友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる 作:古明地こいしさん
さて、Dクラスはかなりの数無断欠席者が多い、それどころか授業中に勉強以外の事をやってるのが大半
先生はそれを叱ることもなくただ仕事を...授業を進めるだけ
そこで考えた。この学校、こういうやつばっかなのか?と
三限の数学をボイコットして...ああもちろん狙いは堀北と綾小路に伝えてある
ボイコットして他のクラスを見に行った
窓越しにね
するとCクラスは無断欠席かは知らんが欠席者はちらほらと見えるがちゃんと授業受けてはいる
Bクラスはそれが当たり前って空気だ
Aに至ってはピリピリしている。いや、別に気まづいとかじゃない。ただ授業を受けなければという強迫観念が感じ取れる
感じただけでなんもないが....ん?
今、1人の少女と目があってしまった。視線に強いのか
見られてることが分かったようだ
そしてその子は見るなというような嫌な顔ひとつせず、むしろこちらに笑顔を向けてきた
ヤバい。目をつけられたかも、逃げるように来た道を戻って再度他クラスを確認して自分のクラスへと戻った
さっきの少女の話は...しないでおこう
昼休み、ご飯を食べる時間だ。堀北と綾小路で行くつもりだったが
「あなた達と仲良くご飯を食べる気はないわ。昼食ぐらい自由にさせてもらうわ」
と、突っぱねられた。仕方なく綾小路と仲良く食べることに
「無料の山菜定食とかあるんだな」
「これもポイントを使いすぎた人用の救済処置だろうな」
せっかくだから頼んで食べよう
「まだまだポイントに余裕はあるだろ?無理に食べなくてもいいんじゃないか?」
「いざ食べなきゃいけないってなった時に食えないってなったら大問題だし試食的なのをな」
「...俺のはやらないからな」
食べながら中学の話を聞きたいと言われ話してると一人の少女が...お付きの人と一緒にやってきた。さっき微笑まれた子だ。綾小路に押し付けようかな
「こんにちは。隣り、よろしいでしょうか?」
「他にたくさん空いてる席あると思うんだけどな。どうぞ」
周りは空いてる席が沢山ある。1人も座ってないところも、なのに来たと言うことは用事があると
「すごいな、導。もう別クラスの人と仲良くなったのか」
思ってもないことを言って...
「クラス調査してる時に目をつけられただけだ。名前も知らない少女Aってとこになる」
「目をつけられただなんて。少し興味を持ったのは確かに事実ですが...」
それ、目をつけられたということ以外になにかあるか?
「しかし少女Aですか、確かにイニシャルはAですね。私は坂柳有栖と申します」
「導透」
「綾小路清隆だ」
全員自己紹介してはい終わり...とはならない
「なぜ山菜定食を食べてらっしゃるんですか?」
「いざ食べる時用の試食」
こういうタイプは誤魔化しても通用しない。経験則だがわかる
だから馬鹿正直に答える。綾小路は何も口出ししてこないが
「そうでしたか、てっきり一日目でポイントを使い切ったのかと」
「そんなバカはしないよ。来月10万貰えるかわかんないんだし」
そういうと少女は目を細め、ニヤついてたのが更に面白いものを見つけたようにニヤつく
「もう気づいたのですか?この実力主義の学校の事を」
「先生の説明聞いたら嫌でも気づく。説明されなかったら分からんかったが」
あそこの人も山菜定食食べてるな...後で話しかけよう
生徒会で話しやすい人が誰か情報を売ってもらうために
「それじゃあ俺はこれで」
「よろしければ連絡先を交換しませんか?」
少し考えた。どう考えてもコイツがリーダーになり仕切るだろう
そうなれば連絡先を交換しておけばなにかしら少しは話が聞けるかもしれない
けどなんか見透かされてるのが分かって嫌だが渋々了承した。綾小路には先に行っててくれと伝え山菜定食食べてる人のとこに向かった。
あれ?結局お付きの人の名前聞いてねぇや
次はなんとかして五限のウチに2年3年のクラスをこっそり気配を消して探りを入れた。いや机無さすぎ!?おかしいだろ...
放課後、SHRが終わると早々に茶柱先生を追いかけ、1万ポイントで賭け事が出来る部があるのかの情報を売ってもらった
結果、あるそうだ。そのまま賭け事をしに....ではなく、生徒会に向かう。生徒会部屋付近でお団子ヘアーの子、一応写真は貰った。下級生に人気があるらしいがその子、橘茜先輩には本命の生徒会長がいるそうで
橘先輩は書記をやってるらしく大変忙しいらしい
「こっちだったよなっと、っと」
曲がる時、目の前に人がいたため避けるのに飛び越えてしまった。少女のキャッという声が聞こえて心配したが大丈夫らしい...って目的の橘先輩じゃん
「すみません!曲がる時に確認していれば」
「い、いえ!私こそ確認不足でした」
「すごい量の資料ですね...お詫びに運ぶの手伝います」
「そこまでしてもらう訳には」
言葉で攻めればこの少女の牙城は落とせそうだな。恐らく生徒会長絡みでなければ強気にならないだろう
「亡くなったおじいちゃんが言ってました。迷惑をかけたのであれば倍にしてお返ししろって。気にしないでください」
そう言って半分無理やり取る。それにありがとうございますと優しい声が聞こえる
うーん、確かにこれは下級生に人気出るわな
「自分は1のD、導透といいます」
「3のA、生徒会書記をしている橘茜です!後輩ですか。なにかあったら言ってくださいね」
ふむ、他の奴らみたいにDクラスだからということでなにか言ってくる気配はないな。まずは第一関門突破、次だ
「この学校は凄いですね。全寮制でしかも10万ポンッと渡してきて...最初は驚きましたよ」
「全寮制の学校は他でも見かけることはありますよね」
話題逸らし、全寮制より明らかに10万の方が話題性としては大きいのにそっちより小さい話題を優先した...確定かな?
「まぁでも、監視カメラで自室以外はほぼ見られてるってのは少し慣れませんね」
「それは慣れる他ありませんね。別に悪いことしなければ導くんみたいないい人は問題ないんですから」
「...さて、そろそろ話を深いところに持っていきますか。色々と調べたんですよ。無い知恵しぼって」
「...」
「あっ、ここでいいですか?」
「...はい」
「っと...なぜクラス分けであんなにも落差が激しいのか。Dクラスには真面目に授業受けてる奴が少なすぎる。まだ一日目ですから気が緩んでるのかも知れません。そこはわかりませんが。対してC.B.Aと上になる度に真面目に受けていたり受けないとという気持ちが出てるクラスが。差が酷すぎますね。次に2年、3年の机、見た時声に出して「えっ」と言いかけましたからね。誰が見ても一目瞭然、机無さすぎと。2年はまだマシでしたが3年は...流石に...ここから導き出される答えは退学者が出る。しかも1人や2人じゃなく、全クラス含めたら十数人。素晴らしい学校かと思ったら恐ろしい学校の間違いでした。認識を改めるのにそう時間はかかりませんでした。そして極めつけはポイントの問題。皆に毎月10万支給されるならどうして無料の山菜定食や無料配布の生活品など置いてあるのか。答えは簡単、毎月10万ではなく毎月何らかの理由で支給ポイントが変動したと...こんな所ですかね」
俺の長ったらしい説明というか話を聞いて、橘先輩は顔色が悪くしてるわけではないが強ばっているのがわかる
「ひとついいですか?」
「何でしょうか?」
「それは誰かから聞いた話ですか?上級生から」
あー、多分これ箝口令しかれてるな。でも聞いてないのは事実だし、行動したそのものを軽く説明するか
「いえ、同じクラスの子と共に導き出した答えです。動いたのはほぼ俺ですが。一日目で2つも授業ボイコットするとか個人的に嫌なんですけどね」
「...はぁ、導くんみたいな子が入ってきたなんて堀北くんが聞いたら喜びそう」
堀北...くん?堀北と同じ苗字...まさか兄妹か?
「言えない事はまだありますが大体あってます。導くんがなぜDで入学なのか疑問ですよ」
「ABCDになんの意味があるか、まだ深くは知りませんが、憶測でDがゴミ貯めだとしたら俺の卒業校が聖学理学校だからじゃないですかね。何もしてないのに....いや、何もしてなかったから、同学年を注意しなかったからゴミ扱いかな?」
「そんなことないですよ!導くんはいい人です!私が保証します!あ、連絡先交換しましょう。何かあれば私に聞いてください!先輩ですから!」
そんなに後輩に頼られることが嬉しいのか....というか今日これで女の子の連絡先交換は2人目...
夜、大丈夫そうな時間に坂柳に連絡を取った
「ってわけだ」
「そんな貴重な情報を話して良かったのですか?」
「どうせそっちも行き着く情報だし早いか遅いかの違いだ。このあとクラスメイトとミーティングがあるから切るぞ」
「はい。早いですがおやすみなさい」
「ん、おやすみ」
切って堀北にかけようとしたらかかってきた
「もしも「どういうことかしら?」何がだよ?」
「何がも何もかけたら電話中と、貴方にかける相手がいるのかしら?」
綾小路は隣人と既に知ってるからここは
「生徒会の橘先輩から再度、聞いた情報に誤りがないかの確認してたんだよ。悪い、先に伝えときゃよかったな」
「っ、生徒会...そう。ならいいわ。もし他クラスにでも話してたら...」
「...話してたら?」
「この間言ったストーカーという話をするわ」
話し合ったあとメールで坂柳に口止めした。返信は早かったが内容が
嫌です♡
だったから端末をベッドに投げつけふて寝した
最近寝落ちをよくします
1番のヒロインは?
-
堀北鈴音
-
佐倉愛理
-
椎名ひより
-
一之瀬帆波
-
櫛田桔梗(表)
-
櫛田桔梗(裏)