宗教勧誘のお姉さんの蜜壺を金で買う話 作:馬門戒明/輪島ライ
大学の講義を午後から自主休講して同人エロゲーのスクリプトを調整していると、1Kのアパートのインターホンが鳴った。
こんな時間に来るのは訪問セールスかNHKの集金ぐらいだろうと思って玄関ドアの覗き窓から外を見ると、そこには紫色の日傘を差した背の高い綺麗なお姉さんが立っていた。
お姉さんは目測で身長170cmはあり胸の大きさは希望的観測込みでFカップ、そしてサラサラの黒髪ロングヘアに縦縞模様のクリーム色のセーターという童貞を殺すために造られた人造人間のようなファッションをしていた。
「すみませ~ん、ちょっとご紹介したいものがありましてー。美味しいプルーンの壺なんですけどー」
普段なら完全無視を決め込む所だがこんな綺麗なお姉さん相手なら詐欺でもぜひ話したいと思い、俺は努めて冷静を装って玄関ドアを開けた。
「あら、出てきてくださってありがとうございます! 私、世界平和統一プルーン連合の販売員の
「ああどうも……
お姉さんが笑顔で差し出した名刺には丸地美樹という名前の横に「宗教法人 世界平和統一プルーン連合」という見慣れない文字列が印字されており、健康食品の訪問販売かと思っていたが実際には宗教勧誘であるようだった。
「はい、私たちはプルーンの美味しさと栄養価で世界平和の実現を目指しています。プルーンの素晴らしさを広めるためにこうしてプルーンの
「そうなんですか……プルーンの蜜壺? というのがどういうものか分からないんですけど、ブルーベリージャムみたいな感じですかね?」
「ええ、見た目はジャムのような感じですが色々な用途で美味しく味わえるんですよ。ジュースやシェイクにするのはもちろんジャムのようにパンに塗って食べることもできますし、私のオススメはプルーンゼリーですね。実はここに試食品があるのですがお一つどうですか?」
「美味しそうですね、では一つ……美味しい!!」
お姉さんが差し出した半透明のタッパーには保冷剤か何かで冷やされたブロック状のプルーンゼリーが入っており、竹串に刺して渡されたプルーンゼリーを食べた俺は素直に美味しいと思った。
「初回用のプルーンの蜜壺には公式レシピ集も付属しておりまして、今ならスマホ用アクセサリーも付いて特別価格5000円です! 通常は6000円なのでお値打ちですよー」
「ええー、1壺で5000円もするんですか? うーん、それだとちょっと買うか迷っちゃうなー」
同人エロゲーで毎月何十万も稼いでいる身からすれば1壺ぐらいならこの場で買ってもよかったが、そうするとお姉さんが帰ってしまいそうなので俺は話を延ばすことにした。
「そうですか……あの、私たち販売員はプルーンの素晴らしさを広めるためになら何でもするようにとプルーン司祭様から命じられていまして、1壺でも買って頂けたらあなたのお願いを一つ叶えさせて頂きます」
「ふぁっ!? 今何でもって言いました!?」
お姉さんは緊張した表情のままマニュアル化されているらしいとんでもない台詞を口にし、俺はその発言を聞いただけで勃起しそうになってしまった。
「えっ、ええ……何でもです。私たちはプルーンのために生き、プルーンのために死ぬ
「なるほど、では……」
頭の中が危ない妄想で一杯になってしまう俺だが、流石に犯罪になりかねない行為を命じるのは自制すべきだろうと理性がブレーキをかけた。
今からお姉さんにやって貰うべきなのは、犯罪にならずになるべくお姉さんと幸せな時間を過ごせる行為で……
「分かりました、では今から1壺買います! その代わりに、この玄関を上がって部屋に入って頂きたいのですが」
「はいっ!? あ、ありがとうございます。ではこれを……ええと、靴はここに置きますね」
お姉さんは緊張で顔を真っ赤にしつつも俺から5000円札を受け取ってプルーンの蜜壺を手渡し、靴を脱ぐと恐る恐る1Kの玄関に上がった。
流石に警戒心がなさすぎるような気もするが、俺は別にお姉さんをレイプしようとしている訳ではないので何の問題もない。
ワンルームに入ったお姉さんはデスクトップパソコンとセミダブルベッドと本棚でほぼ埋め尽くされた俺の部屋に若干引いていたが、覚悟を決めた表情をするとベッドに腰掛けた。
そんなお姉さんに、俺はパソコンを操作するととある原稿をコピー用紙に印刷して手渡した。
「あの、実は俺はパソコンでゲームを作っているのですがこれまで声優さんを雇ったことがないんです。演技指導をする時の参考にしたいので、お姉さんにこの原稿を読み上げて欲しいんです」
「そんなことでいいんですか!? もちろん協力しますね、えっと……」
お姉さんは満面の笑顔で言ったが原稿の中身を見て再び顔を真っ赤にし、こくんと息を呑むとしどろもどろの様子で読み上げ始めた。
「のっ、のぶくん、おねえさんのはだかをみてこうふんしちゃったのかなー、そんなかわいいおち、おちんちんをぼ……ぼっき、させ、させて、さきっちょからえっちなはくだく……? えきをたらたらながすなんて、わるいのぶくんはおねえさんが、ぱ……ぱいず……ごっ、ごめんなさい! これ以上は恥ずかしくて読めません!!」
射精してしまった。
お姉さんは原稿を読み上げるのに集中するあまり俺がジーンズの下で勃起して射精してしまったことにも気づかず、そのままワンルームを玄関ドアから飛び出していってしまった。
こんなことをさせられたお姉さんが再びここに来てくれるとは思えないが、俺はこれから毎日お姉さんのエッチな声を思い出して抜くのだろうと思った。