※この作品はR-18です。

真・女神転生〜ジャッジメントデビルサマナー〜   作:葉隠小太郎

27 / 36
第五話 エネミー・ライン

 

 

三日目。

 

 

押し寄せる悪魔を退け、異界内のマッピングを完璧で終えた頃。

 

「……遂にボス部屋と思わしき場所を発見しました」

 

と語るは犬吠埼姉妹の妹、樹ちゃん。

 

小動物みたいに可愛いと思っていると〔ぐん〕ちゃんに脛蹴りされたので静かにしておこう。

 

「さて、今日の所はどうする?情報を得つつアタックするも良し。一旦休息を挟んで明日にするも良し。僕は何方でも大丈夫だからね?」

 

少々自分の意見も入れたアドバイスをしてみる。

どちらでもそうは結果に反映されない為、彼女達にとっての最善を示してくれることを考える。

 

「うーん…どうしようか?」

「異界の主が逃げる可能性も視野に入れると早めに行くのもアリだと思いますよ?」

「でも、情報からするとアイテムの補充も考えないと駄目かも…」

「「「「うーーん……」」」」

 

若干回答に困っている。

まぁ、この4人であれば何とか出来るであろうと思って居るから特に助け舟は出さなくても良いと謂う。

 

此処で悩んで決めてをすれば何れ一人前のバスターとして活動出来る。

 

新しい後輩が出来るのは嬉しい限りだ。

 

「今日の所は待機ですかね?其処まで切迫していないですし、下手に刺激しても良い結果にはなりませんから」

「う〜ん。ベテランシノアの意見なら悪くないかもしれないね。二人はどう思う?」

 

この中でも経験者とも言えるシノアの意見を受け、風は樹と友奈に問いかける。

 

「………今日はベースキャンプに戻りたいです」

「以下同文」

「ですよね」

 

まだ行けると考える時が退き時なのは身一つで戦うバスターの心得。

死に安メンタルは戦うとき以外は非推奨であり、小さなミスから大きな失敗へ変わる【ハインリッヒの法則】に当てはまる事となる。

 

ある程度の余裕を持って戦うのがプロとしての矜持。

其れを最善の判断として琲世は評価しながら、渡された記入用紙に記載していく。

 

「………退き際を考えられるのは大事な要素だね。うん」

「ちょっと甘い」

「えぇ…」

 

千景によって流し目で見られつつも琲世は引き攣った笑いをするのだった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

???

 

 

「………はぁ…全くもって度し難い」

 

明かり一つ無い森の中は闇に支配され、月光も頼りなくなる時期に差し掛かっている。

それに加え、にわか雨が降れば辺り一帯は泥濘んだ地面へ変貌し、追う者も追いかける者も跡を残してしまう状態になってしまう。

 

其れを把握し、眼鏡のレンズ越しから自分を追っていると思われる追跡者達の情報を探っていく。

 

「山慣れしている人物は数人。竹藪等で足跡を残さず追尾されるのを防いでいる…。此れは狩猟民族のスカウト技術から参考にしたのでしょうね…」

 

多くは素人と考えられる杜撰さが垣間見えるものの、その中に潜んでいる実力者が雰囲気で感じ取れた。

 

「敢えて痕跡を残して己を隠す…。此れは相当なレベルの使い手でしょう」

 

あらゆる物を使い、心理戦を仕掛けるその大胆さは並みのハンターではない。

如何なる場合でも立ち位置をハッキリと示し、柔軟な対応で有利な状況を作り上げる胆力に優れている。

相当場数を踏んだと考えてもおかしくはない人物を警戒しつつ、〔支遁〕は器用に樹木へ登り、動かず静かに待つ。

 

「………何故こうなってしまったのか…」

 

しばらく無言の続いた支遁がため息混じりに呟いたのは愚痴っぽく後悔の念であった。

 

遡る事数日前。

 

 

 

………

 

 

 

その日出たのは麦が3割混ぜられたご飯、油揚げと大根の味噌汁、鶏胸肉の竜田揚げ、キャベツの千切りのコールスロー、金時豆5粒であった。

 

房の中には6人の受刑者が居り、食事時となればすかさず折り畳みテーブルを広げてピタリと付け、手洗いを行い、自分用の箸を用意。

 

配給係が一つ一つ線の入ったお玉で味噌汁を掬い、測りをかけたご飯を扉の取り出し口へ置く。

 

刑務所の中ではこの食事が唯一の楽しみであり、今が何曜日かを実感出来る時間とも言える。

 

「……給食開始!!」

 

房の外で刑務官が叫ぶと一斉に小さな声で「いただきます」を行い、各々手に取っていく。

 

多過ぎず少なすぎずの麦飯だが、多かったからと言って誰かに供与してはいけない。

其れが後々に供与されたからと無理矢理奪う者が現れるからだ。

残った食べ物は回収の際にそのまま残飯として処理され、養豚場やコンポストとして利用される。

 

勿体無いのでは?と思われるも、このご飯自体は日本政府が備蓄倉庫に入れていた古々米以上に古い米であったり、肥料飼料用の物を使う場合がある。

その為粒の形状を保っているのは半分以下、食味を良くするために大麦を混ぜて提供される。

 

他の食事にしても、事様々な理由で総て回ってきた食材等をやりくりしている為、まぁまぁ不味くはないが特出して美味いわけではないしょぼくれた代物へ変わっている。

 

所変わり、房の中は食事時ではあまり会話は行わずに各々許された食べ方で食事を進めていくのが基本。

時々、週に一度だけの補充が決められている醤油のビンを軽くご飯に回し掛ける場合もあれば米粒一つも残さぬように茶を掛けて静かに流し込む者も居る。

 

ある種極端な集団生活を行う事となった者達にとって、嫌な顔を眺め続けるよりは多少不愛想でも静かに必要最低限の接し方を選ぶであろう。

 

そんな刑務所生活をちょっとした社会実験的な形で見守る支遁は最後のデザートである金時豆をゆっくりゆっくり噛み締めるように食べては茶を啜って飲む。

尚、配膳の関係で若干冷めて渋みが増しているのも受刑者になって初めて知った。

 

「回収!回収開始!!」

 

30分程度の短い食事を終え、そさくさと器の片付けとテーブルを仕舞い込む。

綺麗にしていればしているほど刑務官から褒められ、心なしか歓びが芽生える。

 

恐らくは面と向かって褒められた記憶が無いのかも知れない。

 

大小量刑は兎も角、支遁が聞く辺りに痴情のもつれで殺人や借金返済の為に大麻の栽培等、社会生活に於いて半ば見捨てられた者が多くやって来る。

 

幼少期に親との団らんが少なかった事や親によって道を外された事もあり、聞けば聞くほど胸を締め付けられる悲惨さを感じられた。

 

其れでも、何時かは出所し、まともな職にありつけるよう資格などを取得する意思を示す者も居る。

そんな彼等を支遁は応援し、時に所内で設けられた中学校等で勉学を教える立場になっていた。

 

まさか此処でも教えることとなるとはと驚きと不可思議な感覚の連続で暇を持て余す事は無い。

 

そんなある日。

 

房内で喧嘩を仲裁するも、新しくやってきた刑務官は厳格さが強く、全員を懲罰房行きに処される。

 

内装はどんなに屈んでも顔や身体の一部が見える程度のトイレに机と畳まれた布団という簡素な物。

唯一、洗面台に鏡がある程度で、支遁はこれを自分のヘアセットとして毎朝見ては整えている。

 

懲罰房の一日は決まっていて、封筒を折って作る事や冊子の作成などを行う単純作業を数時間、渡された量を出来なくとも全て回収する。

それ以外はトイレの度に刑務官の監視され、食事を貰い、懲罰中の受刑者達を運動させる時間を設けた後に就寝というルーチンワークになっている。

 

これを支遁はある種の苦行と感じていた。

 

元々人間模様を観察するのが趣味であったのに其れを行えないのは楽しみを奪われた子供の如くと感じるだろう。

 

しかし、仮出所まで半年。

 

仲裁をしたのみで、基本模範囚の彼はこのまま大人しくしていれば良いのである。

 

唯一の楽しみとしてとりあえずノルマの倍をクリアし、回収係を驚かせようと考えていたある日。

 

「………意外と決まりませんね…」

 

とヘアセットをしているが、そもそも皆丸刈りにされる為、あまり意味のない行為である。

其れでも日々の日課として続けているだけで特に意味を持っていないのも事実であるが。

 

「………ん?」

 

一瞬だけ、鏡の隅に何かが映った気がするも、後ろには誰も居らず、再度鏡を見ても其処には何も映らない。

 

「………ふむ…」

 

ただ何かが起こるわけでも無く。

宿命に近い職業柄から来る彷徨う亡霊や何かの悪戯だと判断し、気にすることなくやって来る内職の準備を行う。

 

次の瞬間、急に目の前が白く染まり、強い光線が視界を覆うと共に何かが起こる。

 

「……!!?」

 

支遁は瞬時に横に跳び、転がってからその場に伏せる。

 

狭い室内でこんな事をすれば何処かにぶつかるだろうと行ってから感じてしまうも、特に壁や何かに当たることはなく、肌についた地面の質感も何かとは判断の出来ない物であった。

 

「………なんですかコレ?」

 

視界が回復し始めると周りの光景が目に入っていく。

 

"白"

 

その言葉が浮かぶ空間に居た。

 

「……これは…」

 

視線のみを動かし、周りを見回す。

 

屈強な男、細切れみたいな男、インテリめいた男。

 

大小数は多けれど、基本的に性別は統一されていた。

 

「……さてさて…」

 

他に統一されているのは自身とよく似た格好であること。

灰色の作業着で、チャックではないスナップボタン式で留められた言わば"獄衣"という服。

 

つまり、支遁同様ここに居る者たちは受刑者と言う事になる。

 

何故?という疑問はここに居る受刑者全員が抱えているであろう。

見渡して見る限りに反応は個々に違えども誰もが慌てた様子を見せている。

 

無論、支遁と同じく素振りを見せぬようにその場から一歩も動かない者も少ないながらに居る。

 

「…お、おい…!アンタ…」

「ん?…おや…?」

 

後ろから声をかけられ振り向いてみる。

 

体格は体育会系のソレと考えられる肩幅の広さや胸板の厚み、短く刈られた頭が柔道などの格闘技をしていたらしくよく似合っていると評価した。

 

「たしか、刑務作業で…」

「ああ。彫刻刀紛失事件(あのとき)は助けてくれてありがとよ」

「別に。個人的には許せなかった事なので」

 

そう感謝しながら男が語るのは、刑務作業の一環である木工工作で小物入れとして使う為に組木細工を造っていた時間。

 

使う彫刻刀の一本が紛失し、探す事態となってしまった。

 

何に使われるか幾重も想像はつくも、どれも厄介な事に変わりなく、刑務官達が一同に捜索したものの。

 

その日見つかることは無かった。

 

だが噂話として自分でやったのでは?と上るようになってくるようになる。

勿論、それをする理由はなく、本人としてもはた迷惑であるが、徐々に噂は刑務官達にも浸透し。

 

『お前がやったんだろ?』

 

疑いの視線を浴びせられる。

 

自分はやっていないと口を開くも、こうやって注目を浴びることが目的と言って見当違いな理由を押し付けられては体罰を強いられていた。

 

もういっそ自分がやったと言えば楽になるかも知れない。

 

そう考え、口を開こうとしたときに。

 

『盗んだのはその当時配付していた人物です。細工に出た木片からピッキングツールを製造する目的があったのでしょう?』

 

同じ作業を行っていた支遁から指摘を受け、抜き打ち検査を行った所、配布係の男が盗んでいた事が分かった。

理由は支遁が述べた通り、ピッキングツールを自作し、外の協力者と連携して脱走を企てていた事。

回収時に目を盗んでは服の裏側に縫い付けたポケットへ入れて房の中に持ち込んだという。

 

その後、配付係は懲罰房へ入れられ、少し経った時期に何処かの刑務所へと移送される。

 

恐らく外の協力者と連絡を断つためだろう。

 

そうして、事件は収束を迎える。

 

「本当にありがとう」

「いいえ。貴方の疑いが晴れなければ次のターゲットは私だった可能性がありましたので」

 

礼は結構と右手で差し止めるように前へ出す。

 

事実、そのままにしていたならば自分に被害が被る可能性もあったからだが。

 

「所で…聞いても難しいかも知れませんが…」

「ああ、此処は何だか俺も分からねぇよ」

「そうですか。どうもありがとう」

 

試しに男に質問してみるも、自分と同じ立場であることは変わりなく、首を横に振る様子で確信する。

 

「つまり、我々を何かするつもりですね」

 

あっけらかんと答えを言い放ち、驚く様子も狼狽する事も無く、至ってノーリアクションを決め込むのだった。

 

そうと決まれば、支遁はそのままその場に座り、座禅をし始める。

 

特には意味はなく、仏教の修練方法として精神を鎮める手段を取り、体力の温存を図る為である。

 

「…な…何してるんだ?」

「騒いでも致し方ありません。ですがこういう時こそ心を鎮めて呼吸を整える事が重要です。貴方も寝そべるなりなんなりしてみてはどうですか?」

「……あっ…ああっ…」

 

支遁から言われた通りに、先ずはその場に座り、真似て座禅を組む。

 

周りの喧騒が徐々に殴り合いにでもなりそうな中で呼吸を整え、目を閉じてから何も考えない状態を作る。

 

これは熟練の僧侶でも難しい行為であり、一度心の中で念仏を説いていても急な睡魔や何かの音などで気が散り、集中出来ず、肩に警策が御見舞されるのである。

 

これが寺の中であればまだ集中出来るものだが、今は殺し合いに発展しかねない空気が立ち込め、中々容易には行かない。

 

「………そろそろですね」

「………はっ、!?」

 

一瞬寝ていた男に語りかけるよう立ち上がる。

其れに習い、立ち上がるも。

 

「あでででっ…」

 

慣れぬ座禅に足が縺れて痺れるような痛みが来るのだった。

 

「……来ます」

「はっ…?」

 

痛がる男に目もくれず、支遁は前を向き、その目に焼き付けんばかりに見開き、視線を固定する。

 

『………コンニチは、ご機嫌よう…ジェントルメン?』

 

声が聴こえた。

その声色は実に見事で、ちゃんと聞いた事は無いがまるで一流オペラ歌手の音色を思わせる素晴らしい声だった。

 

現れたのは、一人の美少女。

 

背は然程に大きくはないが、まるでビロードの様な手触りをしていそうな肌が見える。

 

古代ギリシャの彫刻と見間違うが如く美しい姿は脚先から手先、腰のライン、緩やかながらにハリのある胴、そして見事な造形の美貌が其処にあった。

 

「…お…おい…嘘だろ?」

「は…裸?真っ裸!!?」

「マジかよ、ヤベェ女じゃねぇか…!?」

 

男達の視線が少女に釘付けになる。

 

黄金比ともとれる見事な肢体を見せられ、女日照りをし尽くした受刑者達にとって、其れは麻薬や劇物に近い代物であった。

 

『あら?そんなに熱の籠もった視線を浴びせられると火傷しちゃう♡』

 

少女の瞳は悪戯っぽい笑みと共に片方を閉じてみせ、その艶めいた表情が男達を誘った。

 

「…くっ…くそぉっ!!」

「あっ…おいっ!!?」

 

一人男は我慢出来ず、裏があろう少女へと走って飛びかかる。

 

しかし。

 

「ギャァァァアアア!!?」

 

その手前で何も無いはずの所でいきなり叫び声を上げた。

 

瞬間、身体から発火が始まり、断末魔と共に炎が身を包む。

 

さながら丸焼きにした肉のように炭化する臭いが周りを取り囲み、男はどんどんか細い声を出し、事切れる。

 

『……ごめんなさい、貴方の方が火傷しちゃったわね?』

 

火傷どころではないだろう。

 

そんな心の声が全員一致する状況に、膨らんでいた股間も小さく萎んでいく。

 

これで一人の犠牲から如何なる事があろうともこの少女に手出しは不可能だと理解させることが出来た。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

姉畑支遁先生を探してもう3日経つ。

 

流石はスカウトのプロなだけあって、痕跡は殆ど残っておらず、見つけても出会うのは。

 

「クソメシアンだ!殺せ!!」

 

と勘違いにも甚だしいガイア系の工作員だったり。

 

「賞金首狙ってるなテメェら!!」

 

SNSで調べたのか何なのか半グレめいた人間もちらほらと居る。

 

まぁ、フリーの同業が居ないだけまだマシでもあるし、此処で下手に突っついたらブワッとホーネットにやられかねないから注意しておこう。

 

「とはいえ…」

 

法治国家である日本でバカスカ、アメリカ顔負けに銃で乱射したり、遠慮なく属性付きストーンが投げ込まれたり等、まぁまぁ激戦を繰り広げている所だ。

 

「OK牧場の死闘だって此処までやってねぇや」

「パーカッションと半自動拳銃じゃあ差がありますけど!」

「確かに」

 

これ幸いに夜中の戦いであるが故に頭を下げて隠れながら迂回すれば容易く避けられる事。

手製のギリースーツ(ツナギの作業服と布用接着剤に生えている草と土から再現)であれば尚更、身を隠すにうってつけと言える。

 

「だが、目的が果たせなきゃ意味がない」

「姉畑先生が何処に居るのか検討がつかないところですが!?」

 

その通りなのだ。

こうして時折草木の影や笹薮の中で通り過ぎるのを待ってみたり、他の痕跡を辿ってみるも、何一つ見つける事が難しい。

 

これは中々骨が折れる。

 

てか何で逃げてるんだ?

 

「…そう言えば逃げる理由は何なんだ?」

「へっ?やりたいことが出来たからとか?」

「やりたいこと…」

 

想像……。

 

〔支遁〕

『待ってぇーーー!!逃げないでぇーー!!優しくするからぁ!!?先っちょだけだからぁーーー!!!』

 

下半身露出しながら、エゾシカを追いかけたり、ヒグマを追いかける図が呼び起こされる。

 

「………うわぁ…」

「想像するんじゃなかった…」

 

精神面へ大いにダメージを負うこととなった。

 

時折匍匐、時折走ってスライディングからの物陰に隠れるを繰り返しておおよそ半刻程度。

 

「………どうやら隠れるのはもう難しそうだな」

「………ですね」

 

立ち上がり、ギリースーツを脱ぎ捨てる。

 

丁度前に立つ人間は10人前後。

 

どれも手練れと言えるだろうし、搦め手も使ってきそうだ。

 

「よう。報酬以外の特別ボーナスだぜ?」

「みたいだな…」

「〔バーバ・ヤーガ〕の息子か?」

 

手にするのは15世紀付近で使われていた形様々な両刃の剣にパルチザン等のポールウェポン。

棘が目一杯ついたフレイルやモーニングスター、後は斧が大小様々。

 

「………何でこんなに銃使うやつ居ないんだ?」

「てめぇの話聞いたんじゃ銃使うやつはいねぇよ」

「なるほどぉ〜」

 

揃いも揃って武器は使うが、色々と用意しているらしい。

さてどうしたものか…。

 

「加勢します?」

「いや、時々はブッちぎりたい気持ちあるから此処は任せて」

「では」

 

佐々木を先に行かせる。

其れが最善だと思っているし、此処ではちょろっと。

 

「さてさて…誰からぶち転がすかな?」

 

殴りたい気持ちが大きい。

 

一人一人筆に絵の具を水で溶かさず塗り付けるかのように見ていきながら戦力を把握後。

 

「来い。人生俺に会ったことを後悔させてやる」

 

構えた。

 

 

 

             to be continued

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。