真・女神転生〜ジャッジメントデビルサマナー〜 作:葉隠小太郎
割りと大変であった。
「はぁ…♡はぁ…♡はぁ…♡」
数歳年上とは思えないくらいにがっついて来たと思えば入念な腰の動きで誘ってくることもある妙技を持っていた。
まぁそのお陰でそれなりに心躍る結果にはなったけれども。
「せんせ…私、こんなに乱れてしまって。もう…♡どうしましょう…♡♡」
「困ってる様子が見えないですけど?」
なかなか難儀な事だ。
旦那とのセックスレスも数年程経っている事と、淡白かつ相手が満足したら終わりというフラストレーションが溜まる典型例を見せられ、まぁまぁ大変な事ではある。
とりあえずこうして俺の腕で腕枕にしながら彼女とのピロートークをしていこう。
「……私はただ、紹介して欲しいって言われただけなんです」
「紹介…」
何でも聞く辺り、金銭に困っていた彼女に謎の男が現れたらしい。
ソイツは真夏日というのに真っ白なスーツや白手袋を着け、顔以外露出していなかったとのこと。
「その人は『ただ貴方の担当している人達の名前を言ってもらえれば良い。少なくとも個人情報保護には抵触しない』って言われて、心付けばかりに封筒を渡されました」
詐欺師や犯罪者が使う典型的な手法だ。
スーツを纏うことで相手への不信感を軽減させ、グレーゾーンという曖昧な部分だけ頼み、トドメの心付けは懐に入れられるギリギリを見計らったサイズにすれば実行させやすくする。
特に金に困っている人間にはピッタリ合う手法だ。
結局彼女も、其れを実行し。
「13人。管轄だけでなくウチのケアホームで終末医療をしている人も教えたんです…」
想定より多かった。
「よくバレなかったですね」
「…家族の方からもお願いしますと言われれば転居だって出来ますから。其の辺も上手くやってたのでしょう…」
恐らくケアホームの責任者も深く考えずに転居願を受けたんだろうな。
お陰で此方が迷惑被る羽目になったのだが。
「あの…先生。今日の所は…」
「ちょっとした火遊びですよ。大人なんで其処は割り切るのが一番です」
「……はい」
関係は冷めきっているとはいえ未だに貞操観念はあるだろう。
此処で口を噤めば決して漏れることは無いし、色んな意味でストレス解消法にはなったであろう。
「じゃあこれ。生活費の足しにしといて」
「えっ?」
あらかじめ下ろしておいた現ナマ入り封筒を渡す。
「九里原さん。もし息子さんが其れでも甘ったれた言葉吐くんだったら夏休み何とかしとくよ」
「あっ…はい…」
とりあえず知り合いのオフィサーに連絡し、夏休みのブートキャンプに参加させよう。
流石に夏季休暇だけじゃ足りんから週2で通わせるつもりだが。
その後、九里原さんを自宅まで送り、遅くなった理由を伝えてこの日は終わりを迎える。
夜の警察署では多くの署員が帰宅し、一部の人間を残して消灯するのが多いが、今警視庁を含めた東京23区内の各署では事件に追われている為、煌々と電気が点いていた。
ここ、新宿区神室署でも同じく。
「………やっぱ進展ないっスね」
そう言っては、ため息を吐き、マグカップに入っている冷めきったコーヒーを飲む。
足立透はそのまま現場の防犯カメラ映像から似たような行動を取る人間を割り出し、行方不明者の照合を行う。
「相当手早い動きの組織だ。人攫いや集めるのも手慣れてる事は間違いない」
「まっ、個人で此処まで出来る訳ねぇッスね確かに」
対面に座り、死亡した被害者の行動履歴を当たり、何かが掴めないか藤田五郎が閲覧するも。
「……基本的に2日程度見かけなくなったケースばかりだ。しかも劇場前広場にたむろってるガキンチョや【賽の河原】に関与してないホームレスが対象みたいだな」
唯一の共通点である、希薄性の高い関係の人物をターゲットにしていること以外、何も無い所が眉間のシワを増やすキッカケとなっている。
逆に言えばその共通人物をターゲットにしていることで逃さず誰が消えたかまで把握させない。
「うまい手だ。こいつ等は相当人攫いに特化している」
「…っことは」
其れが出来る組織は限られる。
何らかの人体実験しかり、一人一人の攫う対象への調査能力しかり。
恐らく、相当手練れである事を示していた。
「どうする?下手をしたら次の実験体は俺達かも知れないが?」
「怖いっスね。でもまぁ此処で退いても無理でしょ?」
仕事上調べてしまった事とはいえ、関わってしまった以上、中途半端に退くのも気持ちが悪い。
足立からすれば正義感や其れ等の青臭い考えではなく、知らない相手に殺されるのが御免という心がある。
これには藤田も一つため息をついて呆れながら。
「それならば、とことんやってやるか」
足立と同じ考えで行動する事とした。
東京都内
十字教メシア派本拠地【カテドラル】
その外縁付近。
炎が周りを焼く。
いつも通りと言えばいつも通りであろうカテドラルに近い地域への襲撃は反メシア勢力によるもの。
メシア派に移ることを決めた人々や社会に爪弾きされた生活困窮者が身を寄せる施設に悪魔が入り込む。
『ゲッゲッゲッ…!!』
『オトコは殺せ!!オンナは苗床ダァ!!!』
\カカカッ!!/
〔妖鬼:ダイモーン〕
如何にも悪魔と言える蝙蝠の羽と三叉の槍を携えた悪魔は金切り声のような叫びで追い詰めたであろう人々の方へと向かう。
「……我等が主よ、この身が焼かれようともその心は常に貴方と共にあります…」
一方で、人々は逃げ出す様子はない。
否、逃げる事が出来ない。
行く手を阻む炎の壁は悪魔達によって分厚く造られ、無理矢理突っ切ろうとすれば忽ち火に巻かれ、熱さと息苦しさでその命を終えるだろう。
相手は飛行を行えるアドバンテージを使い、空から強襲。
選り取り見取りなバーゲンセールを行う事となる。
『行けぇ!!!』
妖鬼達が襲い掛かる。
多くの阿鼻叫喚が出され、逃げる事が出来ず、襲われるしか無くなる中。
「…我等が主の名に於いて我等が代行します」
声が聴こえた。
「我等は神罰代行、神罰執行、神罰悪滅。其れ等を総て統括する」
凛とした声は襲おうとした悪魔達を振り向かせ、何をする事と気を逸らせるに至る。
『……ヤベッ…』
一体の悪魔が言葉を吐いた。
唯一【アナライズ】を持っており、威力偵察を生業にしていた為、この状況は経験していた。
「……消え去れ…【マハコウガオン】」
『全員逃げっ…!?』
放たれるは強烈な光。
神聖を帯びた其れは祈りの力を収束させたもの。
破魔属性に分類される祝福のソレに妖鬼達は悲痛な断末魔を上げながら、その身を消し去った。
…………
「……申し訳ありませんでした。もう少し早ければこの様な事には…」
「いえいえ。この様な所に〔
金のベールを思わせる長い髪が揺れる。
外縁の教会を営む神父から様々な事を聴きながら、ヴィクトーリアは頷いた。
火の手はテンプルナイトによって阻まれ、完全に鎮火される。
黒く焦げきった木材の破片や立ち込めるプラスチック製の燃える臭いはかつて建てられた共同住宅の跡を生々しく伝え、心を傷めさせる。
ヴィクトーリアは思う。
此処の生活をせざる得なかった人々が安心して暮らす事が出来るのだろうか?
外縁である以上、庇護下にあるとはいえ、何度も襲撃があれば疲弊する者も多く出る。
殆どが心を病んで救いを求めてきた筈が、こう容易く行われるのは彼女も心に苛立ちを覚える。
「三番区も見てきた。酷い有様だ…奴等は【マンハント】だ」
「何だって…!?」
「クソッ…!只でさえ人手不足だと言うのに…」
重い甲冑を着込むテンプルナイト達は伝令役から別の外縁区の状況を聞き、感情を吐露する。
少なくとも精神的にもまともな部類であればこの状況を引き起こした者に怒りを感じる事は間違いなく、他のナイトもその意思を示している中。
「聞け!我等が同士よ!!」
威風高々に声が轟く。
他のナイトと異なる清廉な立ち姿と一点の迷いも無い真っ直ぐな瞳でこの惨状を見続けた男が言葉を述べていく。
「今この惨劇を創り上げた張本人を引き摺り出したい気持ちに駆られる者は居るであろう。しかし!今は助けを求める人々を救う事こそ重要なり!!故に我が居城を臨時の避難所として開放してある!!其処へ避難民を収容して欲しい!!」
その声の主は〔イオク・クジャン〕
テンプルナイトの騎士団長である。
「あっ、イオク様。そう言うと思って既に行っております」
「一応ソレはソレで別けて有りますので」
「イオク様宛で【ヒーホー便】の物資頼みましたから受取お願いします」
「うむ!!その手早さは素晴らしいと思いつつ勝手にやられてちょっと困るなぁ!!?」
但し、命令より先に行動が行われていて、怪我の程度が低い者からイオクの居城へ搬送されている。
此れには素早い判断への賛辞と事後報告による困惑が入り混じる状況に思わずツッコミを入れた。
「………クジャン子爵。少しお話を」
「……分かった。我等が居ても邪魔になりそうだからな」
テキパキと復旧作業に取り掛かっているナイトや天使達の姿を見て、現場にいるより他へ向かう事が良いと判断。
ヴィクトーリアと共に一度カテドラルの方へと足を向けて歩を進める。
…………
組織を束ねるには其れ相応に着飾らなければならない。
特にと言えるのがカテドラルの内装。
不特定多数の人間が見る場所は他所の教会よりも絢爛豪華な装いを創り、生活拠点となる場所は無骨なれども清潔を保ちやすい内装や過ごしやすさを重視している。
主となる礼拝堂を抜け、やって来たのはカテドラルの生活拠点となる城塞内の庭園。
南極などの閉鎖空間になりやすい地域では植物を育てる園芸療法が薦められており、育てやすい果樹や野菜類等も試験的に栽培されている。
その庭園に置かれたベンチにイオクとヴィクトーリアが座り、彼女が一つため息を吐いてから口を開く。
「……おかしな話です。今年に入ってから4回、
「確かにおかしな話だ。だが首謀者と思わしき者の傍に内偵させても何も来ない以上動く事はままならない」
無論調べていない訳でなく、怪しい人物への調査は怠っておらず、様々な視点から調べてみたものの、何も情報は得られなかった。
「だから今は待ってほしい。〔ヴィットーリオ〕卿が本国へといる間に事を起こせば極東方面の立場が悪くなる」
「クジャン子爵。前の貴方であれば猪突猛進に向かっていったと思いましたが?」
「立場と今を弁えた結果だよ。父と兄が生きていたならばと思うと物申したくなる気持ちはあるが」
今は待つしか無い。
継ぐはずだった兄と父の死にクジャン家は次席のイオクへ継がせるしか無く、自身も述べた通りに正直比べられれば見劣りする部分が多い事も理解できていた。
だが、家に関わる者達を路頭に迷わせる訳にも行かず、自身の力不足を理解し、其れでも付いてきてくれる者達の声を拾い、ここまでやって来た。
「もう少し待とう。相手の目的が分かれば実力行使の機会も恵まれる」
「………分かりました」
イオクの言葉にヴィクトーリアは口にしかけた嫌味の一つを飲み込むこととする。
彼に述べてもどうしようもないと理解したからという意味もあるが。
未明 某所
再開発計画が始動してから数年、新型感染症によるパンデミックが猛威をふるい、頓挫した町が一つ。
割れ窓理論という空き家や大型の建物等の窓ガラスが経年劣化や吹き抜けによる破損をしていた場合、割る事への罪悪感が薄れ、不法侵入への抵抗感も無くなり、次第に犯罪者の温床となる。
これが何件も起こればその場所に一般市民は近づかず、さらなる集団的犯罪が起こり得る。
この町もその例に漏れず、この廃ビル群は複雑な事情を抱えた少女達が身を売って金銭を手にする売春宿と化し、かなりの裏社会系組織によって効率的に稼がれていた。
『……こちらブラボー4。5に連絡…直ぐにおっぱじめろとな』
『了解』
目的の廃ビルから見下ろす様に寝そべる男らしき人物が一人、外套と何処かから手に入れた黒いビニールシートを被る。
ビニールシートに隠した大型の
『……そっちはどうだ〔パーシヴァル〕』
『狙いは十分です。後は吹っ飛ばし…ん?』
無線越しに聴こえる少女の声から疑問のフレーズが流れる。
こういう時は余り宜しくない事が起きる。
そんな予感がした。
『〔ガウェイン〕。内部の様子がおかしな事になっています』
『何?』
何かが起きている。
想定外のアクシデントに対応するべく、銃口をずらし、照準器越しから内部を観察する。
白く光る人型が部屋の中で複数人確認。
恐らく衣服を着用していない買春中の男女と認識し、ゆっくりと別の部屋を覗く。
隣の部屋は使われておらず、廊下の扉が開かれたままになっている。
其処を覗くと、小さな光が断続的に起こる。
其れが拳銃による発砲だと過程し、裏にヤクザ等の反社会的勢力が関わっている事を示唆した。
『ひー…ふー…みー…よー…。2人が狭い廊下で同じ方向に発砲…誰かカチコミでも仕掛けたか?』
『その様な客が見えた形跡無いですが?』
『だな。……予定変更、誰かが通報したみたいだ』
『………
『腐るな。いつもの事さ』
傍受していた警察無線に通報の指示が入り、5分後には辺り一帯が封鎖される事態となる。
こうなれば男も無線先の少女も、少し遠くに居るとはいえ撤収せざる得ない。
ビニールシートは畳み、自動小銃を銃身とボルト、銃本体と分解し、装填された実包を薬室から取り、バッグへと仕舞う。
ものの2分で作業を終え、男は隣のビルへと走り、跳んで撤収を行う。
…………
神室町 中道通り
第一ビルディング 八神探偵事務所内
「マザー◯ッカー!!!」
「ちょっと茶子嬢。汚い言葉吐かない」
歓楽街にある興信所である八神探偵事務所では未成年向けの炭酸ジュースを飲みながら悪態をつく少女〔ティー・サリヴァンウォーカー〕と其れを戒める男、〔海藤正治〕。
「……まぁ、荒れる気持ちも分かるけどね?」
「ター坊そう言うなって…」
其れに付き合い、丸い氷の入ったグラスにマッカランを注ぎ、飲む事務所の所長〔八神隆之〕は理解を示す。
尚、このスコッチウイスキーは後ろのキッチンコンロにて手製のローストビーフを切る髑髏のバラクラバを着ける男、通称〔ゴースト〕からの手土産である。
「警察無線と運ばれた病院から手に入れたカルテから、襲撃者は何らかの薬物を使用し、ビルに居た半グレ構成員8名を撲殺。最後は警官の拳銃で頭部を撃ち抜かれて死亡したみたいだ」
「何だそれ。痛覚を鈍くするヤクか?」
「だとしても、素手で殴り殺せる程に鍛えられた人間とは思えないがな?」
病院内に忍び込み、カルテの精巧なコピーを入手したゴーストは其れをテーブルへと置き、内容を見せる。
「……この体格で人を殺すっていうのは難しいですね」
「ヒョロッヒョロじゃねぇか。半グレ連中目茶苦茶に発砲してたんだろ?どうやって殺ってたんだ?」
「分からん。だが手の骨は殆ど砕けてて振るうには容易な物とは言えない。相当何らかの代物だったのだろう」
カルテの内容からは、痩せぎすの20代青年による暴行と記載。
レントゲンでは上腕部の骨は亀裂が入り、手に至っては握り締める行為も不可能な程に粉砕骨折が起こっている事が確認できた。
これでは如何なる方法であっても複数人の人間を撲殺に至る事は不可能に近く、戦闘のプロであるゴーストも首を傾げざる得ない。
「恐らくコンバットドラッグの一種だが、此処まで人間性を失くす効果は聞いたことがな……いや」
無いと言おうとした時、一つ記憶に引っかかる物がある。
其れを思い出そうと眉間に皺を寄せ、考えていると。
「…ん?一部体表面に鬱血とは異なる色素沈着が確認?」
「メラニン等による黒ずみとかですかね?」
「それにしちゃあ随分と真っ黒になってね?」
カルテ内に貼られていた写真に手や足首の皮膚組織に黒く色素沈着が起こっているのを見つける。
所謂紫外線などが慢性的にダメージを与え、其れを防御する為にメラニンが発生。
其れが皮膚の硬化や黒ずみを起こし、場合によっては修復不可能な状態まで起こってしまう。
しかし、その色素沈着とは何か異なるのでは?と海藤は思うも、医学的知識は持ち合わせておらず、その疑問の答えは出す事はできなかった。
しかし。
「………背中に"羽根"?」
カルテの残りに写真と映る文章に八神は疑問を覚え。
「………まさか」
ゴーストはようやく思い出し、口を開いた。
「…【
「エンジェル・ダスト?何だそれ?」
聞き覚えのない単語にはティー、海藤、八神も顔を顰めて疑問の表情を作る。
しばしゴーストは考えを纏めた後に口を開く。
「エンジェル・ダスト。かつて紛争地域を中心に普及したコンバットドラッグの一種で、投与された人間は極限までその身体能力を覚醒、人一人では持てない物を持ち上げる筋力と脳内の麻薬成分による痛覚遮断、そして死を迎えるまで強烈な凶暴性を齎す禁止条約が出た筈の代物だ」
つまり、今は使われていない筈の禁止薬物。
此処で八神は気が付き、問いかける。
「なんでこの日本で?もっと相応しい所とか隠れ潜んで使う代物じゃないのか?」
「相応しいか…。俺が思うに
皿に盛ったローストビーフをテーブルへと置き、あらかじめ作って置いたクラムチャウダーも鍋ごと置く。
「この街で戦争でもおっ始めるのかよ?」
「いいや。
「マジかよ」
現役の特殊部隊員からの言葉に海藤も眉間に皺を寄せ、その状況が何を示しているのか理解させる。
取り返しのつかないレベルで出回っている。
少なくともこの場を静寂に落とし込むには充分すぎた。
だがそれでも。
「………八神さん。止めますか?」
「…当たり前だろ?」
「良かった、其れが聞きたかったんです」
神室町に住まう探偵である以上、街を脅かす事柄には全力で立ち向かうつもりでいる。
「…そうだなター坊。俺達の街だ、俺達で何とかしなきゃな!」
フンスと鼻を鳴らし、海藤は八神の意思に賛同する。
「ふっ、やる気があってよかった。そのおかげで此方もやりやすい」
ゴーストも同じく、若干のフラストレーションを溜めていた事で、これからの方針が定まった事をバラクラバ越しに笑みを浮かべた。
「じゃあ、飯を食ってから話に進めよう」
「ですね」
「腹が減ったぜ」
先ずは腹ごしらえ。
これからの事を話し合う前に小皿を回し、食事を始める。