魔導具師ダリヤはうつむくしかない… 作:リモバイ
4日後。
ダリヤが待ち合わせの場所に行くと、トラセーは既に到着しており、自前のものであろう馬車の傍に立っていた。
「お待ちしておりました、ロセッティさん。 今日はよろしくお願いいたします」
「遅くなってしまい、申し訳ありません。 本日はどうぞよろしくお願いします」
「いえいえ、時間通りです。 私が少し早く到着してしまっただけでして…。 まあ、ここで立ち話も何です。 中へ入ってからにしましょう」
「……そう、ですね」
「それでは、お手をどうぞ」
「…ありがとうございます」
トラセーの手を借り、馬車に乗り込むダリヤ。
いつもはヴォルフに手をとって貰っていたと、頭の片隅に浮かんだがそれを振り払って馬車の中を見る。
馬車の中は広く出来ており、御者台とは分かれていて、対面で向かい合うように長椅子が置かれていた。
トラセーは御者台に近い方に座っており、その手は隣のスペースを示していたが、ダリヤは対面の、向かいの席に座ることにした。
それを見たトラセーは苦笑を浮かべ、御者に向かって指示を出し、馬車が動き出した。
「さて、そろそろいいでしょうか…。 ''ダリヤ''」
「っ!? ま、待ってください! こ、ここでですか!?」
「ええ。 今日はまだロセッティさんの裸を見ていませんからね」
「……帰ってからでは、その。 御者の方も…」
「大丈夫ですよ。 馬車の構造的に見えませんし、彼には何があっても声をかけるなと言いつけてあります」
「で、ですが…!」
「''ダリヤ''」
「…っ! …………どうしても、でしょうか」
「選ぶのは貴女ですよ、''ダリヤ''」
「………わかり、ました」
初めて、外で裸になることへの抵抗感はあったが、いつものことだと自分に言い聞かせ、服を脱ぐダリヤ。
その様子を見て、トラセーは、ダリヤが少しづつ露出へ抵抗する意識が減ってきているとほくそ笑んだ。
「そういえば、私と会うときはいつもそのような下着ですが、ロセッティさんの好みなのでしょうか?」
「っ。 …いえ、たまたまだと、思います」
野暮ったい服に野暮ったい下着。
ダリヤ自身もそう思っているが、トラセーに見られると分かっていること、それと、どうせ全部脱がされてしまうという気持ちもあって、トラセーに会う日の下着はこのタイプのものだけになっていた。
それを見咎められたと思ったダリヤは、だが、前回のような失言をせぬよう、当たり障りのない返答だけで応対した。
「…そうでしたか。 ああ、続けてくださって結構ですよ」
「……はい」
トラセーは、ダリヤの返答によっては、下着を送る流れに持っていくつもりだったが、警戒されたと感じ、諦める。
続きを促されたダリヤは、手を後ろに回し、ブラを外し、腰を浮かしてショーツを下ろし、両足を閉じたまま、抜きさり、裸になった。
「美しい。 やはりロセッティさんは、裸が似合いますね」
「……ありがとう、ございます」
いつものように、裸になった自身の姿を確認されるダリヤ。
恥ずかしいという気持ちの中に、トラセーから送られる本心からの賛辞に、少し、ほんの少し、気分が湧きたつ自分を、いつものように、抑えつけていた。
「おや、着いたようですね。 では降りましょうか、ダリヤ」
「…分かりました。 では、その…、服、を」
「ああ、着る必要はありませんよ。 そのまま降りてもらいますよ」
「なっ、そんな…っ! む、無理です! ここは森のはずです! そんなところで裸なんて…っ!」
「では帰って、また胸の開発をしましょうか?」
「っ!?」
「私も憂慮しているのですよ、ロセッティさんの身体のことを」
「………」
「ではロセッティさん、自身の胸を見てもらえますか? ……大きくなっているでしょう? このまま開発を続けると、言い訳も出来ないほど肥大化させることになるのですが、それでも良いのですか?」
「……良く、ありません」
「では下半身の開発に移りましょうか? 今はまだ私は触れておりませんので、その綺麗な形のままですが…。 例えば、クリトリスなら皮を剥いて」
「…やめてっ! ……やめてください」
それ以上の言葉を聞きたくなかったダリヤ。
思わず大きな声で悲鳴をあげてしまい、御者や周りの耳を気にして、声を落として否定をした。
すでに盗聴防止器を発動させていたトラセーは、ダリヤがそんなことすら頭から消えていることを見てとり、畳みかけるように続ける。
「となれば、今回の私の提案は許容範囲ではありませんか? ただ外で裸になる。 それだけのことですよ」
「………」
「もちろん安全には配慮いたします。 魔物討伐部隊が頑張ってくれているとは言え、森の中です。 何が起こるか分かりませんのでね。 護衛も散らばってもらっています」
「…っ」
「なに、バレなければよろしい。 それに、例えバレたとしても護衛は私の子飼いです。 どうとでもなりますのでご安心を」
ダリヤは、これ以上言い募っても無駄だと悟り、か細い声で、答えた。
「……………わかり、ました」
「ああ、流石に靴は履いてもらいましょうか。 ポーションがあるとはいえ、痛い思いはしてもらいたくはありませんからね。 では、私が先に出ますので、準備が出来たら声をかけてください」
「………はい」
外に出たトラセーに手を差し出され、裸のまま外に出たダリヤは、森の空気を文字通り、全身に浴びることとなり、異様な感覚に身震いした。
『外で裸』と内心で何度も連呼し、身を竦め、うつむいて、目に映る胸の先端からの感覚に、先ほどとは違った身震いを、した。
「さて、すでに森の中とはいえ、ここはまだ街道に近い。 中に進みますよ、ロセッティさん」
「…ぁっ」
トラセーに手を引かれ、されるがままに着いていくダリヤ。
今の、現実感のない状況に立ち竦むところだったダリヤは、トラセーに手を握られたままということにも気付かず、従順に、素直に着いていく。
トラセーはこれ幸いとダリヤの手の感触を感じながら、やや早歩きで手を引いていった。
そうやってしばらく歩いていくと、ある程度落ち着いたのかダリヤは気を取り直し、トラセーに質問した。
「あ、あの。 どこまで行くのでしょうか? …それと、その、手を」
「もう少しですよ」
「は、はい。 では、その…、手を。 自分で、歩けますので…」
「……そうですか? では、このまま着いてきてください」
「分かりました」
ダリヤの手を離したくないトラセーだったが、二度目の催促で諦め、離す。
多少落胆するが、ダリヤが裸のまま、自身の後ろを従順に着いてきていることを思うと、トラセーの気はすぐに晴れた。
「あ、あの…!」
「どうしました、ロセッティさん」
「や、やっぱり変だと思うんです、外で裸なんて」
「…ではこの先にある、川に向かいましょう。 そこなら裸でも大丈夫でしょう?」
「そういうことではありませんっ」
「ですが、選んだのはロセッティさんでしょう?」
「それ、は…」
「納得してもらったところで次の地点へ向かいましょうか」
「っ…」
ダリヤは、現状を認識して、恥ずかしさでいっぱいになってしまう。
トラセーは、そんなダリヤを一瞥すると、そのままゆっくりと歩き始めた。
だがダリヤは、それに合わせるように歩き始めるが、どうしても足元がふらついてしまう。
『あぁ……こんな姿誰かに見られたら……』
そう思うだけでダリヤの足は止まってしまった。
「………ロセッティさん?」
「…すみ、ません。 無理、です」
うつむいたダリヤから発せられた、弱々しい言葉に、この展開を予想していたトラセーは懐からヒモ状のものを取り出した。
ダリヤは、トラセーの取り出したものが何なのか分からなかったが、以前の魔導具のこともあり、警戒を露わにする。
「……はぁ。 では強制的にでも着いきてもらいましょう」
「っな、なにを…」
「リードですよ。 つけるのは首輪ではありませんがね」
「……リードって」
「この紐の先端部分はこのように、キャップ状になっていましてね。 これを貴女の乳首に吸着させて、引っ張るのですよ」
「なっ!?」
「ふふ、面白いでしょう? 引っ張ると、貴女の乳首に被せたものが、内部で蠢いて、刺激してくれるのですよ」
「ま、待ってっ! 待ってください!」
「ほら、ロセッティさん。 動かないでください」
「い、嫌っ」
「''ダリヤ''」
「…っ!」
「胸から手をどけなさい。 離れている護衛を呼んで、貴女を拘束させてもいいんですよ」
「……っ。 ……………わかり、ました」
他の誰かに触られるよりは…、とダリヤは自分を納得させ、うつむいて、諦めた。
肌寒さからか、もしくは異常な状況に対する興奮からか、すでにダリヤの乳首はピンと立っている。
そんな、胸の状態を。
トラセーの視線がそこに固定されたことを。
こんな状況で興奮してしまっていると感じたダリヤは、羞恥に震え、トラセーのなすがままとなってしまった。
「…ふむ。 いいですね、きちんと乳首が立っています。 これなら被せられるでしょう」
ダリヤの乳首に、そのサイズのキャップを当て、きっちりと奥まで被せるためにグリグリと捻じって嵌めるトラセー。
「ぁんっ。 あぁっ、ああっ、捻じらない、でっ、くださ…ああっ!」
「ちゃんと両乳首に着けないといけませんからね」
「ああっ、いやぁっ!」
ダリヤの両乳首に、しっかりと嵌め込まれてしまったキャップ。
そこから繋がる2本のヒモが少し先で捩じり合わさって1本のリードと化していた。
「これでしっかり装着できましたね。 あとは魔力を流して…と」
「んんんっ…!」
「さて、貴女も知っている通り、この吸着型の魔導具はいくら引っ張っても取れません。 ホラっ、どうですかっ、取れないでしょうっ!」
「ひぁんっ! あっ、だめっ、あぁ…っ! ひ、引っ張らない、で…っ、ああぁぁ…っ!!」
「ふふ。 ではご理解いただけたところで、行きましょうか」
リードを引っ張られることで、同時に乳首も引っ張られる。
すでに開発済みのダリヤの乳首は、引っ張られただけでも強い快感が走り、ダリヤの口からは簡単に嬌声が出てしまう。
そんなダリヤの様子を観察しつつ、戯れにリードを引っ張るトラセー。
「あっ、あっ。 待ってっ、待ってくだ、ああっ! 嫌っ、こんな、ので…っ。 あンっ!」
ただ引っ張るだけでダリヤの喘ぎ声が聞こえること。
外だというのに声を抑えず淫らに喘ぐダリヤの姿。
その開発の順調さに気をよくしたトラセーは、更にリードを上に下に、横に、真っすぐ、何度も無造作に散発的に引き、ダリヤの嬌声を堪能した。
「それっ、だめっですっ」
「ああっ、強いっ! いやぁ…っ! んっ、あんっ!」
「あああ…っ! イくっ、イきますっ、イきますっ!」
「引っ張…る、のっ! あぁ、だめだめだめっ、イきます乳首でイきますっ」
「あああああっっっ!!」
「はぁー…っ! はぁー…っ! あ、ンッ! 待って、ください…っ。 今、イって…っ」
「あンっ、わかり、ましたっ。 あるき、ますっ、いきますっ、からっ」
「はぁ、んっ。 ……す、すご、いっ。 ぁんっ」
「おや、急に素直に着いてくるようになりましたね。 そんなにこれを引っ張られるのは嫌ですか?」
「あっ、あんっ! …っ! もう……やめて、くださいっ」
「では、リードを引っ張られることのないよう、もっと私のそばに寄っても良いのですよ?」
「んっ……、はぁ…。 そば、に、ですか」
「ええ、そうです。 …ああ、私と腕を組みますか? そうすればリードを引っ張ることが難しくなりますよ」
「ぁ、……そう、させて頂きます」
リードを引っ張られるだけで、何度も絶頂し、疲弊していたダリヤは、そうすればもう乳首でイかされることがなくなると、素直に考えてしまう。
頭にモヤがかかったまま、そう判断するダリヤ。
そしてそのまま、トラセーの腕に抱きつき、その柔らかい胸を彼の腕に押し付けた。
「ふふ……。 こんなに密着されると、リードのキャップのせいで、ロセッティさんの乳首を見ることが出来ないのが残念ですね。 外しても良いでしょうか?」
「………この、ままでお願いします」
「リードを着けたままが良いとは、ロセッティさんも中々…。 しかし、こう密着されていると、ロセッティさんの裸を堪能することが難しいので、私としては離れてもらいたいのですがね」
「……お願い、します。 …このまま、腕を、組ませて、…ください」
「ロセッティさんの望みなら仕方ありませんね。 では、このまま貴女の胸の感触を楽しむとしましょう」
「………あり、がとう…ございます」
トラセーから言われ、ようやく自分が裸でトラセーに胸を押し付けていることに気付いたダリヤだったが、今更離せないと思ってしまい、そのまま、歩き始めた。
その、恋人同士のような、恰好のまま。
「おや、また見られていますね」
「っ、きゃあ!」
「ははは、大丈夫、私の子飼いです。 外には漏れませんよ」
「そ、そんなこと関係ありませんっ!」
「ふむ…。 そういえば、彼らには禁欲をさせていたのでしたか。 ああ、食い入るように見ていますね、ロセッティさんの裸を」
「や、やめさせてくださいっ。 お願いしますっ!」
「では、今度こそ声が届く範囲まで、彼の方へ向かいましょうか? このままだと聞こえないでしょうからね」
「っ! ……で、でしたらあっちへ、見えないところまで戻りましょう!」
「ふふ、構いませんよ。 では、どうぞお好きな方へ向かってください」
「は、はい…。 では、あちらへ…っ」
「そんなに急がずとも、彼には肝心なところは見えていませんよ?」
「裸には変わりありませんっ」
ダリヤに腕をとられたまま引っ張られ、目的地に歩き出す。
そんな買い物に訪れた恋人同士のような状況に、ダリヤの露出開発中にも関わらず、知らず知らずのうちに楽しんでしまっているトラセー。
一方ダリヤは、自身の裸を意識する状況を定期的に作られ、羞恥でいっぱいいっぱいで状況に気付いていなかった。
何度か繰り返されたそんな二人の散策は、途中で遮られた。
「おや、何かあったようですね」
「えっ」
「護衛の一人がこちらに来ます」
「…っ!? ど、どうして」
「それは分かりませんが…。 そこまで深刻なことでは無さそうです」
「あ、あの…っ、服、をっ」
「ロセッティさんの服は馬車の中ですよ。 恥ずかしいのなら、私にくっていているか、リードを引っ張って私ごと移動させればいいでしょう?」
「そ、そう…ですけどっ」
「ほら、もう着きますよ。 どうします、ロセッティさん?」
「あぁっ」
ぎゅ…っ、と正面から強く抱き着くダリヤの身体の感触に、トラセーの心臓が激しく鼓動する。
そうなるように誘導したとはいえ、実際に、ダリヤの強い抱擁を受けたトラセーは、その状況に――
「トラセーさん。 そろそろ誤魔化せません」
「っ! ……そう、ですか。 では馬車に戻ります。 ルートは? 走りますか?」
「確保しています。 小走り程度で充分です」
「分かりました。 ……ロセッティさん、戻りますよ」
散らばせていたトラセーの子飼いのものたち。
そんな彼らに命じていたのはダリヤに付けられている護衛の監視を妨害すること。
それが難しくなってきたと報告を受けたトラセーは、意識を切り替え、馬車に戻る判断を下した。
下に視線を向けると、ぎゅっと目をつぶり、トラセーの胸に頭を押し付けていたダリヤ。
そんな彼女に、離れるよう、肩を叩くトラセー。
「…ぇ。 あの…」
「馬車まで戻ります。 少し急ぎますので、離れてください」
「あっ! …は、はい」
「彼の先導で向かいます。 遅れたらリードを引きますので、しっかりと着いてきてください」
「えっ、あ、あのっ」
「行きますよ」
「あっ! ま、待ってっ、んっ! 待って、くださいっ」
ダリヤは慌てて着いてくるが、その足取りはおぼつかない。
そんな彼女の手を握り、引くと同時に、リードも操り、刺激を与え、強引に、早歩きで先を急いだ。
「あんっ。 あっ、またっ。 あっ、あっ」
トラセーが早歩きで進んだことで、歩幅の関係上ダリヤは小走りとなり、その移動の振動と、少しでも遅れたら引っ張られる乳首リードの刺激で、嬌声をあげながら馬車まで戻ることとなった。
「ではロセッティさん、そのポーションを飲んだら服を着て、息を整えてから馬車から下りてください」
「はあっ、はあ…っ! はぁ…、はぁ……。 わかり、ました……」
馬車に戻ったトラセーは、ダリヤにポーションを渡し、服を着るよう指示を出し、馬車の外へ出る。
もうしばらくすると到着するであろう、ダリヤの護衛に、妨害をした説明をするために。
『まぁ、特殊な素材を採取するため』『誰にも知られたくなかったため』『行先や方向すら目的地への情報となるため』『ロセッティさんにも了承を得ている』『後ほど確認を取ってほしい』
この程度の説明でも、正当性自体はあるので、時間稼ぎにはなる。
トラセーは以前より考えていたこれらの説明を反芻しながら、次回の探索の構想を思う。
今のように、リスクがあるため、何度も行えるものではないが、ダリヤのアナル開発が完了する頃にもう一度かなと考える。
アナルを綺麗にした上で森に来る。
水の魔石を使った魔導具でアナルにお湯を注ぎこみ、プラグを差し込み、我慢させ、解放する。
それを、プラグを張型に形状を変えつつ繰り返し、最後はペニスの挿入を許可させる。
そのような妄想をしているうちに、護衛の姿が見え、トラセーは意識を引き戻す。
馬車の中のダリヤはそろそろ着替えを終えたかなと思いつつ、トラセーは護衛の到着を待った。
トラセーへの恋愛感情はありません。
外での露出体験。
トラセー相手に裸密着。
知らない人たちに何度も裸を見られる。
裸になることに少し慣れ、抵抗感が薄れだしてしまう。
下半身の開発を煽られたことで怖くなり、抵抗感が増加した。
乳首を引っ張られるだけで絶頂。
何度も乳首のみを引っ張られたことで、乳輪ごと乳首がほんの少し伸びた。