「米田様、ようこそいらっしゃいました。お一人で
「いえいえ、今日もよろしくお願いします。あの、今回は僕、何というか初心者っていうか
翌週の土曜日の仕事終わりに再び「地雷系喫茶へらみん」を訪れた僕は、出迎えてくれた店長さんにいきなり今回の希望を伝えた。
前回は童貞かつ初来店にも関わらず色々と慣れすぎたまなちゃんを紹介されて内心ドキドキだったので、今回は落ち着いた感じでエッチできる子を求めていた。
「そうですね、前回は同じ医療関係者ということでまなちゃんを紹介させて頂いたのですが今回は先月働き始めたばかりの専門学校生のきょうこちゃんをご紹介しましょう。もちろん20歳以上ですからご安心ください」
「ありがとうございます。ではあの部屋に入りますね」
店長は既にスタンバイしてくれているらしい新人アルバイトがいる部屋を指し示し、僕はわくわくしながら専門学校生のきょうこちゃんがいる部屋に入った。
部屋の中ではやはりメイド服っぽい制服を着たボブカットのかわいい女の子が直立不動で待機していて、僕が挨拶するとぎこちない笑顔で飲み物と軽食のオーダーを取った。
きょうこちゃんは僕と自分の飲み物と軽食を持ってきて椅子に座ってからも緊張した表情で黙っていて、僕は一応の人生の先輩としてリラックスして貰えるように話しかけた。
「こんにちは、僕はこの近くの病院で薬剤師やってるカリトっていいます。きょうこちゃんは専門学校生って聞いたけど何の専門学校なのかな?」
「はいっ! ええと、私は理容師さんになるための専門学校の2年生で、先月20歳になったのでここで働き始めました。アルバイト先をここにしたのは、その……」
「ああいいよいいよ、プライベートの事情を根掘り葉掘り聞くつもりはないから! 今日はきょうこちゃんと楽しく過ごせたらなーって思って」
「ありがとうございます、私もカリトさんを気持ちよく、いえ満足に……あの、ともかくよろしくお願いします!!」
きょうこちゃんは新人アルバイトだけあって風俗嬢の仕事に全く慣れていないようだったが、まだ風俗には素人同然の僕にはこの子のような相手の方がありがたいと思った。
しばらく雑談をしてから今日は先に夕食に行くことになり、一緒に店を出てからどのお店がいいか聞いた僕にきょうこちゃんは深く悩み始めた。
「ええと、個人的な希望ではバイキング系がいいんですけど、でも食べすぎるとこの後ちょっと……うーん……」
「僕はきょうこちゃんが行きたい所でいいよ! そうだ、この近くに美味しいホテルバイキングがあるからそこでどうかな? 今日はまだ16時だしゆっくり食べれるよ」
「いいんですか!? ありがとうございます、私一回ホテルバイキングに行ってみたかったんです!!」
東京に住んでいる20歳の女の子ならホテルバイキングぐらい何回か行ったことがあるのではと思ったが、ともかくきょうこちゃんは僕の提案に喜んでくれた。
きょうこちゃんは上品なホテルバイキングで緊張しながらも沢山の料理を味わってくれて、この子は細身の見た目に反してよく食べるようだと思った。
それから僕ときょうこちゃんは前回まなちゃんが指定した所と同じへらみん御用達のラブホテルに入って、やはり前回と同様まずは一緒にシャワーを浴びることになった。
きょうこちゃんは見たところBカップぐらいに見えるがおっぱいの形はとても綺麗で、引き締まったスタイルがいわゆる美乳をとても綺麗に見せていた。
「それではご奉仕します! ええと、まず私の身体にボディソープを塗って……あっ、あんまり泡立たない……」
「きょうこちゃん、別にソープじゃないから難しい洗い方はしなくていいよ! 普通に背中流してくれる感じで大丈夫」
「ごめんなさい……では流しますね。えい、えい」
きょうこちゃんはボディソープを含ませたスポンジで僕の背中を流しながらBカップの乳房を押し当ててきて、ぎこちなさすぎて正直あまり気持ちよくないもののきょうこちゃんは本当に初心な女の子なんだなあと思った。
それからはきょうこちゃんの全身を優しくスポンジで洗ってあげて、それから2人でお互いの身体を拭くとベッドに移った。
「カリトさん、とりあえず私の身体触りますか? それとも私から気持ちよくしてあげた方がいいですか?」
「そうだなあ、じゃあきょうこちゃんに僕を気持ちよくして貰おうかな。ベッドに寝てればいい?」
「OKです! まだまだ初心者ですが、どうかよろしくお願いします」
きょうこちゃんはスレンダーなのでまずはこっちから触るよりもこっちを触って欲しいと思い、きょうこちゃんに確認を取った上で僕はベッドにごろりと寝転んだ。
寝転んだ僕を一瞥したきょうこちゃんは僕の身体に沿うように僕の上で横になり、Bカップの乳房を僕の胸にこすりつけつつ僕の首筋を甘噛みし始めた。
「カリトさん、今日の私はカリトさんの奴隷です。どんなプレイでも付き合いますから、どうぞ好きにしてください……」
「いや僕は別にそんな特殊なプレイは……はあぁ、何か気持ちいい……」
きょうこちゃんは僕の右鎖骨の当たりを舐め上げながら僕の右の太ももに自分の両脚を挟み、秘所を僕の太ももにこすりつけながら右手で僕のペニスを握った。
きょうこちゃんの小さく冷たい指が僕のペニスをゆっくりと上下させ、その冷たくも温かい感触に僕は声を上げてしまう。
初心なきょうこちゃんのとても巧みなテクニックに、僕はまなちゃんの時とは違った快感を……
ん?
「カリトさん、そろそろ出そうですか? まずは中出しですよね、では騎乗位で……」
「あっごめん、騎乗位はこの前やって貰ったから今回は普通に正常位でいいかな? あとちょっときょうこちゃんの身体も触っていい?」
「すみません、勝手に決めてしまって。では今度は私が寝転びますね」
きょうこちゃんは恐縮した表情をすると僕とは逆方向にベッドに寝転び、起き上がった僕は倒れ込まないよう気をつけながらきょうこちゃんの身体に覆いかぶさった。
Bカップの乳房をむにむにと触りながら乳首をちゅうちゅうと吸ったが、よく考えるとまなちゃんの時はろくに前戯がなかったので僕はこれについてはほぼ初心者だ。
こんなテクニックでは風俗嬢どころか普通の女の子を満足させることも……
「はあっ……やんっ、カリトさん、そこはだめですぅ……ひゃあぁっ……」
「んー……きょうこちゃんの身体、すっごく綺麗だよ……」
きょうこちゃんはものすごく自然な感じでとても気持ちよさそうな声を上げたが、この程度の愛撫でここまで気持ちよくなるのだろうか。
とはいえきょうこちゃんが感じやすい体質の可能性もあると考え、僕ははちきれそうなペニスが暴発しないうちに挿入に移ることにした。
「それじゃ挿れるね。まさか初めてってことはないよね?」
「ええ、この店でも何度か。……どうぞ、挿れてください」
この店「でも」って言った?
色々違和感を覚えながらも僕はきょうこちゃんの秘所にゆっくりとペニスを差し込み、きょうこちゃんは身体をよじりながら喘ぎ声を上げる。
「ん……うぅっ……カリトさん、気持ちいいです……」
「あああああ……きょうこちゃん、その動きは刺激がっ……」
きょうこちゃんは身をよじらせた勢いに見せかけて明らかに挿入された僕のペニスを締め上げており、僕はその勢いに即座に射精してしまいそうになる。
「きょうこちゃん、きょうこちゃん、かわいいよぉっ……ああっ……」
「んっ……!!」
少しでもピストン運動をしようとした僕だがきょうこちゃんはものすごく慣れた感じで僕のペニスを刺激し続け、数回転もしないうちに僕は射精してしまった。
この店のルールで普段からピルを服用しているというきょうこちゃんの腟内に、ドロドロとした半透明の液体が流れ込む。
ペニスを引き抜き、快感のため息をついている僕をきょうこちゃんは無言で眺めていた。
しかしその瞬間、きょうこちゃんは両目からぶわっと涙を流して泣きじゃくり始めた。
「うわっどうしたのきょうこちゃん!? 僕何かひどいことしちゃった!?」
「ひっぐ、ううっ……違うんです、違うんですカリトさん! 私、世の中にこんな優しいセックスをしてくれる男性がいるなんて知らなかったから……」
「へっ!?」
「私を叩いたり蹴ったり、髪の毛をつかんでベッドに叩き落として無理やり挿入したりしない男性がいるなんて、そんなの……」
「いやいやそれは流石におかしいよ! あの、僕でよかったら話聞くよ……?」
「いいんですか……? ……実は私、中学生の頃からずっと実のお父さんにレイプされて育ったんです。お母さんが男と逃げてから、お父さんは毎晩のように私を……。高校を卒業する直前に帰ってきたお母さんがお父さんと無理心中して、それで私は一人ぼっちになって……」
「へあっ!?」
それからきょうこちゃんは自分の悲惨すぎる人生について僕に語って聞かせてくれて、僕はそのあまりにも哀れな境遇に絶句してしまった。
きょうこちゃんは専門学校に入学する前にお母さんがお父さんと無理心中し、無職だったお母さんは言うまでもなくお父さんも低賃金の労働者だったので残された遺産は数十万円しかなかったという。
一人ぼっちになったきょうこちゃんに専門学校の学費を援助すると申し出た親戚のおじさんはそんな状態のきょうこちゃんにあろうことか肉体関係を要求し、人生と他者に絶望したきょうこちゃんは親戚中と縁を切ってそれからは風俗も含めたアルバイトで学費と生活費をまかなってきたという。
きょうこちゃんが新人アルバイトなのに性的なテクニックが卓越していたのは実のお父さんから長い間性的虐待を受けて育ったからで、僕は風俗嬢のテクニックをそんな形で身に着けざるを得なかったきょうこちゃんの境遇に何も言えない気持ちになった。
「だから、だからカリトさんみたいな優しい男性とセックスすると私泣いちゃうんです。本当にごめんなさい、カリトさんは気持ちよくなりたくてへらみんに来てるのに……」
「そんなこと気にしなくていいよ、僕はきょうこちゃんとエッチできて幸せだったから……」
口ではそう言ったが僕は内心ではきょうこちゃんの悲惨すぎる人生にドン引きしており、まさか風俗に来てこんな絶望的な気分を味わうとは思わなかった。
「私、カリトさんにまた抱かれてみたいです。よかったら次も私を指名して頂けませんか!? いくらでもサービスしますから!!」
「ごめん! 5万円あげるからきょうこちゃんとは今日を最後にさせて欲しい! 本当にごめん!!」
「……そうですよね。私、風俗嬢失格ですよね……ううっ……」
きょうこちゃんはそう言うと僕の胸元にすがりついて泣き始め、僕は何もできないがせめて今は彼女を優しく抱きしめてあげることにした。
安めの月給から頑張って持ってきた現金5万円をきょうこちゃんに渡して、僕はこのことは絶対にお店には言わないようにと念押しした。
ありがとうございますと何度もお辞儀をしながらサービスにと僕のペニスを咥えようとしたきょうこちゃんを制止しつつ、僕はかわいそうなのは抜けないと思った。