【書籍化】ヤニ吸う寿音さんのお口が疼く~仕事を辞めたら長身デカパイヤニカスイケメンお姉さんに拾われて甘々セフレ生活が始まってしまったお話 作:37級犬築士
焼き鳥の缶詰、パックのおばんざい、あとは自炊で作ったおかずの残り物、等々で作った寿音さん曰く残飯定食。
……普通に美味い親子丼ができた。焼き鳥缶なのに
持ち帰り牛丼の容器を再利用して、パックや缶詰をお皿として使っているのに卓上にはご馳走を並べられている。
最初こそ面食らったが、美味しい料理に箸が止まらず、あっという間に完食。
後には何も残らなかった。完食して、ごちそうさまを言って
「なはは、お粗末様でしたっと……ちゃんと飯食って偉いぞ少年」
寿音さんに、またも頭を撫でられた。
「……ど、どうも」
「偉い偉い、よしよ~し……にひひ、かーいーねー」
「…………ども、です」
自分よりも体躯の大きい女性だから、撫でる手つきも荒っぽい。揺れる体、漏れ出る声。
我ながら情けない反応しか示していない。あうあうと声を出す僕は、寿音さんの目にはさぞ幼く拙い姿に見えただろう。
言い方は悪いが、尊厳を破壊されてしまっているも同然だ。
大人として、社会人として、つま先立ちで背伸びをし続けてきた苦労が全部壊されて、強がりでまっすぐ伸びる背中も、今となっては曲がりっぱなしだ。
撫でる手には魔力が籠る。この人のはとりわけ相当濃い目の不可思議が詰まっている。力が不意に抜けそうになるから困ったものだ。
「案外イケるでしょ。お姉さん意外と家庭的なんだぜ、惚れた?」
「……惚れません、でもご馳走になりました。ありがとう、ございます」
撫でる手の動きに、前後にさする手の誘引に体が負けそうになる。
大きく、そして豊かな、その体の前面に身を預けてしまいたくなる。そんな、退廃的な欲求が、ずっと胸の内で疼いて消えてくれない。
どうかしてしまった。本当に、自分はいま正気じゃない。
× × ×
……ジリリ
煙草の先に火が灯る。入皿代わりのビール缶に灰を落として、また深く熱を肺に入れていく。肺が動くから当然胸が揺れる。正直、目の毒だ。
「……ぁ、煙草吸ってよかったっけ?」
「今更すぎる質問ですね」
「うむ、助かる……少年は心が広いな」
「即頷いた前提で喋るの止めてもらえますか?」
思わずどこぞの論破王の構文が出てしまった。食事を終えて大変まどろみたくなる気持ちは共感するものの、ここは僕の部屋だ。
ベッドをソファー代わりに、タバコを吸いながらテレビを見ている。毒にも薬にもならない、よくあるゴシップだらけのお昼の情報番組をBGMにして、見る先は僕の方ばかり。
美人が煙草を吸っている。煙を淡く噛んで、噴き出す様が嫌に色気を見せるのだ。
「……見てる、そんなに珍しいかにゃ?」
「す、すみません」
あからさまな盗み見、だけど笑って気分を良くするだけ。
「煙草さえ吸わなけりゃ、みたいなこと思ってるでしょ」
「……どうでしょう、か」
思っていない、とは言い切れない。だけど、タバコを吸う様に見惚れてしまうなんて、言って良いものなのか
「……美人ですよ、吸っても吸ってなくても」
悩んで、結果出たのはお世辞だ。ただ思ったまま、本音が衣を着せぬ形でこぼれ出てしまった。
「……————ッ」
「あはは、赤面してまで褒めてくれるのかい……少年、君は可愛い奴だな」
けらけら笑う、こちらが赤面をぬぐおうと必死になっている様を見て、また愉快に笑いを重ねて。うん、もう笑うのは良いけど、その煙草を布団に落とさないよう気を付けて欲しい。
「はは、あはは……ぁ、……あぁ、少年よ……少し聞いていいかな?」
「……はぁ」
頼みと来た、また何をする気だと、ゴミ袋のほくちを縛っていると
……ぐい
「!」
今起きていることはシンプルだ。脇から抱えあげられて宙ぶらりんだ。
「こっちおいで、ほら座って」
「……ぁ、はいッ」
いや、何を頷いているんだ僕は
……ふゆん……もにゅ、むにゅぅ
「————ッ」
抗えない力で、この体は寿音さんと一体化してしまった。
背丈の差が30近くはあるとはいえ、この扱いは、流石に
……ゾゾ
「!?」
「君軽いね」
ささやいた声、さっきから何度も耳にした声。だけど、耳元で受け止める言葉は、蕩けるような温度と粘り気を有していた。
「あ、あの……これ、なんでッ」
「……思い付き」
「自由人ですか、あなたは」
「そうだよ、自由に気ままに……君を可愛がりたくなっただけ」
「……なんなんだよ、もうッ」
抗えない、それは物理的にも精神的にも。
寿音さんの足の間に座らされて、そしてお腹に腕を回してシートベルトみたいに拘束されている。その上で、密着してくる背中の感触だ。
昨夜は目にして、そして今は触れている。
柔らかい、形がつぶれていて背中全体に触れているみたいで、熱い
「————ッ」
熱い、熱くなってくる。
せつない、そんな感情が胸の淵から沸き起こっている。
「……君、いいね」
……もぞ、ゾゾゾ……むにゅ、ぎゅむぅ……すぅぅ、ふううう
「……——ッ!??!?」
「君の体、女の子みたいに小さい……童顔だし小柄だし、いいね……ずっと気になってはいたけどさ、やっぱり抱きしめないとわからないね」
…………ふぅぅ、ぞぞぞぞ……ずず、ぞぉぉ……ふうぅぅ、すぅうう、ふうううぅぅぅ
「ぁ……ァァ」
耳元を撫でるくすぐったい音。息を吸って吐く音、耳孔をくすぐる悪い悪戯が体を敏感にしていく。
気持ちよく、なってしまいそうだ。背中で形を変えて張り付く半液体の塊が悪さをする。不思議に、奇妙に、それは体の力を奪って余計に自由を奪ってくるのだ。
抗えない、逃げられない。
「少年、頼みを良いかな?」
「————ッ」
狡い人だ、そんな感想が脳裏に浮き出る。
逃げ場を失くして、抵抗を殺して要求を突き付けてきた。
「煙草無くなっちゃった……分けてよ」
「……も、持ってないッ」
「うん、それは知ってる……昨日キスして、そのことはちゃんと理解してるよ……だから、代わりが欲しい」
「?」
溶けかけの頭で思考を回す。寿音さんが欲している物、それは何か
答えは、寿音さんの口から告げられる、その前に
「……少年、君のを……くれないかな?」
……するる、もぞぞ
「!」
お腹に回った手、それが今僕のまたぐらを撫でた。
しかもそれだけで終わらない。独立して動く指先が、くすぐるように膨らみの頂点をかきむしる。
蚊を殺すこともできないぐらいの、淡い力加減で。ズボンの繊維に爪をひっかけて音を鳴らす。
カリカリ、カリカリと、先端の敏感な場所を探るように
「……なんで、はぅ!?」
膨れていく性器、ズボン越しでもわかる直立した形状に、こんどは摘まむように指を這わせる。しゅこしゅこと、指先の淡い力でしごいてくる
もどかしくて、焦らされる。絶対に達するには物足りなさすぎる刺激だ。
だからこそ、余計に、クる。
「……煙草の代わり、ここにあるよね」
「ひ、寿音……さ」
……しゅる、しゅっしゅっ……しゅるる、すしゅ…………カリカリ、ずり、ずりずり…………ッ
「ーーーーッ」
「にゃはは、良い感じ……そう、期待して良いよ。今から起こることは何も悪いことなんてないよ、良いことばかりだ。君が拒まないならさ、君にとって都合の良いことばかり起こるはずだから」
「……わから、ない」
「うん、知ってる。でも気にしなくて良いよ、これはね、お姉さんがしたくてしてることだから……煙草が欲しくて、口が疼いて……すぅ、はあぁ、君にエッチなことをしてあげたい、ただそれだけ。ほら、悪くはないでしょ、フェラチオはお嫌いかにゃ?」
……する、すしゅしゅ
…………カチャリ
「!?」
ズボンの拘束を解いてきた、このままでは下半身の装いがひん剥かれてしまう。
だけど、声を荒げるわけでもなく、ただ待ってしまっている。
抵抗をするよりも、行為を施さんとする相手の言葉を待ってしまっていた。
「おちんちん弄っちゃうけどいいよね……少年はさ、煙草を吸う女のお口は嫌いかい?」
「……ッ」
首を振った、今度は横にだ。嫌いになんてなるわけがない。
その息づかい、声色、口に由来する魅力ばかり頭に入っている。
自分は朴念人ではない。知識もあるし、願望だって
だから、言われずとも願ってしまっているのだ。
「……少年」
「…………ッ」
外されたベルトの締め付け、チャックは下ろされてズボンは半脱ぎにされて、下着越しに勃起した性器の形状が目に留まる。
直立した陰茎を指でつまみ、優しくしごきながら寿音さんは囁いた。
「お口が疼いて仕方ない。切ないのに、もう煙草が無くて困った困った…………だから、ね」
……じわり
滲み出る先走り、布が吸って色を変える。
久遠寿音の口からは唾液の湿り気が漂う。指先が触れるだけで、高揚した気分が口に唾液を増やしていく。
とろとろと溢れて、ネバ付く音が囁きにこもる。
内をくすぐる卑猥な音。敏感になる自分を、寿ね
音さんは悟った上で、また語りかけるのだ。
「代わりを頂戴…………痛いことは絶対しない、お姉さんを信じて欲しい」
「建前が欲しいなら、昨日のお詫びにしちゃえばいいから……君が優位に立っていいんだよ、アタシがへりくだってあげる」
……じゅる、るる……コク、ごくん
「……ん、あぁ……お姉さん、口が疼いて仕方ないんだ。だから私はね、君のおちんちんが吸いたい。少年は、さ……煙草もフェラチオも好きな女の人は、さ…………興味、あるかな?」
次回に続く
今回はここまで、次回からエッチシーン。予告通りにならず申し訳ねぇ
だがここまで来れば後はとにかくエッチシーン。お口エッチをお楽しみに
感想・評価など頂ければ幸い。モチベ上がって寿音さんのお口がよりねっとりします。