誤字報告ありがとうございました。
大変助かります。
1通りの手続きを終えて、Ptが入る様になってから3人には女子生徒達に謝罪をさせて、不快料として1人10万Ptの支払いを俺が肩代わりし、取りあえずは納得してもらった。
鈴音
「ふ~ん、まぁ少しは見直してあげるわ」
「それはど~も」
そんなこんなで、最初のPt支給日の朝を迎えた。
朝目覚め、端末を確認する。「0ですか、初日に誓約書を交わしておいて正解だったな」と呟いた。
顔を洗い、身支度をして朝のコーヒーを入れ味わう。もうかれこれ、この朝のルーティンは3年続いていた。
「さてどうするかな、この時間に行ったらPtの事で騒がしいよな┈┈┈ギリギリに行こう」
俺は何時もの時間より少し遅く登校し、教室の中に入り何時もの様に「おはよう」と挨拶して席に着いた。
そして、チャイムが鳴り茶柱が入って来た。
茶柱
「さて、朝のHRを始める前に質問はあるか」
「先生、今朝Ptが振り込まれて無いんですが」
茶柱
「Ptは振り込まれている」
「だって、現に振り込まれて無いよな」
茶柱
「ふふふ、愚かだな。Ptは確かに各クラスに振り込まれたのを確認している。このクラスだけ振り込まれて無いって事は無い」
高円寺
「なる程、そう言う事かティーチャー」
茶柱
「ほう、何人かはわかったみたいだな」
「高円寺説明しろ」
高円寺
「何、簡単な事だ、我々のクラスには0Ptが振り込まれたということだねティーチャー」
茶柱
「その通りだ、遅刻早退合わせて96回、授業中の私語や端末を弄った回数396回、まぁ派手にやらかしたモノだ。当初持っていたPtを全て吐き出した、これは歴代のDクラス初の出来事だ」
平田
「先生、納得がいきません。何故注意をされなかったのですか」
茶柱
「お前達は小学と中学の9年間何を教わってきたんだ。遅刻や私語はダメだと散々言われてこなかったのか。それを何故ここでもお前達に言わなければならない、初めに言った筈だここでは実力で生徒を図るとな」
平田
「┈┈┈┈┈でしたら、詳細を教えて下さい」
茶柱
「会社と同じで人事考査で教える事は出来ない」
平田
「┈┈┈┈┈」
櫛田
「先生、Ptを回復する事は可能ですか」
茶柱
「可能だ、直近で言えば今月行われる中間テストがソレだ。最高で100Pt加算される。だが┈┈┈」
茶柱は黒板に紙を貼り出した。
茶柱
「これは先日行われた小テストの結果だ。まぁ揃いも揃って粒揃いだ、先生は感心したぞ」
茶柱は赤ペンでラインを引いた。
茶柱
「34点ラインの下の生徒は赤点だ。良かったなこれが本番では無くて、もし中間や期末でのテストで1教科でも赤点を取った者は退学だ」
平田
「いきなり退学って補習とかは無いのですか」
茶柱
「これも学校が定めたルールだからな」
茶柱はもう1枚黒板に紙を貼った。
Aクラス 960 Cp
Bクラス 640 Cp
Cクラス 490 Cp
Dクラス 0 Cp Cp × 100 = PPt
平田
「先生コレは」
茶柱
「各クラスの獲得Ptだ、もし仮に今回お前達がCクラスの490Cpを上回っていればお前達がCクラスとなっていた。そしてこのCpを100かけた数値がお前達に支給されるわけだ」
平田
「キレイに並んでますが」
茶柱
「ここでは、優秀な者から順にAクラスへと振分けられ最後に残った不良品はDクラスに配属される。それとこれも教えておく、100%の進学や就職率はお前達低クラスには何も保証されない」
平田
「では、最低でもCクラス以上にならなければダメだということですか」
茶柱
「それも違うぞ、Aクラスにならなければ恩恵を受ける事は出来ない」
平田
「そんな、Aクラスだけなんて」
茶柱
「世の中そんなに甘くないって事だ、なぁ九頭」
一斉に俺に視線が集まった。
「先生、何故九頭を」
茶柱
「九頭は入学式が行われた日に、このSシステムを理解し我々一年の教師と交渉して、見事Ptを入手していったからだ」
山内
「九頭、てメェ始めからわかって黙っていたのか、それにPtって何だよ」
池
「┈┈┈そうか、だからあの時100万なんて賭けられたのか」
山内
「ふざけやがって」
「煩いな不良品は黙ってろ」
殺意を込めた目で山内と池を睨むと腰を抜かして大人しくなった。
「俺は確かに4人の各担任と交渉をしてPtを貰い沈黙を貫いた、それは少しでも話せば退学になるからだ。まぁ中には少し理解し授業態度を改善した教室もあっただろう、だが俺はこのクラスでは無理と判断した。特に誰とは言わないが、だから俺は教師達と契約を交わしPtを取得した。この結果を招いたのは自分自身だとしれ。このままだとずっと0Pt生活が続く事になるぞ、お前達3人はな」
茶柱
「何か質問はあるか、無ければ終わるが、今度の中間テストで退学者が出ないと信じてるぞ」
茶柱は教壇から降りて教室を出て行った。
軽井沢
「流石に0Ptはキツイよね」
松下
「でも、私達女子は九頭くんから10万Pt貰ってるよね。それに、私達にも責任はあるしね」
佐藤
「そうだよね、でも九頭くんて凄いんだね。初日でわかっちゃうなんて」
松下
「もしかしたら、あの時の10万って、こうなる事を予想してたのかな」
軽井沢
「そんな事は無いんじゃない┈┈でも」
松下
「そうよね、でも予想してたらとしたら┈┈止めようこんな話し」
佐藤
「そうだね」
女子トイレ内での会話だった。
鈴音
「気に入らないわね」
清隆
「何がだ堀北」
鈴音
「何もかもよ、特に九頭くん」
「呼んだか鈴音」
鈴音
「あなた、小テストでの最後の3問全て正解したのね」
「ああ全問正解で満点だったみたいだな」
小テストの結果表の一番上に九頭龍司の名前があった。
鈴音
「私は一問しか解答出来なかったわ」
「まぁ確かに高校3年と大学の問題だからな出来なくて当然だが高2の問題は出来たのか鈴音」
鈴音
「見てなさい今度の中間テストでは必ずあなたに追い付くから。それと何故あなたみたいな優秀な人がこのクラスに居るのか不思議だわ、貴方はさっきの話しを聞いて納得がいったのかしら」
「そうだな、この学校がそう判断したなら受け止めるさ」
清隆と俺は茶柱に呼び出されていた。
職員室を訪ねると茶柱は離席中で、対応したのがBクラスの担任星乃宮だった。
星乃宮
「久しぶりだね九頭くん。元気してた。それでこっちの彼は?」
「ああコイツは同じクラスの綾小路清隆です。清隆こっちはBクラスの担任の星乃宮だ」
清隆
「どうも綾小路清隆です」
星乃宮
「九頭くんは言わずもがなだけど、綾小路くんも結構なイケメンだね。九頭くんは毎日違う女子とデートしてるみたいだけど、綾小路くんはしないのデート」
清隆
「相手がいませんから」
星乃宮
「またまた、ほんとは誰かいたりするんでしょ」
「もう、その辺にしといて下さい清隆が困ってますから」
星乃宮
「え~ダメ。なら九頭くんにしようかな」
「(鬱陶しい┈┈今度お仕置きが必用だな)」
茶柱が星乃宮の後ろから近寄り持っていたファイルで頭を叩く「パチン」と音が鳴った。
星乃宮
「いッた」
星乃宮が後ろを振り向いた。
星乃宮
「ナニすんのよ佐枝ちゃん」
茶柱
「お前こそ、うちの生徒に何してるのだ」
星乃宮
「佐枝ちゃんが居なかったから相手をしてただけだよ」
茶柱
「そうか、行くぞ九頭、綾小路。お前は着いてくるな知恵」
星乃宮
「え~何で」
茶柱
「これから2人の指導方針を話すから、お前には関係の無いことだ」
星乃宮
「ホントかな、なら別にわたしがいても問題無いんじゃない」
「星乃宮先生いますか」
茶柱
「ほら、お前にも生徒だ」
星乃宮
「あっ帆波ちゃんだ」
茶柱
「ほら、行くぞ」
別室に連れて行かれた。