セックスでチート付与できるならハーレムができるのは必然です~ただし、私はTS聖女でハーレム入りするほうです~ 作:恋偲川幹
「今日はここで休憩をしましょう」
ダンジョンを探索し続けて新しい聖結界を見つけたセルティスはそのように告げました。
セルティスは時計を持っていて、それで時間の経過が正確にわかるのです。
この世界の人類に時計をゼロから製造する技術はありませんが、ダンジョンで宝箱から発見された完成品、もしくは機械系モンスターから採取される素材からクラフトされた製品が一般にも流通しています。
時間感覚が乏しいダンジョンの中で、私はそんなに冒険をしていたのかと初めて知りました。
初めての命懸けの冒険をしていたこともあって、緊張感で疲れなどもほとんど感じていませんでした。
しかし、聖結界という安全地帯であらためて時刻を告げられたことで、私の中に忘れていた疲労感がドっと押し寄せてきました。
「まずはミシュリーヌさんから休んでください。慣れないダンジョン探索で疲れたでしょう」
「セルティス様……。ご厚意に甘えさせていただきます」
セルティスにばかり負担をかけさせたくないと思いつつも、疲労を自覚した私はその言葉に甘えさせてもらうことにしました。
セルティスに借りた寝袋の中で、今日の出来事を思い返します。
今日のはじまりはベテランの神殿騎士さんとその一行についていくだけながらも、冒険の緊張感を味わっているつもりでした。
しかし、セルティスとのダンジョン脱出行が始まってから、ベテラン騎士さんたちについていくのはすべてお任せの姫プレイであったのだとつくづく思います。
特にそれを実感したのは、女性冒険者なら誰しもが、あるいは男性冒険者でも一定数が経験する『試練』を迎えることになったからでしょう。
ベテラン騎士さんたちと行動していた時には事前の準備もあって、その試練を経験しないですみましたが、セルティスと同行している時にはそうはいかなかったのです。
時は少しさかのぼります。
モンスターと戦いながらダンジョンの脱出口を求める探索を続けていくセルティスと私。
長く真っ直ぐな通路に入って前後にモンスターがいないタイミングが生じました。
「ミシュリーヌさん。ちょっと前方の警戒をお願いできますか?」
「……え? はい、もちろんですが」
「ありがとうございます。ちょっと失礼します。警戒はくれぐれもよろしくお願いします。私は後方をむいて用をたしますので」
そう言いながらセルティスはズボンを勢いよく下ろしました!
「セルティス様っ!?」
ボロンと飛び出した勃起していないのに逞しいおちんちんが思いがけず目に飛び込んできました。
前世の私のよりも二周りくらい大きいです!
「ミシュリーヌさん、ちゃんと警戒しててください!」
「あわわわ……は、はいっ!」
セルティスが鋭く注意してきたので、私は目をそらす意味も込めて通路を見回します。
それでも勢いよく床に叩きつけられるおしっこの音、かすかにプスプスっと聞こえてくる排泄音が耳に飛び込んできて、私はあわあわしてしまっています。
なんでどうして、こんなに堂々と私の前で排泄をしているのですか!?
極力見ないようにしていますけれど、気になって頭が回りません。
神殿騎士団の皆さんは男女でちゃんと別れて、マントやローブでお互いを隠すようにしていたのにっ!
「申し訳ありません。ちょっと驚かせてしまったみたいですね。ミシュリーヌさんがいい働きをするので、冒険初心者だということを忘れていました」
手早く用を済ませたセルティスは私に謝罪してきます。
ほんのりと漂ってくるベルサイユ宮殿の香り(隠喩)に私はこの美少年が人前で排泄したという意味不明な状況が事実だと再認識させられます。
「……あ、あの……セルティス様、今のは一体……」
「ダンジョンの中にはトイレがありませんが、人目を気にして単独行動というのはとても危険です。ですから、できるだけ警戒しやすい場所でお互いに気を配って交代ですませるのが冒険者の流儀なのです。これを身につけることは女性冒険者には最初の試練と言われています」
セルティスはそのように説明します。
多くのライトノベルで語られることのない冒険中の排泄事情ですが、この世界ではかなりシビアなことになっているようです。
「あの、そんなことをしていたらダンジョンってもっと……その、悪臭がしているのではないのですか?」
「排泄物は臭いも含めて3分もしないうちにダンジョンの床や壁に吸収されてしまいます。ですから、清潔さは保たれているんです。人目を避けられるトイレがない……というだけで衛生上の問題はむしろ街の公衆トイレよりも少ないと言われています」
「そうだったんですか……」
私は神殿騎士の皆さんとの冒険を思い出します。
男女に別れてマントなどで仕切りを作って、出したものは『清浄(ピュリファイ)』の魔法で浄化していました。
あれだけでも私としてはかなり恥ずかしかったのですが、聖女として特別扱いされていたからこその対応だったのですね。
本物の冒険者はもっと……恥ずかしいことを受け入れないとやっていけないなんて……。
「ここは見通しのいい直線の通路ですから、ミシュリーヌさんも今のうちにしておいたほうがいいでしょう? もっとも、緊張が続いていると出ないこともありますね」
ああ、このかわいらしくさえある中性的な美少年が性的ですらないシモの話をしているギャップに私の性癖が開発されてしまいそうです。
そして、このおかしくてヘンテコな、けれども現実問題としてシリアスな話題によって緊張が緩んでしまった私に、忘れていた便意が自己主張をはじめてきたのです。
「……えと……その……」
私は顔が真っ赤に染まって、かぁっと熱くなっていくのを感じました。
「する時は後方を警戒しながらしてください。私は前方を警戒しておきます。何かあれば仲間に報告、してる途中でもすぐに立ち上がってください。服は汚れるでしょうが、そういう時のための『清浄(ピュリファイ)』の魔法です」
「……か、かしこまりました……」
セルティスは私が便意を感じていることを察して、具体的な指示を出してきます。
それ自体はとても合理的な判断であることは疑いようもありません。
『清浄(ピュリファイ)』の魔法は緊急時の汚れにだけで使用して、通常の用足しに使わないのもMPの消耗を抑えるための合理的な判断です。
合理的ではありますが、羞恥心の問題を解決してくださるものではないんです。
男性であった前世でだって、小便器で他人と肩を並べて小をすることはあっても、大のほうは個室なのが当たり前だったんです。
女の子の体に生まれ変わっているのに、人前で、男性の前で、大のほうまで出さないといけないなんて恥ずかしすぎますっ!
「あまり悠長にしないようにしてくださいね」
下着を下ろすことすら躊躇いがちでモタモタしている私に、セルティスはきっぱりと強く言ってきました。
命がかかっているのですから、この程度の羞恥でモタつくことがないようにということなのでしょう。
例えば、パニック映画などで命がなくなるかどうかという瀬戸際でパンツが見えちゃうと羞恥心を理由にモタつくヒロインにイラっとするのはわかります。
セルティスから見れば、今の私はそのような存在であるのでしょう。
それでも、パンツと全部丸見えのうえ排泄まで晒すのとでは羞恥心の度合いが違うんですけれど!
でも、このままモタモタしているわけにもいきません。
私はスカートをたくし上げて、その下に履いているショーツに手をかけるとゆっくりと下ろしていきます。
すぐに近くに美少年のセルティスがいて、美少女である私もまたショーツを下ろしている。
現世年齢通りの無垢な少女ではない私は、嫌が応にもドキドキとせざるをえないシチュエーションでした。
「……はぁ……はぁ……んん」
私はショーツを膝まで下ろすと、かがみ込んでいきみます。
シャアアアアアアアアアアアアッッ
まず、おしっこが勢いよく私の股間から噴き出します。
床に叩きつける水流の音が妙に大きく響き渡り、セルティスに聞かれていると思うと心臓がバクバクしてしまいます。
もうこれだけで最高に恥ずかしいです。
ですが、まだ終わりではありません。
これからうんちもお尻の穴から捻り出さないといけないのです。
便意は意識しはじめたら、あっという間に強くなっていきましたので、頑張って出さなくてはならないというほどではありません。
ちょっと力をいれただけで、自然とお尻の穴が盛り上がり、ミチミチミチとうんちが溢れ出ました。
近くにセルティスが、男性がいるのに、美少女のミシュリーヌがうんちをしています!
「はぁ……はぁ……はふぅ……」
そのシチュエーションを意識するだけで、私のアソコがおしっこ以外のぬるっとした液体で湿っていくのを感じてしまうのでした。
最初に出していたうんちが途中でちぎれて先にボトリと床に落ちます。
まだ、お尻の中に残っているのが感じられたので、もう一度いきむと再びお尻からうんちが出てきます。
二本目のうんちも無事にボトリと床に落ちて、お尻の具合を確認すると私は荷物のポーチから取り出した紙でお尻を拭き取ります。
立ち上がって下着とスカートを整えると、床に広がっていくおしっこと、ポツンと鎮座している私のうんちが二本。
ふと目をやると、セルティスの出したものは、もう半ばが床に吸収されていました。
こんな風に私のうんちもダンジョンに吸収されていくのでしょう。
「ミシュリーヌさん、もういいですか?」
セルティスが声をかけてきます。
セルティスはさすがに私のうんちをする様子を不躾に見つめてくるようなことはありませんでした。
当たり前ですが、モンスターの襲撃を警戒していたのです。
この世界の冒険者にとって、こうした排泄行為は当たり前のものであるのですね。
「セルティス様。これが吟遊詩人の語る冒険譚にはない冒険の姿なのですね」
私は恥ずかしさを誤魔化すようにセルティスに言いました。
「ははは、確かに語られることはありませんね。先輩から後輩にひっそりと語り継がれるものなんですよ」
セルティスはそう笑ったのでした。
そんなこんなの今日の出来事を思い返しているうちに、私は眠りに落ちていきました。
お読みいただき、ありがとうございます!
「気になる」「面白そう」「エッチ」など思われましたら、評価、感想、お気に入り登録をよろしくお願いいたします。