友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる 作:古明地こいしさん
堀北鈴音→導くんは私の大切な...大切な?
導→坂柳は嫌い。だけどほっとけない
導→堀北は好印象、けどめんどくさい
カレンダーとにらめっこする。今日は土曜日、10時に待ち合わせだ。9時ぐらいに待ち合わせ場所にいとけば文句は言われないだろ
その前に坂柳に飯作ってやらないといけないのだが...っと考えている間に来た。実は綾小路でしたというパターンを考えてみるも残念ながらアイツは今日、俺が堀北と出かける事を知ってる
そして一緒に行くことを断ったため今日は関わらないだろう
「開いてます」
「今日もよろしくお願いします」
そう言って入ってくる坂柳
この関係打ち切れないかなぁ。無理だろうなぁ
「今日このあと一緒にお出かけしませんか?」
「悪い、先約がある」
「綾小路くんでしょうか?」
...言っていいのか?言えばコイツ、性格的に全力で堀北潰しにきそうだが
口約束でも俺が関わればなんとかなるか
「話すけど絶対手は出さないと約束できるか?」
「その時点で女性と判断できますね。私というものがありながら」
「あのな、好き嫌いで言えばお前は嫌いの部類だぞ?仕方なくご飯作ってるだけだし、そっちが身体に問題なければご馳走はせん」
「ではお弁当の理由は?」
「綾小路の分だけ作るのは理不尽だろ。そういう事だ」
焼き魚に手をつける。とろろも美味しいしお嬢様っぽい坂柳にとってはカルチャーショックだったっぽい
「なるほど...私は貴方の事を高く買ってるのですよ?それはもう、綾小路くん並に」
「あっそ」
興味なく返した...そういやどの服着ていこうか。あんまり服の良さとか分からんしなぁ。一応出かける時の服は店員さんに選んでもらったりしてるから問題ないとは思うのだが...よし
「坂柳...いや、有栖」
「...何でしょうか?」
うわぁ、ニヤニヤと聞いてやるよ?でも高くつくぞって顔だ
これなら他の人に頼むべきか?この間櫛田さんに連絡先交換して貰ったし、呼べなくはないからな...いや、腹括ろう
「今日誘った内容明日にして貰えるか?何をするつもりだったのか知らないけどさ」
「単にデートですよ?ケヤキモールへと行こうと」
今日の堀北との内容とほぼ変わらないじゃないか!2日連続行くのかよ!ま、まぁいい。そこはさして問題ではない。このあとのお願いだ
「今日このあとに行くための服...選んでもらったりできないかな?」
「敵に塩を送れと?」
「堀北も本気でデートのつもりじゃないだろうし、そもそも今日荷物持ちらしいからなぁ。大丈夫だと思うよ?その代わりに明日は全力でエスコートしますので」
「...わかりました。外出用の服はどちらに?」
皿は既にさげてしまい、水につけておいている。服の場所を教えるともうこの部屋も坂柳の部屋になりかねんな
8時38分...走らずとも9時までには間に合うな。実際は10時集合だが
「これは...少し派手ですね、こちらは...地味すぎます。これは」
「急かすようで悪いんですが時間おしてますのでなるだけ早く」
「これは...!これは私好みでいいです!さ、行ってきてこう言ってあげてください。「この前の子が選んでくれた服だけどどうだ?」と」
お前は煽り厨か。いや煽り厨だったな
「んじゃあ行ってくる...って鍵閉められないから坂柳も外出てくれ」
「合い鍵...貰っても?」
「ダメに決まってるだろ。ほら」
部屋の前に出てもらい坂柳は自室に戻るようで俺はホールの方へ向かい待ち合わせ場所へ
端末で時間を確認しながら歩いていると声がかかる
「遅い!」
「え」
俺は端末を見る。10時過ぎてたか?...9時4分だな...俺の端末だけ時間ズレてるなんてことないよな
「あの、まだ約束してる時間より1時間近く早いんですが...」
「普通は早めに行動するのが当たり前...導くん、胸ポケットに紙なんて入れてどうしたの?」
え?っと思いながら自分の胸ポケットを見る
確かに紙が入っている
でもこの服ちゃんと洗濯したし、メモなんて残した覚えはないんだが
そう考え込んでいると堀北が無理やり胸ポケットから紙を引っこ抜いた
「........そう。遅れた理由はそういうことだったのね」
「何が書かれっ、まさか!」
あの時の合い鍵云々はフェイクか!
「まさか私のもとに来る前に逢い引きなんてね。なにかしら?この『どうでしょうか?私の選んであげた服装は?私好みで選んだのですが。貴方にも喜んで貰えたのであれば選んだ甲斐がありました』...まだ裏にもあるわね。『今日は心ゆくまで楽しんでください。明日は私がデートをする番なので。by坂柳有栖』ふふ...ふふふふ」
堀北が壊れた。あと俺死んだかも、生きてたとしても二股の男とか言われそう。堀北はそんな気ないと思うんだけどなぁ
「予定変更よ。日用品を見るつもりだったけど、今日は貴方の服を私があの女のためにコーディネートしてあげるわ」
まんまと坂柳の手のひらの上で転がされてるなぁ
そして俺はその真っ只中にいると
つらい
綾小路に連絡だけしよう
差出人 導透
宛先 綾小路清隆
件名 助けてくれ
坂柳が堀北を挑発したせいで堀北がキレた。どうにかして助けてくれ
よし、これで救援を出せたな。堀北はケヤキモールで俺のコーディネートする事で頭がいっぱいのようで気づいてない。バレなきゃ犯罪じゃないんですよってやつだ。ネットで見た。お、返信が来た
差出人 綾小路清隆
宛先 導透
件名 自分でどうにかしろ
おおかた朝食の時に堀北との事を話したんだろうがそれはお前のミスだ。馬に蹴られるつもりはないから自分でどうにかしろ
神(綾小路)は俺を見捨てた。というかまだこの時間は店開いてないと思うんだが
「ねぇ、導くん」
「愚痴や坂柳への文句なら聞かないぞ。俺だって困ってるんだ」
「いえ、今のDクラス、大半がポイントを使い切ってると思うの」
「そうだな。節約組みは俺達ぐらいじゃないか?綾小路も俺のとこ来て食べたりしてるし」
「ちょっと待って初耳なのだけれど」
口滑らせた...もういいこの際なんでもいい、ぶちまけちゃえ
「坂柳も生活が難しいからって結構な頻度で来るし、ご飯の時は来てるぞ」
俺はもう、悩みを捨てた。考えたらお終いだ
「お、店開いたな。行くか」
堀北の手を握った
「ちょっと!お店に入るのに手を握る必要はないと思うのだけれど!?」
「ん、ダメだったか?」
「べ、別に手を握る必要はないと言っただけでダメとは言ってないわ!」
すごいテンプレなツンデレだな。ここまで来ると恐ろしいまである
「さ、選ぶわよ。その前に手を離してもらえないかしら?選ぶのに手を繋いでいたら意味が無いじゃない」
これ以上は変態扱いされかねん。坂柳か堀北で選べと言われたら堀北なんだがまだ恋愛相手を選ぶのには早すぎる。もうちょっと時間かけないとな
「素がいいんだから他も活かすべきよ」
「そこはよくわからないかな。感性の違いってやつだな」
「いい?明日、私が選んだものを着ていくこと。そしてこう言ってあげて『あなたが戦いを申し込むなら私は私の全力を持って受けて立つ』と」
「了解、記憶した。一語一句違わずに言うから安心しろ。坂柳に痛い目を見てほしいのは俺も同じだからな」
やられっぱなしで尻に敷かれてるくせにと言われた。返す言葉もございません。もし坂柳が困ってたら俺は助けるだろう。うーん、坂柳なら大丈夫だと思うんだが
「今あの女こと考えてたでしょう?」
「そりゃ話に上がってたからな」
どうしてこうも女性は他の女に関して敏感なんだ!?わからん!
「そろそろお昼だな。謝罪の意も込めてなんか奢らせてくれ」
「それならパスタが食べたいわ」
お姫様は坂柳だし...お嬢様か
「かしこまりました。お嬢様」
「気持ち悪いから普通にして」
怒っていいかな?
飯も食い終えて帰りに別のクラスのやつらしき連中に出会ったが無視した
「はっ!やっぱりDクラスは品性のないやつらばっかだな」
「導くんはあんな安い挑発に「乗るわけないだろ...」ならいいわ」
「乗るような人間なら坂柳がウチに来るわけない」
そう言った直後に激しい痛みが左腕を襲った
「それじゃあまた月曜日に。明日は楽しいといいわね」
アイツ......なんで休日にまでもコンパス持ち歩いてるんだ?
痛む左腕を擦りながら今日の夜は綾小路を呼び、坂柳と3人で話し込んでしまった。相当疲れたのか2人が帰る際に俺の睡魔が限界に近かったから仕方なく坂柳に合い鍵を渡してしまった。もうどうにでもなれ
メスガキ分からせ有栖ちゃん...不純だな
あとまだ5月になってない...
坂柳有栖VS堀北鈴音が見たいか(有栖が不利な事もひっくるめてハンデありきで)
-
見たい
-
有栖の出来レースだけど見てみたい
-
堀北の逆転勝利
-
必要ない
-
見たくない
-
おっとここで佐倉さんが取ってった
-
引き分け
-
有栖ちゃんの泣き顔見たいから負けて♡