何か成り代わった…なので好きなようにさせてもらおう! 作:カオスサイン
こうなったら描く!
Side?
「んん?…やっべ寝坊しちまったか!…って何処だよ此処!?」
俺が目を覚ますと何故か変な何か見覚えのある経文の様な紋様がびっしりと辺り一面に描かれた不気味な部屋に居た。
こころなしか何か自分の声も幼い様な気が…どっかに鏡か窓は…あった!
すぐに自身の姿を映せる鏡を見つけて覗き込むと…
「は?ま、マジかよ…」
俺は自身の姿を目にしてぎょっとした。
何故なら…
「なんでよりにもよってコイツなんだよ…」
俺の姿は「即死チートが最強過ぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが」の主人公である高遠 夜霧になっていた。
はっきり言おう…正直コイツが一番超絶に屑過ぎて敵キャラの悪行が霞むレベルなおよそ最低最悪と言われた某仮面の魔王よりも主人公にしてはいけない類の奴なのである。
滅びの概念が人間の皮を被って歩いてるという人外キャラでそんな危険過ぎる力を持ちながらロクに他の方法も思考せずにポンポン行使するから達が悪い…そんな罰ゲームかというような物凄ーく悍ましいというしかない奴に俺は成り代わってしまっていたのだ。
「…なら俺自身の手で良いように変えてやる!…」
幸いオリジナルの高遠夜霧本人の意思は存在しないようで完全な成り代わりなら俺自身が良いと思うように生きてやると決意した。
「AΩ、お前を此処から上階の部屋に移動させる事になった。
此方に来てくれ」
「…」
俺をAΩと呼んだ地下研究所の職員の男がそう言ってきた。
うーん…早く外に出たいんだけどなあ…。
そして…
「うーん…」
「…」
俺の教育係として派遣されてきた名前のルーツとなった高遠のおばさんは唸っていた。
それもそうだろう…俺は夜霧(真)じゃなくて夜霧(偽)なのだ。
オリジナルと違って普通に常識は弁えているし教育される事など皆無に等しい。
というかオリジナルのコイツはなんでこんなおばさんに執着していたのか理解出来ないな…あ…そういえば!…この人って俺の力を狙った他の組織に人質として誘拐されるんだっけ?まあ其処はどうでもいいな。
重要なのはその組織にとんでもない爆乳の美人巫女さんが居た事を思い出したのだ!
本来なら真夜霧が愚かにも殺してしまうが俺はそんな事しない、あ、良からぬ事を企んでいる組織は速攻で壊滅させますけどねはい。
「よし!…」
「『クソッ!?真逆彼が其処迄高遠さんに興味を抱いていたとは!…』」
違いますよ?おばさんが攫われたので救出する(という体で)目的である巫女さんを頂こうと俺は研究所から脱走を図ったのだった。
あ、ちなみに迎撃に出てきてライフル撃ってきた軍人上がりの人達しか殺してないよ?