ずかしいことだろう。同じことをしなくていいよ」
黒髪の後頭部を優しく撫でる。
それがまるで口淫を指示しているかのような気分になり、ゾクリと背徳感が湧き立った。
生真面目で器用な彼女のことだ。一度口淫を教えれば、舌遣いはどんどん上達することだろう。今後は奉仕の仕方を調教していくのもいいかもしれない。
献身的に舌を這わせるマイの姿を想像し、肉棒がビクンと跳ね上がる。
すると黒い前髪の隙間から、彼女がペニスを見つめてきた。
「……つらい、ですか?」
「ん?」
「ティア姉さまが、言ってました。男の人はこうなってしまうと……とても、つらいものなのだと。鎮めないといけないって……」
「まあ、そうだな」
ロレンティアが妖艶にそうささやく様子が目に浮かぶ。
きっとマイに見せつけるような口淫を行ったのだろう。
これまでマイには男女の性愛の機微や、寝所の作法について極力耳に入らないようにしてきた。無知につけ込んで俺好みに調教し、育て上げるためだ。
だからこんな形で彼女が口淫を知ってしまうのは不本意だったのだが。
「私も、してみても……いいですか?」
マイが男根の付け根に手を添える。そこをぐっと押されるだけで精子が発射しそうになるのに、細い指で肉竿をそっと包んできた。
亀頭の先端を見つめ、眉間にシワを寄せている。口で息を吸ったり吐いたりしながら、おそるおそる舌を出そうとしていた。
(まずいな)
今、マイに口淫をされたら暴走する自信がある。
きっと獣欲のままに喉奥を突いてしまうだろう。初めての口淫で苦痛を与えたくない。
俺はふと、先ほど乳房に二の腕を挟まれた感覚を思い出す。
「マイ、口でするのは追々でいい。今日は、その処女の乳房で肉槍を清めてくれないか」
「え?」
彼女がキョトンとした顔で見上げてくる。
「先ほどと同じように、ここに挟んでくれればいい」
言いながら、両手を下ろして豊満な乳房に触れる。桃色の乳首を指で弾くと、ぷるんと乳毬全体が震えた。
「あッ、ん……それで、鎮まるのですか?」
「確実に鎮まる」
今の俺なら、マイに数度手淫をされただけで射精するだろう。
しばらく乳首をいじっていると、彼女は意を決したようにため息をついた。
「なら、はい……やってみます」
まるで新しい魔法に挑戦するときのような表情だ。少し笑いそうになる。
本当に律儀で健気な子だ。
「ん……と、こうですか?」
マイが俺の股間に胸を当て、乳房で肉棒を挟んできた。
「ああ、いいな。胸を寄せて、もっと挟むんだ」
「はい……んっ……」
彼女は自分で大きな乳房を持ち上げ、ぎゅうっと寄せる。
「うっ」
肉棒が柔らかいおっぱいに圧迫され、思わず変な声が出てしまう。豊満な乳肉の中へ完全に埋まってしまった。四方から包み込まれるような乳圧が心地よすぎる。
改めて、男の勃起したペニスをたやすく収納してしまうマイの巨乳を実感する。
「ごめんなさい、きついですか?」
「いや、問題ない。とても気持ちいいよ。挟んだまま絞るように動かしてみてくれ」
「はい」
彼女がおっぱいを中心に向かって寄せながら、体を上下させ始める。んっ、んっ、と悩ましげな声を漏らしながら、その瞳は俺をじっと見つめていた。
反応をうかがっているのだろう。
表情の変化を見て、俺がもっと気持ちよくなるように動きを調整しているのだ。
この献身的な気質は、マイの生まれ持ったものなのだろう。
ますます誰にも渡したくない。
むにゅ、むにゅと肉棒を圧迫されるたびに、淡い射精感が立ち上ってくる。強い性感ではないものの、じんわりと尻奥が熱くなっていく感覚が気持ちいい。
「リンゼさま……どう、ですか。ちゃんと、できていますか?」
「できているよ。やはり君はコツをつかむのが早いな」
頬を撫でると、彼女が恥じらうように微笑む。
少女のようなその表情と、乳房で肉棒を挟んでいる姿のギャップがたまらなく淫靡だ。
「んッ……ん、リンゼさまの、どんどん硬くなってます」
それはそうだ。世界で最も清らかな存在といわれる聖女に、こんな卑猥なことをさせているのだから。
「マイ、先端を少し舐めてみてくれるか」
「はい……」
マイは乳房の位置を下げると、わずかに飛び出した亀頭の先端をちろりと舐めた。
「ぐっ」
彼女の舌先に尿道口をえぐられる感覚に、思わず腹筋が力む。
さらにマイは亀頭の裏筋に舌を当てると、れろと舐め上げた。
その瞬間、電流のような快感が全身を走り抜ける。
「ぐぅっ……!」
ビュルッ、ビュルッと精液が発射された。足が震えるほどの快楽が精巣と肉棒を往復し、濃い白濁液がビュビュッと宙に放たれていく。
「あ……」
彼女の天使のような顔を、俺の子種汁が汚していく。その背徳感で、さらに肉棒が精をひり出した。
「ハァ、ハァ……もういいぞ。十分に鎮まった」
荒い呼吸でそう言葉を絞り出すと、マイは寄せていた乳房から手を離した。
すっかり
信じられないくらい気持ちがよかった。腰が砕けそうになるほどに。
「リンゼさまの、こんなに……熱かったのですね」
マイは胸元や口端に付着した粘液を、興味深そうに指ですくった。トロンとした眼差しで、それを口元に運ぶ。
「舐めなくていい。苦いぞ」
「ん……へいきです、リンゼさまのだから」
やはり苦いのか、彼女が片目をつぶる。だが口元は嬉しそうに微笑み、まるで美味しいとでも言わんばかりだ。
「んっ……ん」
マイの喉がコクと動く。唾液と一緒に飲み込んだのだろう。
視線を斜め下に向け、まるで精液の味を覚えようとしているように見えた。
(ああ、たまらないな)
股間に再び血が集まりだす。
きっと俺はマイといる限り、
「あの、これ……洗い流したほうがいいですか」
自身の体に付着した精液のことを言っているのだろう。そんなことに俺の許可などいらないのだが。
「ああ、いいよ」
少し名残惜しそうに、マイが再びタライに向かう。パシャパシャと顔を洗い、胸元にもお湯を掛けている。
その健気な後ろ姿に、嗜虐心が沸き上がってきた。
「マイ、お湯の中に立ちなさい」
「え、はい……」
「今度は俺が君の体を清めてあげよう」
「あ、あのでもっ」
自分は浄化の術で清める、と言いたいのだろう。
「立ちなさい」
有無を言わさぬ低い声でいうと、彼女は素直にうなずいた。
「はい……リンゼさま」
次話もえちち回+日常回の予定です。
お陰様で3巻の販売も決まりました。発売は2月を予定しています。
限定書き下ろしエピソードを追加した1・2巻もぜひご覧いただければ幸いです。
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