※この作品はR-18です。

悪の崩壊世界で   作:ボルメテウスさん

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ゲッコウの策略

「いやぁ、あんたの所の街、かなり良いねぇ!!」

「お前は、なんで、そうやって堂々と酔っぱらっていられるんだ」

 

その言葉と共に、俺は目の前にいるシズカに呆れながら言う。

現在、俺が拠点としているのは、ヨドンヘルムである。

一つの組織の拠点という事で、かなり広く、さらには、これまではヨドン皇帝によって、支配された所も解放されたという事で、さらに多くの人員が入れるようになった。

そのおかげか、一つの街を作る事も出来、そこにはわりと善良な怪人が多く住んでいる。

 

「シズカの所は、どうなんだ?確か」

「そう、闇のヤイバが裏切っているから、結構困っているんだよねぇ」

「戦闘員は、確かいなかったはずだけど」

「あぁ、そこは問題ないよ、アーナロイドやゼニットを使って、戦闘員として、使っているから」

「なるほど」

 

ダークシャドウはツクモガミを使って、戦っている。

そう考えれば、他の勢力の戦闘員を利用するのも一つの手だ。

 

「あっあと、ゲッコウ様から、これを渡して!」

「これ?」

 

それは、手紙だった。

なぜ、手紙を、俺に渡したのか、首を傾げる。

そのまま、俺は手紙を見ると。

 

「えっ、嘘」

「何々、何を書いているの?」

「ふむ」

 

そのまま、俺の驚いた様子に、シズカもヨドンナも同時に見つめる。

 

「…これって、つまり」

「ダークシャドウは、ボク達の勢力に入るという事かい?」

 

そこには、ダークシャドウの首領である幻のゲッコウからの手紙だった。

どうやら、これからの活動を行う為には、強い勢力のバックアップが必要らしい。

だが、これまでは似た考えを持つロンダーズファミリーと手を組んでいたが、その分け前が徐々に高くなっている。

そこで、シズカと以前から交流があり、最近になって、目立ち始めた俺に、その話題を持ち出してきたらしい。

 

「えぇ、でもゲッコウ様、何を渡すつもりなんだろう」

「…お前らしいぞ、シズカ」

 

そう、酔っぱらったシズカは腹を抱えて笑ったが、しばらく固まる。

そして。

 

「私!」

 

その一言に、シズカは思わず叫んでしまう。

 

「基本的に有能だけど割と致命的なミスが多い事もあり、嫁の貰い手がない。ならば、信用できる俺に任せると共に、嫁がせて、手を組もうと」

 

いわゆる、政略結婚という訳か。

元々、ゲッコウ自身も、数百年前から生きているので、そういう考えもあるのだろう。

 

「…まぁ、良いかな」

「えっ、それって、私との結婚!」

「ゲッコウさんの持つ知識とツクモガミはかなり凄いからな。他の勢力のスクラップ品と合わせれば、かなり凄いのを作れるかもしれない」

 

様々な仕事を任せられるツクモガミがいるのはかなり助かる。

 

「…ねぇ、私はどうなのよぉ」

「えぇ」

「私の話題をしろぉ!!」

 

そのまま酔っぱらったまま、駄々をこねるシズカ。

こうなったら、止められないからな。

 

「はぁ、分かったよ、分かったから」「やったぁ!!」

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