友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる 作:古明地こいしさん
「.....................嫌な偶然ね」
綾小路は窓際の一番後ろ、俺はその前、そして堀北は綾小路の隣りだ。ある意味俺達トリオは運命的なのかもしれない
「そこは百歩譲って運命的「嫌よ」綾小路、コイツ可愛いのに可愛くない」
俺は率直な意見を述べた
「いきなり矛盾してる言葉だな...今朝のバスでの演説はどうしたんだよ」
「堀北相手だと水平線に置いてきた」
綾小路は堀北限定なのなと話す。くだらない話をしてると先生と思われる人がやってきた
た。
「えー新入生諸君。私はDクラスを担任することになった茶柱佐枝だ。普段は日本史を担当している。この学校には学年ごとのクラス替えは存在しない。卒業までの3年間、私が担任としてお前たち全員と学ぶことになると思う。よろしく。今から一時間後に体育館にて入学式が行われるが、その前にこの学校における特殊なルールについて説明しよう。今から資料を配布する。後ろに回してくれ」
「ほい」
資料を読み進める。ふむふむ、この学校の特殊なシステムたちが書かれているが、特に気になったのがSシステムというもの。面白いがあまりにも酷い
「今から、個別端末を配布する。この個別端末には全ての施設を利用したり、売店などで商品を購入するするためのクレジットカードのようなものが内蔵されている。ただしポイントを消費することになるので注意が必要だ。学校内で買えないものは無い学校の施設にあるものなら、なんでも購入可能だ」
何でも...ねぇ、人権や人の命までは買えないのは当たり前だとして例えば2年の教室で使いたい施設があるが1年では使えない。そのためポイントで買うなどして使えるようにする。あとは...生徒の間での取り引きとか?
「それからポイントは毎月1日に自動的に振り込まれることになっている。お前たち全員、平等に10万ポイントが至急されているはずだ。なお、ポイントは1ポイントにつき1円の価値がある。それ以上の説明は不要だろう」
一瞬教室がざわついた。そりゃ当たり前だよな、俺たちは国から10万円という金を貰ったことになる。けど、金を貰った人間がどうなるかは俺は知っている
「はい。いくつか質問、疑問があります」
「導、いいぞ。述べてみろ」
「では1つ目、なぜいきなり10万という大金なんですか?金銭感覚が狂いますよ」
その問いに10万に文句あんのかよとか、別に10万でもいいでしょという罵倒のようなものが飛んできた。ああ、こいつら馬鹿だな。だからこそ育てる価値がある。言ったら原石だ。まぁそれまでに色々と問題はあるが
「ここは実力主義の学校だ。言わば投資だ。問題があるか?」
投資、つまり俺達の行動次第でその投資内容が大きく変わると
「いえ、1つ目の質問の答えとしては教師として最大限の答えだと思います」
「世辞はいい。2つ目はなんだ?」
「来月も10万円支給されますか?」
「その質問に教師として絶対答えなくてはならないか?」
先生、その反応が既に答えですと言ってるもんです
「いえ、人個人として、そして俺も10万はみんなと同じでほしいですから」
その言葉は、笑いながら言った。みんなはその笑いが10万貰いたい少年の笑いに見えたのだろうが先生は違う
俺個人を見たようで大笑いした
「万年dクラスでお前のようなやつは初めてだぞ...その問いには沈黙で答えさせてもらう。私も一般生徒なら分からないからなぁ。それだけか?」
「今のところこれだけです。また疑問が出てきたら聞きに行きます」
「いい判断だ。これからも励め、他に質問はないようだな。では、これにて説明を終える。入学式に遅れないようにな」
俺は数字とアルファベットの羅列を書き堀北に渡した
「ゴミを渡されても困るのだけれど」
「ゴミじゃねぇって....俺の電話番号とメアド、始業式があるしスマホ触れないから今のうちにってな」
そして始業式に向かう途中堀北になぜ連絡先を渡したか説明した
「俺が先生に質問したことあったろ?そこで得た事に疑問を持ってな。共有しないか?って提案なんだが。決して女子と連絡先交換したいとかやましいのじゃない。だったら他の人選ぶ」
堀北がどっかの誰かさんみたいにコミュ障じゃないものねとコイツ綾小路いじらないと生きてけないのか?
夜、綾小路が帰って来るまでエントランスで待っていた。まだ連絡先交換してないからな
それで堀北が先に帰ってきた「まるで俺が堀北のストーカーみたいになってるじゃないか」
「事実そうじゃない」
「自意識過剰もここまで来れば異常だな」
「訴えるわよ」
「堀北様申し訳ございませんでした」
「お前達何やってるんだ?」
救世主綾小路!!た、助かった
訳を話すと
「この場合女性の発言力が強い、俺がなんと言おうと勝てないと思うぞ」
なん.....................だと.....................!?いやしってるけどもさ、友人だからね!的なのを期待した
だが堀北にそれは当てはまらないようだ
既に居ないし
「それで俺を待っていたのはいいがどうして待っていたんだ?」
「ほら、俺達連絡先交換してないからな。最初の友達なのにそれはないかなって」
「いいのか?俺なんかと連絡先交換しても」
「そう卑下すんな。ほら端末」
「あ、ああ」
お互いの連絡先を、交換すると一緒にエレベーターに乗るそして同じ階で降りる
「同じ階なのか、部屋に行くの早いな」
「そうだな」
そうして隣同士の扉を開ける
「まさか隣人とは...よろしく」
「ああ、よろしく頼む」
素朴な返しでお互い部屋に入っていく
ふむ、ワンルームにしては広すぎな気もするがまぁ学校側が用意したんだ。甘んじていよう
ちゃっちゃと風呂入ろう。シャワーでいいだろう。
石鹸で軽く洗って出るびちゃびちゃにならないようにしっかりと拭く
着替え
電話、もしくはメール待ちだ
ちょっとワクワクするのは秘密
電話の方でかかってきた。恐らく詳しく聞きたいのだろう
「もしもし、まずはこんばんはと」
「ええ、こんばんは。挨拶が出来ない奴は....いえ、それでいきなり本題なのだけれど」
「俺の質問の意図だね、じゃぁまずなぜ10万なのか。額が多すぎる良くて5万、悪くても3まんだ。なのに10万というのは何か意味があるはず。それを明日調査するから堀北は明日悪いがわざと職員室に行って聞いてみてくれ。ここで出た議論、疑問を」
「分かったわ」
「助かる。俺は2人もいるわけじゃないし同じ人が聞くより違う人が聞く方が相手も油断する」
「待って」
「ん?」
「人を駒使いみたいにするの、やめてちょうだい。私は貴方の道具じゃないのよ?」
ちょっと笑ってしまう。それが頭にきたのか怒りの声が
「いや、堀北も人をしっかりと叱るんだなって。突き放すだけかと思ってた」
「私は...「いいよ」え?」
「この学校にいる限り誰一人として道具扱いしないし堀北の指示に....正当なら従う。間違ってたら反論するぞ?」
「ええ。約束よ」
そう言うと次の話をし、堀北が認めるか分からないが友達となった
1番のヒロインは?
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堀北鈴音
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佐倉愛理
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椎名ひより
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一之瀬帆波
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櫛田桔梗(表)
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櫛田桔梗(裏)