一日の良し悪しは朝にどう目が覚めたかで決まると俺は思っている。学の足りない高校中退のホスト野郎の俺が悟った数少ない真理って奴だ。
近所のオッサンの怒鳴り声で起きるより、小鳥の
それによって、今日という日への活力が大きく変動する。株価の変動なんか目じゃないくらいの大きな動きだ。
とまあ、朝の目覚めがどれほど重要かと語ったところで、今日の朝の様子を伝えよう。
「あむ……んっ……れろっちゅぱっ……」
赤い髪のポニーテールがしゃぶる動きに合わせて、左右に揺れている。俺のズボンを脱がし、その下のパンツの前のボタンを外して赤黒いペニスを頬張っている。
巧みというには少々雑で、たどたどしいというには慣れた舌の動きが朝勃ちしていたそれを口内の温かさと一緒に包み込んでいた。
昨日、散々飲んだドンペリのせいでまだ完全に働いていない頭で今の状況を把握した。
……フェラチオされている。
「むちゅ……ぴちゃ……じゅるっ……」
美味しそうにフランクフルトでも咥えるように丹念に、ひたすら丹念に俺のペニスをしゃぶり尽くしている。
寝惚けたままの目で頭を掻きながらその光景を見て、俺は性欲を貪っているそいつに朝の挨拶をした。
「おはよう。杏子」
寝ていた間にボルテージMAX手前まで行っていたらしい俺の亀頭もほぼ同時に真っ白い挨拶を入れられた口内でぶちまけた。
「むぐっ! んん……んく、んく……」
発射された精液を一滴もこぼすまいと唇を
出された汁を最後まで飲み干すと、さらに残った精液まで吸い出す。
そして、仕上げとばかりにペニスを舐めて綺麗にして、杏子はようやく俺に返事を返した。
「おはよ、ショウ。うー……今日もまた一段と苦いな、これ」
「……じゃあ、飲まなきゃいいだろ」
照れ隠しなのか、それとも天然でそう言ってるのか判断に困る発言をする
*
俺と杏子が出会って二年と数ヶ月が過ぎ、杏子が十六歳になった時、俺は杏子を抱いた。
保護者としては失格だろうと男としては応えてやるべきだと思った。じゃなきゃ、もう杏子の兄貴とも呼べなくなる。
それに多分――この先、杏子以上に大切な女なんてできそうにない。
最初の頃は随分ぎこちなかった手付きも小慣れてきた。セックスなんて習うより慣れるモンだ。
俺は起き上がると反撃とばかりに杏子の上服を脱がし、押し倒す。そのまま下着を露出させると躊躇なくそれを剥ぎ取った。
薄ピンク色の可愛い乳首と小振りの肌色の胸が露になる。
そこに口を吐けると強めに吸う。
「っ、相変わらず強引だな」
組み敷いかれた杏子は嬉しそうな顔で文句を垂らす。
俺の頭を抱き締めるように包むと甘ったるい声を部屋に響かせた。
すっかり好色になってしまった義妹に複雑な気持ちになる。女未満と書いて『妹』と読むのだが、もうこいつはどこに出しても恥ずかしくない『女』だ。
硬くなってきた乳首を前歯で甘噛みする。
「んっ……!?」
身体を仰け反らせてビクンと杏子が跳ねた。
感度の方も上々だ。こっちまでムラムラしてくる。
最近大きさが増してきた弾力のある胸をしゃぶりながら、俺はスカートの中に腕を突っ込んだ。下着は準備万端とばかり湿っており、指を当てると僅かに
「あー、あー、こんなに涎垂らしやがって。どれだけスケベなんだ、お前は」
「んぅ……ぁアタシをこんな風にしたのはショウだろっ」
生意気にも反論してくる杏子。
兄貴口答えするとは宜しくねぇな。オシオキしてやらないと。
パンティーの下部を指に引っ掛けてずらし、「穴」の縁に指先を這わせる。くすぐるようで、軽く押すように弄ってやる。
「は、早く指
「駄目駄目。生意気な女はこうやって躾けないとなぁ?」
薄いぷにぷにした杏子の肉ビラの感触をじっくりと堪能する。一丁前に陰毛まで生えてきていたので摘まんで捩った。
「ひう……挿れて。挿れてよぉ、ショウぅ……」
腰を揺すりながら指を挿れるように懇願する声を楽しみながら、俺は胸に密着していた顔の向きを変えて杏子の顔を見る。
潤んだ瞳に、口の端から垂れる唾液、息遣いは荒い。――雌の顔だ。堪らない。
同時にいつもの強気な義妹としての杏子は完全に隠れている。こいつの友達にこの写真を送ったって気付けないだろうな。
「分かった分かった。んで、『何本』ほしい?」
「三本! 三本挿れて!!」
「このいやしんぼめ!」
この状況下でおやつのうんまい棒の数を聞いている訳じゃない。
当然、挿入してほしい指の数だ。最初の頃は一本で満足していたのに、今じゃ二本三本要求してくるから困る。
いや、困んねぇか。
「――おらよ!」
人さし指、中指、薬指を一度に杏子のヴァギナの中に突っ込んだ。
とろとろの膣は難なく、三本の指を咥え込み、奥へ奥へと誘導するように振動する。
そのくせ、膣ヒダはこれでもかというほど中に入った指を押し潰そうとしてきやがる。
奥に入ってきてほしいのか、外に押し出そうとしているのか、どっちなんだと聞いてやりたい。
「ひっぐぅ! きたぁ……ショウの指きたあ! アタシのオマンコの中潜ってるぅ!」
潤んだ瞳から涙を、呆けた口元から涎を、そしてトロけたヴァギナからは愛液をこぼして淫らに笑う杏子。
可愛い甘い声で漏らされる淫語は嫌でも俺の心を掻き乱す。
その幼さが残る淫靡さはどこの娼婦にも真似できやしないだろう。
「オラッ! イッちまえ!!」
煮詰まった愛液の中で指先順番に動かしながら、上下に揺さぶる。
どこが弱いかなんてもう目をわざわざ探さなくても知っている。だったら、その弱い部分を徹底的に突付いてやれば……。
「そこっやばっ――イクッイクゥッ!!」
真っ赤な健康的な舌を直立させて、涙で濡れた瞳を一際大きく開かせる。
俺の頭を掻き抱いていた手にはすっかり力が入らなくなっていたようですんなりと顔を動かせた。
杏子の舌に俺の舌を擦り付けると、喜び勇んで積極的に絡めてきた。精液が残っているせいで本当なら少し苦さがあるはずなのに、杏子の舌は熟した果実のように酷く甘く感じられる。
「れるっ……れるっ……」
熱に浮かされた顔で杏子は無心に俺の舌を舐める。
まるでアイスバーかチョコかのように味わうその姿は幼さと妖艶さが程よく合わさり、俺のペニスを大きくそそり立たせた。
杏子のヴァギナから指を抜いて、自分の股間を弄ると怒張に怒張を重ねたペニスは我慢汁を滴らせていた。
二十も半ば過ぎにも関わらず、十台のガキにここまで興奮している自分に少しだけ笑えた。
「杏子。挿れるぞ……」
俺がそう言うと杏子はトロけた顔でこくんと小さく頷いて、股を開き、自分の両手で陰部を広げた。真っ赤に充血した肉ビラはペニスが来るのを今か今かと待ちわびている。
従順ないやらしい義妹に誘われ、俺は遠慮なく亀頭を穴の中へとさしこんだ。
「あうぅ……入ってくる! ショウのが、アタシの中に入ってくる!」
「ああ、挿れてやったぞ……ほら!」
挿入した途端に俺の一物に絡み付いてくる膣の中へ強く捻じ込んだ。
小さくて狭い膣だが、愛液がこれでもかという具合に分泌されているため、それほど抵抗なく奥へと進む。
そして、最深部まで潜り込むと、亀頭の先が軽く何かにぶつかった。
「んんっ……そこぉ!!」
杏子の子宮口だ。先っちょの方がパクパクと小刻みに動いているのが分かる。
俺はそこに自分の亀頭をぐりぐりと擦り付けた。
杏子は悶えながら、俺の背中に両腕を回す。可愛い奴だ。それに合わせて俺の方も杏子の背中とベッドの間に両手を差し入れた。
「杏子はここが弱いんだよ、なぁ!」
一度少し腰を引いて、子宮から距離を離した後、再度亀頭を奥へと突き入れた。
「いい! すっごく気持ちいい!!」
「杏子は俺のペニスが大好きなドスケベ高校生だもんな」
「そう、だよ……アタシはショウのオチンポが大好きなドスケベなんだよ!」
唾液の滴る舌を俺の舌と絡ませながら、杏子は自分の性欲の強さを認めた。
身体だけじゃなく、心も素直になった杏子にご褒美としてピストン運動を早める。
クチュクチュと淫靡な水音が心地よく、耳に届いた。
俺は杏子の舌に吸い付いて啜る。
蜜のような甘ったるい唾液が俺の口の中にある唾液と混ざり、またそれが甘美に感じられた。
杏子の方も俺にされるがままではなく、少しでも快楽を上げようと仰向けの状態で腰を動かす。
それがまたいじらしくて余計に劣情を駆り立てた。
ああ。そんなに俺に抱かれるのが幸せならとことん犯しつくしてやるよ。
俺のモノ以外受け入れられないような身体にしてやる。
杏子の背中に回した腕に力を入れ、膝を突いて屈んでいた足をベッドの上で立ち上がらせる。
「ショウ……? 何を」
戸惑いの声を上げる杏子を余所に俺は挿入したままの状態でベッドの上で立つ。ちょうど抱きかかえられた杏子は俺の首の後ろを掴んでぶら下がっている。
いわゆる世間一般でいうところの『駅弁スタイル』というものだ。
重力がかかるせいで、杏子の膣はさらに俺の陰茎に密着し、さらに子宮を虐める事になる。
「あ……う……ショ、ショウ」
「さっきよりも気持ちいいだろ?」
これ以上にないほど亀頭と子宮口がキスし合っているのが、感じられた。
しかし、俺もそろそろペニスも限界に近い。ゴムもなしに中出しするほど無用心な俺でもないし、ここら辺でやめておくか。
そう思って、杏子を降ろそうとするが、それを首を振って嫌がった。
「このまま、アタシの膣に……」
「馬鹿、お前今日危ない日だろ?」
女の整理周期くらいちゃんと把握している。伊達に水商売やっている訳じゃない。
杏子には俺と違って大学を出て、好きな職種に就いてもらいたい。そのための学費だって、こつこつ溜めてきた。
しかし、杏子は首を振る。
そして、熱に浮かされた声で俺にこう囁く。
「ほしい……ショウの赤ちゃん、産みたい……」
ガキの戯言。セックスの最中の妄言。そう切り捨てる事もできた。
だが、俺は知っている。杏子が家庭に憧れているのを。
家族を失った事があるからこそ、自分は家族を作りたいと願っている事を。
性欲とは違う、愛しさが自分の中にあふれ出てくるのを俺は理解した。
「ああ、そうかよ。じゃあ、産ませてやるよ! 俺の赤ん坊を!!」
腰の動きをさらに早めて、何度も何度も子宮に亀頭をぶつける。
「孕め! 杏子!」
子宮口が降りてきて、俺の亀頭の先に張り付いた。
杏子の身体が妊娠するための準備に入っている。
俺はそれに応えるように杏子の中に子種をぶち撒けた。
「俺の子供を孕めぇ!!」
「あ、あ、あ、ああああああああああああぁぁぁぁぁ――!!」
射精の直撃を膣内で受け止め、その衝撃と快楽でさっきよりも大きく目を見開いた杏子。
俺はそんなこいつを強く抱き締めて、唇を
**
その後、五回ほど交わった後、ベッドの中に裸で舞い戻った俺と杏子は抱き締めあったまま、お互いの顔を見つめた。
ポニーテールを解いた赤い髪を撫でてやると、くすぐったそうに目を瞑る。
「はあ。やっちまったなぁ。お前、学校どうすんだよ。卒業まで後七ヶ月くらいあるんだぞ?」
「あー。まあ、腹出てきたら、太ったって事で誤魔化すよ」
「……無茶言うなよ」
どう考えても、それで通るほど高校教師も馬鹿じゃない。女子生徒が妊婦腹になってたら確実に問題になる。
ましてや、俺と杏子は戸籍上は実の兄妹という事になっているので、父親が誰かバレた暁にはそりゃあもう大騒ぎになるだろう。
だが、俺のそんな心配事も素知らぬ顔で、杏子は嬉しそうに自分の下腹部を撫でている。
「これでアタシも母親か……実感ないなぁ」
「いや、まだそうなったとは断定できないだろ? まだ孕んでいない可能性もあるぞ」
希望を捨ててはいけないと思い、そう呟いた俺を杏子は抓った。
「危険日に六回も出しておいてできない方がやばいだろ? まったく……しっかりしてくれよ『お父さん』」
むくれた後に悪戯っぽい顔で俺の身体をいやらしく触った。
あれだけ射精したのにも関わらず、また自分の股間が熱くなる。菓子ばっか食ってゴロゴロしてた小娘が、大した女になったモンだ。
「まあ、あれだ。最悪認知だけはするわ」
「あれだけ孕め孕め言ってただから、『一緒に育てるよ』くらい言えよ!」
俺の胸板をぺちんと引っ叩くと、杏子は反対側に寝返りを打ってそっぽを向く。
それに軽く笑った後、俺は両腕を頭の後ろに回し、天井を眺めた。
脳裏に浮かぶのは助けてやれなかった妹の事だった。
なあ、カレン……。俺、お前を助けてやれなかったくせに一人だけ幸せになろうとしてる。
勝手な話だとは思うけど、こんな俺を許してくれるか?
天井は当然答えてくれない。
きっと、それは一生分からないだろう。
でも、俺にはもう幸せにしたい女ができちまった。
横目で杏子を見る。そっぽを向いていたくせにこちらの様子を伺っていたらしく、慌てて顔を逸らした。
お兄ちゃん、幸せになるよ。そして、お前の分まで杏子の事幸せにするから。
だから、もしよかったら……。
「杏子」
「……なんだよ」
「女の子が生まれたらさ、『
「それってショウの……考えとく」
「そっか」
俺の子供として、生まれてきてくれねぇか?
六ヵ月後
さやか「そのお腹ってさ、もしかして……」
杏子「お菓子の食いすぎで太ったんだよ」
マミ「でも、それにしては……」
杏子「太ったんだよ。それ以上詮索すんな」
まどか「それって……」
杏子「太 っ た ん だ 」
ほむら「幸せ太りね。羨ましいわ。……ねえ、政夫」
政夫「すいません。大学出て定職に就くまで勘弁してください」