近年稀にみる、快適な目覚めだった。
瞼を開けてすぐ身を起こし、カーテンを開けて部屋を振り返る。
見慣れた壁紙、ベッドの上で乱れた掛け布団。ローテーブルには相変わらず雑誌類やボールペン、ハンドグリップ等々が無秩序に転がっている。それら無秩序の山のてっぺんには一枚のメモ用紙が置かれていた。
こう書かれている。
『昨日のスズとのアレは夢じゃない』
そうか、と呟き、息を吸う。
このメモを書いたのは僕自身だ。
どうしてそんなものを書いたかというと、一夜明ければ昨日のアレを妄想と疑うようになると思ったからだ。
「そうか……やっぱりアレは本当にあったんだな」
じわじわとこみあげてくるものがある。
人生、幸運は転がってこない。
引き寄せの法則が示している通り、何かを手に入れたいなら、常日頃からそれに関連する全てに注目し、近付くための努力を続けなければならない。
僕は何もやってこなかった。
恋人やそれに近い関係を作るための積み重ねをコスパが悪いと放り投げていた。
やっていたことといえば、せいぜい普通に働き、一般常識からはみ出ない程度に身だしなみに気を遣い、あとは体力作りと筋トレをしていたことぐらいだろう。
まったくの普通の男。それが僕だ。
だが現実はどうだ。それでも幸運はやってきた。
どういう巡り合わせがあったかは知らないが、昨日のアレは本当に起きた出来事らしい。
胸の高鳴りを抑えられない。
水をコップ一杯飲み干して、顔を洗って歯を磨き、ランニング着に袖を通して、靴を履く。それだけのルーティンがもう楽しい。
マンション正面の道路に降り立って、軽くストレッチをしていると、新たな門出を迎えたような気分になってくる。
一歩、駆けだした。
正直、調子に乗ってるな、と思わないでもない。
気を引き締めたほうがいいだろう。
昨日のアレは、いわば勢いにすぎない。
なんとなくの提案から始まって、互いに拒否する理由が見当たらず、とんとん拍子に合意が引き出されていった。それだけだ。
しかし、それでもと思う。
それらは全て、最低限の前提条件がクリアされていなければ始まらない。
つまり、涼波は、「こいつのチンコなら手でシコってあげてもいい」と思う程度には好意を持っていた。
それはダイアモンド並みに希少で価値のある好意といえるのではないだろうか。
走る。
緑の木々を抜けていく。視界が大きく広がった。
海岸沿いのサイクリングロードに辿り着く。
ひび割れたアスファルトを踏みしめて、大穴を飛び越える。
息を弾ませながら、考えている。
考えることを止められない。
これからどうなるのか。
僕はどうすべきなのか。
彼女は今頃どう考えているのか。
分からない。が、分からないなりにも手近な目的・目標くらいは立てるべきだろう。
「僕はスズとどうなりたい?」
ぐるぐると思考を巡らせながら足を動かした。
「ふう」
ついペースが速まって普段より10分も早く家に着いてしまった。
シャワーを浴び、なんとなく部屋を見渡して、余った時間で整理整頓でもするかと思い立った。
まっさきに目についたのは、部屋の中央に鎮座している、混沌と化したローテーブルだ。
昨日はエロDVDが置きっぱなしだった。そのおかげで手コキに繋がったわけだが、あんな都合の良い展開が二度も続くとは思わない方がいいだろう。すぐに片付けた方がいい。だらしない大人と思われたくないし、もしかすると整備のアイツが置いていったブツがまだ隠されているかもしれない。
一つ、一つと手に取っていると、本当にそれが出てきたから驚いた。
パッケージ画像を確認する。
大人びた表情の美少女が口を淫靡に開け、ピンク色の舌を正面に突き出している。
『学園祭風俗へようこそ♪ ~お清楚若妻JCが旦那を裏オプでお出迎え!? ピンサロ編~』
「な、何だぁ、これは……」
学園祭で、風俗……?
JCが、妻……!? フェラさせる!?
「こんな設定……AV業界の倫理観はどうなってるんだ!?」
衝撃に世界が傾き、視界がぐにゃりと歪む。
まさにコペルニクス的転回としか表現のしようのない、新たな視点を得た瞬間だった。
後輩女子にフェラしてもらう――その甘美なる発想は、僕の渇いた脳細胞に一滴の潤いをもたらした。
ああ、なんてことだ……。
理想郷を見つけてしまった!
そこは逸物ぶら下げしすべての民が求めて止まぬ禁忌の領域。僕はたった今、そこへ辿り着くための道筋を見つけてしまった。必要条件は一秒で割りだされ、脳内シミュレーションとして再現されていく。キャストは涼波、場所はここ僕の部屋、時はもちろん本日の勤務後だ。そう、僕は「今日はちゃんと勉強しよう」と嘯いて、彼女をまた連れこむだけでいい。事前準備は一つだけ。このエロDVDをテーブルに置いておく。彼女は見つけ、ほんの少しの逡巡を見せた後にこう微笑むだろう。
センパ~イ? これ何ですかぁ? またえっちなDVDが置いてありますけどー? もしかしてぇ、こうしておけば昨日みたいにえっちなことしてもらえるって思っちゃったんですか? ん~? いけない人ですねー? いけないセンパイにはぁ、お仕置きが必要ですねー♡
「う、うおお……」
し、してほしい。
是が非でもお仕置きしてほしい……。
だが、落ち着け。
後輩女子に背徳的な行為をして許されるのは、せいぜいエロ漫画やFANZAで販売されているエッチな動画の中だけだ。
いやいや待て待て。現実から目を背けるな。思春期オーラル行為は実在する。
ありえないことに、まこと許されざることに……全国のごく一部の上級アオハル国民の男子女子たちは、まるでそれが自分たちに許された特権であるかのように今この瞬間もチンコを咥えさえ咥えている。それが天上人の嗜みだと言わんばかりに。
世界は狂っている。僕が学生だった頃も、令和に至った今でさえ、未成年の間でフェラが行われているなんて、断じて許されていいわけがない。
そう信じていた。僕が持たざる者の側だった昨日までは。
「……僕も、できるのか」
自身の口から零れ落ちた悪魔の囁きは、一瞬で僕の心を鷲掴みにした。
後輩の女子にフェラしてもらえる。
それも綺麗で、健康的で、朗らかな、自分に好意を抱いてくれている女の子に。
ゆ、許される……?
本当にそんな上澄みのセレブ的行為を未成年にやってもいいのか……。
でも、やれる。
やれるんだ。
千年に一度のチャンスだった。
人生を十周しても一度あるかないかという好機がやってきた。
ならばむしろやらいでか。やるべきだ。無為に人生を終えてきた九人の前世たちのためにも僕はやりきらねばならない。
涼波に舐めてもらい、咥えてもらう。
最後は口内に、あるいは、ぶっかける――!
背筋が震えた。
まさに背徳の所業。飢える農民たちを尻目に「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」とのたまった貴婦人がごとく放蕩っぷり。世が世ならギロチン処刑されていたかもしれないが、今は令和。カースト格差こそが絶対の時代なのだ。僕は成り上がった。アオハル最高。アオハル万歳。
むくむくと、我が分身たるムスコが呼応する。
『とうちゃん、オレもやりたいよ!』
そうだろうそうだろう。
誰だってそう思う。僕だって例外じゃない。なあ、皆もそう思うだろう、全国津々浦々の教室の暗部へと追いやられてきた虐げられし男子生徒諸君よ!
僕は今日! 勝ち組の男になる!
「…………いや、それはダメだろ」
正気に戻ったのは、佐世保鎮守府の職員駐車場でだった。
「さっせぼー、ふぁいおー、ふぁいおー、ふぁいとぉー!」
訓練に勤しむ艦娘たちの姿を見て我に返った。
息を弾ませ、汗を煌めかせている女の子たちの清らかさといったら、先ほどまで彼女ら若人に悪戯をすることしか考えていなかった僕が直視するには眩しすぎた。まるで僕の不純さをダイレクトに糾弾されているようにすら感じる。
被告人。思春期の少女を言いくるめ、逸物を咥えさせんとす畜生が如き所業。
断じて許すまじ。人倫逸脱の極みなり。
判決。鎮守府内引き回しの後、磔獄門の刑に処す。
「――はあ。危ない危ない。犯罪者になるところだった」
世の中には叶えてはならない夢がある。
そのために法律があり、道徳があるのだ。
願うことは罪ではない。合意があれば許されることもあるかもしれない。けれど大人の側がそれを目的に迫ってはならないのだ。それが最低限のモラルというやつだ。
走る少女たちが駐車場に近付いてくる。
先頭は、今日も涼波だった。
「お兄、おはよーっ」
「あ、ああ。おはよう」
「また後でねー!」
いつものあっけらかんとした笑みに少し安心していると、涼波は唇だけを訳ありげに動かしながら、無言で単語を継ぎ足した。
セ
ン
パ
イ
♡
やけに艶めかしく蠢く形が目に焼きついた。
一瞬、艶美にキスをせがむ昨夜の媚態が脳裏をよぎる。
――好き。好き。素直なセンパイ好き。大好き。
心臓がどくんと脈打った。
涼波はしてやったりと満面の笑みを浮かべ、大きく腕を一振りして去っていく。
後続の少女たちからも次々と挨拶を投げかけられたが、まったく反応できなかった。
「……まったく、最近の若い子は」
誰も居なくなった駐車場で独りごちる。
どうにも彼女に勝てるビジョンが浮かばなかった。
昼休みになった。
僕は警備の詰め所で立ち尽くしていた。腕組みし、今朝からの自身の脳内ピンクっぷりを反芻し、後悔に耽っている。
情けない。
これが青春コンプレックスを抱いてしまった悲しき貧者の末路なのか。
眉根に皺をよせ、天井を見上げた。
認めよう。
僕は未成年の少女とのあれやこれやに極めて弱い。耐性がない。防御力ゼロのふにゃふにゃだ。ちょっとエロい感じの気配が漂ってきた瞬間に知性が著しく損なわれてしまう。
だからこそ、対策を立てる必要があった。
映画『バックトゥザフューチャー』の主人公は侮られると熱くなってしまうが、それを自覚して抗えたからこそ明るい未来に辿り着くことができた。僕もそうあろう。
何が起ころうとも流されないよう、先に指針を決めておく。
自分からエロ行為を求めない。誘導しない。匂わせない。そんな紳士であり続ける。
…………まあ、向こうから求めてきたら、うん、その限りではないかなぁ。
「こんにちわ」
入り口を見ると、玉波が顔を覗かせていた。
「あれ、玉ちゃん。久しぶりだね。どうしたの?」
「今日は涼も来たがっていたんですけど――」
聞けば、涼波は急用ができて来れなくなったらしい。「ごめんね、明日は絶対行くから!」と声真似をしながら教えてくれた。珍しいな、と思う。駆逐の友達同士でもしないようなくだけた振る舞いだ。
思い返せば、玉波は仲間内では抑え役やツッコミ役に収まることが多い。大人びた雰囲気の彼女は自然とそういった振る舞いに落ち着くのだろう。でも今は二人きりだ。まして成人である僕相手なら、少しは子どもらしい様子も見せるのかもしれない。
「あの、お兄さん」
「なに?」
「私も久しぶりに珈琲、頂きたいなって。よろしいですか?」
「あ、うん。もちろん」
今までも玉波も交えてお茶会ならぬ珈琲会を開くことはあった。けれど二人きりとなると初めてかもしれない。なんとなく新鮮なものを感じながらフライパンを火にかけた。
フィルターの準備をし、マグカップを探す。玉波が以前使ったものを取りだす。
ハンドドリップを始めたが、玉波はまだ僕の傍で立ったままだった。
「玉ちゃん? ええと、少しやりにくいんだけど」
「すいません。一つお願いしたいことがありまして」
「なに?」
「お身体に触ってもよろしいでしょうか?」
「え? ……えっ?」
「失礼しますね」
玉波のピアニストを思わせる指が持ち上がる。先端が僕の肩に触れ、つつ、と上腕二頭筋の表面をなぞっていく。
「ああ、本当に……逞しいですね」
「な、な、何?」
「涼から聞きました。意外と筋肉あるって」
「そ、そう? これでも一応、警備員だからね。それなりには鍛えてはいるよ」
「ところで、お兄さんって、涼のこと“スズ”って呼びますよね」
「ああ、キミや他の子もそう呼んでるからね。つい同じようにしちゃってるけど、ちょっと馴れ馴れしかったかな」
玉波は答えず、上目遣いで僕をじっと見つめる。
「私のことは“玉ちゃん”って呼びますよね。どうしてでしょうか」
「ええと、深い意味はないんだけど……」
本当は、違う。
玉波は“ちゃん”呼びしておかないとつい年上であるかのように錯覚してしまう瞬間があるからだ。彼女が醸す雰囲気は洗練されすぎている。耳元にかかる髪をそっとかきあげる仕草なんてとても未成年には思えない。よくよく見れば確かに成長途上の初々しい顔つきをしているのに、中身は自分なんかよりよっぽど成熟しているように思える。
「ところで、昨日――」
珈琲を注いだマグカップを受け取りながら、玉波が聞いてくる。
「涼が帰ってくるのが遅かったのですけど」
「ぶっ」
「私、お兄さんが涼をバイクから降ろしているところを見たのですけど」
「ううっ!?」
「何を、されていたのでしょうか?」
マグカップに唇をつけ、うっとりと息を漏らしながら流し目を送ってくる。
「べ、勉強をね? 教えてたんだよ」
「お兄さんが? 涼に?」
「う、うん」
「何のお勉強を?」
「物理。うん。物理」
そうですか、と玉波は呟いた。
本当は一秒だって勉強していない。“別の勉強”なら“教えた”けど。
「私にも教えてほしいなって」
「えっ!?」
「だって涼ばかりズルいです。私もお兄さんに教えてほしいなって。ダメ、ですか?」
「ダメってことはない、けど」
どきどきと胸が高鳴っている。
勉強というシチュエーション。二人目の後輩女子。
背徳の二重奏が耳元で奏でられていた。
狼狽えている僕に、玉波は更に一歩つめ寄ってくる。
「それと、私のことは、“タマ”って呼んでほしいです」
「う……。で、でもほら、多摩って軽巡の子とかぶっちゃわない?」
「でしたら別の呼び方でも構いません。呼び捨てなら」
「ええと、何がいいかな。たまなみ……まなみ? なみ? う~ん、やっぱり“タマ”かなぁ」
「一回呼んでみてくれますか?」
「タマ」
「はい、何でしょう。“センセイ”?」
「せ、センセイ……?」
小首を傾げながらそう呼ばれるとドキリと身が硬くなる。
無邪気に目を細める微笑みが、かえって親しみを寄せてくれている従順な教え子の雰囲気を醸しだしていた。
女子生徒――僕が担当する女子の生徒だって!?
それもただの女子生徒じゃない。信頼を寄せてくれている可憐で知的な美少女だ。社会人になってからついぞ縁のなかった至高の存在が唐突に出現したせいで胸の高鳴りが抑えられそうにない。
耳元で、存在しない声が反響した。
センセ♡
セ~ンセイ♡
あ、ああっ。
すごく、いい。堪らなくいい響きだ……。
「センセイ? どうされました? だって私たち、これから教師と生徒の関係になるんですから、センセイってお呼びしても問題ありませんよね?」
「も、勿論そうさ。僕は、教師だ。キミだけの家庭教師……」
「ふふ。それでは今日はよろしくご指導お願いいたしますね、セ・ン・セ?」
「ぐおお……」
そう呼ばれるたびに精神が削られる。まともな判断ができなくなる。
自分には縁がないと想像すらしなかった未成年との禁じられた関係が僕の理性をとろけさせている。
ああ、誰か教えてくれ。
僕は彼女をどう言いくるめればいい?
この特殊な関係を進展させるためならどんな労力も惜しまない。
この瞬間、僕は神待ち掲示板に出没する男たちの気持ちを理解してしまった。この悦びを堪能できるなら、前科持ちになるリスクをも恐れない。
「タマ」
「はい。なんでしょう」
「教えるよ。勉強。何だって教える。キミのためなら僕は朝までだって付き合うよ」
「まあ。お兄さん、とっても熱心なんですね」
「僕はお兄さんじゃない。センセイだ」
「ふふ。いいですよ? タマはセンセイの生徒ですから。私の知らないこと、色々教えてくださいね」
「ああ。大人になるためには必要なことだからね」
言いながら、僕はこれから始まるであろう勉強ごっこに想いを巡らせていた。
セ~ンセ。ここ分からないんですけど教えてください♡
セ~ンセ。何でも知っているんですね。すごく素敵です♡
セ~ンセ。私、センセイの傍にいるとこんなに胸がどきどきしてしまって――
ああ、じっとしていられない。息切れするようだ。
人生の喜びとはまさにこれを指すのだろう。
僕は青春の輝かしい日々を取り戻すと決めた。必ずだ。
「それでは勤務後に。――それで、センセイ? どこで勉強しましょうか?」
はっとする。
いけない! また頭がピンクに染まっている!
こほん、と一つ、咳払い。
「ど、どこで、って。ええと、鎮守府の座学スペースとか?」
「私、邪魔が入らない場所がいいなって。ちゃんと色々教えてほしいですから」
「そ……うだね。じゃ、じゃあ、ファミレスとか……?」
玉波はじっと僕を見つめている。
ほっそりとした指をマグカップに絡ませて、口元を隠し、綺麗な瞳で僕に問いかけている。
本当にファミレスでいいんですか?
何もかも見透かされているようだった。
純度の高い瞳が、僕の顔を、秘めた欲望を捉えている。
あるがままを受け止めてなお逃げようとしない。鏡のようだった。
僕のマンションに連れこみたい。
その選択肢が目の前で光り輝いていた。
運が悪いことに、あるいは良いことに、事前準備は既にできていた。
僕の部屋のテーブルの上には例のエロDVDが設置されている。
『学園祭風俗へようこそ♪ ~お清楚若妻JCが旦那を裏オプでお出迎え!? ピンサロ編~』
もしそれが玉波に見つかればどうなるか。
軽蔑か。
あるいは昨夜の再現か。
僕には分からない。何もかもが分からない。
玉波がしたいこと。何をどこまで知っているか。あえての誘いか、何も知らずに普通の勉強会を望んでいるのか。あるいは、それとも、もしかしたら――
ただ一つだけ分かるのは、今の僕からは知性が著しく損なわれているということだ。
ごくりと唾を飲みこみながら必死に思い出す。
僕が決めた指針はなんだっけ?
エロ行為は求めない。誘導しない。匂わせない。
だから、僕は――
僕はタマと“勉強”する。場所はもちろん、
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ファミレスだ。
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僕の部屋だ。