※この作品はR-18です。

友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる   作:古明地こいしさん

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ずっと寝れずにただ脳内を加速させ続けた結果出た回


親公認とは恐れ入った。断りたいんですが...

授業を受けてる中、昨日、茶柱先生の言い放った言葉が脳裏に焼き付いて離れなかった。

 

『お前達、これがテストの結果だ。なんだこの点数は?中学で一体何を習っていたんだ?この点数では32点未満の者は全て即退学だ』

 

この点数では。おかしい、先に赤点の数字を出さないのは明らかに何かを隠している証拠

説明するなら「32点未満の者は全て即退学だ。この点数では壊滅的だぞ」などが教師としてすべき助言だが...茶柱先生がそんな事をするはずもない、これは罠だ

そしてその中で14点とか取るバカがいたからまずその14点を取った須藤を見てやらなきゃならん

というかアイツを成長させることを考えたら2ヶ月は必要だぞ?それを含めてあと何人いるんだよこの学校は...それが学校の目的で俺のやりたいことなのだが

こうして思考の海に浸ってる間も先生は何も言わない。いや黙々とノートに書き写していらないヶ所の確認してるだけだが

 

「ここまでとする」

 

授業が終わる鈴の音が鳴る。今は4限の数学、坂上先生の授業だったが、一応はみんなマトモに受けていた。そのまま各々自由行動に入る...と、思ったが

 

「お前ら寄ってたかってなんだ?流石にクラスメイト全員の弁当作れは無理があるぞ」

 

綾小路に弁当を渡しながら言う。別に弁当目的ではないようだが

一部「えー」と不満の声もあがる

綾小路は気まずいはずなのに無表情で受け取りいつも通りありがとうと言って食べ始める

スルースキル半端ないな

 

「多分みんな同じ事だと思うよ?導くんと堀北さんに勉強教えてもらいたいんだよ。ね?」

 

ほとんどのやつが櫛田の放った言葉に頷く、勉強できる組みは自分で飯食ってたり教室からいなくなってる。そして14点くんはこの話し合いに参加しようとする前に飯食うためかもういないし

どうせ今日も部活だろうな。確かバスケ部だったか、放課後寄るか

 

「俺は構わないが堀北は?」

 

「本当は嫌なのだけれど、クラスで起きる騒動がこれ一度切りじゃないのは目に見えてるわ。私個人で受け持つけれど、やるからには全力でやること、これが条件ね」

 

「と、確かに俺も"今だけ"なんとかしようとするやつよりも"これから"の事を考えてなんとかしようとするやつ優先になる。それに関しては個人の話だからやっぱりいい、自分でなんとかするというやつは自由にしてくれて構わない。これを聞いてなおやる気が出ないやつは引きずってでも参加させるがな。やる気があるかないかだ」

 

それを言い終えると弁当箱を開けて食べ始める

みんなが考え話し合いを始める中、自分の考えを纏める

テスト範囲は原則的に変わるものでは無い

基本構成は同じで時事問題に関しては予測不能だが数学での解き方や国語の文法問題はほとんど似ている。ゆえにこれは1年生側が基本有利になる。2年生と3年生との交友関係を繋げておけば、その人達から1年と2年で出た問題を教えてもらえる。さらに言うと3年生に常にテスト問題の共有を頼めば3年で出る範囲も分かる。全く同じものを使い回してる訳じゃないだろうからそこは出たとこ勝負になるが

 

「今日も助かった。それにしても何か考えていたが、やはりテストか?」

 

綾小路から食べ終わった弁当箱を渡されカバンにしまいながら、ああと応える

 

「2年と3年の人達から1年の時、この時期に受けたテストを貰えればこっちで先を見据えた疑似テストを作れるからな。一度それをみんなに予習無しで受けさせる」

 

「...なるほど、過去問から一度でたテスト範囲を把握し、クラスのやつみんなに解かせ、採点して結果を見てそこからさらに点を取れるようにするつもりか」

 

え、今の発言でそこまで分かるか?いやまだ言ってない部分もあったんだが...

 

「この学校でそんな事が可能だと思ってるの?」

 

「思ってるさ、なんのために貯めたポイントかってのはこのためのだ」

 

端末をヒラヒラとさせて微笑む。堀北はジト目になってるが

 

「この学校においてポイントで買えないものは無い。これは個人間での取り引きにおいても許されるはず。でなければ博打が許可されるはずがない、そんなことしてたら退学になるしな」

 

さて、一応有栖の方も確認するか

 

{一応聞く。答えなくてもいいから自由でいいぞー そっちのクラスでのテストに向けての士気は?}

12:48分既読

 

いや既読つくの早すぎ!?

 

{あら、敵情視察ですか?ふふ、他のAクラスの方に聞くのではなく私にですか}

12:48分既読

 

うっわ、もう相手にしたくない。連絡したの間違えたかも

 

{やっぱりいいです。坂柳さんも大変そうですし}

12:49分既読

 

だから既読つくのはえぇ...もういいチャット画面閉じよ...ん?

 

{ごめんなさい!?応えますからそんな反応はやめてください!}

 

面白いからこのまま無視しよう。既読もついてないし

 

{導くん?}

 

端末を見てただけなのだが堀北から「なにニヤついてるの?気持ち悪いわよ?」と言われたが無視する。なんなら両方面白いまである

数分待ってチャットが飛んできてないので諦めたかと思ったら今度は電話がかかってきた。いや、それはあかんやろ。構内やぞ

流石に電話させるのはダメだから着巨してチャット画面に戻る

先の2つの返信に既読をつけて返信する

 

{待て、電話はまずい。今夜泊まりにきていいから}

12:56分既読

 

暇なのか?

 

{本当ですね?嘘はいけませんよ?消しても残してあるので無駄です。あと今日めいいっぱいお世話してください。いいですね?}

12:56分既読

 

深いため息と共に了解と送り、Aクラスの内容を一部だが知った。あとは夜話すと

ちなみにため息をはいた瞬間堀北から2回刺された。痛い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、バスケ部に行くか」

 

須藤とは一度も話せなかったので放課後になったこのタイミング、須藤が部活をするだろう。それを一日見て、そこから話す

 

「導、理事長室に行くぞ」

 

えぇ...急に予定変更させられる...茶柱先生貴方どれだけ邪魔すれば気が済むんですか?

 

「...理事長室って俺、問題児扱いですか」

 

「私も内容は知らないがおおよその見当はついてるんじゃないか?」

 

そりゃまぁ...理事長はあれだからな。有栖の父親だから、娘に集るハエや這いずり回るありんこは潰しておきたいでしょうし

 

「理事長。導を連れてきました」

 

中から声が。よくよく考えたら校長飛び越えて理事長なんだよな

なんというか本当の最高権力者を相手にしないといけないのか

 

「...」

 

茶柱先生が理事長室から出ていく。1人にされたくないのだが...仕方ない

 

「さ、座って。そう緊張しなくても問題があるから呼び出したわけじゃない。ただ話があってね」

 

「...失礼します」

 

一言口を動かして椅子に座る、しっかりと目を見ながら問いかける...いや、俺の下にいる少女の話をする

 

「有栖のことですよね?」

 

「ああ、ボクから君に何かするつもりはないが、確認のためにね。君から有栖を見てどう思ったか、それをね」

 

「どう思ったか...ですか...」

 

これは娘の成長に繋げるために俺の意見を聞きたいのか、それともただ他人から有栖がどう見られてるかの確認か...いや、"俺"個人の意見だろう。綾小路からも聞きたいと思われるが

今有栖に一番近く、有栖が信を置いてるのが俺と取ったからだ

 

「完璧少女...ですかね」

 

「有栖は天才というものに固執しているからね」

 

「知ってます。俺も天才だとか言われましたが...別に自分が天才だとか思った事はありません」

 

「...有栖が天才に固執するのであれば君は"成長"が固執しているものだと、ボクは睨んでるんだけれど...違うかな?」

 

沈黙で返す。もう帰っていいかな、ダメですよね。はい

 

「では..."人"として、どう思う?」

 

「プライドの高い女の子、そして...完璧であるがゆえに完全ではない存在」

 

「ほう、やはり君を入学させたのは間違ってなかったようだ」

 

「...どういう意味です?」

 

別に入学テストに失敗はないはず、面接もしっかりとした。あるとすれば中学3年時の俺以外のクラスメイトが全員退学

いくつか注意程度で留まるものもあった。しかしあの学校はなぜか俺だけを残した。結果、"下級生"の教育に力を入れることができた

来年、次にこの学校に来る生徒がいたら...俺が導いて、育った人間のはずだ

 

「本来なら君は不合格通告が送られるはずだったんだよ」

 

やはりか。俺が入ることで加わるこの学校への教育方針の改変

それを危惧してだろうな

既に手を加えつつあるDクラスの話を恐らくだが耳に入ってるのは分かる

さて、どう反応したか...

 

「それは...少し言葉を失う事実ですね。ショックも大きい反面、安心した所もあります」

 

「君ならきっとこの学校を気に入るだろう。その中で有栖とどう付き合うかは任せる」

 

いやこれ親公認ですやん。そこは娘が欲しかったらまずは学校で1番にとかじゃ...というかそうしてください...

 

「ちなみにですが有栖から俺の事はなんと?」

 

「彼しかいないと聞いた時は驚いたよ。でも君を一目見て分かった。君はリーダーや司令塔になるよりも...いや、この話はよしておこう。さて、これぐらいにしておこうか。これから頑張りたまえ」

 

心にある言葉なのか、それとも建前か

とりあえずは両方としてとらえておこう

 

「失礼しました」

 

理事長室を出て廊下を歩いていると茶柱先生が壁にもたれかかって待っていた

 

「先生、仕事はいいんですか?流石にこの後もどこか連れていくつもりじゃないですよね?」

 

「いや、ただ理事長と話したお前に聞きたいことがあったが...それももうなくなった。ではな」

 

何を確信したのかそのまま俺が向かおうとしていた方へ向かっていったが...いいや、それよりこの話有栖になんてしようか...

 

「これに関しては億劫だ...」

 

今日何度目かのため息をついてそう口にしてしまった。さて

バスケ部に行くのは諦めて明日朝イチで須藤に話をつけよう。メンタルぐらいは...癒してもらうか。有栖とは持ちつ持たれつだな

 




ゴミ出ししなきゃ...あと眠い...
とりあえずこれからの方針としては次回が有栖とのお泊まり会で1話使うので日付け変わりません。そして勉強の方はまぁ堀北さんマウント?あれ?導くん、完全に飼い犬に振り回される飼い主状態...
あ!ここまでのアンケート結果で思ったことが2つ!

「皆さん佐倉さんが好きなのかな?「 」
それとも
「修羅場がお好みかな?」
です!おやすみなさい!お仕事や学校のある方は頑張ってください!
起きてから溜まってるもの片付けよ( ˘ω˘ ) スヤァ…
P

坂柳有栖VS堀北鈴音が見たいか(有栖が不利な事もひっくるめてハンデありきで)

  • 見たい
  • 有栖の出来レースだけど見てみたい
  • 堀北の逆転勝利
  • 必要ない
  • 見たくない
  • おっとここで佐倉さんが取ってった
  • 引き分け
  • 有栖ちゃんの泣き顔見たいから負けて♡
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