※この作品はR-18です。

【書籍化】大司教の権力を悪用して純真無垢な聖女とセックスしたら、毎晩イチャラブご奉仕されるようになった話   作:月見ハク

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第6話 初めてのお務め

 教会神殿の中で、最も広い大聖堂。

 

 天井にはめ込まれたステンドグラスが、夕陽をさまざまな色に変えて大聖堂に降らせている。そんな幻想的な空間に、俺とマイ、そして第二王子だけがいた。

 

「――女神との盟約により、第二王子セダイト・オリミナスは大地の守護者たる責務を自覚し――」

 

 俺は、舞台の真ん中でひざまずく王子に対して退屈な口上を述べる。

 

 王子は透き通るような銀髪と濃い緑色の瞳が特徴的な、美青年だ。

 十五歳にして王国随一の炎熱魔法の使い手だという。

 さらに若くしていくつかの政策を立案実行するほどの秀才。

 

 しかしそんな王子の視線は今、目の前に立つ白いローブを纏った聖女――マイに釘付けだった。

 

 誰もが理知的な印象を持つのであろうエメラルドグリーンの目元は、今はだらしなく下がり、口元も半開きになっている。

 

 本来はひざまずいて下を向かなければならないのに、紅潮した顔を上げてぼうっとマイを見つめている。

 

 その唇が「なんと美しい」とつぶやいたのが、口の形で分かった。

 

 一方のマイは、清らかな微笑みを浮かべてたたずんでいる。

 

その瞳は王子のほうを見ているようで、どこか別のものを見ている……そんな神秘的な印象を与える表情だった。

 

 だが実際、彼女も儀式どころではないのだろう。

 

 シワ一つない綺麗なローブの下は全裸で、しかも俺の唾液や白濁液、自身の汗や愛液にまみれているのだから。

 

 よく見ればマイの頬はほのかに赤く、恥ずかしいのか瞳は潤んでいる。

 それが事後のような雰囲気を感じさせ、年齢以上の色香を醸し出していた。

 

 もしかしたら王子は今ひざまずいたまま、股間を硬くしているのかもしれない。

 

「――セダイト・オリミナスが豊穣の担い手としての役目を果たさんことを願い、聖女の祝福を授けます」

 

 大司教としての長い口上を終える。

 

 段取りでは、ここで聖女が王子に近づき祝福の光を灯す。

 だがマイは、心ここにあらずといった様子で動こうとしない。

 

 無理もないだろう。

 

 隣の控室で処女を喪失し、ついさっきまで俺に抱き潰されていたばかりだ。

 快楽の余韻で、立っているだけでもやっとだろう。

 

 俺はマイの背後に近寄り、耳元でささやいた。

 

「さあ、聖女の祝福を」

 

 ついでに彼女のお尻をむにゅうと揉む。

 ローブ越しだが、下着を付けていないため柔らかく張りのある感触が伝わってくる。

 

「……っ、はい……」

 

 マイはビクンと反応しながらも、ゆっくりと王子に近づき手をかざした。

 

 その手が淡く光ると、王子の全身を白い輝きが包んだ。

 

 聖女の祝福。

 

 治癒魔法の応用で、傷を癒す効果はないが精神を平静に保ったり、リラックスさせたりする効果がある。

 

 なにより治癒魔法よりも視覚的な演出が派手なので、こうした儀式の際や戦地に赴(おもむ)く兵士たちの意識高揚によく用いられる。各地を回って人々に祝福を授けるのが、聖女の主な仕事の一つだ。

 

 祝福の光が消えると、マイが短い口上を述べる。

 

「セダイト・オリミナス。王族たるあなたに女神の祝福があらんことを」

 

 これで成人の儀は終了だ。

 

 マイはよく務めを果たした。

 所作や立ち振る舞いは聖女としての気品を保っていたし、祝福も派手過ぎず安っぽくもない完璧な制御だった。

 

 ついさっきまで絶頂に喘いでいたとは思えない清廉さだ。

 やはりマイを聖女にしてよかった。

 

「では行こうか」

 

 彼女の耳元でつぶやき、連れ立って舞台袖へ向かう。

 

「あ、あの、聖女殿っ……!」

 

 王子がマイを呼び止めた。

 

 本来なら段取りにない行為なので無視をしてもいいのだが。

 相手が相手なのでそうもいかない。こうした越権行為も王族だからこそ許されてしまう。

 

 彼女が俺をチラリと見る。

 

 俺が小さくうなづくと、マイは王子のほうを振り向いた。

 

「なんでしょうか、セダイト王子殿下」

 

 マイの美貌に当てられた王子は一瞬「うっ」とたじろいだが、ぐっと拳を握り込んだ。

 

「あ、明日、私の成人を祝う記念式典があります。聖女殿もぜひご列席願えないでしょうか」

 

 それはもはや王子ではなく、一人の恋する青年の顔だった。

 

「申し訳ございません。私は女神に仕える身ですので、そういった場には参加できないのです」

 

 マイは、慈愛にあふれた笑みを浮かべたまま丁寧に断る。

 

 聖女は、というか教会は政治的に中立な存在だ。たとえ相手が王族であっても。

 

 王家主催の式典に聖女が参加したとあっては、教会が王家におもねったのかと言われかねない。

 

「な、ならば、その後の晩餐会はいかがですかっ、それならば聖女殿も……」

 

 晩餐会など、もっと政治的な場だろうに。

 この王子は魔法や勉学には優れているのに、政治的な派閥争いやしがらみには疎いらしい。

 

 ため息をついて、マイを見る。

 

 彼女はポカンとした顔で王子を見つめていた。まるで彼の言ったことが理解できていないような顔で。

 

 そうだった。

 マイは聖女とはいえ、元は農民の娘。それも幼い頃に故郷を焼かれ、以来ずっと教会の中で暮らしてきた。

 

 王子に晩餐会に招待されるなど予想外だろうし、もしかしたら晩餐会の意味もよく分かっていないかもしれない。

 

 俺はマイの代わりに、一歩進み出る。

 

「すみませんセダイト王子殿下。聖女はそのような場には参加できないのです。どうかご理解を」

 

「そ……そうか、すまない。確かにあなたのような清らかな存在が、欲にまみれた貴族の社交場などに参加したら……無垢なあなたが汚れてしまうな」

 

 まるでデートを断られた少年のように、王子は肩を落とした。

 

 ふむ。

 これは念押しをしておいたほうがよさそうだ。

 

「王子殿下、聖女は生涯清らかな……つまり純潔が尊ばれる存在です。貴族どころか、市民の交流にも染まることはありません。その点、ご留意を」

 

 遠回しに、聖女に懸想しても無駄だと伝える。

 

 マイは一生誰とも交わることはない。俺以外とは。

 

「純……えっ、そ、そうであったのか……?」

 

 平民でも聞いたことのあるしきたりなのだが。

 どうやらこの王子は教会のルールや女神信奉の教義といったものにも、とことん疎いらしい。

 

「では王子殿下、聖女は初のお役目で疲れております。そろそろよろしいでしょうか」

 

「ああ……いや待ってくれ、せめてお名前だけでも教えてくれないだろうかっ」

 

 王子がことのほか追いすがってくる。

 

 別に、聖女の名を明かすなというルールはない。王族に問われて断れる理由は……見当たらないな。

 

 マイに軽くうなずくと、彼女も一歩出て俺の隣に並んだ。

 

「マイ、です。聖女マイと申します」

 

「聖女、マイ……」

 

 王子が惚けたように、その名を繰り返した。

 

「では失礼します、王子殿下」

 

 俺はマイの肩を抱くと、そのまま舞台袖へ引っ込んだ。

 

 

 

 

「初のお務め、よく頑張ったね。緊張したか?」

 

「あっ、あの、んっ……はい、緊張……しました」

 

「そうか。その割にはつつがなくこなしていたじゃないか。初仕事とは思えない余裕を感じたよ」

 

「あ、りがとう、ございます……」

 

 俺は薄暗い舞台袖、マイのお尻を撫でていた。

 

 形のいい丸みをなぞると、下着を穿いていないせいかローブ越しでも輪郭がはっきりと浮き出る。

 柔らかい桃尻を揉み込み、お尻の割れ目へ指を食い込ませる。

 

「王子に晩餐会に誘われていたね」

 

「んぅっ……ぁっ、大司教さま」

 

「どう思った?」

 

「んっ、ぅ……あの私、晩餐会……とか、よく分からなくて……えと」

 

 俺はその答えに満足すると、マイの内股へと手を伸ばす。

 

 丈の長いスカート部分の、そのわずかにスリットの入った部分に手を差し込み、太ももを撫でる。

 

「……んッ」

 

 少しべとついた太ももを上へとなぞっていくと、ひときわ濡れそぼる湿地帯に指を差し入れた。

 

「ぁっ、んぅっ……」

 

 マイが必死に声を抑える。

 舞台袖に引っ込んだとはいえ、まだ近くに王子がいるためだろう。

 

 ぐっしょりと濡れた蜜壺を指でかき混ぜながら、マイの耳元にささやく。

 

「次の儀式は三日後だ。その時はまた……分かっているね、マイ」

 

 マイの顔がみるみる朱く染まる。

 下を向いてしまったので、その目元は前髪で見えない。

 

 彼女はローブの裾をぎゅっとつかむと、小さくうなずいた。

 




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