※この作品はR-18です。

魔導具師ダリヤはうつむくしかない…   作:リモバイ

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おやすみなさい、よい夢を

 

 

 

 

ネイトリー商会の会長室。

 

ソファに座り込んだトラセーは、ネイトリー商会長オートスからの哀願を受けていた。

 

 

「なあ、トラセーよ。 そろそろ俺にもロセッティさんを味わわせてくれよ」

 

 

ダリヤが帰った後、会長職も忙しいというのに、いつものように、進捗を聞くためだけにわざわざトラセーの部屋に来てまで聞いてくる。

 

それだけ関心を持っていたのだろう、オートスがこうお願いをしてきたのはこれが初めてではなかった。

 

 

「ですからまだ早いと言っているでしょう。 今の状態で貴方を紹介したところで、拒否されるに決まっています」

 

「だがよう…。 これじゃあ俺は生殺しじゃねえか」

 

 

トラセーはため息をつき、オートスを見る。

 

もう50歳を超えるというのに、会長として精力的に活動し、夜の方も活発。

 

こちらから女を送ることも、送られることも常であったが、今回は流石に我慢してもらわないと困る。

 

流石に、いつものように聞き流して追い出すのではなく、状況説明をするしかないとトラセーは考え、返答に付け加えた。

 

 

「拒否されるだけならまだマシなんですよ。 現状で貴方を参加させると、耐えきれずに後ろ盾に相談されて終わりますよ、私達。 彼女には怖い人が沢山ついているんですから」

 

「むぅ…」

 

 

不服そうな顔をするオートスだが、トラセーとしては本当に困るのだ。

 

今はというよりも今もだが、かなり綱渡りなのだ。

 

ダリヤから判断力を奪って裸を晒させることで後戻り出来ないと誤認させて。

 

更に契約書を書かせることでこの関係を守らなければならないと誤認させて。

 

一部ではあるが、ダリヤの身体を好きなように弄ぶことで誰にも知られたくないと強く刻み込んだだけなのだ。

 

心はもちろん、身体すらまだ堕とせていないのだ。

 

それはオートスも分かっているはずだとトラセーは思っている。

 

それでもこう願ってくるということは…。

 

 

「会長。 もしかして覗いていましたか?」

 

 

先ほどまでのダリヤの痴態。

 

それに当てられてしまったのだろう。

 

 

「うっ! いやっ、その…」

 

「はぁ……。 会長」

 

「すまん!!」

 

「困ります。 万が一にも彼女にバレると本当に終わるんですよ? 絶対にやめてくださいと言っていたはずでしょう」

 

「そ、それはそうなんだが…」

 

 

あの商談室の別室、その奥には更に部屋が存在する。

 

部屋とは言うが、本当に小さな、1m×2mほどの倉庫のようなもの。

 

そこならば、ダリヤが来る前に入り込んでいれば。

 

声を出さず、音をたてず、扉を注視でもされなければ、バレないだろう。

 

 

「………何かあったのですか?」

 

「うん?」

 

「貴方をそのような短絡的な行動に移させた理由です。 何かあったんでしょう?」

 

「ああ…。 ……実はな、昨日ロセッティさんと偶然出会ってな」

 

「ほう、偶然」

 

「いや、これは本当に偶然だ。 それで、ロセッティさんに挨拶したのだが…。 俺が事情を知っているとは欠片も思っていない彼女の反応を見ていると、堪らなくなってな」

 

「はあ、そうですか…」

 

「まぁ、昨日は急ぎの仕事も多くてな、挨拶自体はそこそこで切り上げたんだが…」

 

「なるほど」

 

「女を抱く暇もないまま今日を迎えてな。 そういえば今日はロセッティさんが来るんだったなと思うと自然と足が向いて」

 

「はぁぁぁぁ……。 本当に、もう。 何事も無くて良かったですよ、本当に。 本当に」

 

「だからすまんと。 反省はしている。 だからそろそろ俺もだな」

 

「うーん……」

 

 

全く。

 

トラセーは再度ため息をつき、考える。

 

オートスから聞くダリヤの反応は、まだこちらを疑い警戒するようなものではなかった。

 

それについては収穫だが、オートスの行動は困る。

 

今後もこのように衝動的に動かれるのも怖い。

 

どうするかと考え、ひとつ思いついた。

 

オートスに女を宛がえば一旦は引き下がるだろう。

 

だがあのダリヤを見た後だ、生半可なものではそれも難しい。

 

となると……、これしかないかとトラセーは決断する。

 

今、個人的に雇っているメイドはトラセーも気に入っているが、彼女もそろそろ他の男を経験させるのも良いだろう。

 

オートスの手管は信用しているし、こちらに依存されるのも困る。

 

 

「では後でメイドを向かわせますので、今はそれで解消してください。 ダリヤはまだ無理です」

 

「おお! あのメイドのことか? それならば構わん! あれを抱けるのならロセッティさんに干渉はしないよう努力しよう」

 

「会長」

 

「うっ! わ、分かった! 干渉はしないし、あのメイドについてもちゃんとケアはするから!」

 

「いえ、それは当然そうして欲しいのですが…、そうではなく。 ダリヤの開発は一旦休止しますのでそのつもりでお願いします」

 

「……休止? 何故だ? 先ほどの彼女の様子を見るに、調教は順調だと思ったが…」

 

「開発と言ってください。 調教だと聞こえが悪いでしょう。 それと、開発は順調です」

 

「ならば尚更理由が分からん。 どういうことだ?」

 

「会長も見ていたから分かると思いますが、あれほどの絶頂を経験した女性がその後にとる行動は?」

 

「……なるほど。 よくあるアレだな。 俺も昔よく使った。 良いと思うぞ」

 

 

オートスが納得する様を見て、安堵するトラセー。

 

ここで、『休止するなら俺に代わってくれ』と言われると困るので、トラセーはやはりメイドを宛がうのは正解だったようだと、ひとつ息を吐く。

 

 

「あの魔導具も渡しましたからね。 夜泣きする身体には丁度良いでしょう」

 

「夜泣きとは言うが、まだ胸だけだろう。 まぁ、どうせクリトリスの方でもオナニーはするだろうから今後も捗どるのではないか?」

 

「ええ。 ただ、ダリヤの性格上、進んではしないでしょうが…、毎夜あの魔導具でじっくりと炙るように性感を高められたら、下の方に手も出すことになるでしょう」

 

「ま、一度始めると心理的ハードルも下がって二度目三度目と、もう止まらんだろうな。 それで、どれくらい休止するんだ?」

 

「1ヶ月ほどですかね」

 

「長いな…、大丈夫か?」

 

「問題ないでしょう。 冷静さを取り戻されても困るので、流石に放置は出来ませんがね。 こちらには来てもらって、この関係が続くよう、色々と手段は取りますよ」

 

「…そうなると、この時間は無くなるのか。 ロセッティさんの調教の報告を聞くのが楽しみだったんだがなあ」

 

「開発です。 というわけでそろそろ仕事に戻ってください、会長」

 

「むぅ…。 先にメイドを頂くのは駄目か?」

 

「流石に、説得する時間が必要です。 終業後には会長室へ向かわせますのでそれまで我慢してください」

 

 

彼女のことはそれなりに気に入っていますからねと、トラセーは小さく呟き、オートスが退出するのを見送る。

 

 

「さて、ヴォルフはダリヤのことに、いつ気付きますかね…?」

 

 

そのうち……、ダリヤの開発が進むと、不審に思うようになるだろうとトラセーは予想する。

 

それでも、ダリヤ本人がこの関係のことに口を噤めば。

 

心配いらない、大丈夫だと、彼を、彼らを拒めば。

 

ダリヤの意に反して強引に動くのは、かなり時間がかかるだろう。

 

それまでに、ダリヤとの間に強固な関係を築けばいいとトラセーは考えている。

 

万一、事が露見して、害されることになったとしても、……それはそれで楽しい時間だったと満足して逝ける。

 

そんな風にトラセーは、心の裡に潜む不安を抑え込み、ダリヤとの今後に思いを馳せる。

 

無意識に震える膝を抑え、握りこんだ手から滲む汗を無視して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネイトリー商会、9回目。

 

6日ぶりに訪れた商談室には既にトラセーが待っており、ダリヤは少なくない驚きをなんとか表に出さないよう、意識して表情を抑え込み、挨拶をする。

 

 

「お久しぶりです、トラセーさん」

 

 

何かあったのだろうか――いつもと違う出迎えに、ダリヤは不安になり、トラセーの反応を伺う。

 

 

「お久しぶりです、ロセッティさん」

 

 

今、この商談室にはいつものメイドが居らず、二人きりだ。

 

だから、トラセーがダリヤをロセッティさんと呼ぶことに違和感を覚え、ダリヤは軽い雑談としてトラセーに質問する。

 

 

「いつもの彼女はどうされたのですか? 姿が見えないのですが、もしかしてお休みでしたか」

 

「いえ。 彼女は最近、会長のところで仕事をしていましてね。 ですので今日は私ひとりです」

 

「そ、そうでしたか。 商会長の手伝い……、優秀なんですね」

 

「ええ。 普段から私の仕事も手伝ってもらっていますから。 さ、お座りください。 彼女に代わり、今日は私がお茶を淹れましょう」

 

 

トラセーがそう言い、給仕セットの方へ歩きだすのを見て、ダリヤは座りかけたのを慌てて止め、トラセーから給仕を代わろうとする。

 

 

「そんな、私がしますのでトラセーさんこそお座り下さい」

 

「そうですか? 私もそれなりにお茶は淹れられるのですが…。 まぁ、お願いしましょうか」

 

「はい、私も慣れてますから、任せて下さい」

 

 

給仕セットはよくあるものだったので、ダリヤは迷うこともなくお茶の用意をしていく。

 

ダリヤが茶器に目を向け、無言のまま時が過ぎ。

 

お湯が出来るまでの間、トラセーは今のダリヤの行動のことを考えていた。

 

ダリヤの生来の気質もあるだろうが、それでも給仕を代わろうとしてきたのはどうしてなのか。

 

トラセーに薬を混ぜられるとでも思ったからかと考えつき、お茶を淹れるダリヤの姿を見て、手で顔を覆う。

 

――何も考えていない。

 

これで演技なら商人を止めようと思えるほど、自然な姿だった。

 

 

「出来ました。 どうぞ、トラセーさん」

 

「…ありがとうございます」

 

「知っている茶葉でしたので、味に問題はないと思います」

 

 

そう言って、先に口をつけるダリヤ。

 

問題ないことをこちらに示し、にこやかに微笑む姿に、トラセーは見惚れ…。

 

 

「トラセーさん?」

 

「っ! ああ、すみません。 少し、考え事を」

 

 

ダリヤの声に慌てて取り繕い、トラセーは先ほど浮かんだ想いを掻き消す。

 

しっかりしろと自分に言い聞かせ、主導権を戻すため、トラセーはダリヤに切り出す。

 

 

「さて、本日ですが――」

 

「…っ!」

 

 

本来の要件を思い出したのか、顔がこわばるダリヤを見て、トラセーは続ける。

 

 

「開発はしません」

 

「………え」

 

「しいていえば雑談をするくらいでしょうか。 ロセッティさんの身体に触ることはありません」

 

「…そ、そう…ですか」

 

 

ダリヤの、安堵と、ほんの少しの落胆を見て取ったトラセーは。

 

開発が上手くいっていることに、ほくそえもうとする顔を抑え、隠した。

 

ほんの、――ほんの少しの失望とともに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では時間まで雑談でも始めましょうか」

 

「は、はい」

 

「その前に………、''ダリヤ''」

 

「……ぇ」

 

 

ダリヤは先ほどまでの緊張とは別の緊張に身を固くした。

 

 

「ぁ、…あの、今日は、雑談だけ…と」

 

「………」

 

 

その、トラセーの強い視線を受けたダリヤは…。

 

諦め、うつむき、立ち上がり。

 

服を、脱いだ。

 

 

「あぁ、今日はそのまま座って構いませんよ。 雑談をするだけ、ですからね」

 

「…っ。 この、まま…ですか?」

 

「ええ、もちろん。 私がダリヤと呼べば、裸になる――覚えていたようで、何よりです。」

 

「………は、い」

 

 

普段とは違い、行為のことを想像することが無かったためか。

 

いつものように興奮で膨らむ乳首や乳輪の姿は見えなかった。

 

ダリヤは、うつむいた視界に映ったそれに安堵し、このままの姿で、商談室で、雑談をするというトラセーの言葉に、強い不安を感じた。

 

商談室で、雑談という、日常。

 

自分は服を脱ぎ、相手は服を着ているという、非日常。

 

商談室の、ローテーブルを挟んで両側にソファという、座ったとしても相手から全てが見えてしまう状況で。

 

日常なのに非日常という、酷く混乱するこの状況に困惑し、ダリヤは身を硬くしたまま、トラセーの言葉を待った。

 

 

「さて、雑談でしたね。 ロセッティ商会の方は今、どうです?」

 

「……? あ、あの…。 どう…とは」

 

「言葉の通りですよ。 まぁ、先にうちの商会のことを話しましょうか」

 

 

ダリヤは目の前で普通に話を続けるトラセーが信じられなかった。

 

裸にさせられているということもあり身構えていたダリヤだったが…。

 

トラセーはただ話をするだけで、それ以外のことは何もしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ…、どうしました、ロセッティさん。 先ほどから落ち着かない様子ですが」

 

「…っ」

 

 

それまでの会話を止め、そう切り出すトラセー。

 

ダリヤは口ごもり、膝の上に置いた手をぎゅっと握り、どう返答するか、悩んだ。

 

 

「もしかして、何もされないことが不安なのですか?」

 

「……違い、ます」

 

「そうですか? 先ほどから私の話に返答するばかりで、口数も少ないままのようですが」

 

「……私は、口下手ですから、その…。 トラセーさんを退屈させてしまって、申し訳ないと思って、います」

 

 

返答に窮し、そう返してしまってから、ダリヤは失言に気付いた。

 

 

「いえいえ、退屈などとんでもない! ロセッティさんの裸は目の保養になりますからね」

 

「…っ!」

 

「ですが…、そうですね。 ロセッティさんがそう仰るのなら、足を開いてもらいましょうかね。 それならば私も、退屈することなんてありませんから」

 

「ぁ……、ぅ」

 

 

何気なく言ってしまった言葉で、とんでもないことになった。

 

ダリヤは、ソファに座ってからずっと、固くくっつけていた膝を見る。

 

強く握りしめた手が震える。

 

 

「では、ソファに両足を乗せてください、ロセッティさん」

 

「…………は、ぃ」

 

 

ダリヤは後ろ手に支えに、姿勢を後ろにもたれ、少しずつ足を広げていった。

 

Iの字からMの字が完成するように、少しづつ広げていく足を見ながら、トラセーは満足そうに微笑んだ。

 

 

「素晴らしい! ロセッティさんの大事なところが、はっきりと見えますね。 ロセッティさん、しばらくそのままの状態でいられますか?」

 

「…………はい」

 

 

手を後ろに回し、もたれかかる身体を支えることで、胸はもちろん、足をM字に開いたことで、下腹部どころか、お尻の穴まで見られている現状に、ダリヤはめまいを起こしそうになった。

 

既にダリヤの乳首はピンと立ち、乳輪までぷくりと膨れている。

 

下腹部の割れ目はまだぴちりと閉じられているが、潤いが感じられるようになるまで、そこまで時間はかからないだろうとダリヤは無意識下で気付いている。

 

今はただ、この時間が早く終わるよう、トラセーがすぐに満足してくれるよう、ただそれだけを、ダリヤは強く願っていた。

 

 

「良い眺めですね、ロセッティさん」

 

「………そう、ですか」

 

「ええ。 …誰かに見せてあげたいほどですよ」

 

「…っ! ぜ、絶対に、やめてくださいっ」

 

「…ははは、もちろん。 私もそのつもりですよ」

 

 

そう返答しつつ、トラセーはまだ早いかと判断し。

 

やはり今のまま開発を続けてもどうにもならない。

 

その忌避感を快感に変えられるようにしなければと、トラセーは考え、別ルートから責めることにした。

 

 

「しかし、そうですね…。 ロセッティさん。 今気付いたのですが、乳首が大きくなっていませんか?」

 

「っ、そ、それ、は…」

 

「最初の頃はもう少し小さかったのですが、やはり、ここまでの私の開発が効きましたかね」

 

「……ぇ」

 

「ふふ…、ですからですねロセッティさん。 貴女の乳首、ああ乳輪もですが、私の開発で肥大化していますよ、ということです」

 

「っ!? なっ? あっ、……そ、んな」

 

 

ダリヤはトラセーに、『興奮しているのですか?』と聞かれたのだと思い、返答に窮したが、そのことではなかったと知り、愕然とした。

 

 

「う、うそ…ですよね? そんな、こと…」

 

 

理性ではそう言いつつも、ダリヤは本能では悟っていた。

 

だが、いくらなんでも目視で分かるほどの変化だとは思っていなかった。

 

 

「あのオイル。 気持ち良かったでしょう、ロセッティさん?」

 

「…っ!?」

 

「あれを使って、部位ごとに馴染ませ、丹念に塗り込むことで、少しづつ肥大化していったのでしょう」

 

「そん…な」

 

「ああ、そういえば、ロセッティさん。 寝る前にオナニーはしていますか?」

 

「っ! な、なにを…っ」

 

「おや。 あの魔導具ではロセッティさんにオナニーを促すほど気持ち良くはさせられませんでしたか?」

 

「…っ。 していませんっ!」

 

 

そう強く答えるダリヤの表情を見たトラセーは、ダリヤの嘘を見抜き、続けた。

 

 

「そうでしたか…。 では、あのオイルもお渡ししますので、塗ってもらうのも良いかもしれませんね」

 

「っ!?」

 

「どうでしょう、ロセッティさん。 受け入れてもらえますか?」

 

「………無理です」

 

「おや?」

 

「……それは、無理…です。 すみません、許して、ください」

 

 

うつむき、涙を流すダリヤを見て、トラセーは苦笑した。

 

今の話を聞いたダリヤが、これを了承するとは欠片も思っていなかったトラセーは、受け入れてもらいたい交換条件を出すことにした。

 

 

「困りましたね…」

 

「すみ、ません…。 それだけ、は」

 

「ではどうでしょう、代わりに私と森に採取に行きませんか?」

 

「……も、り…、ですか?」

 

 

トラセーの出す交換条件に、ダリヤは戸惑い、聞き返した。

 

 

「ええ。 近々、必要なものを採取しに森に向かうのですが、それにロセッティさんが来てくれると、目の保養にもなって、有難いのでね」

 

「採取…。 トラセーさんが、ですか?」

 

「どうですか? 来てくれるのであれば、オイルのことは結構ですよ」

 

「…………わかりました」

 

 

ダリヤは、トラセーの発言に不穏なものを感じながらも、了承するしかないと感じた。

 

あの魔導具だけでも、今のように自慰までしてしまっているのに、この上さらに、ああいう効果のあるオイルまでとなると…。

 

トラセーの開発は、だいたい週に1回ほど。

 

それなのに、これからはあのオイルを毎日塗るとなると、自身の胸が今後どうなってしまうのか恐ろしくて仕方がなかった。

 

それに、ダリヤはこの3日間、毎日自慰をしている状況を思ったことで、この交換条件を呑むしかないと考えてしまった。

 

 

「それでは、日時は追って連絡します。 その日が楽しみですよ。 ロセッティさんはどうです?」

 

「………はい。 ……私もそう思います」

 

 

トラセーは、ダリヤを上手く誘導できたことに喜び、次回の開発に思いを馳せた。

 

森の中でダリヤを裸にし、リードを付けて歩かせる。

 

そのための魔導具も用意しており、ダリヤに、外で露出を経験させる。

 

さらに、今はまだ蕾の状態である露出の性感を開花させ、他人からの視線を煽り、耐性をつけさせつつ、より従順になってもらう。

 

諦めたように目を瞑り、未だ足を開いたままの従順で素直なダリヤを見て、トラセーは時間まで、会話を続けることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜。

 

トラセーから乳首の肥大化のことを聞いてしまったダリヤは。

 

いつものようにセットした魔導具が動き出すのを確認し、身体が火照り、疼き出す乳首に向かう指を抑え。

 

乳頭ではなく、以前のように、クリトリスを皮の上から触るオナニーを始めた。

 

 

「あっ、あぁっ。 んっ…」

 

 

胸に着けた魔導具が、乳輪をなぞり、乳首の側面を刺激する。

 

だが魔導具のそれは、決定的な、強い刺激にはならないため、最近のダリヤは乳首の上部を、指の腹で触り、擦って自らを絶頂まで導いていた。

 

 

「ん、っ……。 はぁ…っ、あんっ」

 

 

しかしこの日は、乳首を触ることに忌避感を覚えてしまったことで、魔導具により疼く身体を持て余してしまっていた。

 

 

「ひぁっ、あ、んっ…。 あぁ…っ。 んくっ。 ……この、まま、だとっ」

 

 

魔導具を着けるようになって、裸で寝入るようになったダリヤは、このまま、魔導具の愛撫に耐え続けるのは無理だと感じ。

 

そっと、クリトリスに、手を伸ばした。

 

 

「んあっ、ダメ…っ。 あっ、あんっ、はぁ、んっ、んんっ」

 

 

両手をそろそろと、下半身まで持っていき、人差し指を伸ばし、皮に覆われたクリトリスにそっと触れる。

 

ほんの少しだが、両側から同時に押さえられたクリトリスは、それでもダリヤに強い快感をもたらした。

 

 

「あんっ!」

 

 

声を上げ、求めていた刺激を与えられたダリヤは、少しづつ、大胆になっていく。

 

今度はもう少し強く押し、嬌声をあげ、離し、繰り返す。

 

 

「ああぅ…っ、あんっ! あぁ…っ、あっ、んっ、んっ」

 

 

閉じていた足は自然と開いていき、手の外側で太ももを抑え、人差し指はクリトリスを虐め続ける。

 

 

「ひぃ…っ、んあっ! あっ、あんっ、だめっ」

 

 

乳首からの刺激が丁度良いアクセントになってクリトリスに届き、乳首に触れたがる身体をクリトリスを触ることで代替とする。

 

開いていた足は閉じていき、挟み込んだ両手を圧迫し、それがより強いクリトリスへの刺激となってしまう。

 

 

「あぁっ、だめ……、おかしく、なる……っ!」

 

「い、イクっ、イキます…っ。 クリトリスで…っ、ああっ! イ……く……っっっ!」

 

 

魔導具の動きで乳首を舐りまわされ、クリトリスを皮の上から強く抑えつけ、嬌声をあげアクメするダリヤ。

 

 

「はぁ……、はぁ……っ」

 

 

絶頂の余韻に浸り、震えるダリヤは、自身の力で抑えつけていた太ももが離れ、がに股のような態勢になってしまっているのにも構わず、息を整えていく。

 

ダリヤは、トラセーに躾けられたことで、イキそうになるとそう口に出し、イクときはどこでイクのかを発してイくようになってしまっている。

 

これからも、そうなのだろうかと想像し…。

 

 

「…………ぁ」

 

 

絶頂からの余韻が引き、落ち着いてきたダリヤは、今の自分の態勢にようやく気付き、足を閉じようとして。

 

 

「………シーツ、変えないと」

 

 

立ち上がり、寝室を出た。

 

未だ動き回る魔導具の、胸への刺激を感じながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








簡単に言うと状況と今後の開発計画を説明。
自慰回数とクリトリス性感と露出性感が地味に上昇。
外ではそうそう露出が出来ないので毎回裸にさせて露出耐性をちまちま稼いでいた。


魔導具を着けてからオナニーの回数がとても増えた。
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