【書籍化】大司教の権力を悪用して純真無垢な聖女とセックスしたら、毎晩イチャラブご奉仕されるようになった話 作:月見ハク
成人の儀から三日後の朝。
俺は教会神殿の中庭を歩いていた。
少し行くと、奥まったところに巨大な温室が見えてくる。
そこは教会神殿の中で最も神聖な場所――「聖域」だ。
聖域。
大地から濃い魔力が染み出している
大陸各地に点在しているが、王国内ではこの教会神殿にしかない。そもそもこの神殿は聖域を守るために存在している。それほど重要な場所だ。
ガラス張りの温室に入ると、むわりとする生温かい湿気に包まれる。
多種多様な草木が生い茂るその先に、ぽっかりと空間が空いていた。その場所だけ淡く光っていて、温室に差し込む陽光も合わさり目がくらむほどの輝きを放っている。
その中心に、マイがいた。
地面で正座をし、胸元で両手を握り体内の魔力を循環させている。
光柱の中で祈るマイは神秘的で、まるで女神が降臨したかのようだ。
一瞬で、心を奪われる。
その光景にというより、彼女の
上は薄い
下は長いスカートになっているが両側に深いスリットが入っており、純白の太ももが付け根まで見えている。
彼女たちがここで修練をするときにだけ着る、修練服だ。
可能な限り肌をさらすことで、大地の魔力をより吸収できるらしい。
「美しいな」
処女検査のときの湯浴み着を
この修練服姿のマイを抱いてみたい。
そんなことを考えていると、光の中でマイがうっすらと目を開けた
「……大司教、さま?」
「おはようマイ。精が出るな」
言いながら、俺は息をのんだ。
彼女の金色の瞳が、虹色に揺らめいている。
大地の魔力の影響だろう。虹色の瞳は俺を見ているようで見ておらず、穏やかな表情なのに感情が読み取れない。
本当に女神が乗り移ったような、見る者をひざまずかせるような存在感を放っていた。
だがしばらくすると、無表情だったマイの頬が赤く染まっていく。
「……え、大司教様……!? あの、どうしてここに……」
「ああ、大司教は特別に近づくことが許されているんだ」
そう。
本来、彼女たち以外は聖域に近づくどころか、温室に入ることすら許されていない。
だから、大司教だけは入れるというルールに作り替えた。
こうしてマイの修練姿を間近で見るために。
「そう、なのですか……あの、もう出立の時間でしょうか?」
彼女が、俺の足下に畳まれている自分の白いローブをチラチラと見ている。
露出の多い修練服姿を見られるのが恥ずかしいのだろう。
そんなマイの様子を見られただけでも、大司教になってルールを作り替えた甲斐があった。
聖域の中で恥じらう彼女をもっと鑑賞していたい。だが、さすがに時間だ。
「ああ、馬車を待たせている。あちらを向いているからローブを着なさい」
俺は彼女のローブを拾い上げ、手渡そうとした。
瞬間、手の先が透明な膜のようなものに弾かれる。
「あ、ごめんなさい、加護が」
マイが手を伸ばすと透明な膜をすり抜け、俺からローブを受け取った。
「聖域の加護か」
聖女や聖女見習い以外の侵入を拒む結界。
話には聞いていたが実際に触れるのは始めてだ。
つくづく、彼女たちは女神に守られた存在なのだと実感する。
それを
だからといってマイを抱くのをやめるつもりは一切ないが。
スルスルと、背後で彼女がローブを着る音がする。
その下に修練服を着たままなのか、それとも修練服を脱いでローブを着たのかは、今夜の楽しみに取っておこう。
「大司教様、準備ができました」
「では行こうか」
俺は後ろを振り返ることなく、マイを連れ立って温室を出た。
***
王都から伸びる街道を、馬車の隊列が進む。
先導するのは教会直属の聖騎士たちが乗る白塗りの馬車だ。教会のシンボルである金の紋様が刻まれ、その外装には防護魔法が何重にも編み込まれている。
後方にも同じ白塗りの馬車がおり、彼らに挟まれる形で俺とマイの乗る馬車があった。
聖騎士のものとは打って変わって、俺たちが乗るのは質素な木造りの馬車だ。
――聖女は
民に寄り添う存在である聖女は、贅沢が許されない。だから聖女が乗るのも、商人の馬車に毛の生えた程度の粗末なものだ。
だが代わりに、俺の防護魔法で強固に守られている。
文献によれば、そもそも大司教とは聖女を守る盾であり、補佐をする存在だったという。さしずめ姫と護衛騎士のような関係だ。
まあ、姫の処女を奪う護衛騎士がいたら即刻打ち首だろうが。
「大司教様、もう王都は抜けたのでしょうか?」
正面に座るマイが、遠慮がちに聞いてきた。
「そうだな。そろそろ穀倉地帯に入ったころだろう。ああ、カーテンを開けていいぞ、外の様子が気になるのだろう?」
「あ……えと、はい……気になります」
「遠慮しなくていい。外の世界を知るのも聖女として大事なことだ」
「ありがとうございますっ……」
マイが花の咲くような笑顔を浮かべる。嬉しさと好奇心を隠しきれないといった感じだ。
その勢いとは裏腹に、彼女はカーテンをほんの少しだけ開けた。そんな控えめなところも可愛らしい。
しばし、外の風景に目を輝かせる少女を眺める。
マイは故郷の村が焼かれてからは近くの教会で過ごしていた。治癒魔法を認められて王都教会にやって来てからは、一歩も神殿の外に出たことがない。
聖女見習いは本来、各地の診療所や貴族の出張治療に駆り出される。だが俺はマイを閉じ込め、ひたすらに聖女修行をさせてきた。
無用な知識――主に性に関する知識に触れさせないためというのもあるが、何より彼女のあらゆる初体験は、俺によって与えられるものにしたかったからだ。
「マイ、穀倉地帯を見るのは初めてか?」
「はい、初めてです。……すごいですね、大地の魔力と人の営みが共存しています」
「これが大地の恵みだ。よく見ておきなさい。君の役目はこの恵みを最大限に高めることだ」
「はい」
マイが目を細めて微笑む。
その横顔は年相応の少女ではなく、慈愛にあふれた聖女のものだった。
***
目的の村に着いたのは、日が暮れて夜になり始めたころ。
馬車を降りると、あたりはもう闇に染まりつつあった。
ポツポツと点在する家々には、王都のような魔導灯やランプの明かりではなく、
それでも、蝋燭が買えるだけこの村は裕福なほうだろう。
王国直轄領の外れにある農村。
王家がその権威を他領に示すため、聖女が毎年訪れては豊穣祈願をするのがこの村だ。
聖女は直轄領の中だけで儀式を行う。直轄領と他領とで、生産力に差をつけるためだ。
女神の前に民は平等。
そんな教義とは矛盾しているのが実に面白い。
「おお大司教様、よくぞお越しくださいましたっ、それに新たな聖女様も!」
初老の村長がうやうやしい態度で近づいてくる。
隣に並ぶマイに目配せをすると、彼女は
「村長様、初めまして。聖女マイと申します」
「おおっ、マイ様……優しき名ですな。それになんとも美しい」
村長の声にいやらしい響きが混じる。
その視線がマイの体を下から上に這い、胸元に固定されたのが分かった。
「村長、すまないが長旅で疲れているんだ。さっそくだが休ませてもらっても?」
「これは失礼しました。……ああすみませんっ、もしよろしければ見ていただきたい子がおりまして」
「ほう。連れて来てもらえるか?」
「はいっ、すぐに。……おい! あの
村長が声を張り上げると、タタタッと軽い足音とともに一人の少女が走ってきた。
「これこれそんなに駆けるでない! 転んで怪我をしたらどうする、まったく……ああすみませんっ、今年聖女の力を発現した娘です。ほれ、挨拶をなさい」
少女が一歩前に出る。
「大司教さま、せ、聖女さま……お初にお目にかかります。こ、今年から村の教会でお世話になっている聖女見習いのペ、ペ……ペトラと申しますっ」
それは粗末な麻の服を着た、黒髪の少女だった。
耳が隠れるくらいの短髪で、前髪は綺麗に切り揃えられている。整った顔立ちは、なるほど聖女見習い特有の美貌だ。
なんとなく、出会ったころのマイに雰囲気が似ている。
マイも親近感を覚えたのだろう。一歩前に出て、体を強張らせる聖女見習いに微笑んだ。
「初めまして。えっと、ペペペトラさん?」
「ご、ごめんなさい聖女様っ! ぺ、ペトラと言います」
ふふ、とおかしそうに笑うマイに、ペトラと名乗った少女が頬を染めた。うっとりとした目でマイを見ている。
「聖女様、きれい……」
「ペトラさんは、今おいくつですか?」
「……へっ? あ、えっと……今年で確か十三のはずですっ」
「じゃあ、私のほうがちょっぴりお姉さんですね」
まるで妹を愛でるような口調に、ペトラは「はひっ」と妙な返事をして固まる。
すっかりマイに魅了されたようだ。
石のようになったペトラに、俺も一歩近づく。
「どれ、魔力の流れを見てあげよう」
目を凝らし、ペトラの中に流れる魔力を探る。
「……ふむ。このまま修練を積めば来年あたりには王都教会に上がれるかもしれない。しっかり励みなさい」
「は、はひ」
俺は少女の頭にポンポンと手を置いた。
かつて幼いマイと出会ったときも、こうして頭を撫でたものだ。
くすぐったそうな笑みを浮かべた彼女は可愛かった。実に懐かしい。
ふと、俺の手にマイの視線が注がれているのを感じた。
彼女に顔を向けると、その視線がすっと逸らされる。
「お足止めして申し訳ありませんでしたっ。さあさあ宿でお休みくだされ。そうだペトラ、後で大司教様と聖女様にお食事を持っておいきなさい」
村長の大声に促され、俺たちは村の中で一番豪華な造りの宿へと入った。
宿は平屋建てで二部屋しかなかった。
泊まるのは俺と聖女だけ。年に一度の儀式のためだけに作られた施設だ。
護衛の聖騎士たちが、宿をぐるりと囲んで寝ずの番をしている。
入って廊下の奥が俺の部屋、手前が聖女の部屋だ。
「マイ、食事は自分の部屋で取りなさい」
「はい、大司教様」
「それと、少し体を休めたら私の部屋に来るように」
「え?」
「儀式の前の処女検査だ」
そう告げると、マイの耳がみるみる赤く染まっていく。
「あ、あの……儀式は明日と、聞いています」
「ああ、儀式は早朝、夜明けとともに行う。だから検査を行うのは今夜だ」
「今夜、ですか……」
「明日の儀式は大掛かりなものになる。その分、処女検査も入念に行う必要がある。一晩かけて、じっくりとな」
マイの肩を抱き、その背中を撫でる。
「んっ……」
背中をさすりながらゆっくり手を下ろしていく。ふんわりとしたお尻を丸みに沿って触り、ぎゅっと揉み込む。
「ぁっ……大司教、さまっ……」
マイがビクッと肩を震わせ下を向く。
しっとりとした口元から漏れる吐息が温かい。
実にいい反応だ。
もう一度、柔尻を揉んでみる。
「んッ……ぅ」
ローブの布地が厚いせいだろう。彼女が下に修練服を着ているのかどうかは分からなかった。
***
自分の部屋でペトラの運んできた質素な食事をたいらげた後、俺はソファーに深く腰掛けていた。
目を閉じると、まぶたの裏にマイの部屋の様子が映し出される。
彼女はペトラと一緒にベッドに腰掛け、楽しげに笑っていた。
黒髪の少女たちが並んでいる姿は、まるで本当の姉妹だ。
「ほう……」
ペトラはずいぶんとマイに懐いているようだった。
緊張はとうに解けているようで、純朴な笑顔をマイに向けている。
俺は二人の会話に聞き耳を立てた。
「――そっか、ペトラちゃんの髪色はお父さん譲りなんだね」
「はいっ、マイ様の黒髪は誰に似たのですか?」
「うーん……小さい頃に教会に拾われたからあまり覚えてないんだけど、お母さんが黒髪だったのはなんとなく覚えてるんだ」
王都を離れ、故郷を想起させる村にいるせいか、マイの口調は教会神殿にいるときよりも砕けたものになっていた。おそらくこちらが彼女の素なのだろう。
「マイ様は、お母様似なのですね」
「うん、そうなのかな」
「きっと綺麗な方だったのですね……私も、マイ様のような聖女になりたいです」
ペトラが思い詰めたような顔をした。
「……ペトラちゃんは、どうして聖女になりたいの?」
マイが優しく聞く。
「私の村、貧乏で……村や教会のみんなを……ううん、隣の村も、その隣の村も、みんな豊かにしたいんです」
「そっか……」
マイは小さくつぶやくと、ペトラの肩にそっと手を添えた。
「私もね、昔……先代の聖女様に似たようなことを相談したんだよ」
「マイ様が?」
「うん。そうしたら『あなたなら立派な聖女になれますよ』って言ってもらえて、それで頑張って修練するようになったんだ」
そこでマイが一息つく。
ペトラのほうは黙って続きを待っている。聖女の過去話の続きを聞きたくてうずうずしているようだ。
マイはくすっと笑うと、まるで小さい妹に聞かせるようなトーンで話し出す。
「王都に来たころはね、私は何も知らない田舎者だったんだけど、修練だけは人一倍頑張ったんだ。そんな私に大司教様がいろんなことを教えてくれて……教義や魔法だけじゃなく、この国の歴史とか、礼儀や作法のことまでたくさん。……おかげでね、こんな私でも聖女になれたんだ」
「そう、だったのですか」
「うん、だから……ペトラちゃんも大丈夫。修練を欠かさなければ、いつか立派な聖女になれるよ」
マイが微笑むと、ペトラの目に涙がにじむ。
「マイ様……ありがとうございます。……でも、私……聖女見習いとして認められるのが、少しこわくもあるんです」
「どうして?」
「だってもし認められたら、王都の教会で暮らすことになるんですよね。村から、みんなから離れて一人で……それがなんだか、こわくて」
するとマイは、申し訳なさそうな顔をした。
泣きそうになっているペトラに顔を寄せ、彼女の小さい
「安心して、ペトラ。もし王都の教会で嫌なことがあっても、私が守るから」
「え?」
「なんたって、私は聖女だからね」
「……マイ様」
ペトラの目元から、いよいよ涙がこぼれ落ちる。
マイは表情を緩めると、ふと思いついたようにペトラの頭にポンと手を置いた。
「……」
何かを確かめるように、ポンポンと頭を撫でる。
「マイ様?」
「……あ、ううんごめん。ほら、そろそろ寝る時間だよ。早く戻らないと教会のみんなが心配しちゃう」
そう言ってもう一度ペトラの黒髪を撫でると、少女の口から「ふぁ」と可愛らしいあくびが漏れた。
「し、失礼しましたっ」
「いいんだよ、いっぱい寝るのはいいことだから。聖女は体力が大事だって、大司教様もよくおっしゃっているし」
「大司教様……思っていたよりお若くてびっくりしました。どのような方なのですか?」
その質問に、マイがキョトンとした顔になる。
ペトラから目を逸らし、困ったように眉間にシワを寄せる。何を言ったらよいのか迷っているようだ。
「えと……お優しい方、なのかな」
なんとも歯切れの悪い言い方に、俺は思わず苦笑してしまった。
「――ではおやすみなさい、マイ様」
「おやすみなさい、ペトラ」
ペコリと頭を下げた聖女見習いが部屋を出ていく。
マイはしばらく少女が去っていった扉を見つめていた。
やがて、ゆっくりと立ち上がる。
扉の前で立ち止まり、廊下に人の気配がないことを確認してから部屋を出た。
ためらうような足取りで、廊下の奥の扉へ向かう。
扉の前で再び立ち止まると、目を閉じた。
深呼吸をしてから、ふっとため息をつく。
下唇をきゅっと結び、扉を叩いた――。
――コンコン。
そのノック音で、俺は目を開けた。
扉に向かって一声掛ける。
「入りなさい」
「……失礼します」
ゆっくり扉が開き、マイが入ってきた。
その頬は、まぶたの裏で見たのと同じく朱く染まっている。
金色の瞳は潤み、窓から差し込む月明かりで
ローブのお腹のあたりを握りしめ、部屋に入ったすぐの所で立ちすくんでいる。
これから自分がされることに、大きな不安と一握りの期待が入り混じる。そんな顔だ。
俺はゆっくりソファーから立ち上がった。
「そこでいい。ローブを脱ぎなさい」
「はい……大司教様」
マイが胸元の紐を
体のラインをすっぽり隠していた純白のローブが、するすると床に落ちる。
彼女は、露出の多い修練服を着ていた。
「やはり美しいな」
思わず感嘆が口から漏れる。
薄い布をたすき掛けにした胸元からは、その大きな乳房がこぼれ落ちそうだ。
丈の長いスカートに開いたスリットから、白く艶めかしい太ももが露出している。
窓からの月明りに照らされるマイの体は、一瞬で俺の理性を奪うほど妖艶だった。
「こちらに来なさい。処女検査を始めよう」
手を差し伸べると、彼女がじいっと手のひらを見つめた気がした。
「……はい」
マイは小さくうなずくと、俺のほうへ近づいてきた。