フェルジェル城から北東の場所にある村「マイセイル」、その村が見える崖の上に魔王ガイアスは立っていた。
その彼の周りにはウルフ軍団の長「ウルガルフ」が傍に立っている。
「ガイアスさま、我らウルフ軍団・・・・・・いつでも主の出陣命令を受けることで攻撃が可能となっております。」
「そうか・・・・・・」
ガイアスの魔王のオーラに魔物たちは彼の強さが発揮されているので恐れている。そして彼は右手を上空に掲げてから前の方へと向ける。
「攻撃開始、抵抗をするものは殺せ。」
「お前達!行け!!」
「「「「わおおおおおおおおおおおおおおん!!」」」」
ウルフ軍団の群れが村の方へと突撃をしていく中、ガイアスは一体のウルフ軍団に乗り向かっていく。
「ガイアスさま!?」
「え?ガイアスさま!?」
「そのまま行け。」
「は、はい。」
一方村の方でも元冒険者たちが防衛体制をしいており武器を構えている。
「おのれ魔物が攻めてくるなんてな。この防御壁があれば奴らは入ることなど不可能!」
ガイアスたちは村が見えてきたが、大きな防御壁があるのに気づいた。だがガイアスは背中から飛びあがり両手に強大な火の玉を生成をする。
「離れていろ。くらえ・・・・・・我が火の魔術「フレイムマグナム!」」
強大な火の玉が防御壁に命中をして爆発が起こった。すると防御壁に穴が空いたのを見てウルフ軍団たちはそこから侵入をしていく。
ガイアスも村の中心に着地をして冒険者たちが周りを囲んでいた。
「て、てめえが防御壁を?」
「左様、あんなもので我の魔術が防げると思うのか?」
「おのれやっちまええええええええええ!!」
冒険者たちは武器を構えて、ガイアスに立ち向かう。
「死ね!!」
「おら!!」
「ふん。」
ガイアスは相手が振るった剣を避けた後に槍をつかんで冒険者事投げ飛ばす。
「「どあ!!」」
「あちょおおおおおおおおおおおおお!!」
武道家と思われる人物がガイアスに格闘戦を仕掛けてきた。彼自身は相手が放つ連続した攻撃を躱すとその胴体に蹴りを入れて吹き飛ばす。
すると遠くから魔法が放たれたのを見て防御魔法を発動させてガードをする。
「今のはレベル4ぐらいって感じだな?なかなかいい威力を持っているが、我が防御壁を貫通をすることはできないみたいだな?」
「ば、馬鹿な・・・・・・俺の最大の技をふさぎやがった!?」
「数が多いな、なら・・・・・・いでよ。」
魔法陣を発生させると彼は手を突っ込ませて引き抜くと巨大な大鎌を持ちだして周りにいる冒険者たちに振るう。
彼らはふるっただけで何もないな?と判断をしてガイアスに突撃をしようとした時に視界が勝手に地面の方へと落下をしたのでいったい何かと見ていると、自分たちの体がそのまま倒れたのを見て絶命をした。
「愚かな、魔王である俺に対策を立てずに挑むとはな・・・・・・」
「ま・・・まおう・・・・・・だと・・・・・・」
「あ、生きていたか。なら死ぬ前に教えてやろう。我の名は魔王ガイアス・・・・・・この世界を支配するものよ。」
そういって頭部を踏み潰して血が彼の体にかかるが、彼は気にせずにほかの方を見るとウルフ軍団たちが村人たちを襲っており男どもは殺されていく。
「ウルフ軍団よ、あまり男どもを殺すなよ?この村の奴らは奴隷として働かせるのだからな。やるなら抵抗をする奴だけ殺せいいな?」
「「「御意!!」」」
彼は鎌をしまい、ウルフ軍団たちが元の冒険者たちを殺していく。彼は座りその様子を見て欠伸をする。
「ふああああ・・・・・・元冒険者だから期待をしていたけど弱すぎるな、これがこの世界の冒険者の実力ならがっかりだな。(てか、俺堂々と人を殺したのに動揺をしていないなんてな。まぁ魔王として子どもの時から入れ替わったとかじゃなくて憑依をした感じだからな、ガイアスとして生きてきたのを考えると、まぁ当たり前か。)」
ウルフ軍団を通り抜けて一人の人物が剣を構えてガイアスに振り下ろしてきた。
「魔王さま!!」
「であああああああああああああああああ!!」
「女か。」
彼は硬直魔法を腕にかけて女が振り下ろした剣をガードをした。その剣が折れてガイアスは彼女をころ・・・・さずに蹴りを入れて地面に叩きつけた。
「がは!」
「まさか、あの軍団の中をすり抜けて俺の元へ来るとはな・・・・・・よいしょっと」
彼は気絶をした女性を抱えてウルガルフに声をかける。
「ウルガルフ、後は任せても大丈夫か?」
「はい、私にお任せください。」
「頼んだぞ?」
「はは!!」
彼は転移魔法を発動させて自身の城に転移をした。そして彼が帰ってきてメイド達は慌てて挨拶をする。
「「「魔王ガイアスさま、お帰りなさいませ!」」」
「ただいま帰った。俺の部屋の掃除は?」
「すでに完了をしております。失礼ですがガイアスさま、また人間の女を連れて帰ってきたのですか?」
「こいつは色々と役に立ちそうと思ってな。だから連れて帰ってきた。」
「・・・・・・わかりました。」
「不服か?カーヨ?」
「いえ、魔王さまのやることにメイド長である私が口を出すわけにはいきませんので。」
「そう言ったが、俺は結婚はしていないからな。とりあえずこいつを連れていく。」
「はい。」
ガイアスは部屋の方へ女戦士を連れて行くのであった。
次回「女戦士(R18)」