バスターデュエルガンダムは、右手に持つ350ミリガンランチャーの後部に、左手に持つ94ミリ高エネルギー収束火線ライフルを接合させた対艦徹甲散弾砲をガンダムジェミナス L.O.ブースターLに向けて発砲する。
しかし、リンスは慌てない。
ガンダムジェミナスL.O.ブースターLは、散弾の散布界以上の高度に上昇し、バスターデュエルガンダムからの攻撃を回避した。
そして、機首を下げ、両肩のバインダー先端に装備されているビームキャノンを撃ちながら、バスターデュエルガンダムに向かって降下していく。
バスターデュエルガンダムは、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLからの反撃を右に回避して、対艦徹甲散弾砲を撃つ。
近距離からの攻撃ゆえ、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLは回避できないと思ったのだろうが…
なんと!!
ガンダムジェミナスL.O.ブースターLは機体を急落下させて、バスターデュエルガンダムの攻撃を回避したのだ!!
ガンダムジェミナスL.O.ブースターLはモビルスーツ形態になると、対艦徹甲散弾砲発射のために動くことができないバスターデュエルガンダムに向けて、右手に持つアクセラレートライフルタを連射した。
ガンダムジェミナスL.O.ブースターLの攻撃は、もちろん全弾命中。
しかも、バスターデュエルガンダムはシールドを持っていないため、防御することもできない。
胴体に装着されているアサルトシュラウドも通常装甲なので、防御力向上の役に立っていない…。
◆
ガンダムジェミナスL.O.ブースターLからの攻撃を全弾くらってしまったバスターデュエルガンダムの耐久値は75パーセントにまで減ってしまった。
「ちくしょうッ!!
ブタがァッ!!」
と、バスターデュエルガンダムは右手に持っていた350ミリガンランチャーを投げ捨て、バックパックからビームサーベルを抜き、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLに斬りかかるが、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLは左に回避して、バスターデュエルガンダムの斬撃をかわす。
そして、右手で左肩口からビームサーベルを抜き、バスターデュエルガンダムを斬りつけた。
「うがァッ!?」
この一撃で、バスターデュエルガンダムの耐久値は65パーセントにまで減った。
「ちくしょうがァッ!!」
と再び、バスターデュエルガンダムはガンダムジェミナスL.O.ブースターLに斬りかかるが、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLは素速くバスターデュエルガンダムの背後に回り込み、袈裟斬りした。
これはクリティカルヒットだったようで、バスターデュエルガンダムの耐久値は、一気に49パーセントにまで減った。
バスターデュエルガンダムのコクピットルーム内は、耐久値が50パーセントを切ったことを報せる警報音が鳴り響く。
「うるせぇんだよッ!!
クソがァッ!!」
と、もはや、ジミーは冷静さを失っていた…。
こうなると、もはや、ジミーに勝機などあろうはずがなかった…。
◇
バスターデュエルガンダムにとどめをさそうと、リンスは武装スロットから『SA』を選択した。
すると、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLがアクセラレートライフルを両手でかまえる。
そして、アクセラレートライフルの銃口にエネルギーが集束されていく―。
一方、バスターデュエルガンダムは何を考えているのか、投げ捨てた350ミリガンランチャーを拾うと、94ミリ高エネルギー収束火線ライフルの後部に接合させ、超高インパルス長射程狙撃ライフルにし、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLに向けて撃った。
しかし、ガンダムジェミナスL.O.ブースターLは、バスターデュエルガンダムの苦しまぎれの攻撃を余裕でかわすと…
「いっけぇぃ!!」
と、アクセラレートライフルを撃った。
ガンダムジェミナス L.O.ブースターLの反撃は、完全なカウンターだった。
超高インパルス長射程狙撃ライフル発射直後で、動くことのできないバスターデュエルガンダムは、回避も防御もできず、ガンダムジェミナス L.O.ブースターLの攻撃をまともにくらってしまったバスターデュエルガンダムの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれた…。
『BATTLE ENDED.』
と、試合終了がアナウンスされると、観客席からは盛大な歓声が起こった―。
◇
【レイト】のイートインスペースでは
ラナ
ラナの彼氏のパトリック
ユキ
リサ
が、リンスの【レイト】のメインバトルステージでのガンプラバトル6連勝を祝福していた。
「6連勝、おめでとう☆」
と
ノンアルコールビール
で乾杯するリンス、ラナ、パトリック、ユキ、リサ。
「ブチのめしたのが、あのムカつくジミーだったから、喜びもひとしおだね☆」
と言うラナ。
「言えてる☆」
と、ラナに同意するユキ。
「でも、ジミーさん…
あのまま、黙って引っ込んでないと思うケン★」
と言うパトリックを
「アンタ、誰の味方なのよ!?」
とラナにニラまれ、ビビるパトリック…。
「夫婦漫才は、ご遠慮いたします☆」
と、ラナとパトリックを茶化すリンス。
その時、リンスの携帯電話に、メールが着信した。
携帯電話の画面を見るリンス。
「あっ…♡」
と、頬が赤くなるリンス。
「彼女からのお誘い
だね☆」
と笑うリサ。
「うん…★
その…いいかな?」
と訊くリンスに
「いいよ☆」
と笑うリサ。
「みんな…
ごめんね…★」
と、去っていくリンス…。
去っていくリンスの背中を見ながら
「私とパトが夫婦漫才だったら、リンスは何なのよ★」
と言うラナ。
「女同士
でも、夫婦っていうのかな?」
と言うユキ。
「女同士だったら
婦婦
になるんじゃないの?」
と言うリサ。
「つ〜か、祝勝会の主役がいなくなったんじゃ、私らも、ここにいる理由がなくなったわね…★」
と言うラナ。
「言えてる★」
と、ラナに同意するユキ。
「んじゃま、私らも帰るとしますか★」
と、リサが立ち上がると
「んじゃ、パトリ氏。
勘定お願いね☆」
と笑うリサ。
「ゑっ?
何でオレが?」
と困惑するパトリック。
「まさか、割り勘とでも思っていたんですか?」
と、パトリックをニラむユキ。
「男見せろ、パト★」
と、彼女であるラナにまで言われてしまい
「そんなぁ〜★」
と、悲しみの絶叫をあげるパトリックだった…。