※この作品はR-18です。

友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる   作:古明地こいしさん

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人を知り己を教えるのは当たり前だと思う

人の力は夫々、それで配分されたのならそれ相応の理由があるのだろう

 

 

バスの中揺られている。本を読んでいる、読んでいる本の題名は火車、調べて面白そうと思い購入した。本にカバーはしてなかったため周りから本のタイトルを見られている感覚があったが、違った

 

「貴方、おばあさんが辛そうにしてると思わないの?」

 

面倒事が始まった。関わりたくないのだが、なぜ左のやつは真っ直ぐ俺を見てその隣の席で本を読んでいるやつはチラリと俺を見た?

まさか俺は交代する善意の塊とでも?

 

「実にナンセンスな質問だねぇ、確かに私が座ってる席は優先座席、しかし優先座席を譲らなければならないという法的義務は存在しない」

 

「なっ、それが目上の人に対する態度!?」

 

...はぁ、面倒事が嫌いだがやるか。あのOLの人のために

 

「すみません。俺の席座って構いませんよ。一応俺のとこも優先座席ですし」

 

「ほら、こうやっていい人もいるのよ?貴方は最低「そこまでです」なに?」

 

「貴方は確かに社会貢献をしてるのかもしれない。おばあさんのためにという善意で、しかしそれで高校生とはいえ子供を怒鳴っていては貴方はただ見知らぬ子供に怒鳴る人間ということになる。そしてなにより論点がズレてしまってる事に気づいていますか?」

 

「っ、貴方は子供のくせに大人に説教をするというの!?」

 

「いえ、あなたの沽券に関わる話をしています。これから直していけば貴方は立派な人間になれる...それで話ですがなぜ彼を怒ったのですか?」

 

「それは彼が席を譲らないと言うから」

 

ならと俺は強く言う。それに彼女は怯んでしまう

 

「普通はそこでひくべきだ。無理を言ってごめんねと、そうすれば貴方は彼から理解できてなにより...などと言葉が帰ってきたはず。その後おばあさんに謝れば話は終わっていた。なのに貴方は逆上してしまい言い合ってしまった...その点を謝るべきだ。そして君、不本意だろうが逆上させたことではなく、理にかなった事に対して謝罪を要求する事もできるが...どうだい?」

 

「私はそんなことする必要はないね!それより君、名前は?」

 

「導透だ」

 

「では導ボーイとよぼう!気に入った。君はかなりのやり手だからね!私は高円寺六助だ。よろしくして行こうじゃないか!」

 

なんか目、つけられちゃいけない相手につけられた気がする

 

「それでOLさん、考えはまとまりましたか?」

 

「...高円寺くん...だったかしら?ごめんなさい。私が言いすぎたわ。許してもらえるかしら?」

 

「もちろん!美しい女性からの頼みだ。そしてなにより導ボーイが話した通りだからね、これで許さなければ社長の後を継ぐ器としてしれてしまう」

 

俺はバスの人達みんなに見えるように立って頭を下げる

 

「バスの中の皆さん、代表して謝ります。騒がしくしてすみませんでした。謝罪しかできませんが、この後は寛いでください」

 

そのまま立っていると隣りに近寄ってきた女の子が小声で話しかけてくる

 

「凄いね、みんなを納得させちゃった。あの高円寺くんって人も」

 

「たまたまだよ。たまたま聞き分けが良かっただけさ。それより君も高等学校に?」

 

「うん!櫛田桔梗って言います。目標は学校のみんなと友達になること!」

 

またハードルの高いことをやろうとしてるな...でもこの子の表の顔ならいけるだろう。なんか裏の顔あるっぽいがちゃんとそっち訳ありで説明してたらクラスの人達や友達も納得するんじゃないのか?

それとも納得できない裏の顔があるのか?

 

【高度育成高等学校です。おおりのかたは〜】

 

ん、丁度降りるタイミングか。学生組みは降りていくな。俺は最後に降りる事にする

後ろを見るとやっと座れると言った顔をした人達がたくさん。さっきの聞いてて嫌気がさしたんだろうな。そういう大人ばかりだ。全く悪い大人だ

 

「なぁ」

 

急に声をかけられて振り向く。見るとパッと見これと言った目立つ所がない男だ。声色もダルそうにしている

 

「導透だな。なんで席を譲るだけで終わらせなかったんだ?」

 

「どういう意味だ?」

 

「それは私も気になるわね。貴方、最初関わりたくないという顔をしていた。にも関わらず急に態度を変えた...不自然よ」

 

「んー...これは俺の真骨頂みたいなもんかな」

 

「「真骨頂?」」

 

「そっ、育成物というね」

 

2人に応える。片方は女の子だ。堅苦しそうなタイプである

 

「その物言い、まるで過程では道具のように扱うって事じゃない」

 

「それが?友達でも知り合いでも結局他人だろう?ましてや血の繋がりがあったらなおさら動けないなら動かすまで」

 

「...貴方、異常ね」

 

「そうは思わないけどなぁ...それでそっちの君も同じ理由か?」

 

今度は男子に話しかける。男子は急に話しかけられると思ってなかったのか驚き、少し考えるも

 

「いや違う。お前は俺と同じ事なかれ主義かと思ってな」

 

「事なかれ主義か...ふむ、それもいいな。と、遅れると問題だ。自己紹介しながら行かないか?俺は先程も述べた通り導透だ。よろしく頼む」

 

「えっと綾小路清隆だ。得意なことはあまりないがピアノと書道ならやっていた。こちらこそよろしく頼む」

 

「...」

 

「何かしら?」

 

「次は君の番だよ」

 

「嫌よ。それにそんな義務は...いえ、どうせバスの時のように言って来るのでしょうから先に不安要素は消すわ。堀北鈴音よ。よろしくしないで」

 

「綾小路清隆に堀北鈴音さんだね、覚えたよ。よろしく」

 

学校生活が楽しくなりそうだ

1番のヒロインは?

  • 堀北鈴音
  • 佐倉愛理
  • 椎名ひより
  • 一之瀬帆波
  • 櫛田桔梗(表)
  • 櫛田桔梗(裏)
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