※この作品はR-18です。

FG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

11 / 11
1回戦


 

ビビッ島ガンプラバトル大会―。

 

それは、ガンプラバトル世界大会に参加するG国代表を決める大会の内の、ビビッ島代表を決める大会である。

 

北ビビッ島を

南区

中央区

東区

の3つに分割し、各区のチャンピオンと、南ビビッ島(七尾島)のチャンピオンによる決勝大会を経て、ビビッ島代表が決まる。

 

もちろん、それで終わりではなく、ビビッ島大会のチャンピオンはビビッ島代表選手としてG国大会に出場するのだ―。

 

 

東区大会は、アスマン市立体育館で行われる。

 

駐車場でリサとユキと別れたリンスは、受付で参加手続きを済ませる。

 

そして、出場選手の控室に入る。

 

控室に入るなり…

 

(うわぁ…★)

 

室内は、選手達の殺気立った雰囲気が充満していた…。

 

そんな、居心地の悪い控室で待つこと数十分…

 

開会式の時間が来たので、呼びに来た大会スタッフに導かれて、体育館に向かう―。

 

 

東区大会の参加者128人が体育館に集合し、開会式が始まった―。

 

やたらと長い、大会委員長の開会宣言が終わると…

 

大会公式アンバサダーという、男性アイドルグループのライブが始まる…。

 

(これ、必要?)

と、首をかしげるリンス。

 

大会公式アンバサダーの男性アイドルグループのライブが終わると同時に、開会式も終わった。

 

出場選手達は4つのグループに分かれて、それぞれの待機所に向かう。

 

そして、館内に4基のガンプラバトルステージが据えられた。

 

いよいよ、試合開始だ―。

 

◇

 

グループC…

 

リンスが所属するグループだ。

 

大会は各グループ32名ずつに分かれてのトーナメント戦だ。

 

1回戦16試合が4日間かけて行われる。

 

リンスの出番は、1日目の第3試合からだった―。

 

・

 

第1試合、第2試合が終わり第3試合…

 

リンスの出番だ―。

 

 

バトルステージ前に出ると…

 

(あっ…

後輩だ…☆)

 

リンスの対戦相手は

大空高校(通称∶空高)ガンプラバトル部の部員のミリア

 

【挿絵表示】

 

だった。

 

じつは、リンスは

空高のOG

で

ガンプラバトル部に所属

していたのだ。

 

もっとも、対戦相手のミリアは

1年生

なので、当然だが、リンスとは面識は無い。

 

リンスとミリアが握手をしたあと、2人は操縦スペースに移動する―。

 

・

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal.』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドが形成される。

 

形成されたバトルフィールドは砂漠。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「リンス!!

ガンダムジェミナス L.O.ブースターL

出ます!!」

 

 

カタパルトデッキから、ガンダムジェミナス L.O.ブースターLがバトルステージに向かって発進した―。

 

◇

 

高速飛行モードで空を飛ぶガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターL。

 

まもなく、レーダーがミリアの機体(ガンプラ)を捉えた。

 

正面モニターに、ミリアの機体(ガンプラ)のデータが表示される―。

 



 

【機体名】

エールガンダムサンドロックカスタム

 

【ベースキット】

1/144 HG ガンダムサンドロックカスタム

 

【ガンプラタイプ】

汎用型モビルスーツ

 

【ガンプラ属性】

陸

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 △

地上戦 ◎

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ガンプラファイター】

ミリア

 



 

ミリアの愛機(ガンプラ)・エールガンダムサンドロックカスタム―。

 

1/144 HG ガンダムサンドロックカスタムの背中にエールストライカーを装備した機体(ガンプラ)だ―。

 

 

やがて、正面モニターに、砂煙をあげながら向かってくるエール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムの姿が映し出された。

 

(あらあら…★)

と、あきれるリンス。

 

なぜ、リンスがあきれているのかというと

エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムの機動がブレている

からだった。

 

原作の設定がある程度再現されるビビッ島のガンプラバトル

において

軽量機体*1に大推力スラスターを付けたら、コントロールするのは至難の技

なのだ。

 

しかし、相手のミリアはガンプラバトル部の部員。

 

そんなことをすれば、どうなるかなんて、わかっていたはずだ。

 

おそらく、エールガンダムサンドロックカスタムは使い慣れた愛機ではなく、今大会用に作製した機体(ガンプラ)で、大会期間中に慣らしていくつもりだったのだろう。

 

だが、それは初戦を突破できたらの話…。

 

つまり

ミリアは初戦敗退することなど想定していなかった

ということだ…。

 

(仕方がない…。

困った後輩に、お灸を据えてあげますか…☆)

と、ガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLはビームキャノンを撃つ。

 

エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムはガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLからの攻撃を回避しつつ、右手に持つガンダムサンドロックのビームサブマシンガンで反撃する。

 

(ほう…★

機動性(はやさ)だけは一丁前だね…★)

と、エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムからの反撃を回避する。

 

その後…

 

(おっ!?)

 

なんと、エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムが空に飛び上がってきたのだ…!!

 

軽量機体に大推力スラスター(エールストライカー)を付けたことで、飛行できるほどの余剰出力があるようだ。

 

(どぉれ…

相手してあげましょうか…☆)

と、ビームキャノンを撃つガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターL。

 

ところが、エール《[ミリア]》ガンダムサンドロックカスタムは回避せず、左腕に装備しているガンダムサンドロックカスタムのシールドで防御した。

 

どうやら、空に飛び上がったものの

空中戦が得意というわけではなかった

ようだ…。

 

地上と比べて、あきらかに動きがぎこちない…。

 

エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムは、空を高速で飛び回るガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLの機動性に、完全に翻弄されていた…。

 

(弱すぎる…。)

と、興冷めするリンス。

 

リンスが空高在学中もそうだったが

空高ガンプラバトル部は、ガンプラバトル歴5年未満の者は入部不可

だ。

 

しかし、ミリアの技量は、とてもガンプラバトル歴5年以上とは思えないくらいに低い。

 

おそらく、何らかの方法で

裏口入部

したのだろう。

 

(そ〜ゆ〜ワルイコにはオシオキだ…☆)

と、ガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLはエール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムに向かって突進する。

 

正面から突進してくるガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLに向けて、ビームサブマシンガンを撃つエール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタム。

 

だが、ガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLは、ほんの少しの機動で、エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムからの攻撃を回避する。

 

そして、エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムの目前でガンダ([リンス])ムジェミナス L.O.ブースターLはモビルスーツ形態に変形し…

 

「せいっ!!」

と、エール([ミリア])ガンダムサンドロックカスタムを蹴飛ばした―。

 

*1:
ガンダムサンドロックカスタムの自重は7.9トン

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