【書籍化】ヤニ吸う寿音さんのお口が疼く~仕事を辞めたら長身デカパイヤニカスイケメンお姉さんに拾われて甘々セフレ生活が始まってしまったお話 作:37級犬築士
「落ち着いたかしら」
「……はい」
いつもの部屋、居候生活が始まってから借りている銭湯の休憩室。障子と土壁、畳に布団に古いベッドライト、趣ある仮住まいの部屋の天井を見上げている。
視界のすぐそばに寿音さんはいて、灰皿にタバコの煙を焚きながら、僕の胸に手を置いて、等間隔で優しくノックをする。
震える心臓の鼓動をチューニングする。優しい、落ち着く静寂の時間を与えられて、ようやく僕は気分が戻ったと自覚できた。
「たばこの煙、気になるかしら」
「いえ、むしろ落ち着きます……いつも通りで」
古い部屋には似使わない最新家電の空気清浄機。静かに空気を循環して清めるソレを置いたのは寿音さんの計らい。窓際でタバコを吸う習慣だったから、窓がないこの部屋ではそれは重宝する。
微かに染みつくタバコのにおい、古い銭湯の休憩室はそれまで多くの人が利用してきた匂いの痕跡がある。タバコも当然ある、苦手な人は鼻を曲げるだろうけど僕はどうにもこの匂いが気に入ってしまった。
かといってむせ返るほど充満していたら困る。微かに、換気を行き届かせた部屋に大人の匂いが跡を残す。
寿音さんが部屋にいる。タバコが似合う、イケメンのお姉さんが部屋にいて、寄り添ってくれている。
その事実が、胸の奥に熱をくれる。火を灯した煙を吸ったように、熱くなって、息を吐いて熱を出すと安心の余熱に変わる。
「……タバコ、吸ってないと寿音さんじゃないです」
「凜、ちょっと趣味が変わってないかしら」
「誰のせいでしょう」
正解は寿音さん、寿音さん以外にない。
「!」
「……ちょっと、失礼」
灰皿にタバコを捨てて、寿音さんが布団の中に入ってきた。もぞり、もぞりと、大きな体が入って僕を陰にしまってしまった。
足が絡む
胸が顔を包んで、飲み込んでしまった。
背中と後頭部に手がまわる。熱い、暖かい、大きい
「……正解は、エッチな寿音さん」
「ぁ、はい……正解です」
迷わず肯定、やったと小さく囁いて寿音さんは僕をいっぱい抱きしめてきた。大きな体で、身長30センチの差がある僕はまるでぬいぐるみか抱き枕。たやすく体は起き上がって、寿音さんが仰向けになると僕がその上にちょこんと収まる。
布団が掛けられて、いよいよ密着して包まれたと実感する。
「いま、どんな気分」
「……有袋類の子供の気分です」
「はは、カンガルーごっこだね……いや、凜は寂しがりで甘えん坊だし、ウォンバットか」
「……否定、しきれない」
動画で、最近アザラシの動画が流行ってついアザラシの動画を調べていたら楽しくて、可愛くて、ついつい他の生き物の動画も見漁ってしまう。
オーストラリア、あのあたりの動物は妙に親近感がわいてしまう。特に今言ったウォンバットと、カカポ、あれらの話を聞くとまったくもって他人ごとに思えないのだ。
「……飼ってあげる♡……天敵はいないし、おやつもいっぱいあげる♡……凜の飼育員は楽しそうね、皆に見せつけたい♡」
「あぁ、あの……もう、正直街の皆さんにとって僕はそんな対象だと思います」
「自覚あるんだね、凜は賢い」
「……町の皆、僕におやつあげたがるから」
平時でエッチが出来ない分、施しで楽しんでる感じだ。皆、口々に甘やかしたい、エッチしてあげたいと僕に聞こえる声で喋っている。何人かはすでに銭湯で関係があるから、うん、困る。ちょっと物を買おうとするだけでメイクラブを迫ってくるのだ。
「みんないい人だよ」
「お使いで醤油を買いに行った道中だけで年上のお姉さん8人、女子高生5人、女子大生4人から話しかけられて」
「……て」
「6人のおっぱいを揉んで、8人にフェラチオされて、10人にパイズリで射精しちゃいました」
「……うわ、ドスケベ過ぎ」
「帰ってきたら寿音さんと銭ちゃんさんの3Pで13回中出ししました」
「……」
「我ながら、性豪過ぎて自分が怖いです……これ、絶対周りの影響ですよね。寿音さんと関わってからもすごいけど、この街に来てからますます性欲がえぐいことになってます」
人体の限界をとっくに超えているかもしれない、そのあたり健康とか医学の問題で良く知らないけども、たくさんエッチし過ぎて経験値がドカドカ溜まって、僕下半身の一部だけレベルがカンストしているんじゃないかと本気で思っている。
「いいじゃん、AV男優みたいでかっこいいよ」
「誇っていいことなんでしょうか、それ」
「他人が見たらうらやましくて舌噛んじゃうわよ……凜、愛されて幸せだね」
「……好意は、否定しません。皆素敵ですし、エッチですけど……良い人たちです」
自分の変わりように戸惑うことは大いにある、でも大前提として町の皆には感謝しかない。
優しく接してくれて、よそ者の僕に親切に街のことを教えてくれたりして、そこは間違いなく善意だし、優しさだし、街の人たちを嫌う理由にはならない。嫌いになりたいとも思えない。
肉屋のヤンママさんのガサツで大雑把な甘やかしに涙が出た。
ギャル二人、秋永千代さんと木山麗奈さん、二人のフランクな接し方に嬉しく感じているのは本心から。
乾物屋の奥さん、薬局のお姉さん、喫茶店のおばさん、おもちゃ屋でよく顔を合わす女子大生さん、皆、皆良い人たちで、気のいいお姉さんで、そして
「……かっこよかった」
母さんに追われて、街に逃げ入った時真っ先に駆けつけてくれた。
僕を抱きかかえて、囲んで中に入れて、大勢がアーケードの入り口で壁になった。
共同体として、皆が一致団結して僕を守ろうとした。僕なんかの為に、僕一人の為に
「……皆、何も言わなかった」
気にしないでいい、とか
もう大丈夫だから、とか
言葉を発するよりも行動に移った。皆で連携して、追い払ったら真っ先に銭湯まで連れて行ってくれて、そして今に至る。
気付けば借りてる銭湯の休憩室で布団に包まれていた。紀子さんと銭ちゃんさん、そして寿音さんも来て、いっぱい心配されて、でもご飯を食べてお風呂に入ったらもう日常は戻っていた。
異常を日常に戻すために、皆動いてくれたのだ。
「……本当に、良くされ過ぎてる」
「そっか……じゃあ、皆にありがとう言わなきゃだね」
「……あの、寿音さん」
「?」
銭ちゃんさん、そして紀子さん、知っているのは二人だけだと思っていた、でももしかして
「……言ってない」
「え?」
「聞くつもりみたいだけど、答えは言ってない……みんな察しただけ。凜がココにいないといけない理由があるって、深入りはしていないわ……大丈夫、いやな気分にはさせないから」
「……ッ」
「安心して、事情を知らないと動けない程度に……この街のつながりは安くないのよ」
この街は、と強調して寿音さんは告げた。
「凜は大丈夫、久遠の街にいる限り……大丈夫よ、怖い目にあったりしないわ」
「————久遠」
街の名前、そして寿音さんの苗字
くおん、ひさね
僕が好きになってしまった人は、やっぱり何かすごい人なのかもしれない、と予想する段階なんてとうに過ぎている。
きっと、いや、確実にすごい人だ。
この街は特別で、そして寿音さんは特別の中の中心点。
「…………久遠、寿音」
「ふふ、いい名前でしょ……とっても、強い名前なんだから」
隠す気は無い、しかし無暗に話すつもりもない。聞けば教えてくれるかもしれないし、はぐらかされるかもしれない。
疑問符を消す言葉を、僕は寿音さんに投げかけることはできる。でも、でもそんなことしないでも、もう十分
「……寿音、さん」
「うん、なにかにゃ?」
「……………なんでもない、です」
関係は変わらない。今がとっても心地良い。
なら、揺らぎを加える必要もない。
このままで、僕は十分満たされる。
× × ×
~PM.10:12~
……むぎゅ、ぎゅむむ
「んん————ッ!!んむぅう——————ッッ!?!?」
「……じゅ~、きゅ~」
ゆっくり過ぎるカウントダウン。
むわっと汗の臭いで肺が満たされ過ぎてしまっている。空気は吸えるけど、吸う気体はすべからく熱い。色気が濃い、むせ返る。
おっぱいが熱い、拘束が強い。
ホールドされて、布団蒸し。
溶ける、エッチで気持ちよく溶けるとかじゃない。本当に物理的に体が溶け堕ちてしまうッ
「ひ、ひふあっぷッ……ほ、ほへん、はひゃいッ……うぅ、うわぁあああ、うぅぅぅうぅッ!?!?」
「に~、いち……はい、終わりッ」
「!?」
拘束が緩む、同時に僕は飛びのいて寿音さんから離れた。
冷房の効いた部屋。寒暖差で血が巡る。熱い、でもまだ熱いッ
「ふぅ……あはは、あぁ……アッツ、アタシもこれしんどいわ……凜、お水飲みなさいよね」
「————ッ」
熱と苦しさを与えた張本人に、僕はくッとにらみつける。けど、寿音さんは口角を挙げていじらしい笑みを見せるだけ
「……約束を破った罰ゲーム」
「うぅ」
「ちゃんと言ったでしょ……痛くない罰ゲーム、寿音さんの幸せホールド30分」
「んぅ……ご、ごめんなさい」
睨む顔の筋肉は簡単に弛緩してしまった。でも仕方ない、罰ゲームなのだ。お仕置き、教訓、だから、これは仕方ない。
「約束、商店街から出ないこと……守りなさい、それが貴方の身を守る一番の策なのよ。わかったら返事」
「……はい」
「シャワー、浴び直しましょうか……お湯使えないけど、冷水の方がいいわ」
「……ですね」
〇
AM.00:21
汗も流して、服も新しくした。夜中に何してんだと紀子さんには小言を言われてしまった。
一応、今日は銭ちゃんさんと別室の日。明日テストでちゃんと勉強しないとだから、あまり騒がしくすると迷惑だ。そこは、ちゃんと反省。
騒がしくせず、浴衣を着替えなおした僕らは大人しく床に就く。
二つの布団を合わせて一緒の布団、二人用の大きな毛布を体にかける。
手と手が触れる距離。
おやすみなさいを言う前の、ちょっとしたまどろみ。寿音さんは僕の髪に手を伸ばして、毛先を整え額を撫でる。
「寝れないですよ、寿音さんが」
「大丈夫、今日はお互い寝つきがいいはずよ……あれだけデトックスしたわけだし」
「それは、そうですけど」
優しいお仕置きで痛みや苦しみはないけど、でも汗はすごくかいた。デトックス?だから、お仕置きなんだけどすっきりした気分だ。エッチしてないけど、色々と軽い賢者気分でちょっと不思議
意外と悪くないのかも、幸せホールド
「エッチの時、おねだりするかも」
「ダメ、あれは罰だから」
「冷静に考えるとあまり罰じゃなかった気がします……痛くはなかったですけど、すごい体験だった」
寿音さん48の必殺技、幸せホールド。
大きな体に抱きしめられて顔をおっぱいで苦しくされるだけの技、いっぱい汗をかくし、どきどきしちゃうで大変な大技だ。でも、寿音さんはきっと加減していたのだ。あれをさらに強く長時間やられたら密着感だけでお漏らし射精しかねない。
すごく恥ずかしい目にあわされる。だから、とっても凶悪な技だ。恐ろしい、幸せホールド。
……やっぱり、おねだりしてみたい
「罰ゲーム欲しさにわざと約束破らないでね……マゾ豚になったら治らないわよ」
「……大丈夫です、約束はちゃんと守ります」
……ムニュ
「————ッ」
「……なら、安心」
また、幸せホールド。不意打ちのそれに体は反応できなかった。いや、迫るのは見えていたけど、体は全く拒否しないから、躱せない。
必中技、幸せホールド恐るべし。でも、今度のは苦しくない。
「静かに寝ましょ……吸ってもいいから、静かに……ね」
「……」
キャミソールの薄い布越しに寿音さんのおっぱいが感じられる。口は自由に動くから、布越しに乳首と乳輪を感じられるし好きに吸っていいのだろう。
安心させてくれる言葉と行動。
僕の彼女様は、今日も変わらずイケメンで優しい、タバコが似合う素敵なお姉さんだ。
「おやすみなさい、凜♡」
額にキス、優しく胸に抱いたまま、背中を優しくたたく音だけがかすかに響く。
静かになっていく。
静かに、そして
……とくん、とくん
「……………」
静かになると耳を叩く、とっても小さい強い音。生きる音が子守歌だ。
「……」
心臓の音、背中を撫でる音、息遣い、混ざり合って一つの曲だ。
心安らぐ生きた音。
いつもの、いつもの添い寝で瞼が重くなる。
深い場所で息をして、10を数える頃には眠くなって意識が消える。
エッチをしない日の夜の、いつもの流れだ。
「?」
眠るだけ、けど僕は違和を悟ってしまった。
……匂い、薄い
寿音さんの匂いはほろ苦く甘い。タバコの苦味と、女の人の甘い匂いが混ざっている。美味しいチョコレートのような比率で、ほろ苦くて甘さが際立つ、そんな匂い。
谷間からはいつもそんな心地を感じさせてくれる。だけど、妙に今日は苦くない。
さっき吸ったタバコは表層にだけ、寿音さんの匂いがいつもと違う。
「……」
僕の知らない日中に、いったい何をしているのか
タバコを吸うことも億劫になるぐらい、目まぐるしく裏で暗躍しているからなのか、本人は口にはしないけど隠したりもしない。
だから、こっちも探ることはしない。
「……おやすみ、凜」
……くちゅ
「————……ッ」
詮索したい好奇心は、無いわけじゃない。
もしかしなくても寿音さんはきっとすごい立場の人で、それこそ土地由来の何かを持っている。ココは特別な街で、土地で、そして独立して隔絶した何かなのだ。
久遠商店街、久遠寿音、町の皆が親しみをみせる様子は単に気のいい相手だからってだけじゃない。
ヤンママさんも、紀子さんも、大人はみんな寿音さんに敬意を払っている。
敬意を払う理由、納得できる大きな答えがあるんだろう。
あなたは、きっと特別なんだろう。
詳細はわからないけど、力を持っているすごい人だから。力を持つに足る人だから。みんなあなたに敬意を払い、貴方が好きと言ってくれた僕だから皆認めてくれる。
あぁ、僕の彼女様はほんとうにすごい人だ。
……大丈夫だ、寿音さんがいればもう僕は
『責任を果たせ、逃げるなッ!!』
「……ッ」
大丈夫、もう僕は大丈夫。
「……大丈夫、凜……貴方は、もう安全だから……怖がらないで」
「ぁ……寿音さん」
「震えてたら、何を考えているかわかっちゃうわ」
「……」
「撫でてあげる、だから凜も甘えなさい……服、脱いであげるから」
「……はい」
擦れる音、湿った音
交わる音
夜の暗さも怖くなんてない。
寿音さんと一緒に過ごす日々は、もう何も怖くなんかない。
次回、寿音さん最強計画
エッチで最高な寿音さんが凜君の為により最高に、つまり最強になる計画が次回から始まります。どんな計画か、寿音さんのエッチな体を思い浮かべながら予想してお待ちください。
今回も読了感謝です。感想、評価などいただけましたら幸い。モチベ上がって日々の執筆の励みになります。
【人物プロフィール再提示】
文章上でしか情報がないので、定期的にキャラの情報を明確にして読者の困惑を回避したい。
・久遠寿音(くおんひさね)/27歳
身長190㎝、体重81kg
B121(K)/W80/H112
〇外見イメージ
黒髪ロング、少し癖っ毛
顔立ち良し、イケメンフェイス、切れ長の目がかっこいい
爆乳、ノーブラなので少し長乳気味
長身デカパイヤニカスイケメンお姉さん、エロい人です。
〇内面、生活、職業
基本自堕落で怠け者だが家事炊事仕事も出来るしっかり者、日々省エネに活動していて合間にだらけている生活が染みついている。竿役である清藤凜と同棲、ブラック会社勤務で心身共に壊れかけていた凜を拾い気に入ってしまい同棲関係を築いている。
共に暮らし体を重ねて打ち明け合った結果つながりは強く、依存しあうほどにイチャラブな関係に至る。
甘やかして養って、どこまでも都合のいいセフレ彼女として日々を送るマンションの管理人。
定職についてはいないが、マンションを含め様々な土地、会社、資産を管理運営している立場。また、街の商店街である久遠商店街では顔役のような位置にある。
久遠商店街、久遠町、久遠の名前を持つ女性。街の皆は寿音さんと親しい関係にあり、同時に特別なつながりもある。
集団の団結行動は常に寿音さんが中心点にして起こる。
久遠の女が団結すればたいていのことは解決できる。久遠の女の庇護下にあるものは何があっても守るべし。
危害を加えるもの、警告を無視したならば時には手段を択ばない。
〇性癖
煙草好き故の強い口唇欲求があり、口が疼くからとオーラルプレイを好む。授乳プレイ、騎乗位もお得意。エッチする年下低身長男の子の可愛い顔と泣き顔も好き。甘々ご奉仕もするし自らも責めてあげたい。性欲は強め、独占欲も強め。ただし束縛はせず、親しい相手ならお手つきも許している。自分のエロさと魅力に自身もあるため嫉妬心から理性を取り乱すことはまずない。