【アークナイツ】ふたなりドクターはみんなの共有ザーメンサーバー 作:おくちだいすけ
■ ■ ■
基本的に "利用申請" はロドスのメンバーであれば誰でも申請が可能だ。そして申請が通れば私に拒否権は無い。
それは私からオペレーターに対して求める場合でも同様だった。
私が "彼女たちを求め" 、利用申請を出せば基本的に誰であれ拒否することはあり得ない。
皆私のザーメン便所になることを求めるし、私のザーメンサーバーを求める声があれば私は喜んでそれに応じる。
……もはやいったいいつからこうだったのか、こうなってしまったのか、その認識は曖昧だった。
気付いたら "こう" なっていたし、思い起こせばそうでは無かった事もあった気がする。……だが根本から認識を書き換えられたように、私の、そして皆の認識が真実に辿り着くことは無かった。
■ (報告書2-1) ■
「―――― って事が、つい先日あったわけなんだけど……」
「……? そう……、エクシアとテキサスは仲が良いのね……?」
「ああ、いや…………。えっと……、私はそーゆうことが言いたいわけじゃなくってね……?」
「……?」
私の眼の前には銀髪の美女、悩ましげに首をかしげたスカジがいた。
この場所は彼女の部屋の浴室、バスタブの中だ。つまりロケーション的に私達は既に "全裸" だった。
それは私からスカジへ、先日のエクシアとテキサスの利用申請時に "どんな有様" だったのか、彼女に事細かに説明している時だった。
だがその説明を聞いたスカジは『いったいその話の中のなにが問題なのか?』と小首を傾げ、同じ浴槽の中で側に立つ私をキョトンと不思議そうに見上げていた。
……足が痛くならないのだろうか、浴槽の中でスカジは正座をしてちょこんと行儀よく座っていた。
―― バスタブの外には小さな台が置かれており、その台の上には見慣れた茶色の小瓶が8個ほど置かれていた。その小瓶を横目でチラリと見て私が続ける。
「スカジ……、あんなに飲んだら死んじゃうと思うんだけど、私……」
「……? ケルシー先生は2時間くらい間隔を空ければ大丈夫だって言ってたわ。 ……あと、あれは改良版って話だったのだけれど……、なにか問題があるかしら?」
(改良版……?)
その言葉を受け私は再び台の上に置かれた小瓶を見やる。
……確かにその小瓶を良く見ると、私が知る記憶の中の小瓶とは "蓋の色" が違うようだった。
私が知っているのは赤いラベルの蓋。だがそこに置かれた小瓶は青いラベルの蓋……。
……もちろん私の記憶の中にある赤いラベルの蓋の小瓶は、件のエクシアとテキサスに盛られた例の薬の事だ。
つまり赤い蓋の小瓶は旧版、そしてそこにある青い蓋の小瓶は改良版、という事のようだ。
「あと……、ドクターは知っていると思うけれど、私は
そうスカジは抑揚の薄い言葉を淡々と言うと、
―― んべぇ~~~~ッ♥
っと口を大きく開いて私に見せつけた。
(う、うあ……♡♡)
スカジの垂らした舌は常人より遥かに長く、表面も普通の人より凹凸が多くあるように見受けられた。
当然のように、
「うっ……♡、ううっ……♡」
その魅惑の光景に思わず声が漏れる。だが……、
「―――― い、……いや、問題だらけだし、私はそうゆう事を言いたいわけじゃなくてね? ……ああ、もう……。 最近のケルシーは私を殺そうとしてるんじゃないかと思う時があるよ……」
「……ん? ……大丈夫。あなたは私が守るわ」
私が吐いた泣き言にスカジが優しく言葉を返す。
「う、うう~ん……、それはありがとう……。 なんだけど……。え~~っと……」
そして私はスカジから出された "利用申請の内容" を記憶から掘り起こした。
―― 申請書に書かれた名前はスカジ1人、備考欄に『滋養強壮薬の使用許可申請』、更には『数量はなるべく多く求む』……など色々な要望が書かれていた。
そして当然の如く、申請の "最終承認者" は『ケルシー医師』となっていた。
「―― あっそうだ、申請内容の事だけど、利用希望時間は入力ミス……だよね? PM6時からAM10時ってなってたけど……、えっと後ろをAMからPMに読み替えて、……全部で4時間って事かな?」
PM6時からPM10時。
……単独で4時間でもなかなかの物だ。それ以上はよほどの事が無い限り申請承認時に弾かれてしまう。
まぁ私もこれでいてなかなか多忙であるので、当然と言えば当然ではあるのだが。
だがその確認にスカジが答えた内容は予想に反する物だった。
「
と、延々に小首をかしげたままのスカジが私の確認にそう返答する。
「え? ん~~~、んんん……、?」
(えっと……? つまり……、16時間……? そして効果2時間の薬が8本……、ってこと?)
8×2=16。
残念ながら計算が合ってしまった。
(……やはりケルシーは、私を殺そうとしているのでは?)
「それに……、もう時間になったわ。そろそろ始めたいのだけれど……? ……あまり時間も無いし……」
そう言うスカジは壁に備え付けられた電子時計を見るとしょんぼりとした表情を浮かべ、少しだけ肩を落とす。その姿を見た私の中に罪悪感が浮かんだ。
というかスカジの綺麗な顔でそれをやられると断れない。……ズルくない?
「ドクター……? せっかく用意してもらったのに、飲まないの……? ……それだと私が抑え付けて、
そう言うと、スカジが正座の体勢から身を起こし、私に掴みかかろうとする。当然ながら彼女がその気になれば私はどれだけ抵抗しても無駄だ、人間離れした力を持つ彼女には到底勝てる訳も無い。
「! ……飲みます! すぐに飲みます! わかりました! 飲ませていただきます!!」
と、圧に負けた(脅しとも言う)私は、スカジのその反強制的な要望を、文字通り飲んだのだ。
……私は直ぐ様に青い蓋の小瓶をひとつ手に取ると、ええいままよと自らの喉に流し込んだ。
おまたせしました。
エロ無し幕間ですので次話もそのまま投稿します。