※この作品はR-18です。

FG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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20年前の物語(4)


 

リンスは気が済むまで、マリアナを犯し続け…

 

気がつけば、夜の11時過ぎだった…。

 

 

「お姉様。

訊いていいですか?」

と、リンスは左隣に寝ているマリアナに訊く。

 

「最後の夜

のこと?」

と言うマリアナ。

 

「はい…。

それって、一体…?」

と訊くリンスに

 

 

「私…

彼氏ができた

の…。」

と言うマリアナ。

 

 

(えっ…?)

と、思考が停止するリンス…。

 

 

「どういう…

ことですか…?」

と上半身を起こし、声を絞り出すリンス。

 

「女が男と付き合うことが、おかしいかしら?」

と、上半身を起こすマリアナ。

 

 

たしかに、マリアナの言っていることの方が正しい。

 

しかし…

 

 

「そんなの嫌…!!」

と叫ぶリンス。

 

 

今の関係の方がおかしいことは、わかっている…。

 

だが…

 

リンスは認めたくなかった。

 

 

「お姉様の言うことは何でも聞くから…!!

お姉様のやりたいことには、ちゃんと従うから…!!

だからお願い!!

捨てないで!!」

と、リンスは泣きながらマリアナを押し倒し、キスをする。

 

マリアナは、とくに抵抗することなく、リンスのキスを受け入れる。

 

「私の言うことは、何でも聞くのね?」

と訊くマリアナ。

 

「はい…!!」

と答えるリンスに

 

「じゃ、私と別れて。」

と言うマリアナ。

 

(・・・・・・!!)

 

絶句するリンス…。

 

「私の言うことは何でも聞く…

私のやることには従う…

そう言ったのは貴女よ…

リンス…。」

と、うなだれるリンスに言い放つマリアナ…。

 

 

その時、インターホンが鳴り、玄関のドアが解錠される音がした。

 

「おい、マリーッ!!

いるかッ!?

オレだッ!!」

と、玄関から男の叫び声が響いた。

 

「えっ?

まさか…!?」

と、マリアナはキャミソールを着て、玄関に向かった。

 

(今の声…?)

とリンスは、玄関から聞こえた男の声に聞き覚えがあった…。

 

 

マリアナが玄関に行くと、そこには…

 

「ジミー!?」

 

そこには、数時間前、リンスとのガンプラバトルに敗れたジミーがいた。

 

そう…

 

マリアナの彼氏とは、ジミーだったのである…。

 

「おぉ、マリー☆

いたか☆

ヘッヘッヘッ…☆」

と言う、少し赤い顔のジミー。

 

「何だよ…その恰好…♡

オレに抱かれる準備万端ぢゃねぇか…♡」

と、キャミソール姿のマリアナを見たジミーは、無理矢理マリアナを抱き寄せ、キスをする。

 

(ウッ!?)

と、マリアナの鼻をつくアルコール臭…。

 

ジミーは、相当、酔っているようだ。

 

「悪いけど、帰ってよ。

客(ひと)が来ているのよ。」

と、マリアナはジミーを追い返そうとした。

 

「誰だよ?」

と訊くジミーに

 

「友達よ。」

と答えるマリアナ。

 

「男か?」

と訊くジミーの声に、怒気が混じる。

 

「女よ。」

とマリアナが答えると

 

「だったら、帰ってもらえ。」

と言うジミーだったが

 

「いや、待てよ…?

そうか…☆

3人でヤルっていうのもアリだな☆」

と言い出した。

 

「バカなこと言わないでよ!!」

と怒るマリアナ。

 

「何でだよ?

お前の友達(ダチ)なんだろ?

だったら、問題無ぇだろ?」

と勝手なことを言いながら、玄関から上がろうとするジミーを

 

「帰ってよ!!」

と、押し止めようとするマリアナ。

 

「どけッ!!」

と、マリアナを払い除け、マリアナの部屋に向かうジミー。

 

「やめて!!

入らないで!!」

と、部屋のドアの前でジミーを背後から引き止めるマリアナ。

 

だが、やはり、男と女の力の差は歴然で、マリアナは簡単に払い除けられてしまった。

 

そして、マリアナの部屋に入るジミー…。

 

◇

 

玄関で言い争う声は、リンスにも聞こえていた。

 

(ウソでしょ!?

お姉様の彼氏が、さっき戦ったジミーだなんて…!!)

 

しかも、ジミーは酔っていて、この部屋に来ようとしている…!!

 

今、自分は全裸…。

 

酔ったジミーが部屋に入ってきたらどうなるかなんて、容易に想像がついた。

 

しかし…

 

マリアナの寝室に、隠れることができる場所なんて無い…。

 

しかも、外に逃げようにも、ここはマンションの8階…。

 

隠れる場所も無ければ、逃げることもできない…。

 

 

そして…

 

ついに…

 

ジミーが部屋に入ってきた…!!

 

 

「キャアアアアア…!!」

と、シーツで裸体を隠し、悲鳴をあげるリンス。

 

「お…お前はさっきの…!?」

と、リンスを見て驚くジミー。

 

しかし、リンスの裸体を見て、ニヤけるジミー。

 

「おい、マリー。

こりゃ、どういうシチュエーションなんだ?」

と、後ろにいるマリアナに訊くジミー。

 

「来ないで!!

出ていってよ!!」

と叫ぶリンス。

 

「そうはいかねぇなぁ★

こっちはさっき、お前に恥をかかされたんだ★

その仕返しをさせてもらおうか…☆」

と、上着を脱ぎ始めるジミー。

 

そこに

 

「やめてよ!!

抱くなら、私を抱いて!!」

と、マリアナがジミーをベッドに押し倒した。

 

「今よ!!

逃げて!!」

と叫ぶマリアナ。

 

それを聞いて、急いで立ち上がり、床に落ちている自分の服を拾って、リンスは逃げた―。

 

 

全裸のまま、マリアナの部屋から飛び出して、階段を駆け下りた。

 

(はぁ…はぁ…)

と、途中の踊り場で止まり、座り込むリンス。

 

そして…

 

「う…

うわぁぁぁ…!!

お姉様ぁぁぁ…!!」

と泣き出すリンス…。

 

 

あれだけ深く愛し合っていたのに…

 

突然…

 

あまりにも突然、マリアナに捨てられた悲しみに…

 

リンスは泣き崩れた…。

 

 

「はぁ…。」

と、ひととおり泣き明かしたリンスは、とりあえず、服を着ることにした。

 

全裸なので、もし、今、下から、または上から誰か来たら、どうなるか…。

 

なにより、5月の夜は、思いのほか寒い…。

 

 

ところが…

 

(うそっ!?)

 

自分が持っている物を見て、驚くリンス。

 

逃げる時に、床に落ちている服を拾ったつもりが、実際に拾っていたのは

スカート

と

なぜか携帯電話

だけだったのである…。

 

(ど…どうしよう…?)

と悩むリンス…。

 

とにかく、スカートだけでも履いて、腕で胸を隠して、誰にも会わないことを祈りながら、リンスは下に降りていった―。

 

 

エントランスを抜けて外に出て、できる限り暗い場所に隠れるリンス。

 

(こっからだと…

リサの家が近いな…。)

と、リサに電話をかける。

 

《もしもし?

リンス?

どうしたの、こんな時間に?〉

と、電話に出るリサ。

 

「ごめんね、こんな時間に…

へっくっしゅん★」

と、くしゃみをするリンス。

 

《おいおい、どうした!?〉

と驚くリサ。

 

「ごめん…

今、服無くて…★」

と言うリンス。

 

《はぁ?

どゆこと?〉

と訊くリサ。

 

「今ね…

お姉様のマンションの前にいるの…。

それでさ…

悪いけど…

上着、貸してくれない?」

と言うリンス。

 

《よくわかんないけど…

とりあえず、そっち行くわ。〉

と、リサは電話を切った。

 

(これで安心かな…。)

と、リンスはマンションの8階を見上げた。

 

今頃、マリアナはジミーとヤッているのだろう…。

 

そう思うと…

 

(…ッ!?)

 

胸の奥が痛んだ…。

 

◇

 

待つこと10数分―。

 

 

リサのオフロードバイクが走ってきた。

 

「ここだよぉ〜!!」

と歩道に出て、左腕で胸を隠し、右手を振るリンス。

 

リンスの前に停まる、リサのオフロードバイク。

 

「はぁっ!?

ちょっ…

何やってんのよ!?」

と、上半身裸のリンスを見て驚くリサ。

 

「早く服貸して〜!!」

と叫ぶリンスに

 

「ほらっ★」

と、リンスに上着を投げ渡すリサ。

 

「何がどうなってんのよ?」

と、上着を着ているリンスに訊くリサ。

 

「あのさ…

今日…

リサん家に泊まってもいい?」

と言うリンス。

 

リサも、リンスとマリアナの関係は知っている。

 

そのリンスが、マリアナが住むタワーマンションの前で裸でいた事から、何か事件が起きたのだと察した。

 

「乗って。」

と言うリサ。

 

「ごめんね…。」

と、リサの後ろに乗るリンス。

 

「しっかり捕まっててよ。」

と言うリサ。

 

「安全運転でお願いね★」

と言うリンスに

 

「警察(ポリ)に見つからないことを祈ってな★」

と言うリサ。

 

リサは、リンスを家に連れていくということなど想定していなかったので、ヘルメットを持ってきていない。

 

だから、リンスはノーヘルだ。

 

警察に見つかったら、タダじゃすまない。

 

 

ノーヘルのリンスを後ろに乗せて…

 

リサはバイクを発進させた―。

 

◇

 

アスマン郊外の、リサが住むアパートに着いたのは、日付が替わろうかという時間だった。

 

2階の204号室が、リサが住む部屋だ。

 

「上がって。」

と、ドアを開けるリサ。

 

「おじゃまします。」

と玄関に入るリンス。

 

「一体、何があ」

と、リンスに訊こうとしたリサに、いきなりキスをするリンス。

 

「何すんのよ!?」

と怒るリサに

 

「抱いて…!!」

と、涙を流すリンス。

 

「わかったわよ…。

こっち来て…。」

と、リサは居間に敷いてある布団にリンスを誘った―。

 

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