【書籍化】ヤニ吸う寿音さんのお口が疼く~仕事を辞めたら長身デカパイヤニカスイケメンお姉さんに拾われて甘々セフレ生活が始まってしまったお話 作:37級犬築士
煙草を外で吸えない、昭和の頃は煙草の煙に溢れかえっていた。
昔はよかった。
「……よかったなぁ、ほんと」
「いや、寿音さん何歳ですか」
身長190センチ、切れ長のクールフェイスで優しく微笑みかける、スタイル抜群の母性たっぷりな僕の彼女様
そんな美貌でまさか、いや
「……不老不死」
「想像力豊かか君は」
「でも、寿音さんから言い出したことだし」
「なわけないよ、ただ人間……ぅ、ふぅ……煙草の好きな美人さんだ」
煙草、を強調して、煙を含んだ口で言葉を並べる。
美人、そう自称する言葉は、誰も否定できないだろう。今、こうして横顔を見ている限り、ずっと見ていられる美貌しかない。
「……」
……むぎゅ
ホテルを出て、バス停までの道中から今この瞬間、右手はずっと寿音さんの手と重なっている。
ラブホテルから出て、互いに服を着てもどこか肌をくっつけていたいから、自然とこうなった。
手を繋いだまま、水蒸気の煙を噛んで空へ吹きかける姿を、僕は夢中で眺めていた。
「……美人の横顔はそんなにお気に入りかな」
「まあ、かなりですね……綺麗」
「喫煙女だよ、良い趣味してるね」
「皮肉になってないですよ。最高の趣味嗜好です」
「それもう性癖じゃん」
「開発されましたから」
笑った。寿音さんの軽い笑い声に、ちょっと嬉しくなった。
気の置けない間柄、みたいなものが出来ていると実感できるから。
「煙草、似合いますよ」
「ん、あんがと……まあ、これは電子タバコだけどさ……あ~あ、紙煙草吸いたいなぁ」
「……違いますか?
「やっぱり違うのよね……っと、凛こっち」
「!」
後ろに下がる。天窓がある歩道の、店のショウウィンドウのある壁際まで、するとすぐ目の前を大勢の人が通っていく。
もし動かなかったら、邪魔にならないよう道路前に一歩踏みでなければならなかった。それは危ない。
「ん……すみません」
通行人が近くを通るから、当たらないよう後ろへ、そして寿音さんの体の傍まで僕は引き寄せられた。安全なのはそうだけど、通り際に見る周りの視線が少し恥ずかしい。
「……すぅ、ふぅぁ……人多いね」
「ですね……」
水蒸気の煙を上に吹く。すぐに霧散して消える煙、背の高い寿音さんだから間違っても通行人の邪魔にはならない。
それでも、時折通行人の人目が刺さる。往来で煙草を口にしている、というのは違うだろう。電子タバコだし
「……胸八割、顔が二割だね」
「わかるんですか?」
「まあね」
自慢げに胸を揺らした。また、視線が一段と集まった気がする。
ライダースの似合う、黒髪長身の格好いい大人。そして、激しく存在感を主張する大きなおっぱい。視線を集めるのも仕方ない
でも、大きさはわかっても、この質感は誰もわかりえない。
ブラを付けていない、ノーブラのおっぱい。顔の位置にあるそれに、僕の顔は預けられている。僕だけが知るおっぱいの感触だ。
抱き寄せられて、隙あれば撫でられる。
外に顔を向けて、煙草の煙を吐く尊顔を、間近で見上げるのはすごくドキドキする光景だ。
これも、通行人には絶対知りえない。僕だけが、見える景色
「…………」
「すぅ、はあぁ…………ぁ、あぁ、もうあれだね、煙草吸いたいなぁ」
「……吸ってるじゃないですか」
吸いながら言うセリフじゃない。
「そっちじゃないよ、紙煙草が吸いたいの。中身詰めて濃いの吸いたい……お姉さんはヤニカスだよ、わかってる?」
「わかっています……ヤニ、カス」
貶める言い方、でもそんな言い方は似合わない。
煙草が好きな女性、世間からすれば甘い良い印象は無いのだろうけど
でも、僕は好きだ。煙を噛みしめるその口も、低音な響きに濁った声も、全部煙草がもたらすものだと思えば、すごく魅力的に思えてしまうのだ。
煙草は、吸えないけど
でも、タバコを吸うお姉さんは、とっても好きになってしまった。
「……吸いたい」
ため息に煙を、すぐに溶けて霧散する水蒸気を吐いている。
電子だから、あまり美味しくないのだろうか?違いはよくわからない
「それ、美味しくないんですか」
「……甘い、かな」
「甘い?」
「フレーバーがあるの、これは果物の味がする……好きじゃないんだけどなぁ、あたしが好きなのは苦いものだから」
「コーヒーとか、ブラックチョコとかです?」
「うん、それと精液……君のは、特に」
「……————ッ」
街中、時刻は昼間
密着していちゃつくだけならいい、だけど起ってしまったら話は別だ。
「んふ……えっち、思い出しちゃった?」
口を開けて、言葉を言いきったのに閉じず、ちょっと中を見せてくる。
舌が、歯が、粘膜が、見える。僕のモノを加えて、何時でも舐めてくれる魅力的なお口、寿音さんのフェラチオ道具
「!」
エロい、卑猥だ。
はっきり言って、その中の感触と温度と粘度を知っている僕にとって、そこは性器も同然だ。
見せつける行為は下着を脱いで開いて見せる行為だ。
「駄目だよ、ここじゃだめ……我慢」
「……ッ」
言いながら、抱き寄せて顔をおっぱいに押し付けてくる。ライダースを羽織っているけど、ノーブラであることには変わらない。皮の布がずれて、シャツに覆われた膨らみだけに顔を押し付けて、すごく沈んで、埋もれてしまう。
乳首の位置がわかる。舐めて、吸った乳首がそこにある、頬を突いている。
「……ひさね、さん」
「あはは、可愛いなぁ君は」
匂う、おっぱいの匂い、出る前に体を洗ったからシャワーの匂い、そして今たしなんでいる電子タバコの、フレーバーに使われている果物の匂いか
わからないけど、とにかく甘い
あまい、人肌の匂いがする。寿音さんの、匂い
「……凛」
「は、はい」
顔が向く、僕の顔を見て寿音さんは悪そうな笑みを浮かべた。
「……煙草、すってみよっか」
「え?」
口に付ける、寿音さんの手が、指先が唇をなぞって、そして入ってきた。
歯と歯茎、中に入って、弄られて、撫で繰り回される。
力が抜ける。硬直が出来なくて、顎の筋肉を寸断されたように、閉じなくなってしまう。
「ぁ……ぁ、や」
口の中に開閉のスイッチでもあるのか、寿音さんの指一本が僕の口を開いた。
閉じなくなった口、褥を待って、期待する唇の疼き、全部、見抜かれて、体は受け身になっている。
マゾを刺激して、この人は僕の上に立つのだ。
「……いい子、いい子ね……ほら、吸って」
「ぁ……うぅ」
「肺に入れちゃ駄目よ……口に貯めるだけ、できる?」
「……(コク)」
咥えさせられた、煙草の熱なのか、それとも寿音さんの口の中の温度か、生ぬるいそれを噛んで、唇を閉じた。
肺に入れないように、気を付けながら空気だけを口に貯める。
甘い、酸っぱい、熱い
……入って、きた
寿音さんが口にしていたのと同じもの、それが口内に満たされて、どうにか飲まないようにしている。
確かに、甘い
果物の味、寿音さんとの間接キスをしながら、甘い味を舌で感じている。
……あ、やばい
興奮していた所に、こんな刺激は良くない。
均衡が保てない、こんな、天下の往来で、道の端に避けているというのに
「ん、ふふ……よくできた、じゃあ吐き出そうか」
「……ん、ぁ……ぁあ」
電子タバコを抜く、たまった熱、息を止めていたから、早く吐いて、綺麗な空気を吸いたい。
開いた口、吐こうとした
…………にゅる、ずりゅるりッ
「!?」
……じゅる、るちゅつ……じゅぶ、じゅぬるるるぅ
「……ん……んむ……んちゅ、んっぶ……ちゅ、ぁあ」
……くちゅ、じゅるるぅ
「——————ッ」
吐こうとした、だけど吐いた先には別の口内が置かれていた。
不意打ちのキス。唇を奪った寿音さんは、甘い煙を絡めながら濃厚なキスを始めた。口の端から水蒸気が漏れ出て、甘く苦い大人の味が、ぐちゃぐちゃで淫らな夜の営みの味に変わる。
覚えがある、あり過ぎる。
昨夜から始まった、寿音さんのキスの味。
舌を気持ちよくする、舌フェラの味。
「ぁ、ああぁ……—————ッ」
通行人の目があるのに、誰かは知らないが通りすがりに咳払いをする声も聞こえた。
往来だから、立ち止まる人はいない。だけど、見る人の目にはしかと刻み込まれているだろう。
背の低い男が、高身長のイケメン女子に、ディープキスをされていると
……ぐちゅ、じゅぶるるぅ……じゅる、クチュ、ヌチュク
「……ふふ……ぁ……あはは、いい味……悪くないね、甘い煙草も」
「ぅ、ぅう……人前、ですよ」
笑って何事も無かったようにふるまうイケメン様は、僕をまた胸の方に抱きしめて頭を撫でる。優しく慰めてくれるから、あまり責められない。
本当に、寿音さん、あなたって人は
「……バス、来たよ」
「やだ」
バス停前で、だから立ち止まっている人は数人はいるのだ。
人の目から逃げたい。恥ずかしいし、あと、今はそれどころじゃない。
「……あぁ、もしかして」
「うぅ……寿音さんのばかぁ」
前かがみにはならないでいい。もう、出てしまったから。
「服、買いに行く?」
「……帰りたい、一刻も早く帰りたいッ」
下着の中の不快感、恨めしく見上げるも寿音さんは相も変わらず美人で魅力的な優しい目をしている。切れ長のクールフェイスで、愛おしそうにこっちを見下ろしている。
「タクシー呼ぶね……大丈夫、窓開けてたらバレないから。だって、バスは嫌でしょ。精液お漏らししたままたくさんの人と一緒なんて、だからタクシー呼ぼ……ね、大丈夫だから、怖がらなくていいから。寿音さんがついてるぞ」
誰の責任かと、声高に言いたい。
「……責任、取ってください」
「取る取る、絶対取る。取るに決まっているから、責任は全部寿音さんに押し付けちゃいな。背負ってあげる、全部全部……それも、ずっとの間……信じて」
「……ぅ」
イマイチ通じていない。でも、背負うというところは、きっと本当だ
返答が、一々大きい。どこまで、人を甘やかして、幸せにしたいのか。
赤面しながら、おっぱいに向かって額をこすり付ける。恥ずかしいから、こすり付けてしまう。熱を、拭ってしまう。
「……ふふ、エッチな子……よしよし」
甘い言葉と撫でる手つきが返ってくる。
寿音さんは、無限大に優しく柔らかい包容力を備えているのだ。
「帰ったら即尺だね、いいよ……エッチなお姉さんを信じなさい、にゃはは」
次回に続く
次回、帰宅して、からどうするかは未定
即尺シーン書くか省略して次のイチャコラに飛ぶか悩みどころさん。即尺見たい?見たくない?
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