※この作品はR-18です。

【書籍化】ヤニ吸う寿音さんのお口が疼く~仕事を辞めたら長身デカパイヤニカスイケメンお姉さんに拾われて甘々セフレ生活が始まってしまったお話   作:37級犬築士

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前回の話が短かったのでちょっと長めな日常パート、でもエッチ

寿音さんと主人公の関係も大事にしつつ、エロのバリエーションも増やすためにサブヒロインのキャラも深堀しておきたい。そんな狙いもありつつ非エッチのお話です。

銭湯ハーレムエッチのエピローグ、脱衣所と休憩所の会話パートです。お楽しみあれ


34~お風呂上がりのお楽しみはフルーツ牛乳かコーヒー牛乳か、それとも?

 男女のパーテンションが無い特殊な銭湯、長身で胸の大きいエッチな女性が男を連れ込んで楽しみ、また行為を見せつけて時に混ざったりもする。そんな破廉恥極まりない社交場、名は銭湯はれむ。

 また来たいとは、軽はずみには思えない。湯船は広くて種類もあって、サウナも充実。激しすぎるエッチさえなければ、何度でも通いたいけど、うん、うん……うん

 

「次に来るのは、もう一年後でもいいかな」

 

「なんで」

 

「一年分は射精した気がする」

 

「いっぱい出せて偉い♡」

 

 長い、本当に長い入浴時間だった。でも湯船につかった時間よりも、別のものに浸かっていた時間の方が圧倒的に長い。でも、そのおかげか汗はすごくかいたし、老廃物も出て肌もすべすべだ。

 

 しつこいようだけど、長い、本当に長い入浴時間だった。でも、それももう終わり。

 

 脱衣所で体を拭き、下着を身に着けて、今は化粧台の横に長い鏡の前で横向きに坐している。

 

 鏡に映るトップレスな寿音さんを見ながら、ドライヤーで髪の乾かしてもらっている。ちなみに寿音さんの髪は銭ちゃんさんが乾かしている。そんな光景だ。

 

 

……女湯の脱衣所に紛れ込んでるみたい、だよね今って

 

 

 

 脱衣所に性別のしきりがない。

 

 だから、いたるところにおっぱいやおまんこ、すぐそばにはギャル二人の裸もある。色んな人の大きなおっぱいに、剥き出しのおマンコが見えたり、誰も恥部を隠さないから丸見えだ。というか、服も着替えずに先に髪を乾かしたいのか列になって待っているから、色々と近い。有象無象の女体の裸に溢れている。

 

 本当にこの銭湯はすごい。主に性的な意味で。

 

 

 

「銭ちゃんありがとね」

 

「いいえ、私は髪短いですからお手伝いします。味見させてくれたお礼には足りないですけど」

 

「別にいいのに、銭ちゃんいい子だからいいのよ別に」

 

「えへへ、褒められちゃった……あ、でも寿音ちゃん、この髪の毛長いけどどうして伸ばしてるの?前は切ってたのに」

 

「ん~、特に理由はないかな。面倒で切ってなかっただけだし……でも、今は……そうね、凜がいるからかしらね……切らないのは」

 

 

 

「……?」

 

 ドライヤーの激しい音に紛れて、二人の会話がかろうじて拾える。

 

 ついつい聞き耳を立ててしまう。その上ちらっと、横に目を向けて鏡越しにふたりをみてしまってもいた。

 

「おっぱい見過ぎ」

 

「……ぁぅ」

 

 ぐいっと、まだ乾かしてる途中だからと、顔を戻された。見ていたわけじゃないのに

 

「おっぱい星人」

 

「……ッ」

 

 違うけども、その指摘に関して否定はできない。だから、言い訳に意味はない。

 

 おっぱい星人、甘んじて受けるしかない。だって、好きだし。嫌いになんてなれない。

 

「寿音ちゃん大きいから、仕方ないよ」 

 

「知ってる、Jカップはあるからね」

 

「うそ、絶対もっとある……わたしIカップだよ」

 

「でも最後に買ったブラはJだったから」

 

「それ、いつ買ったの?」

 

「アタシが15の頃」

 

「わ~お」

 

 

「————」

 

 聞き耳を立ててたら、なんだかすごいことを聞いた。

 長身でグラマラスな体系、そんな中学生か高校生、しかしどのみち早すぎる第二次性徴の暴力に言葉が出ない。

 破廉恥すぎる制服姿の寿音さんを思い浮かべてしまった。

 

 すごくエッチな、そうエッチな

 

「……よし、終わり……じゃ、着替えよっか」

 

「ふらふらする」

 

「エッチなこと考え過ぎ、もう今日は勃起も射精も出来ないんだから」

 

「……うぅ」

 

 言われたらなんだか恥ずかしいというか、切ない。

 

「大丈夫、すぐにまた出せるから……でも今日は本当に打ち止め。ほら、着替えるよ」

 

「じ、自分で」

 

「ふらふらして一人で歩けない状態でしょ……寿音さんが全部してあげるから、ほら……抱っこするから腕上げて」

 

「————……ん」

 

「……腕、万歳して」

 

「ん」

 

「いい子」

 

 袖を通すのは、今日来ていた服じゃない。浴衣着だ。

 

 袖を通して、内紐を結んで、その上から帯を結ぶ。銭ちゃんさんと寿音さん、二人がかりで、着せ替えが終わる。二人ともおっぱい丸出しで、自分たちの着替えも中途半端なままなのに

 

「…………いい子」

 

「うぅ」

 

「いい子さんですね、寿音ちゃんに甘えて可愛いです♡」

 

 

 銭ちゃんさんにまで、本当にされるがまま、だ。でも、その完全に受け身な立場は心地がいいから質が悪い。依存しないと生きていけない子供の身分に落とされているも同然だ。でも、疲れているのは本当の話だし、ちょっとのぼせてるからか支えられないとまっすぐ歩けない。

 

 あと、射精いっぱいしたし、騎乗位で絞られたせいもあるからだろう、お腹に力が入らないからバランスが取れない。

 

「お疲れさまです♡」

 

「お疲れ様、凛♡」

 

 

「……」

 

 服を着ただけなのに、僕を労わる為に二人がキスをした。剥き出しの大きなおっぱいを顔に押し当てて、こすりつけながら額にキスをした。

 すごくえっちだ。でも、もう下半身のあれは立ち上がる余力も無いから。怖いぐらいに反応しない。

 

 エッチで僕は疲れてしまった。ガス欠だ。だから仕方ない、決して不能になったわけじゃない。

 

……マイナスになるな、むしろ誇ろう

 

 ガス欠になってしまいこそ、あの酒池肉林から、主に誤った意味でつかわれる方の酒池肉林に耐えて生還したのだ。

 そこは、内心誇らしく思っている。そう、思いたい自分がいる。

 

 

……うん、がんばった……すごく、がんばった

 

 

 風呂上り、五体満足で帰還したこと達成感に体はポカポカ。

 

 なんせ、今日だけで僕は寿音さん以外の大勢とも性行為をした。我ながら、なんで保つのかと自分が怖くなる程に勃起していたし、どこから出てくるのかと不安になるほど精液を出した。

 

 でも終わってみれば男として誇らしいかもって、終わった今だからだろうけど気楽に思える。まあでも同じことをしようとなったらすぐ首を横に振るけども、やっぱり、うん、色々と濃い。

 

 この街、長身デカパイな女性だらけの商店街、久遠商店街はすごい街だと知った。

 

 

 

 

「……千代さぁ、この後どうする?」

 

「パコるの疲れた、夜のバイトはパスしちゃお……二階の休憩所でジュース飲んで、そんで、死んだように寝る……これマジ確定、予想ガチ」

 

「あ~なる、ぜったいなる……なるね、興奮しすぎてマジ疲れた」

 

「アナル?……今、アナルの話したっけ?」

 

「言ってないし、アナル言ってない……ダジャレ言ったみたいになるじゃん、拾うなっての」

 

「もう言ってるし、アナル言ってんじゃん」

 

「千代も言ってんじゃん、千代がアナル言ってんじゃん」

 

「アナルでイってね~し……まじ、アナルヴァージンだし」

 

「絶対嘘、マジアナルがばがば」

 

「麗奈のアナルよりは締まってるから……てか、二人ともアナル言ってんじゃん」

 

「草、マジだ……二人ともアナルでイってる……あはは、アナル超ウケる」

 

 

 

「————」

 

 この街はすごい、そしてその街にいる女性も皆異端だ。平常な顔をして、姦しい会話にとんでもないワードを入れてくる。赤くしているのは僕だけ、寿音さんと銭ちゃんさんも気に留めていない。

 

 赤くしているのは僕だけ。

 

 ギャル二人、あの二人のお尻に目が行ってしまう。アナル、お尻の穴、お口エッチだけでもすごくスケベだったのに、お尻でなんて

 

 駄目だ、それは、すごく駄目だ。

 

 

「凛、アナルの話に興味あるの?」

 

「……ぅ」

 

「駄目、今日は特別……凜はアタシのセフレ、凜のセフレはアタシ……OK?」

 

「い、いえす、おーけー」

 

「アナルぐらいアタシが入れさせてあげるから……それとも、入れられるのは凜の方?」

 

「……怒って、ます?」

 

「うん、あまり他の女に傾きすぎちゃうとね……ちょっと怒るかもね、性的に」

 

「……引き締めます」

 

 気を引き締める、そんな意味から言った言葉。

 

「「アナルを?」」

 

「……ッ」

 

 食い気味に反応してきた木山さんと秋長さん。違うそうじゃない、そうじゃないんです。

 

「……聞いてたんですね」

 

「「そっちもね」」

 

 聞き耳立てていたのは向こうも同じ、対して距離も離れていないのだから無理もない。

 

「で、彼氏君はアナル引き締めるの?」

 

「いいなぁ♡アタシが寿音ちゃんなら絶対弄る♡」

 

「ね~♡……緩めてあげたい♡アタシの舌で気持ちよくしてあげるよ♡めっちゃ上手だから♡」

 

「それな♡……アーシら、アナル舐めできるし♡超得意♡」

 

「割高だけどね、めったにしてあげないけど♡」

 

「彼氏くん可愛いから超オーケ♡舌ピで前立腺コリコリしてあげたい♡」

 

「それ、めっちゃ良き♡……千代いいこと言うじゃん♡」

 

 

 

「「貢いであげるから尻見せて♡!」」

 

 

 

 息ぴったり、思わずお尻の穴がびくってなってしまった。怖い、今時のギャルって怖い。

 

 

 

 

 

 

   ×   ×   ×

 

 

 

 

 

 げんこつの音が二回響いたところで、さあ場面は変わった。湿気の多い脱衣所から変わって、今はすごくさらさらと涼しい空気に体が喜んでいる。

 

 

「広い」

 

「たまに宴会にも使うんです……ここ、ウナギの寝床で無駄に奥行きがあって広い作りですから」

 

「……へぇ」

 

 

 銭湯はれむ、銭ちゃんさんが店番を務めるここエッチなお風呂屋さんには二階がある。元々着ていた服ではない浴衣に袖を通されたのは、ここで寛ぐためであったのだ。

 

 少し急で狭い階段を上ると、そこは居心地のいい畳の空気。宴会に使うというのも納得だ。どこか旅館の部屋、いや縦長で畳に宴席だから屋形船の中を思わせる。

 

 寝ぼけ眼をこすりながら趣ある休憩所を見る。畳に低めのテーブル、乱雑に積まれたクッションもあるし、窓際にはフローリングスペースと二つ置かれた一人用のソファ。喫煙スペースも兼ねているのか、小さな机に灰皿も置いてある。

 

 背が大きい人様に、ちょっと大きめだ。

 

「ヤンママちゃん早いね、もうお酒飲んでる……我慢我慢と」

 

「……」

 

 床に降ろされた。ふらつく足取りで、僕は磁石にでも吸い寄せられるようにそこへ向かう。

 

 窓側に並んだリクライニングソファ、そこに身を預けて体の力を抜いてしまった。あぁ、もうこれでは、うん

 

 

「凛、起きれなくなるよ……って、もう瞼閉じてる」

 

「……ふ、不可抗力」

 

 湯上りの熱が部屋の涼で溶けていく。でも、まだ少し熱い。

 

 喉が渇いた。水も飲んでいない、何か飲みたい。

 

 

「……熱い?」

 

「うん」

 

「冷たいの飲む?」

 

「……うん」

 

 

「以心伝心だね、君達……おばさんは感動で泣いちまいそうだよ」

 

 ヤンママさんはがははと笑い、こんどはぐびぐびと喉を鳴らして酒を飲んだ。

 

 ビール瓶を開けて、コップに注いではスナックをつまみに快感極まっている状態だ。

 

 

「……」

 

 

 休憩所の部屋にはガラス張りの冷蔵庫がある。そこから勝手に持ち出しているが、料金は良いのだろうか。

 

 そんな風に思っていると、横からひょっこり銭ちゃんさんが顔を見せた。

 

 

「信頼で成立してますからね、皆ちゃんとお金を置いてくれますから問題ないです」

 

「……はあ、なるほど」

 

「銭ちゃん、二本貰ったよ」

 

「はい、ありがとうございます。飲み終わったらそこの空きケースに、……じゃ、お二人ともごゆっくりしてください」

 

「ん、店番あるもんね……がんばってね」

 

「えへへ、座ってるだけですけどね……寿音ちゃんもゆっくり、それと彼氏、ぁ……うん、その…………えっと、凛さん?」

 

 急にぎこちなくなった。

 

 彼氏君と呼ぶのが失礼にあたると思って言い直したのだろうが、どっちの敬称で呼ぶべきかまた悩んでいる。さんか君か、そんなところかな

 

「ぁ、そうですね……はい、ゆっくりします」

 

「……」

 

「……呼び方、お好きにどうぞ」

 

「!」

 

 前髪に隠れた瞳がぱっと見開いた。隠れているけど、この銭ちゃんはとても表情が豊かだ。すごく、可愛い女の子だ。

 

 そして、察してしまった。この年下のメカクレ美人さんは僕のことを君付けで呼びたがっている。

 

……可愛がりたい、のかな

 

 年下と年上、わかってはいるけどこの身長差だ。20センチ以上下で、華奢な僕は今更年上ぶれない。それに、生意気だとかお高く留まれるほど自分を持ち上げられないし、おうする欲も無い。だから、別に嫌ではない。

 ぎこちないぐらいなら好きに呼んでくれて構わない。

 

 一見、何の違和感も無いのだから。うん。今更だ、あきらめた。

 

「……ぁ、そうですか……なら、遠慮なく……うん」

 

 おどおどした調子、見ているだけでどこか心配になるそんな出で立ちの銭ちゃんさん、僕もちゃん付けで呼んでるし、さん付けでも呼んでるし、今更だけど僕も大概なことをしているわけで

 

 だから、君づけで呼ばれるぐらいなら、別に問題は、ない。

 

「うん、それじゃあ……」

 

「……はい」

 

「り、凜ちゃん!……今日は、とっても楽しかったね♡……また、できたらエッチしようね♡」

 

「————ッ」

 

 

 予想外のちゃん付けであった。

 

「年上の凜ちゃん、すごくかわいい♡……ま、またエッチしようね♡もちろん、寿音ちゃんも一緒でもいいよ♡……うん、じゃあまた……ゆっくりくつろいでね♡ばいば~い♡」

 

「……ぁ、あぅ……ぅぅ」

 

 その上、別れ際にいっぱい頭を撫でても来た。

 

 満足したら銭ちゃんさんは愉快気に階段を下りて行った。そして、そんな一部始終を見て、寿音さんはニマニマしている。

 

 

「……うん」

 

 後に残るのは、撫でられて乱れた髪の毛。

 

 ほんと、すごく撫でられた、両手でわしわし撫でられた。子犬かというぐらい撫でられた。

 

 

……凜ちゃんかぁ、ちゃん付けかぁ

 

 

「……っぷ、くす……どったの、凜ちゃん」

 

「凛でおねがいします、寿音さん」

 

 

 ツボに入ったのか、口元の笑いをごまかしきれていない傍観していた寿音さんであった。

 

 見ていたなら何か言って欲しい。

 

 さっきのギャルお二人に向けた嫉妬はどうしたのか

 

「銭ちゃんはいいの……ギャルは調子に乗るから雑でちょうどいい。でも銭ちゃんはいい子だからさ、ちょっとぐらいならいいかなって……ねえ、今度おねショタエッチでもしてあげたら?」

 

 なんとなくお気に入りだということは理解できた。

 

「……あの、それ僕どうなります?」

 

 妄想なのか、それとも本気で僕を貸し出すつもりなのか。

 

 銭ちゃんさんの餌食になる僕、どうなるのかと不安がよぎった。銭ちゃんさん、いい子だとは思うけど、けども、あの人もこの街の住人。つまりは、寿音さんのお仲間、同類

 

「銭ちゃん、かなりむっつりだよ……今日だって、あれでもセーブしてた方だと思う。すごかったよ、凜が騎乗位エッチで喘いでる時もすんごい声出してオナニーしてたし♡」

 

「は、はぁ……」

 

「そう、だから……もし、凜を一日貸したら……たぶん、姉妹ごっことかしちゃうわね。凜が弟役になって、銭ちゃんが姉……姉に可愛がられて、可愛さ余って一線超えちゃう感じかな?」

 

 シチュエーションを大事にする所は理解できた。むっつり、むっつりなんだ銭ちゃんさん。

 

「そ、それを寿音さんはさせるつもりですか?」

 

「横で動画取ってるかもね♡……うん、ありかも。冗談のつもりだったけど興奮してきた」

 

「冗談の内に留めてくださいッ」」

 

「……はたから見たら逆レイプかもね」

 

「それ、絶対騎乗位で絞られてる……泣いても止めない奴ッ」

 

 絶対騎乗位で搾り取られると理解した。スパイダー騎乗位の使い手はこの街にきっと捨てるほどに溢れているのだろう。

 

 やはり異常の、この商店街の人達、どこか変

 

「まあまあ、流石に貸し出すまでは無いって……今のところ」

 

「今のところ、なんですね」

 

「そうそう、不安になっても仕方ないから……はい、フルーツ牛乳」

 

「どうも…………はぁ、先が怖い」

 

 冷たいミルクに口を付ける。色々つっこんだりして喉が渇いていた所だ。

 

 美味しい。

 

「飲んで忘れちゃえ、大人はみんなそうしてるもんさ」

 

「……ん、ぷは……ぁ、僕って成人でしたっけ?」

 

「おいおい、自分の年齢を忘れるなっての……ま、忘れさせてる加害者なんだけどねこっちは」

 

「ですよ、ほんとに……ん……ぐび」

 

 周りの身長のせいで自分の年齢を忘れてしまいそうになる。うん、一応大人だ。大人の、はずだ

 

 

……自信ないけど

 

 

「……ん、っく……ごく、こく」

 

 大人になり切れていない。だから甘いものがとっても美味しい。

 

 母乳の味を思い出してしまう。あれも甘くておいしかった。

 

 

……っく、コクコク

 

 

「……ぷは……美味しい」

 

「ミルク美味しい」

 

「……どっちも美味しい、遺憾ながら」

 

「どっちも?」

 

「……なんでもないです、ぐび」

 

 うん、とにかく甘いのは最高だ。僕は甘党だ、そういうことにしておこう。

 

 

……ごく、コクコク

 

 

 いや、それにしても冷たいフルーツ牛乳がたまらなくしみ込む。

 

 

「凛、おいしい?」

 

「……超絶」

 

「よかったね、良い飲みっぷり……大人だね」

 

「かも、ですね」

 

 

 美味しい。考え事が全部吹き飛んでしまうほどおいしい。風呂上がりの冷たい甘味はいやはや格別だ。

 この前もスーパー銭湯に行ったけど、あの時とは違う。長い長い疲労を負う運動を経た今の方が染み入る。染み入るだけのスペースが体内に出来ているのだろう。

 

 とにかく染みた。染み込んだ。

 

「ふぅ……やっと落ち着いた」

 

「そうだね、アタシも落ち着いた……おかわりいる?」

 

「ください」

 

 用意がよろしく、お代わりの瓶を渡された。今度はゆっくり、味を楽しみながら口にする。

 

 甘くて、さわやかで美味しい。それに、元気が出る。元気が入ってくる。

 

……お風呂でいっぱいエッチした後に飲む冷たいフルーツ牛乳は、最高

 

 答えは出た。

 

 

 

「フルーツ牛乳……それもいいよね、アタシはコーヒー牛乳派」

 

「……僕も、コーヒー牛乳好きです」

 

「なら飲む?」

 

 提案、意地汚いかもしれないけど、でもぼくらなら別に問題はない。

 

「飲みたい」

 

「じゃあ交換だ……ちょうど半分だしね」

 

「僕、もう三分の一ぐらいしか」

 

「いいの、欲しかったらまた買えばいいから……はい、さっさとお前のフルーツ牛乳を寄こしな」

 

「ひぃ、お許しを……はいどうぞ」

 

「うむ、素直でよろしい」

 

 

 意味のない小芝居を流しつつ、互いに手渡し。受け取った未だ冷たいそれを一気に飲み干す。

 こっちも甘い、苦みを感じさせない甘さ極まったコーヒー牛乳。これもこれでいい。

 

「美味しい?」

 

「……うん」

 

「寿音さんフレーバーだよ、美味しいに決まってる」

 

 ただの飲みかけである。冗談なのか本気か、でも実際美人の寿音さんが飲んだ後というのはかなりの付加価値かもしれない。僕は変態じゃないからわからないけど、でもきっと欲しがる人はいそうだ。

 

 というか、寿音さんはきっとモテる。顔が良くて、だらしない体裁をしていてもその実は何でもできる女というハイスペックウーマンだ。

 

 そう思うと、この飲みかけの半分というのは本当に値千金かもしれない。

 

「……たいへん、おいしゅうございました」

 

「ん、何か知らんけど感心してくれてるね……よし、じゃあ寿音さんの良さを知る凛にはとっておきをあげよう」

 

「?」

 

 迫る、そして席を立つように促してきた。手を引いて僕を起こして、入れ替わるように寿音さんが僕のいた場所に座った。

 

 意図が理解できない。けど、答えはすぐに開示される。

 

 

「おいで、寿音さんのミルクを飲ませてあげよう……お膝にどうぞ」

 

「……ん?」

 

 空の瓶を卓に置いて、僕は誘われるままそこへ身を預ける。というか引っ張られて、されるがまま。抵抗しないといけないと思った頃には、顔に膨らみがあった。

 

「ほら、どうぞ」

 

 

……たっぷん

 

 

「ひゃ!」

 

 互いに今は浴衣姿だ。はだけて、すぐに服の合間からそれは姿を見せた。大きくて、豊満で、ぷっくり大きな吸い口のあるミルクの袋。

 

 そして、乳輪と乳首である。

 

 吸う場所を見せつけている。こんな、ヤンママさんだけじゃない他にも人がいる中でだ。ただでさえ、さっきから生暖かい視線が突き刺さっているのに。

 

 

……流石に、うん

 

 

 

 

「あ、あの」

 

「ヤンママちゃんは晩酌中……他は、まあいいじゃん……てか、別に見られても困らないから。ほら、おいで」

 

 

 だから、うん

 

 

 

……うん?

 

 

 違う、流されちゃいけない。理性、理性を強く

 

「…………うぅ」

 

 体を預けて、抱きしめられる。そうして、横になって、お姫様抱っこみたいなっている。

 

 リクライニングが傾いて、自然と口にそれが向けられる。

 

 

 

「ほら、吸っちゃえ」

 

 

「……っく、ぐむむ」

 

 

 理性が抵抗している。でも、体が抗ってくれない。

 

 無条件に、それを示唆されたら口が応じてしまう。抗えない、授乳の誘惑に抗えない。

 

 でも、それでも

 

 

 

 

……僕は、理性のある、大人ッ

 

 

 

 

~24秒後~

 

 

 

 

 

「……んぅ、ばぶぅ」

 

 

「よしよし、いい子~」

 

 

……っく、こくこく

 

 

「冷たいものは飲み過ぎるとお腹壊すからね、まあ……こっちなら、いくらでも飲んで大丈夫なわけで、まだ出ないし……ん、もう吸い過ぎ♡……ぁ、んぁ……上手♡」

 

「寿音ちゃん、喘ぐなら他所でやりな」

 

「ごめん、ちょっと落ち着くまで許してあげて」

 

「……仕方ないね、まったく」

 

 

 

………………ちゅぅ

 

 

 

「……っく……うぅ、はうぅ」

 

 

 

 

「負けようね~、凜は負けるのが上手♡」

 

 

 

 

 

 




今後の展開に使えそうなフラグ散りばめてるけど全部回収できるか心配。まあ地道に書いていくんゴ

次回の投稿もお楽しみに、感想や評価などがもらえますとモチベ上がって日々の執筆の励みになります。最近また感想もらえて嬉しかりけり

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