魔導具師ダリヤはうつむくしかない… 作:リモバイ
会長室
「ほう、今日なのか?」
「…はい」
「分かってるよな? トラセーの調教が終わったら俺の部屋に連れてくるんだぞ」
「……わかっています」
「今日の俺の精液は全部ロセッティさんに注ぎ込むことにするからお前は休ませてやるよ。 その代わり、今回は必ず連れてこいよ?」
「………はい」
商談室
いつものように、ダリヤは商談室に通されていた。
首元にはチョーカーを、乳首にはニップルアクセサリーを着け、胸を露出させた改造服を身にまとって訪れている。
いつもと違う点は装飾品を着けているだけだというのに、その装飾品の意味を知っているからこそダリヤは、それを露出させている自分に顔を赤くしていた。
例え見えないとはいえ、胸を開発された証である装飾品を身に着けていること。
わずかな時間とはいえ、喉を開発された証であるチョーカーを人目に晒すこと。
このふたつがダリヤをいつも以上に羞恥で昂らせ、乳首を硬くさせていた。
「おはようございます、ロセッティさん。 チョーカーも着けていただいているようで、ありがとうございます」
「…おはようございます、トラセーさん」
「チョーカーを着けているということはニップルアクセサリーも期待してよろしいでしょうか」
「……」
顔を赤くしたまま目を伏せた、無言となったダリヤだが、トラセーには却ってそれが、その態度が、すべてを表しているように見えていた。
ローブの認識阻害効果によってトラセーからは見えていないが、ダリヤの乳首をきつく掴んでいるニップルアクセサリーは確かに存在している。
そのジンジンとした胸の痛みと、それを今から晒すことに、ダリヤはお腹の奥が疼いてしまっていた。
「さて、それでは直に確認をさせてもらいましょう。 服を脱いでもらえますか、ロセッティさん」
恥ずかしさから胸の下で片腕を組んだ姿勢で横を向いていたダリヤが、ややうつむいた姿でローブのベルトへ手を伸ばす。
「いつもの改造服で恥ずかしがるロセッティさんも良いですが、裸で恥じらう姿が私は一番好みなのですよ」
脱ぎ終えたローブを床に落とし、胸部分に大きく穴を空けられているワンピースへと手を伸ばすダリヤ。
「それで言うと、前回の拘束された姿も良かったですね」
その言葉で、先日の馬車内で喉奥へ奉仕するためだけの恰好に拘束された自分の姿を思い出し、ダリヤの手が止まる。
それでもダリヤは手をきゅっと握って、離し、やや躊躇った後、裸となるための動作を再開させる。
「今回はロセッティさんを裸にして更にアクセサリーで彩るつもりですが、ニップルリングを選んでいるとは。 ロセッティさんはクリップよりもリングの方が好みでしたか?」
ローブを脱いだ時点でダリヤの胸に存在するニップルリングがトラセーへとその姿を見せている。
無作為ではなく、自身が選んだものを見られ、ダリヤは顔を赤くしつつも冷静さを装い、ワンピースを脱いで、それをまた床へと落とした。
「今回はチョーカーとニップルアクセサリーをチェーンで繋げようと思っていましたので、そのリングに合うものを選びましょうか」
ダリヤが選んでいたのはアルファベットのCのような形の、両端に小さな玉のついたもので、その小さな玉がダリヤの乳首を左右から強く締め付け続けるものだった。
そんなニップルリングとチョーカーだけを身に着けた裸身を晒し、うつむかせていたダリヤは顔を上げ、濡れた瞳でトラセーを見つめた。
「どうしました、ロセッティさん」
「……これは、……ずっと着けたまま、なのでしょうか」
前回の帰り、トラセーから渡された箱に入っていた、数種類のニップルアクセサリー。
今日この日と、塔の中だけとはいえ、常に着けるようにと指示されていたことで、ヴォルフとの晩餐時にも装着していたダリヤは、それを恐れていた。
ヴォルフの目に映らないよう、なんとかやりすごせたとはいえ、ダリヤにとって薄氷を踏むような心地だった。
なるべくブラの上からでも判別が付かないものを選ぼうとすると、乳首が常に勃起し続けて擦れて声が出てしまうものだったため、このようなものを選ぶしかなかった。
せめて痛みで快感を覆い、乳首で快楽を得ていることを悟られないようにしているうちに、ダリヤはこのリングを選ぶ日が多くなってしまっていた。
そしてそれは痛みに慣れるということであり、同時に快感を堪える開発のひとつにもなっていた。
「そうですね…。 今日の開発が終われば、外しても構いませんよ」
「…っ。 ……わかり、ました」
以前の、魔導具の時のように、今後もずっと着け続けるようにと指示されるのだと気を張っていたダリヤが安堵する。
それでも、今日このまま、ジンジンと乳首に痛みを走らせ続けているリングを、行為の間はずっと着け続けることになると気付き、ほんの少しだけ腰が跳ねてしまう。
「ああ…。 もちろん、ロセッティさんが望むのでしたら今後も合意の上で続けることも可能ですが」
「…っ! そんな…、こと……は」
「ありませんか?」
「……ありま、せん」
トラセーから顔を背け、弱々しく答えるダリヤ。
今までなら虚勢を張ってでも強く反発していたはずなのに、今はもうそれすら出来ないダリヤの姿に、トラセーはいよいよ彼女を堕とす時が来たとペニスを固くさせていく。
それでも、急ぐことはないと、更にダリヤを追い詰めるべく思考を加速させた。
チョーカーとニップルリングのみを着け、いつものようにアナルを洗浄して、前日からアナルセックスの準備をしてきたダリヤを、トラセーはじっくりと観察しながら口を開く。
「そういえば、初めてここで裸になってもらった時と比べると、ずいぶん体つきが変わりましたね、ロセッティさん」
「…っ」
ダリヤがトラセーの開発を受け続けてそろそろ1年が経とうとしている。
女として何度も絶頂させられ、身体中の性感帯を開発され続け、ダリヤの身体は少しづつメスとして成熟しようとしていた。
その証拠に、ダリヤの身体つきはルチアの観察眼により看破され、下着のサイズはこの1年近くで2度ほど変更されていた。
だからダリヤはトラセーからのその言葉に、『誰がそうしたと…!』と睨むような目でみてしまった。
「胸は…少し大きくなっていますね。 乳首も明らかに大きく、摘まみやすい形になっています」
そんなダリヤの目を見て、これ幸いとトラセーがダリヤの目の前で人差し指を曲げ、上下に振り始める。
あたかもダリヤの乳首の先端をカリカリと掻いているかのように。
「っ」
それだけで、その動作を見ただけでダリヤの胸にはゾクゾクとした快感が走ってしまう。
そうされたときの気持ち良さをダリヤは身体に刻み込まれてしまっている。
「腰つきも、最初に比べればかなりいやらしくなっていますし、お尻も引き締まっているのに柔らかさは健在ですからね。 素晴らしいです」
そう言うとトラセーの指の動きが変わり、今度はアナルを穿るようになった。
その程度のことでも、ダリヤの膝が崩れそうになる。
アナルをほじられる快感を植え付けられ、指の動きだけで思い出させられるような身体になってしまっている。
「これでは他の男が黙っていないでしょうが…。 今、ロセッティさんの身体に触れることが出来る男は誰でしょうか」
だからこそ、ダリヤはトラセーの指の動きから目を離すことも出来ず、身体を弄ばれていた。
そんな、疑似的な愛撫を受けながらもトラセーからの質問に答えるためにダリヤは腰砕けになりつつ口を開いた。
「…っ! ………トラセーさん、たち、…だけ、です」
「おや、そうでしたか。 ありがとうございます、ロセッティさん。 我々を『選んで』くれて」
「っ」
トラセーがそう言い放つと、ようやく指の動きが止まり、軽く昇り詰めそうになっていたダリヤは少しだけ安堵した。
それでも、身体はもうそれだけで喉でもアナルでも、ペニスを受け入れる準備が、身体が、出来上がっていた。
「それではロセッティさん。 今日も、貴女の身体に触れて、よろしいでしょうか?」
「……は、ぃ」
トラセーの指の動きが止まり、本格的に、『始まって』しまうことにダリヤは身体を固くさせていた。
興奮と期待で膨らんでしまう乳首を、ニップルリングの玉が左右から締め付け続けている。
淫らになったと評されたダリヤの身体が熱を帯び、よりいやらしくトラセーの目に映っていた。
「では最初に、その両乳首のリングにチェーンを通しましょうか。 取り付けるだけですので、腕を後ろに回して胸を張ってもらえますか?」
「…はい」
顔を赤くし、ゆっくりと腕を後ろに回して、組んで、その装飾された胸を少しだけ張るダリヤ。
赤くした顔は横へと向けられ、わずかに伏せて、自身のその乳首に取り付けられる鎖を見ることはしなかった。
「ああ、いえ…ロセッティさん。 やはり手は上にあげて頭の後ろに置いてください」
「っ」
突然の指示変更にも関わらず、ダリヤは従順に、後ろに回した手を動かし、頭の横へと向かわせ、ゆっくりとその後ろへ腕を移動させる。
目を瞑ったまま、頭の後ろで手を組み、腋を見せるような姿をしていることに、ダリヤはまた顔を赤くした
そして、ダリヤの両乳首のニップルリングにそれぞれ細い金属チェーンが繋げられ、垂れ下げられた。
「ああ、良いですね。 ロセッティさんの裸身に、こんな淫らなアクセサリーを飾れる日が来るなんて…」
「…っ」
トラセーがダリヤの乳首から垂れさがるチェーンを手のひらの上でチャラチャラと音を鳴らしながら囁く。
すぐにチョーカーへと繋げることはせず、ニップルリングからチェーンが垂れ下がっている姿を堪能するトラセー。
わずかに引っ張っては戻し、チェーンから手を離し、もう片方へと手を伸ばして弄ぶ。
「ん…っ。 んっ、ぅ…っ」
手を頭の後ろに組んだままなので口元を抑えることが出来ず、喉を鳴らして息を漏らすだけのダリヤに、トラセーは愛でるようにもう数秒、それを続けた。
「それではそろそろフェラに移りましょうか」
「ん…っ。 ぁ、……はい」
少しだけとは言え、乳首への刺激により直接的な性感を呼び起こされたダリヤは、いつものようにトラセーの座るソファの前で跪き、股へと顔を近付けた。
その、羞恥はあっても手慣れたダリヤの動きにトラセーは満足感と征服感を覚え、笑みを浮かべている。
そんなトラセーをよそに、ダリヤがトラセーのズボンのベルトを外し、ボタンに手をかけ、下着からペニスを取り出す。
「最初は…そうですね。 10分ほど、亀頭だけをロセッティさんのお好きなように舌と唇だけで気持ち良くしてもらいましょうか」
ダリヤの目の前に、トラセーの屹立したペニスが現れる。
その、鼻先に現れたペニスから漂う雄臭を吸い込んでしまい、ダリヤの顔が恥じらい以外の感情で赤くなる。
「は、…ぁ」
いつもはすぐにトラセーの股へ顔を埋めるダリヤだが、トラセーから亀頭だけと言われたことで、出来ることは限られてしまった。
蒸れたペニスの臭いに、ぼーっとなりそうになる頭をなんとか抑え、ダリヤが考えをまとめる。
舌と唇だけでと付け加えられたことで、舐めるか、吸い付くかしか出来なくなったと結論付けるまでずっと、ダリヤはトラセーのペニスの臭いを嗅ぎ続けた。
「ではロセッティさん、お願いします」
「は…ぃ」
はぁ、はぁ、とトラセーのペニスに吐息を吹きかけながら、手をトラセーの太ももに置き、まずはこっちでと、ダリヤが亀頭へと舌を伸ばす。
ペニスの裏筋を丁寧に舌でこそぐように前後させ、顔を斜めに傾げてカリ首を舐め始めた。
「れ…っ、ぇ…。 へぅ…、れぅ。 ぇう…っ。 ぁ、は…ぁ」
そのままダリヤは舌の裏側も使ってカリ首を綺麗に掃除すると、唇で包むように亀頭を食む。
ふにふにと唇で亀頭を挟んでいるうちに、これ以上は咥えてしまうと意識しては離し、クールダウンさせるためにエラに舌を這わせていく。
「んっ、…む。 ぷは…っ、はぁっ……。 は…、れぅ…っ、れ…ぇ、……れる、ふぅ…んっ」
ふー、ふー、と微かなダリヤの鼻息がトラセーのペニスにかかる。
唇で亀頭を包みながら、舌は忙しなく動き続け、亀頭を舐め回している。
「…っ、…っ」
舌先を立て、円を描くように亀頭をなぞり、中心部の尿道口までくると左右に激しく舌を動かし、ほじるように掃除する。
何度も、何人にも、何カ月以上もの間、フェラチオの経験をその身で積み重ねてきたダリヤには。
ペニスの持ち主に飽きが来ないよう、当然のように動きの変化をつけることを自然と行えるようになってしまっていた。
「ぴちゅ…。 んっ。 はぷ。 …ちゅ、…ずっ」
唇をすぼませて先走り液を吸い、唾液と混ぜて亀頭へ塗り広げては舐めとっていく。
前後に舌を動かし、またねっとりと亀頭を舐めまわしては時折、上目遣いにペニスの持ち主へと目を合わせる。
「は…ぁ。 んふ…ぅ。 はぁ…っ」
ペニスへの奉仕にのめり込むことのないよう、どうやれば相手が悦ぶのかを知るために、目線を合わせることを忘れないよう、ダリヤはトラセーから教えこまれている。
今回は更にトラセーからの指示もあり、ともすれば竿まで咥えそうになる自分を抑えるために頻繁に目線のみを上に向け、トラセーと目を合わせながらペニスへの奉仕を続けている。
舐める動きを止め、亀頭から唇を一度離し、今度は口をすぼめるようにして亀頭に当てて、吸いこんではチロチロと舌を動かし、ダリヤは健気に唇と舌だけで当然のようにペニスを射精に導こうとしている。
「ロセッティさん」
トラセーからの呼びかけに、びくりと肩を跳ねさせるダリヤ。
それでもペニスから舌を離すことはなく、トラセーの言葉を聞き逃さないよう、ゆっくりと舌を動かしながら、指示を待つ。
「次は私がロセッティさんの右乳首のチェーンを引っ張ったら舌だけで奉仕をしてください」
そう言ってトラセーがチェーンを持ち、ダリヤの乳首を伸ばすように引っ張る。
「…っ。 …っ、ふ、ひぅ…っ」
ダリヤの右乳首に痛みが走る。
それでもダリヤはトラセーの指示に従い、ペニスから舌を離すことなく、逆に押し付けるようにべっとりと亀頭に舌を貼り付けた。
「左乳首のチェーンを引っ張ると、唇だけで奉仕をしてください」
「へぅ…っ。 んむ…っ、ふ、ぅん…っ」
ダリヤの左乳首に痛みが走る。
反対に、右乳首への刺激は止み、ダリヤはまた指示通り、舌を引っ込ませ、亀頭に唇を押し付けた。
「ああ、良いですね。 ではこのように指示しますので、間違えないようにお願いしますね、ロセッティさん」
「んふっ…、ふぅ…っ、んっ」
左乳首のチェーンを引っ張り続けるトラセーに返事をするため、ダリヤはペニスから唇を離すことなく上目遣いで彼を見る。
眉は下がり、顔は耳まで赤くなっているダリヤのその緑の目には今、トラセーだけが映っていた。
「んちゅ……。 は、む…っ。 んふっ、ん…っ。 ちゅっ、ちゅぱ……っ。 ふぅ……っ、ふ」
指示を出してから数分間が過ぎたころ、ダリヤはトラセーの亀頭に啄むようなキスを落とし続けていた。
最初は唇だけの愛撫に戸惑っていたダリヤだったが、今ではもう、『ちゅっ。ちゅっ』と音を鳴らすことに躊躇を持たなくなっていた。
「ちゅぅ、ちゅむ……っ。 んちゅる……っ、ちゅずっ。 はぅ…っ、ちゅ…っ。 んちゅ、ぱ……っ」
乳首を引っ張られ続けるダリヤはトラセーの亀頭へと何度も何度もキスを落としている。
トラセーの目を見ながら啄むようなキスをして、ペニスだけを見つめながら音を立てて吸うようにキスをする。
「んは…ぁ。 はぁ……っ、れぉ…っ。 へぅ…っ、れる…っ、れ…っ」
左乳首のチェーンが緩められ、右乳首のチェーンが引っ張られると、すぐにダリヤはペニスから唇を離し、舌を使って亀頭を愛撫し始める。
大きく口を広げて舌を伸ばし、カリ首をこそぐように動かしては舌裏も使って舐めあげていく。
円を描くように舌を回し、丁寧に唾液を塗り広げながら潤んだ瞳でトラセーを見つめて奉仕する。
「ぇあ……、れぇ……、れぉ。 んふぅ…っ、は…っ、れぇ…っ、ちゅ。 …へあぅっ!」
ダリヤが亀頭への愛撫に熱中するあまり、時折唇を使ってしまうことがあると、すぐにチェーンが引かれ、おしおきのようにそれを震わせられた。
「はぅ…っ。 あっ、あ、すみまっ、せん…っ。 はぅ…っ、あぅ……っ。 れぅ…っ、れぉろっ、ふぅ゛ぅっ…」
次は失敗しないよう、唇をつけないよう開き、大きく舌だけを出した状態で奉仕を再開するダリヤ。
あごを突き出すような舌を伸ばし、ダリヤはゆっくり頭だけを前後に動かして愛撫している。
裸となり、トラセーの股へと頭を寄せ、喉の奥にペニスを迎え入れたいと思いながら、欲求を押し殺して健気に指示通り、舌と亀頭だけの粘膜接触でトラセーを悦ばせている。
「れぇ………っ、れぇろ……。 れろれろ……、れぇ、ろ」
トラセーの目を見つめながら舌を伸ばし、チェーンが引っ張られる痛みと気持ち良さに耐えながら、ダリヤは我慢汁と唾液でてらてらと光る亀頭を慰め続けた。
「んちゅ…、ちゅぶ……っ。 ぢゅちゅっ。 ん、ちゅ……っ。 ぢゅぼっ、んちゅ…、ちぅ……っ」
左乳首のチェーンを引っ張られたら、恋人にするかのようにペニスにキスをする。
「んぁ……、はぅ…っ、ぇろ……っ。 れぇあ……っ、れぇ……、はぁっ、…れぉっ」
右乳首のチェーンを引っ張られたら、娼婦のように尿道口に舌を入れて舐め穿る。
そうやって繰り返していき、愛情と情欲がないまぜになるようにと、トラセーはダリヤの心の壁を少しづつ壊していく。
そのふたつを混同するように、情欲と愛情がイコールとなるように。
心が、肉欲に抗えなくなるように──。
「ロセッティさん」
「…っ」
左乳首のチェーンを引っ張られ続け、ペニスへと何度も吸い付くようなキスを落とし続けているダリヤにトラセーが声をかける。
「フェラは一旦そこまでで大丈夫です」
「……っ」
そう言われたダリヤが、最後に自主的に亀頭に唇を当て、『ちゅずっ』と音を立てて先走り液を吸い上げ、ペニスから口を離してそれを飲み込んだ。
ダリヤの唾液とトラセーのペニスの臭いが混じり合い、鼻先に感じるペニスの熱もあってか、強い興奮作用を伴ったフェロモンがダリヤを襲い続けている。
上目遣いにトラセーの目を見つめたまま、腰砕けになりそうになる身体をなんとか堪えて、ダリヤはペニスの臭いを嗅がされながらトラセーの言葉を待った。
「今日の私の精液は全てロセッティさんの性器の中に注ぐつもりですので、そろそろベッドへと向かいましょうか」
「…っ!」
性器と言われ、秘部のことかとダリヤが想像して青くなり、次いで自身のアナルがすでに性器へと変えられていることに気付く。
ダリヤの左乳首にはジンジンとした痛みが続き、それまで引っ張られ続けていた右乳首には痛みを超えた気持ち良さが続いている。
更にここに、お尻の穴に、精液を全て注ぎ込むというトラセーの発言に、ダリヤはごくりと生唾を飲んでしまう。
「…ふふ。 ロセッティさんも期待しているようですので、手早く向かいましょうか」
「ぁ…っ、ちが…っ」
取り繕おうとするダリヤを意に介さず、トラセーがダリヤの手を取り、身体を横抱きにして持ち上げる。
『きゃあっ』と可愛らしい声を上げるダリヤをお姫様抱っこして開発室へとトラセーは足を向ける。
そうして部屋に入り、ダリヤを優しくベッドの上に横たえた。
「さて」
「…っ」
仰向けにベッドへと下ろされたダリヤは、膝を立てて股を閉じ、胸のアクセサリーに触れないよう、腕を交差させて胸を隠している。
『……ここで、あのペニスでお尻を苛められたら、……どれほど、気持ち良くなってしまうのだろうか』
ダリヤはふと浮かんだそんな思考に囚われ、目を強く瞑って股を更に強く閉じた。
「ロセッティさん」
「………はい」
「今日は私の精が尽きるまでアナルセックスをします」
「っ!」
ダリヤのお尻から背中にかけて電流が走るようにぞくぞくとした痺れが襲う。
『本当に、されてしまう』
何度も何度もキスを落としたトラセーの亀頭が、カリ首が、自身の腸内をかき分けながら進み、ひだをこそぐように出ていく感覚が浮かび上がり、ダリヤを昂らせていく。
「ですが、ロセッティさんの身体で唯一開発されていないところがあるのは分かりますよね?
「…、ぁ…っ」
「もちろん無理強いはしません」
「…っ」
「どうでしょう、ロセッティさん」
「……ぁ、ぁ」
「一番気持ち良い、セックスをしませんか?」
「っ!」
追い詰めるようなトラセーからの言葉に、ダリヤは身体を丸めて沈黙し、返答を拒んだ。
ここまで来てもダリヤに選ばせようとするトラセーの意地の悪さに、ダリヤは返事をしないことで抗った。
『拒否の発言をすればいい』
『いつものように拒めば、いい』
『…早く返事をしないといけない』
『でも、選ばせるつもりなら無言でいることで凌げる…の?』
『…本当に?』
『強引にされたら、拒めるの…、私?』
トラセーの手で丁寧に準備させられたダリヤの身体は熱く火照り、ダリヤから正常な判断力を奪っていた。
だからそんな風にぐるぐると思考が空回りし、決められず、目をぎゅっと瞑ったまま無言を貫くダリヤに、トラセーが救いの手を差し伸べる。
「―――駄目ですか。 ではまた後で聞かせてください」
「…っ!?」
ダリヤの待つベッドにあがるトラセー。
どちらをされるのか分からないまま、ダリヤは股を強く閉じたままトラセーを見る。
「それでは一度目の精液を注ぐために、アナルセックスをしましょうか」
「ぁ……っ!」
トラセーがダリヤの閉じた足に手を伸ばし、ゆっくりと広げていく。
ぴっちりと閉じているはずの秘部は、卑しく愛液を垂れこぼし、てらてらと濡れ光って割れ目の形をトラセーへとアピールしている。
その割れ目から滴り落ちた愛液を、『ぎゅむ…っ』『ぎゅ、む…っ』と締めては緩める肛門が受け取り、セックス、またはアナルセックスの準備を整えさせていた。
「精液を注ぎ終わったらまた聞きますので、今は互いに楽しみましょうロセッティさん」
「ぁ…、ぁ……っ」
ダリヤの足を抱え、自身の膝を下に入れてペニスをアナルへ宛がうトラセー。
自身の手で隠したダリヤの顔は、どうすることも出来ない現状から来る怖れと興奮で崩れ、アナルセックスへの期待感が表情に表れていたが、鏡も無く、目も閉じたままのダリヤには分からなかった。
『挿入る、挿入ってくる…っ』
何度も経験したアナルセックスが、ダリヤを緊張と期待でいっぱいにさせていた。
「今日は6回は射精できると思いますので、それまでに答えてくれると嬉しいです」
「…っ、ゃぁ……っ、ぁっ。 ぁ…っ」
ダリヤの肛門に、抵抗なく亀頭が入り込んでいく。
想像していたよりもスムーズなその動きに、『ぞく、ぞくっ』、と腰が跳ね、『ぬるるる…っ』、とペニスが腸内を進んでいった。
ダリヤの肛門がトラセーのペニスでこじ開けられ、その長い竿がゆっくりと入り続けている。
ダリヤが目を瞑って無言を貫いていた時に自身のペニスへ塗っていたローションのおかげか、つっかえることなく最奥まで、ペニスの根元近くまでが納まった。
「ぁ…っ、ぉ…っ!」
一度も止まることのなかった挿入の快感に喉をそらしたダリヤが、『びくっ、びく…っ』、と挿入された悦びに、尻を跳ねさせる。
顔を隠していた手はその快感によって、自然と頭の横に下ろされていて、挿入されただけで軽く絶頂したダリヤの目と口は半開きのままだった。
そんな、挿入された衝撃から戻ることが出来ていないダリヤに、トラセーは自身の手で膝裏を持つように促した。
トラセーが力の入らないダリヤの左手を取り、膝裏を掴ませ、また右手も同じように掴ませる。
ダリヤはアナルにペニスを受け入れたまま、正常位の体勢で、自ら股を開かされた。
「ぉ゛…っ、はう…っ。 はぅ……っ、ぁ゛う…っ!」
自分がどんな体勢でいるのか、朦朧とした頭では気付くことが出来ていない。
そんなダリヤの脳内では、幾度もキスを重ねた亀頭が、自身のアナルの、肛門からまっすぐ進んだ最奥の壁とキスをしているという思考で埋め尽くされていた。
トラセーがペニスを馴染ませるために腰をほんの少し前後するだけで肛門は『ぢゅぷ、じゅぷっ』とぬめるような音を立て、奥の壁と亀頭がくっ付いては離れを繰り返して『ちゅぶ、ちゅぷ』と音を鳴らしている。
そんなことすら頭に浮かんでしまうほどに、感じてしまうほどに、ダリヤの尻穴は開発されきっていた。
「っお…。 ぁぉっ。 ぃ゛…ぃっ。 ひ……ぃぅ…っ」
ほとんど動かないでいるトラセーのペニスが、ダリヤが腰をほんの少し上げる度に壁に届き、それだけでダリヤの背筋に甘い痺れが流れていく。
今はまっすぐ貫いているペニスが左側へと向きを曲げると結腸責めが始まってしまうと知っているからこそ、恐怖しながらのその壁を叩くだけの快感は、ダリヤにとって心地良い感覚となっていた。
「あ゛…っ、おぅ、ぉ゛……っ。 きもち…っ、ぁ゛……っ。 い……っ、ぃっ」
今回使われているローションは、多数存在する媚薬のうちの一種が混ぜ込まれている。
これまで使うことの無かった媚薬を、トラセーは初めて使用していた。
そして、普段ダリヤが身に着けている金の腕輪はいつものように外されている。
媚薬すら効かなくなるという稀少素材満載の護身用魔導具は、今は無く、ダリヤの身を守ることが出来ていない。
開発され尽くしたダリヤの尻穴に、今回でダリヤを確実に堕とすつもりのトラセーが媚薬を盛ることを決めたのは焦りから来ていたものだと、トラセー自身も気付いていなかった。
「ふ……っ、ぅ゛ぅ…っ、う…っ。 あ…っ、はぁ゛……っ。 ぁ゛ぉ……っ、ぉ゛っ」
ダリヤにとって初めての媚薬は、敏感にするものではなく、長時間のアナルセックスを可能にするものであり、もうひとつ、興奮状態が沈静しにくいというものだった。
媚薬という割には弱く、それでも今の開発されきったダリヤには効果的な、そんな代物を、直腸から受け入れさせられる。
そんな、足を閉じないように自身の手で掴まされ、アナルにペニスを突き入れられているダリヤは、ようやく挿入の衝撃から戻って来ることが出来ていたが、その姿勢を崩すことは無かった。
『はぁ…っ』
『はぁ…っ』
と、息を少し荒げ、ダリヤは胸を上下させている。
自身に合った媚薬を盛られているとは思いもしないダリヤは、気付かないまま足を震わせ軽イキして『きゅぅぅっ』、とペニスをアナルで締め付ける。
『はぁっ…』
『はぁっ…』
と、荒げた息が戻らないまま、今まで少ししか動くことのなかったペニスがゆっくりと引き抜くように動きだし、予想される快感から逃げようと、ダリヤの腰が浮き始める。
ローションをたっぷりと塗られたペニスがダリヤのアナルをスームズに行き来する。
「ぁ゛っ、ぉ゛…っ、ぁっ! なに…っ、か。 あんっ! あんっ、…あぉ゛っ!」
ダリヤの腰が逃げるように動くも、トラセーの、のしかかるような動きでさらに奥へとペニスを埋まっていき、更に出し入れへ続いていく。
ダリヤの腰を動かして位置を変えさせ、亀頭が結腸へと入り込むよう、調整されながらピストンを続けている。
そんなトラセーの亀頭がダリヤの結腸を擦り、強い快楽でダリヤの脳裏に浮かんだ違和感を消し去る。
「ぁ゛あっ! あん゛っ、ぁお゛…っ、ぉ゛んっ! ぃやっ、ぁ゛っ、イ゛キ、ますっ」
散々に教え込まされた絶頂申告がダリヤ自身を追い詰める。
結腸責めの気持ち良さを前にしても、それだけは言えるよう、ダリヤは充分に開発されていた。
正常位での激しすぎるピストンで、頭の中を真っ白にされていく。
アナルセックスの快感で、すでにダリヤの手は膝裏から離れ、横に落とされている。
快感から逃げるように一度閉じた足は、トラセーの手で再び強引に開かれ、開いた股は快感を逃がせていない。
「はぅ゛…っ、ぁ゛んっ! アナルっ、イクッ! ぁはあ゛…っ、あ゛ぉ゛、ぉ゛っ、~~~…っ!!」
少しでも快感を逃がせるようにと、ベッドについたダリヤの足先がつま先を残してピンと反り返るように伸ばされる。
それでも、我慢しきることが出来ずに、ダリヤはトラセーを射精に導く前に深く絶頂してしまった。
「ぉ゛……っ、ふ…っ、ぅ゛……っ! ぅ…っ、お゛……っ! い゛……っくっ、ぅぅ゛…っ!」
お尻の穴を常に全開に広げられ、苦しい感覚が全て気持ち良さに変換され、永続的に続けられている。
ダリヤが結腸責めから逃げようと腰を動かしても右側に反ろうとしても、トラセーがそれに合わせるように腰を動かし、さらに奥へと侵入させようとする。
そしてほんの少し抜いてはまた結腸へと侵入させ、ダリヤの結腸を徹底的に壊しにかかるトラセー。
「は…っ、あ゛っ! だめっ! あ゛っ、お゛っ、まっ、お゛っ、ひぃ゛…っ、お゛っ」
結腸の入り口を亀頭が入っては出てを繰り返し、『ぐぽっ、ぐぽっ』、という音を立て続けている。
腰を動かして逃げても追いかけられ、結腸責めから逃れられないダリヤに、その抗えないピストンが、追い打ちをかけるように襲い掛かる。
深イキの絶頂感が連続して起こり、ダリヤの開発された喉がそらされ、チョーカーの締め付けで更に感覚が鋭敏にされ、その状態でアナルをペニスで嬲られている。
リングで締め付けられた乳首からはチェーンが垂れ下がり、トラセーのピストンに合わせて『ちゃりちゃり』と音を鳴らしている。
「……っ゛! …っ゛、ぉ゛っ! いぐ………っ゛、い゛って゛…っ、ま゛す……ッッッ!」
与えられる快感に、ダリヤはつま先で身体を支え、腰が浮き、ブリッジのように仰け反り続けている。
それでも、絶頂から下ろすつもりのないトラセーが更に激しくペニスを出し入れさせ始めた。
『ぬぼっ。 ぐぼっ! ぐぽっ!』
『ずぶっ。 ぬぽっ。 ぬぽっ。』
ダリヤはお尻の穴でセックスをして、それで快感を得ている。
アナルでペニスを扱いて、射精を促す代わりに自分一人では得ることの出来ない快楽を受け取り続けている。
トラセーのペニスがダリヤの腸内を磨き上げ、その快感で、ダリヤは深い絶頂を何度も経験し続けている。
「ひぃ゛…っ゛! い゛ぅ゛…っ! い゛って…っ、いってま゛すっ! あぉ゛っ! ぉ゛…っ、ぉ゛うっ! うぅ゛ぅう゛~~~ッッ!」
肛門を苛めるように腰を動かしたかと思えばまた結腸を抉るようにペニスを深く挿入させ、ダリヤのアナルを蹂躙していく。
アナルの奥へ精液が注がれるまで、この、生殖行為でも何でもない、ただただ快楽を貪るだけのセックスが続いていく。
「んぁ゛っ、ぁああ゛、ぁあ゛……、ぁ゛っ! あぁ゛、ぅう゛ぅう……っ! はぁ…ッ! ぁ、ああ゛、ぁっ、ぁああ゛ッ!」
ダリヤが絶頂の申告をしようとしても、もう口からは喘ぎ声しか出ていない。
両腕を頭の上で押さえられ、肛門から中ほどまでを高速でピストンされると、ダリヤは頭を振り回してイヤイヤと抵抗し、時が来るとまた喉をそらして絶頂する。
そうしていくと、ようやくダリヤが待ち望んでいた終わりへと、トラセーが動き出す。
『ぬるるるっ。 ずぶぶぶぶっ。 ずるるるる』
『どちゅっ。 パンッ。 パンッ。 パンッ!』
トラセーのペニスがゆっくりと抜かれていき、肛門からカリ首が出そうになるとまたゆっくりと挿入していく。
それを数度繰り返した後、勢いをつけて腰を叩きつけ、激しくピストンし始める。
「あ゛っ! いくっ! ま゛たっ、いってっ、ま゛すっ。 はぅん゛っ! あ゛んっ! あ゛あ…っ!」
先ほどの高速ピストンとは違い、トラセーのペニスが何度も何度もダリヤのアナルを叩きつけるように前後させると、もうダリヤは快楽に抗えなかった。
絶頂の申告をしては、イって、イキ続けているから何度も絶頂の申告をするダリヤ。
喘ぎ声だけではなく、声が出るようになったことで、ダリヤの開発された心と身体は従順に教えに従った。
肛門はペニスを逃がさないように引っ張られ、腸内のひだはペニスによって蹂躙され、ダリヤは余裕などあるわけもないというのに、イヤイヤと頭を振りながら健気に絶頂の申告だけは行っていた。
「やぁ…っ、ぁああ゛ぁっ! あ゛っ! あ゛っ! んあ゛っ! あ゛っ、お゛っ! これ、これっダメっ。 覚えっ、覚えて…っ! ひぅ゛っ!」
今まであった、ダリヤを開発しようという気持ちは今のトラセーには無く。
ただ自分が気持ち良くなるため、ダリヤを気持ち良くするため、腰を動かしている。
だからこそダリヤには逃げ場は無く。
「ひぃ゛っ! ひぅ゛っ! あ゛っ、ああ゛っ! い゛…っくぅ゛…ッッ!! ぅ゛ぅうう゛ッ、~~~~~ッッッ!!!」
トラセーの射精を結腸で受け、絶頂した。
横向けに丸まったダリヤの尻穴から『ごぽり』とトラセーの精液が噴き落ちている。
「射精したばかりですが、もう始めさせてもらいますよロセッティさん」
「…っ」
トラセーのペニスは萎える様子もなく、ダリヤのアナルから引き抜かれてすぐのせいか、てらてらと濡れ光りながら雄々しく反り立っている。
その威容はダリヤからは見えていないが、自身を貫き、乱れさせたその勃起ペニスの形は易々と想像出来た。
「さあ、ロセッティさん。 これをロセッティさんのおまんこに挿入しても良いですか?」
「……、……っ」
『どくん』『どくん』とダリヤの心臓が激しく脈打ち続け、戻る様子を見せない。
行為が終わったばかりとはいえ、『はぁっ』『はぁっ』と呼吸は荒いままで落ち着く様子を見せない。
まだ本格的に効いているわけではないが、それは媚薬のせいでもあった。
アクセサリーで彩られた両乳首は固くしこり、開いたままの肛門からは今もまだ断続的にトラセーの精液が吐き出され続けている。
そんなダリヤの内心は、いくつもの思考で埋め尽くされていた。
『答えないとまたアナルセックスが始まってしまう』
『気持ち良かった』
『………良すぎ、た』
『これより気持ち良い、なんて…』
『………もう、諦めてしまう?』
『……何、を?』
『…………』
『…………セックス、…して、みたい』
『…もう許して』
『助けて』
『まだ1回、目…?』
『そんなの…』
『これを、あと、5回も…っ♡』
ダリヤの身体がビクンと跳ね、肉欲が心を支配し始める。
アナルセックスの快感が、ダリヤから声を奪う。
開発された身体が、この後に与えられるであろう快楽への期待に震えてしまっている。
「…………ふう。 ではまたアナルセックスですね」
「っ♡」
その言葉にまた、ダリヤの身体が震えてしまう。
前回の馬車内での開発時に産まれた、男への媚びが本格的にダリヤから出てしまう。
トラセーの手がダリヤの腰に置かれる。
ダリヤの、驚きと期待と緊張で跳ねる腰を押さえ、引き上げ、後背位となるように態勢を変えさせる。
「ぁ…♡」
アナルにペニスが宛がわれ、見えない位置からの、挿入への予感にダリヤの心まで震えてしまう。
ひざとひじを立てた四つん這いとなったことで、ニップルリングに繋げられたチェーンがシーツの上で重なり、その小さな鎖がダリヤの乳首を刺激する。
「は…、ぁぁっ、ぁーーっ♡」
ペニスが挿入されると、顔を仰け反らせ、媚びた声を上げてダリヤは快楽を受け入れてしまう。
先ほどとは違う体位ということは、ペニスがアナルを抉る角度も違うということ。
『ぬぽっ』『ぐぽっ』、と奥ではなく入口、そしてペニスを抜いては入れるを繰り返して、トラセーのペニスがダリヤを悦ばせていく。
「ぁ…っ♡ ぉっ♡ いくっ♡ だめっ♡ ぁぉ゛…っ♡ やぁっ♡ ぁんっ♡」
トラセーの仕向けたこととはいえ、ダリヤはトラセーのペニスへ何度も啄むようなキスを落としている。
処女を散らすかアナルセックスかの選択で心が淫欲に囚われてしまっている。
先ほどの激しいアナルセックスで理性を剝ぎ取られている。
興奮状態を維持させる媚薬の効果が、ようやく、本格的に、始まっている。
それらに加え、すでに開発され尽くしたダリヤの身体は、肛門と結腸責めによって再び堕とされている。
「っ、ひぃ……っ♡ お、おちんぽ、気持ち良過ぎて……♡ ひっ、ああっ♡ イ、イくっ♡ すぐっ♡ イってっ♡ はぅっ♡ んひぅっっ♡」
男を悦ばせるための、覚えさせられた言葉が出始める。
ダリヤはもう、気持ち良いことは、受け入れてしまっている。
快楽を受け入れ、なけなしの理性を総動員しても、後背位で顔が見られないということが、後押ししている。
ダリヤの口から媚びた声が出ることを。
「あ゛ぉっ♡ そこっ♡ もうっ、突かないっ♡ でっ♡ くだ、さいっ♡」
今までは強すぎる快感を強制的に与えられるだけだった。
「いくっ♡ お゛っ、ぁ゛っ、いくいくっ♡ っ、くぅぅぅううッッ♡♡」
気持ち良さと痛みと苦しさを受け取るだけだった。
「はぁぁ゛ぁっ♡ だめっ♡ あなるっ♡ へんっ♡ へんにっ♡ なってっ、ますっ♡」
2度目のアナルセックスが始まってから、もう何度も絶頂し続けている。
「だめっ、ぉ゛っ♡ ぉ゛ぉ゛…っ♡ だめですっ♡ だめっ♡」
快楽を受け入れてしまったダリヤには、それが今までの絶頂よりも遥かに気持ち良く、何故あんなに我慢していたのか思い出せないほどだった。
「ひぃ゛っ♡ おくっ♡ おくだめっ♡ むりっ♡ むりですっ♡ ぁぉ゛っ♡ ぉ゛っ♡ ぉほぉ゛…ぅ゛っ♡」
口を塞がないよう、四つん這いのまま腕を交差させ、そこに額を落として男へ媚びる、演技すら入った喘ぎ声をあげ続けるダリヤ。
「あなるっ♡ せっくすっ♡ はァう゛ぅ゛ッ♡ すごいっ♡ ですっ♡」
与えられる快楽を受け入れ、アナルの弱いところをペニスで何度も突かれ続けて絶頂するダリヤ。
「だからっ♡ ひぃ゛ッ…、あ゛ッ…♡ だからっ…ッ、ぁう゛ッ♡ もうっ♡」
それでもまだ。
「やめてっ、くだ、さい…っ! ひぃ゛…っ、いぃ゛、っぐっ! ッ~~~~~~~~~ッッッ!!!」
完全には、堕ちることはなかった。
ダリヤさん。
処理済みとはいえ腋を見せることに抵抗を覚えたことで意識してしまった。
ニップルクリップはクリップの形がブラに浮き出てしまう。
上下左右の平ネジで乳首に留めるリングはサイズが大きいので確実にバレてしまう。
ダリヤにとって、ヴォルフが塔に来る際に着けるとすると選択肢はリングしかなかった。
ダリヤの自慰でのお気に入りはリングを中指で引っ張りながら人差し指で乳頭をカリカリと擦ること。
ルチアに胸やお尻のサイズを指摘されたとき、トラセーとの関係がバレる恐怖と終わる安堵が入り混じった感情だったが、ルチアもまさかダリヤが男に淫らな調教をされていると思わないので普通にサイズ直しと下着の新調を勧めるだけだった。
トラセー。
まだ2発目が終わっただけですと震えている。