生成魔法を手に入れたハジメとユエは、本格的にこの建物を探索することにした。
まずは、開かなかった部屋。
ここはオスカーの指輪を利用することで開いたのだが、あったのは書斎や工房など。
そして書斎に、この住居の施設設計図らしきものを発見した。
通常の青写真ほどしっかりしたものではないが、どこに何を作るのか、どのような構造にするのかということがメモのように綴られたものだ。
「おっ、あった」
設計図によれば、どうやら先ほどの三階にある魔法陣がそのまま地上に施した魔法陣と繋がっているらしい。
オルクスの指輪を持っていないと起動しないようになっているようだ。
さらに設計図を調べていると、どうやら一定期間ごとに清掃をする自律型ゴーレムが工房の小部屋の一つにあったり、天上の球体が太陽光と同じ性質を持ち作物の育成が可能などということもわかった。
「あ。ハジメ、これ」
「何だ?」
ハジメが設計図をチェックしていると他の資料を探っていたユエが一冊の本を持ってきた。
どうやらオスカーの手記のようで、かつての仲間、特に中心の七人との何気ない日常について書いたもののようである。
その内の一節に、他の六人の迷宮に関することが書かれていた。
「……ということは、他の迷宮も攻略すると、創設者の神代魔法が手に入るってことか?」
「……かも」
手記によれば、オスカーと同様に六人の“解放者”達も迷宮の最深部で攻略者に神代魔法を教授する用意をしているようだ。
どんな魔法かまでは書かれていなかったが、生成魔法と同格となれば、それこそ普通の魔法とは格が違う性能をしていることだろう。
「これはもう本格的に、迷宮巡りをしないとかもな」
帰るにしても何にしても、神代魔法を得られるとなれば、ハジメが逃げるわけがなかった。
神代魔法は規格外の強力な魔法、それらを合わせれば、不可能だって可能になるかもしれない。
それこそ、今まで何をしてもできなかった、ハジメの“魅力”の制御や、他にも元の世界に帰る方法も、見つかるかもしれない。
「……よし。それじゃあユエ、地上に出たら、他の迷宮の攻略も目指そう」
「んっ」
これでひとまずの明確な指針ができた。
それからしばらく探したが、正確な迷宮の場所を示すような資料は発見できなかった。
現在確認されている【グリューエン大砂漠の大火山】【ハルツィナ樹海】、目星をつけられている【ライセン大峡谷】【シュネー雪原の氷雪洞窟】辺りから調べていくしかないだろう。
工房の方も見てみると、生前オスカーが作成したアーティファクトや素材類が保管されていた。
それこそ、錬成師が見れば目が飛び出るほどの素材やアーティファクトの数々。
ハジメも錬成師ではあるので、これにはかなり驚き、ペタペタと色々な素材やアーティファクトを調べて回った。
「……ユエ」
アーティファクトを調べながら、ハジメはユエに言う。
「本当なら、もう少し休んだらここを出るつもりだったけど……もう少し……一ヶ月くらいは、ここで色々研究したい。他の迷宮攻略のことを考えても、ここで可能な限り準備できた方がいいだろうし……どうだ?」
自然もあり、食料も一応は作れるので、ここは拠点としては最適。
この場所で、今後の旅に備える……のに加え、色々と研究を行いたい。
ハジメはユエに、思いを伝えた。
「……ハジメと一緒ならどこでもいい」
そしてユエは了承する。
そうして、二人はここで可能な限りの鍛錬と装備の充実を図ることになった。
◆◇◆◇
そうして数日間の準備を行った後、ハジメは研究を始めたわけなのだが……
「なんなんだ、これは……」
まず最初に触れたのは、ハジメの技能である“武装顕現(王)”で出現する武器や衣服についてだ。
これから戦うにあたって、自分の使うモノがどんな性能なのかを知っておくべきだと思って始めたことだ。
そうして、解析を進めていたわけなのだが、ハジメは震えていた。
「これは、この性能は……神代魔法の領域じゃない……」
神代魔法の一つである生成魔法を扱えるようになったからこそ分かった。
この“武装顕現(王)”で形成される武具は、神代魔法で説明できるレベルを超えていると。
顕現する十二の宝具と衣服、そのどれもに、神代魔法を超える何かが込められているのだ。
第一、第二の宝具“双剣”は、それぞれエネルギーを消失させる特性と、空間を超越する特性により、あらゆるモノを全てを斬り裂く。
第三の宝具“大盾”は、あらゆるモノを反射させる。
第四の宝具“大剣”は、破壊という概念そのもので、この武器による攻撃に一ミリでも掠れば、それは破壊される。
第五の宝具“宝剣”は、無限に複製することができ、その全てを、思考一つで自由に動かすことが出来る。
第六の宝具“メイス”は、その攻撃に当たった物質や生物に宿る魔力を全て、強制的に吐き出させる。
第七の宝具“猟銃”は、あらゆる因果を超越し、狙った的に、狙った時間に、狙った部位に必中する。
第八の宝具“槌”は、四つ目の宝具と同じく破壊の概念そのものだが、物質そのものは破壊せず、非物質なモノのみを破壊する。
第九の宝具“斧”は、当たった存在に対して、永遠に癒えない“傷”を与える。
第十の宝具“槍”は、当たった存在に対して、永遠に続く苦痛を与える。
第十一の宝具“短剣”は、時間を超越し、敵を斬り裂く。
第十二の宝具“篭手”は、使えば見える範囲に存在するあらゆるモノを手元に取り出し、掴むことが出来る。
「ぶっ壊れかよ……」
武器だけでもイかれてる。
イかれ過ぎていて、能力の全てに理解が及ばなくて、今の自分ではそのスペックを完全には発揮できなさそうな、そんな雰囲気すら感じる。
加えて、顕現させた衣服についても凄かった。
武器と比べると大層な性質は無いが、外部からのあらゆる攻撃から身を守るように、武器にも用いられていたような何かが応用され、使われている。
ユエのような眷属達は、この衣服だけしか使えないそうではあるが、それでも肉体保護という意味ではとても優秀なものとなっている。
「意味分からん」
ハジメは少し考えた後、そう判断した。
今の自分では、原理を欠片すら理解できないと。
「……ハジメ?」
そんなハジメのいる工房に、ユエがやって来た。
声のした方向を向いてみると、そこにはドレスとは別の服を着たユエがいた。
ユエは“武装顕現”を使えるようになってから、ほぼ毎日のように衣服の形状を変えて、オシャレを楽しんでいるみたいだ。
今日は、前面にフリルのあしらわれた純白のドレスシャツに、これまたフリル付きの黒色ミニスカートという、可愛らしい格好をしている。
普段からかなり似合った服を見せてくれるが、今日の格好は、その中でも飛び抜けた一番と思えた。
ハジメにはこういうセンスはそこまでないので、素直に感心するばかりだった。
「凄いな、今までで一番かわいい」
思わず、声に出てしまった。
「……嬉しい」
その言葉に少し驚いたユエだったが、すぐに柔らかく、嬉しそうに微笑んだ。
「それで、何かあったのか?」
そう言うと、ユエは無言でハジメに後ろから抱きつき、すりすりと身体を擦り寄せてきた。
「ん……❤️」
しなだれかかり、身体から力を抜き、ハジメの方を見つめるその表情は、とても淫靡に映った。
まるで何かをおねだりするかのように、頬は高潮し、瞳は潤んでいた。
「……ベッドに、行こっか」
ハジメは、そんなユエのおねだりには必ず応える。
ユエを幸せにさせるためには、それが一番なのだから。
◆◇◆◇
そうしてベッドルームに着いたわけなのだが、ユエは別の衣装に変えたいと言って、部屋の外に行ってしまった。
ベッドに腰掛け、ハジメは一人で待つ。
「お待たせ」
「……!」
その姿に、ハジメはわずかに目を丸くする。
ユエが纏うのは、純白のウェディングドレス。
まるで花嫁のようなそんな姿で、ハジメの前に現れたのだ。
「ねぇハジメ……」
ユエは近付き、そしてベッドに腰掛けるハジメをそっと押し倒す。
「結婚しよ……❤️ 私を、お嫁さんにして❤️」
好きで好きでたまらないハジメに、求婚。
お嫁さんになって、服従して、ハジメに尽くしたい、そんな想いから、ウェディングドレスを着て、ハジメに襲いかかったのだ。
だが、ハジメは、そんなユエを掴むと、身体を回転させて逆にベッドに押し倒す形にする。
「もちろん、一生大切に……幸せにするよ」
そして、ユエに優しい口付けをした。
ハジメは本気で、彼女を幸せにしようとしている。
なんせハジメの“魅了”は、一度かかってしまえば最後、ハジメ以外の異性に対して恋ができなくなってしまう。
つまり、未来を奪うと言ってもいい。
だからこそ、ハジメは未来を奪った分、幸せにしてあげたいと、そう思っているのだ。
眷属にして、自分のものにして、心から愛して、眷属達の願いには可能な限り全て応える。
それが、ハジメにできる唯一と言ってもいいことなのだ。
ハジメはユエを眷属にしたことで、彼女や他の眷属と同じく、殺されない限りは不老不死となった。
だから永遠に、ユエを、もちろん他の眷属達を、愛することとなる。
老いることなく美しいまま生き続ける眷属達と共に生き続け、互いに愛し合うのだ。
それこそが、淫魔王の力を引き継いだハジメの生きる道だ。
「じゅぶぶぶぶ❤️ んぶっ❤️ ぢゅるるっ❤️」
優しいキスは、あっという間に舌を絡ませ合う濃厚なキスへと変わる。
そして約一分後、口を離すと、ユエは口端によだれをこぼし、それにすら気づかず惚けた表情でハジメを見つめていた。
「はぁ……はぁ……❤️ 私、もう、限界……❤️ね、だから、おチンポ……ちょうだい❤️」
そう言い、ユエは又を開き、キスで何度も絶頂して、メス汁で濡れたショーツを見せつける。
純白で清楚な雰囲気のもの……なんかではなく、秘部を見せつける穴開きの、それこそセックスのためだけに存在するような下着だ。
ハジメは無言で、最大まで勃起した肉棒を、ユエの腹の上に乗せ、見せつける。
ヘソすら超えるほどの、それこそ20センチは軽く超えてしまいそうなサイズの肉棒に、ユエは目を奪われてしまう。
「……❤️」
今からこれで犯されるんだ……❤️
性奴隷みたいに犯されちゃう……❤️
そんなことを思いながら、興奮するユエ。
ずぷぷっ❤️❤️
「ぁっ、ぁぁあああ〜〜〜ッ❤️❤️」
ゆっくりと、おまんこの奥へと挿入されていく。
淫魔王の極太ペニスで膣道をかき分けられ、支配されていく常識の埓外の快楽に、思わずユエは頭を抑えてしまう。
ずぷぷっ……とんっ❤️❤️
「おお゙っ……❤️❤️」
そして、子宮をトンと突かれ、メス声を上げて身体を震わせる。
以前の激しいプレイとは対照的な、とても優しい行為。
激しいのを想像していたユエは一瞬困惑したが、それもほんの一瞬だけで、それらはあっという間に、ハジメへの愛欲で染まりきってしまった。
「じゃあユエ、今日はゆっくりしようか」
「ゆっくり……うん❤️」
「じゃあ、いくよ」
ずぷぷ……っ❤️ と、ゆっくりとペニスが引き抜かれる。
ゾワゾワと震えるような心地よい快楽に、ユエは身体をふるふると震わせる。
「ぁああぁぁああ〜〜っ❤️❤️」
とちゅん❤️
「お゙んっ❤️❤️」
そしてほとんど抜いたところで、再び一気に挿入する。
ただし、子宮を押し潰さないように。
「はあぁぁ゙ぁあ゙ああ――ッ❤️❤️」
そして再び抜いて、
「んお゙っ❤️❤️」
一気に奥まで突き刺す。
メス声を上げ、淫らなアヘ顔を浮かべる。
ぱんっ❤️ ぱんっ❤️ ぱんっ❤️ ぱんっ❤️
少しずつ少しずつ、ユエが慣れていくにつれてペースは上がっていく。
「お゙っ❤️❤️ お゙っ❤️❤️ お゙おっ……❤️❤️ ハジメぇ❤️❤️ こりぇっ、こりぇしゅきぃぃ❤️❤️ んお゙ぉっ❤️❤️ あたままっしろになりゅのぉ゙ぉ❤️❤️」
抱きしめられ、ユエはハジメの胸の中で、トロトロの笑みを浮かべながら幸せそうに喘ぎ鳴く。
ほとんど押し潰され、身動きは取れないというのに、その表情には幸せ以外の感情は無い。
「お゙っイくっ❤️❤️ イくイくイく……ッ❤️❤️」
びくびくびくっ❤️❤️
ぷしゃぁぁぁあっ❤️❤️
そして、激しい絶頂に全身をのけぞらせ、常人では味わえない、眷属としての快楽を享受する。
そんな中でも、ピストンは続いて、
どちゅんっ❤️❤️
「お゙っ!?❤️❤️ はっ、ハジメっ、これっぉお゙お゙ッ❤️❤️ イ……ッ❤️❤️ くぅっ、ぉおお゙ぉお゙ぉ゙ぉお゙お゙ッ❤️❤️❤️」
イッているというのに続くピストンで、連続イきを味わい、言語消失してオホ声を上げ続けてしまう。
ぷしゅーっ❤️❤️
ちょろろろろ……❤️❤️
そして、何度も何度も絶頂を繰り返し、メスのフェロモンたっぷりな汁をお漏らししまくってもなお、二人は交わり続けた。
ぱんっ❤️ ぱんっ❤️ ぱんっ❤️
「はっ❤️❤️ あっ❤️❤️ あんっ❤️❤️ は、ハジメ……んっ❤️❤️ どお、気持ちいい……?❤️❤️」
そして、二人が交わってから丸一日が経過。
何度も何度も射精し、絶頂し、疲れ果てて眠ったが、一度睡眠を挟んだ後、二人はまたしても性を貪っていた。
今回はダラダラと、惰性のように長く緩やかに続く、甘い甘い幸せな時間だ。
ハジメはユエに上に跨がられ、奉仕されていた。
ゆさゆさと腰を動かされ、小さく狭い腟内でぞりぞりと扱かれる緩やかな快楽を味わっていた。
「気持ちいいよ、ユエ……」
「よかった……❤️❤️ じゃあ、続けるね❤️❤️」
小さなお尻をゆさゆさ❤️ 動かして、トロ顔で見つめてくるユエ。
身体を倒してきたので、頭を撫でると、とても幸せそうに軽イきして全身を震わせる。
「あっそれすきっ❤️❤️ ハジメ、それもっと❤️❤️」
「うん。いい子いい子……」
「あっダメイくッ……❤️❤️ ぁぁ゙ああ゙あ゙〜〜〜❤️❤️」
びゅくびゅくびゅくぅぅぅううっ❤️❤️
そして、ユエの絶頂と共に、精液が子宮へと流し込まれていく。
長い長い射精により、結合部から子宮に入り切らなかった精液が、こぽりとこぼれ落ちる。
「はぁ、はぁぁ……❤️❤️ ハジメ、もっとぉ❤️❤️ もっとぉ❤️❤️」
そうして、これからあと丸一日、二人はイチャラブ度漬けへセックスを続けるのであった。
◆◇◆◇
そんなことを続けて一ヶ月後。
ハジメ達は、自分達のできる限りの準備を整え、迷宮の外へと旅立つのであった。
・南雲ハジメ:大切な眷属の願いなら何でも聞く。そしね眷属は例外なく全員大切に思っている。
・ユエ:どちらかというとマゾ。というか眷属の大半は、大なり小なりマゾを拗らせている。
ちなみに、第一章はこれで完結です。一応、幕間がちょこっとありますが、それが終われば次はライセン大迷宮編です。