友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる 作:古明地こいしさん
よくよく考えたら有栖に鍵を渡してないから入って来れないよな。連絡してもらうように頼むかと手を洗って端末で有栖のメール画面を開いたら扉が開かれた
教師や管理人でない限りここに来るのは
「こんばんわ」
有栖だろう、そう呆れつつも片手を突き出す
「なんですか?」
「鍵を渡せ。ポイントは返すから」
いらない出費になってしまうが仕方ないと思ったが
「貴方と私の愛の巣を...私から奪おうというのですか!?」
「!?」
(ふふ、動揺していますね)
「愛の巣も何もここ学校の寮だろ、流石に認められないんじゃ」
「...」
すごい顔してるって自覚あるのかなぁ、そういや理事長に...
「やっぱりいいや、悪用しないなら持ってていいぞ」
「え?」
そういうと料理を再開した。ちょこんと座ってる有栖を横目にだ
どうして持ってていいなど言ったのか謎のようだ
「まぁ正直に言うと理事長に有栖の事頼まれてな。それを受けてしまったんだ」
「ということはつまり...」
「有栖は俺を好きにできる権利をタダで得られたわけだ。良かったな」
そういうと火をつける。が、有栖にも火がついたようで
「嫌です」
「は?」
「嫌と言ったんです。そんなものは自分で勝ち取った勝利ではありません」
こういう所が理事長の危惧している所か
助けてやれと言われてるし、助けるのが必要か
「有栖、自由にしろとまでは言わない...でも...」
耳元で、囁くように呟いた
「一緒にいてくれ」
「あぅッ...」
それだけ言って料理に戻る。一応大丈夫だよな?発作とか起こしてないよな?
いや色んな意味でこの子発作起こしてるよ
表情が恍惚としてるし
「あー、有栖さん?そろそろ料理もできますし食べよう」
「食後は私をいただくんですか?」
何を言ってるんだこの子は。橘先輩ならまだしも...
「とりあえずいただきましょうか」
食事も終わり、食器をさげると
「好きにできるんですよね?」
「常識的な範囲でだぞ。死ねとかは聞けん」
「分かっています...一緒にこれから毎日お風呂に入りましょう」
固まった。それはもう冷凍庫に入れてカチカチに凍った水のように
「それとも私のような小さい女性とは嫌ですか?」
「嫌じゃないが...小さいって...」
「自分の体のことは自分がよく分かっています。他人に言われるならまだしも、です」
本当に完璧であろうとする少女だ。しかし急にどうして
「急にどうして...ですか?」
「...」
「簡単な事です。透さんを好きにできると分かって少し、そう、胸の高鳴りが収まらないんです」
困った事に、本当に有栖に目をつけられたようだ。出来上がってる人にはあまり興味がないのだが、でも、こういう経験も悪くないか
「仕方ない...とはいえ着替えあるのか?」
「女性は万が一に備えてるものですよ」
こんなこともあろうかとってね。そんな事してるのは完璧主義者の有栖だけだと思うが
「まぁ有栖だけなんだし問題は「透さんもですよ?」?」
「透さんも脱ぐのですよ?」
「...拒否権は?」
「そうですね...拒否した場合、明日Dクラスに行って昨夜は愉しかったですねと言います」
仕方ない。正直に言うことを聞こう。風呂場まで行き互いに脱いでるのだが
有栖は恥じらいを見せている
「恥ずかしいならやめておくか?」
「いえ、大丈夫です....立派なんですね」
「どこ見て言ってる。ちゃんと腰に巻いてるだろ」
こうして有栖と一緒にお風呂へ入ったのだが...かなり、いやだいぶ精神的に持っていかれた。嫌じゃなかったけど....
坂柳有栖VS堀北鈴音が見たいか(有栖が不利な事もひっくるめてハンデありきで)
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見たい
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有栖の出来レースだけど見てみたい
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堀北の逆転勝利
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必要ない
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見たくない
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おっとここで佐倉さんが取ってった
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引き分け
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有栖ちゃんの泣き顔見たいから負けて♡