※この作品はR-18です。

【書籍化】ヤニ吸う寿音さんのお口が疼く~仕事を辞めたら長身デカパイヤニカスイケメンお姉さんに拾われて甘々セフレ生活が始まってしまったお話   作:37級犬築士

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しばらく空くと言ったな、あれは嘘だ




38~居候

 悪い人を追い払った。

 

 そう何度もささやいて、貴方は僕を柔らかく抱き締めた。貴方の熱で、僕の心に温度を取り戻してくれた。

 

 子供に飲ませる様な甘ったるい言の葉が有難い。

 

 子供扱いがこれほどうれしいと思ったことはない。

 

 どうやら、僕はもう寿音さん無しに精神の平常を保てないかもしれない。

 

 

 

「……いいよ、吸っても」

 

 

「大丈夫です、今は……これで」

 

 

 行為はいらない。ただ、この暖かい静寂で満たされる。

 不幸を受け入れて我慢する自分はもう終わり、幸せになって良い、幸せを求めて良い。そんな自分を取り戻せる。

 

「よしよし、おっぱいで元気になろっか」

 

 

「……ありがとうございます」

 

 

 辛い気持ちは未だ残る。でもしかたない、そんなすぐには消えない。だって、母が来たのだ。

 

 寿音さんが守ってくれて、追い払ってくれたそれはすごくうれしいことだ。

 

 けど、しばらくはあの声が消えてくれないだろう。それほどに、僕にとって両親の声は重い。呪いを含むから、重くまとわりつく。

 

 

……来た、きっとまた

 

 

 何度でも足を運ぶだろう。理由は明快だ。金のためだ。

 

 母さんが連れ戻しに来るなんて、でも、考えてみればあたりまえだったこうなってしまうことは重々にあり得た。

 寿音さんがいるからと安心していたけど、やっぱり少しでも早くここを去るべきだったのだ。

 

「母さんは、また来ます」

 

「そうだね、あれはそんな感じだ。移動するよ、そこはまかせて」

 

「ありがとうございます」

 

「それにしても、話に聞いていた以上だった。それに、切羽詰まってた」

 

「……会社を辞めたこと、それを知ったからだとおもいます」

 

「どうして、そう思う?」

 

「昨日が一応給料日です……支給日にお金が入らなかったんですよ。だから、その事に気づいた。」

 

 理由も動機も明快だ。あの人は徹底してお金に縛られている。僕の存在理由をお金にするぐらいだし、それは家を出てからも変わってないのだろう。

 

「また来ます、今度はもっとひどい取り立てをするかもしれない。」

 

 僕の給料が振り込まれるのは両親の持つ口座だ。そこから、最低限の生活費が僕に送られる。

 

 職場から両親に、そして僕に、ひどい話だけどあの人達にとってこれは横領でもなんでもない。至極当たり前、絶対の法則とまで行くぐらい金を奪うことを普遍と考えている。

 

 そんな両親だから、大方僕が不当にお金を抱えて逃げたとでも考えたのか。

 

 手にはいるべき金を奪った悪いやつ。横領とは、僕に対して思うことはあれ自分達に当てはまるとは指摘されても正すことはない。

 

 それほどに狂っている。それほどに奪うことに執念を抱いている。

 

 いや、狂っているのはあくまでも自分達以外。その狂気こそが自分達の正気だと信じてやまないというのが的確だろう。

 

 どこまでも都合の良い利己主義、それが僕の父と母、それこが清藤の家だ。

 

「……父も母も碌に仕事はしていません。僕が高校を卒業する頃にはもう財産である土地のほとんどが売り払われてしまいました。借金の担保に」

 

 

 収入源は僕が働いた際の給料の天引きを除けば母のパート代ぐらい。

 父は仕事を転々としているし、高校の頃に辞めてからはもう知らない。今も働いているかも不明だ。

 

 清藤にまともな収入はもうほとんどない。

 

 きっと、今だって借金の自転車操業だ。背負って背負って、いよいよ後がない。

 

 だから、時間の問題だろう。利息も払えない以上、父さんも母さんも破滅するだけ

 

 

 

「……逃げていれば、解決します」

 

 

 

 そう、逃げれば良い。

 

 そんな事実にも気づけなかったけど今は違う。逃げて良いと思えるぐらい、僕を正気にしてくれた寿音さんがいる。

 

 他力本願だけど、寿音さんならなんとかしてくれる。今だってその顔に不安は欠片もない。

 

「そうか、なら逃げようか」

 

「……どこに逃げましょう」

 

「アタシが持ってるマンションが商店街の近くにある……しばらくはそこでイチャイチャ暮らす、っていきたいけどね」

 

 

 

「……寿音さん?」

 

 

 

 谷間から見上げる顔には、若干の苦虫顔が見られる。

 

 噛み砕いている。ため息も吐いた

 

 

 

「……独り占め、したかったんだけど……はあぁ、仕方ない」

 

 

 

「?」

 

 

 

 

〇

 

 

 

 

~PM.12:08~

 

 

 

 

 スマホと財布、身分証明、最低限の荷物を背負い僕らは住処を後にした。

 

 また戻ってくる場所だ。なんだかんだで、あの狭いワンルームで寿音さんと過ごす時間を気に入っているから、だから行ってきますを言ってから鍵を閉めた。

 

 向かった場所は、あの商店街。

 

「アタシが持ってる物件でもいいけど、そういう場所にはアタシの名前がある。アタシのいる所に凛がいるってバレてるし、だから手当たり次第に付きまとわれたら大変」

 

「やりかねないですね」

 

「問題が起きても対処はできる。でも、あたしとしてはもう声すら聞かせたくない」

 

「だから、ここですか」

 

「そう、ここなの。あと、あのマンション以外だとタバコ吸えないのよね……ここは喫煙所もあるし、ちょうどいい。そう、ちょうどいいの」

 

「……ですけど」

 

「そう、二人きりにはなれないね。ま、三人仲良くイチャイチャしよっか…………というわけで銭ちゃん、しばらくよろよろ~」

 

 

「まかせて!」

 

 

 

 日本家屋の古きよき作り。

 

 ちゃぶ台を中心にした居間にて、僕らは話をしていた。これからしばらくお世話になることについて

 

 そう、ここ銭場家の住まいに居候をさせてもらうことについて。

 

……むぎゅッ

 

 

「……うっぷ」

 

 

 銭湯はれむ、鰻の寝床をつくりにした長細い建物。

 商店街のアーケード側には銭湯の門構え、対して反対には普通に表札が掲げられている。

 

 銭場の名がかかった玄関を開けたら。連絡を聞いていたのか真っ先に銭ちゃんさんが出迎えて

 

 そして、このIカップおっぱいに抱き締められて、今に至る。

 

「かわい~、かわい~よ~♡」

 

 話の最中もずっと、僕は銭ちゃんさんのお胸に抱かれているのだ。

 

 エッチをしてからはなんだか距離もおかしい。

 

 この人、僕が20だってこと忘れてないかな。うん、低身長だし童顔だし、されてもどうこう言えないけども

 

 けども、うん

 

「……よかったね、浮気者め」

 

「んぅ、ふがふが(見てるなら助けて)」

 

 なんとも言えない糸目でずっと見てばかりでなにもしない。怒っているならいっそ怒って欲しい。

 

 銭ちゃんさんに甘いのか、寿音さんは僕を放置して話を進める。

 

「居間以外だと部屋は二つ、婆さんの和室と二階は銭ちゃんの部屋だよね?」

 

「廊下を渡って銭湯の方に行けばいいよ。休憩室、障子戸で部屋を分割すれば個室にできるよ。当分は宴席の予定もないし、しばらくなら休憩室を閉めても問題ないからね。」

 

「さすがにそこまでは悪いでしょ?」

 

「大丈夫、凛ちゃんのためだしみんな納得してくれる。って、今グループトークで聞いたけど町の皆もオッケーだって」

 

「愛されてるね、うちの凛は」

 

「可愛いもんね……ま、そういうことだし部屋は用意出来るから心配しないでね。お布団も余ってるし、皆で川の字になって寝れちゃうよ。楽しみだね~」

 

「そうね、じゃあお言葉に甘えて……って、なんで銭ちゃんも川の字に?」

 

 しれっと自分も混ざろうとしていた。

 

 想像してしまう。銭ちゃんと寿音さん、二人と、うん、とにかく大きい。

 

 大きいい。右も左も大きい。 

 

「だって川だよ、三人いたらちょうどいいよね」

 

「本音は?」

 

「凛ちゃんにおっぱいちゅっちゅしてあげながら添い寝したいなぁって……お姉ちゃんって呼んで欲しいなぁ……はぁはぁ♡」

 

「素直だねぇ……あと、それ川の字なってないから。字が崩壊してる」

 

 

「「アハハハハハ!!」」

 

 

……ぎゅむ

 

 

 

「……」

 

 居候をさせてなんて、中々難しいお話なのに愉快早々決まってしまった。

 

 軽くないだろうか?

 

 仮にも女子高生が住まう家に男なんて

 

「……ん、んぅ」

 

「かわい~♡ちっちゃいよ~♡……はぁ、はぁ♡」

 

 訂正、懸念すべきは僕の身の安全だろう。こんな肉食系な女子高生がいるか!いや、いる!

 

 とりあえず穏やかな目で見てないで注意してくださいよ肉親の方。

 

「ぅ……お、おひふひ、へ」

 

「うんうん、おっぱい欲しいんだね~……いいよぉ、飲む?」

 

「!」

 

 

 ぶるんと、器用に僕を抱き締めたまま服をまくった。

 銭ちゃんさんのばるんばるんおっぱいが首から上を包む。弾力に富む瑞々しいおっぱい。

 良い匂い、柚子湯の匂い?

 

「は、はわぁ」

 

「溶けてるよ凛、銭ちゃんもドウドウ……ねえ、ちょっとこら、こら!」

 

「やぁん、可愛いのに……また、ハグさせてね♡」

 

「……うん」

 

「浮気者め」

 

 

「「あぅ!」」

 

 ぺちんと一発額をこづかれた。銭ちゃんさんも、僕も、優しい一撃だけど、なんで僕まで?

 

 

「いたた……えへへ、なんだか楽しくなりそうだよね~」

 

「……銭ちゃんさん」

 

「わかってるよ、凛ちゃんが大変だってこと聞いたら手を貸さないなんてありえない。同じ町に住むもの同士、助け合うのは当然!……というわけだから、ウチで気楽に過ごしてね~」

 

「……ありがとう」

 

 屈託のない笑顔で、清らかな言葉を吐く。若く元気の良い大きな彼女に、僕は安心感を得てしまう。

 

 守ってくれる。そう、感じてほっと胸を撫で下ろせる。

 

 いい人ばかりだ。

 

 本当にここにいれば、もう僕は不幸にならないでいい。

 

 幸せになって良いんだ。 

 

 




気ままに執筆、次回エッチしちゃおうかとおもいます。

W授乳エッチ予定、お楽しみに。
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