※この作品はR-18です。

セックスでチート付与できるならハーレムができるのは必然です~ただし、私はTS聖女でハーレム入りするほうです~   作:恋偲川幹

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TS転生聖女ミシュリーヌとケルベロス退治

「では、ミシュリーヌさん。事前の打ち合わせ通りに」

「はい、セルティス様!」

 

 『男根護符(ファスキヌム)』の力でパワーアップした私とセルティスはケルベロスのいるフロアボスの部屋へと戻ってきました。

 セルティスが扉に盾を押しあてて突入の準備をしています。

 

「3、2、1、行きますっ!」

 

 盾ごと体を押し付けるようにしてセルティスが部屋の扉を押し開きました。

 そのまま盾を構えて突撃していくセルティス。

 それを追って私も部屋に突入します。

 

「……大きいですっ」

 

 そこで見たのは巨大な三ツ頭のケルベロスです。

 まるで大型トラックのような大きさは想像以上です。

 

「てやああああぁっ!!」

 

 セルティスの先制の一撃がケルベロスの脇腹を斬りつけます!

 私たちの使った扉は本来のフロアボスの部屋の入り口ではありませんから、対峙する時の向きがケルベロス側にイレギュラーであったのです。

 

 グワアアアアアアアア!!!!

 

 ケルベロスが吠え声をあげながら、私たちのほうへと向き直ります。

 最初の一撃は奇襲ができましたけれど、あの巨体には反則な俊敏さです。

 セルティスがさらに接近を試みますが、それを迎え撃つようにケルベロスの首たちが大きく口を開いて『炎の息(ファイアブレス)』を吐こうとしています。

 

「ミシュリーヌさんっ!」

「はいっ! 『追跡多重聖弾(ホーミングマルチホーリーブリッド)』」

 

 『男根護符(ファスキヌム)』の力でパワーアップしているスキルを発動させます。

 本来は単発の攻撃に『追跡』と『多重』の性能が加わっており、私の周囲に照星と聖弾がいくつも浮かび上がります。

 私はケルベロスの左首と中首に照星を重ねます。

 

「『測的完了(ターゲットロック)!』 『魔力解放(オープンファイア)!』」

 

 照星にロックされたケルベロスの左首と中首に聖弾が殺到します!

 

 グガアアアアアアア!!

 

 決定打には程遠いですが、二つの首が防御の薄い口の中に聖弾が飛び込むのも嫌がって口を閉じました。

 残った右首がなおもセルティスを狙いますが、セルティスはケルベロスの左側に回り込むことで射界を確保させません。

 

『ケルベロスの三ツ頭からそれぞれから炎の息(ファイアブレス)を吐き出します。体内の火炎袋は1つしかありませんから、同時にブレスを吐ける頭は1つだけです。ですが、どの首から炎の息(ファイアブレス)がくるかわかりません。フェイントも交えてくるのが厄介なところで全体を見渡すことが難しい前衛職が犠牲になることが多いのです』

 

 この部屋に突入する前の作戦会議でセルティスが語ったケルベロスの性質がそのようなものでした。

 そして、それを撃退する為の作戦が特定の首に対する牽制攻撃です。

 

『そこでミシュリーヌさんにはケルベロスの左首と中首の牽制をお願いします。ケルベロスは『炎の息(ファイアブレス)』を吐く時は大きく口を広げることが必要があるので、例え威力が低くても攻撃が飛んでくる状況ではケルベロスはファイアブレスを使えません。どの首から『炎の息(ファイアブレス)』が飛んでくるのかわかっていれば対応は簡単になります』

 

 はたして、セルティスの作戦は順当に効果を発揮しています。

 射角が制限された状態のケルベロスはセルティスに『炎の息(ファイアブレス)を浴びせることができず、逆にセルティスの剣の鋭さにズタズタにされていきます。

 

「次っ! 『追跡多重聖弾(ホーミングマルチホーリーブリッド)』」

 

 ケルベロスの胸元(?)が、体内にある火炎袋の活性化で赤い光を発するのを確認する度に、私は『追跡多重聖弾(ホーミングマルチホーリーブリッド)』で左首と中首への攻撃を繰り返します。

 もちろんケルベロスは鋭い牙や爪でも攻撃を仕掛けてきますが、セルティスさんはそれらは適切に受け流してダメージになっていません。

 

「せいっ!」

 

 グギャアアアアアア!!

 

 セルティスがケルベロスの足に見舞った一撃、それでケルベロスが横倒しになりました!

 

「ミシュリーヌさんっ!」

「大技、行きますっ! 『爆裂聖弾(ホーリーエクスプロージョン)』!!」

 

 私は聖弾の威力を聖女の鳴杖(めいじょう)に充填すると、ジャランと遊環をかき鳴らしながらケルベロスに突きつけます!

 次の瞬間、鳴杖から大きな聖弾がケルベロスに向かって飛びました!

 

 キュワアアッッ!

 

 独特の甲高い爆裂音とともにケルベロスが聖なる爆炎に包まれました。

 

「これでトドメだ! 『聖光絶断(ホーリースラッシュ)』!!」

 

 私の『爆裂聖弾』でうめき声をあげるばかりのケルベロスに、セルティスがトドメを差しにいきました。

 私の攻撃中からすでに溜め込んでいた聖なる力を刀身に纏わせて、大上段からの振りおろしの一撃がケルベロスの巨体を真っ二つにしてみせたのでした。

 

「セルティス様、やりました!」

 

 ケルベロスが魔素に分解されて消え去っていきます。

 あの強力な魔物を相手に完封し、しかも大した怪我もありませんでした。

 私の体調不良と言えば、初体験の後でまだアソコにアレな入っているような感覚が残っていることくらいでした。

 

 私は思わず自分のお腹に手を当てて、まだ胎内に残っているのではないかと思われるセルティスの精液を意識してしまいます。

 エッチすることでステータスが4倍とかいうトンデモスキルがあればこその勝利であったとつくづく感心するのでした。

 そんなスキルの使い手がソロ冒険者であるはずがなく、男だけのパーティーにいるということもないでしょう。

 

 今日だけの……緊急避難的な関係だけで終わってしまうのは嫌だな、私はそう思い始めていました。




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