友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる 作:古明地こいしさん
俺こと綾小路清隆は高度育成学校という、高校にバスで向かっている最中だ。
パンフレットなんてなく、ただ卒業すれば進学率100%という甘い学校
俺が思うにそんなわけないだろうと思っているが口にしない
と言うよりも口にする相手がいない
「貴方、おばあさんが辛そうにしてると思わないの?」
何か始まった。見ればOLが俺と同じ制服を着ている男に話しかけている
「実にナンセンスな質問だねぇ、確かに私が座ってる席は優先座席、しかし優先座席を譲らなければならないという法的義務は存在しない」
「なっ、それが目上の人に対する態度!?」
「すみません。俺の席座って構いませんよ。一応俺のとこも優先座席ですし」
あの男はうるさいから変わろうとしたのか、善意か...
「ほら、こうやっていい人もいるのよ?貴方は最低「そこまでです」なに?」
「貴方は確かに社会貢献をしてるのかもしれない。おばあさんのためにという善意で、しかしそれで高校生とはいえ子供を怒鳴っていては貴方はただ見知らぬ子供に怒鳴る人間ということになる。そしてなにより論点がズレてしまってる事に気づいていますか?」
「っ、貴方は子供のくせに大人に説教をするというの!?」
「いえ、あなたの沽券に関わる話をしています。これから直していけば貴方は立派な人間になれる...それで話ですがなぜ彼を怒ったのですか?」
「それは彼が席を譲らないと言うから」
学生なのによく言えたものだ。普通なら関わらないだろう
「普通はそこでひくべきだ。無理を言ってごめんねと、そうすれば貴方は彼から理解できてなにより...などと言葉が帰ってきたはず。その後おばあさんに謝れば話は終わっていた。なのに貴方は逆上してしまい言い合ってしまった...その点を謝るべきだ。そして君、不本意だろうが逆上させたことではなく、理にかなった事に対して謝罪を要求する事もできるが...どうだい?」
「私はそんなことする必要はないね!それより君、名前は?」
「導透だ」
「では導ボーイとよぼう!気に入った。君はかなりのやり手だからね!私は高円寺六助だ。よろしくして行こうじゃないか!」
あの男に目をつけられてるな、きっと面倒事が起きるだろう
「それでOLさん、考えはまとまりましたか?」
「...高円寺くん...だったかしら?ごめんなさい。私が言いすぎたわ。許してもらえるかしら?」
「もちろん!美しい女性からの頼みだ。そしてなにより導ボーイが話した通りだからね、これで許さなければ社長の後を継ぐ器としてしれてしまう」
こちらを向いて頭を下げた
「バスの中の皆さん、代表して謝ります。騒がしくしてすみませんでした。謝罪しかできませんが、この後は寛いでください」
バスを降りて直ぐにさっきのやつを探し見つけた
「なぁ」
興味無さそうに、だが知り合おうとする感じで話しかける
「導透だな。なんで席を譲るだけで終わらせなかったんだ?」
「どういう意味だ?」
「それは私も気になるわね。貴方、最初関わりたくないという顔をしていた。にも関わらず急に態度を変えた...不自然よ」
こいつは隣りの席に座ってた女だな
「んー...これは俺の真骨頂みたいなもんかな」
「「真骨頂?」」
「そっ、育成物というね」
答えられた。そうか、つまり人を育成する...あの男側の立場って事か
「その物言い、まるで過程では道具のように扱うって事じゃない」
「それが?友達でも知り合いでも結局他人だろう?ましてや血の繋がりがあったらなおさら動けないなら動かすまで」
「...貴方、異常ね」
「そうは思わないけどなぁ...それでそっちの君も同じ理由か?」
「いや違う。お前は俺と同じ事なかれ主義かと思ってな」
「事なかれ主義か...ふむ、それもいいな。と、遅れると問題だ。自己紹介しながら行かないか?俺は先程も述べた通り導透だ。よろしく頼む」
「えっと綾小路清隆だ。得意なことはあまりないがピアノと書道ならやっていた。こちらこそよろしく頼む」
「...」
「何かしら?」
「次は君の番だよ」
「嫌よ。それにそんな義務は...いえ、どうせバスの時のように言って来るのでしょうから先に不安要素は消すわ。堀北鈴音よ。よろしくしないで」
「綾小路清隆に堀北鈴音さんだね、覚えたよ。よろしく」
少しは楽しめそうだ
坂柳有栖VS堀北鈴音が見たいか(有栖が不利な事もひっくるめてハンデありきで)
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見たい
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有栖の出来レースだけど見てみたい
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堀北の逆転勝利
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必要ない
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見たくない
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おっとここで佐倉さんが取ってった
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引き分け
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有栖ちゃんの泣き顔見たいから負けて♡