友達と親友は違い、道具は使われ使うがいずれ変わる 作:古明地こいしさん
朝起きて端末を確認した。今日は5月の1日、ポイントが振り込まれる日だ
500.0000という数字は変わっていない。あ、博打で稼ぎました!!いやぁ俺って運がいいからな。っとこの数字で大事なことは変わっていない事。先にかけなきゃいけないお嬢様へ連絡する
『もしもし、堀北、ポイント変動してたか?』
『いいえ、その様子だとそっちもね』
『んじゃあまた学校で作戦会議でも』
『ええ』
そう言って漬けといたひじきとウィンナーを弁当に入れる。鼻歌混じりだ
有栖はまだ来ない、来てから聞く気だし
チャットで有栖とだが綾小路に一緒に行こうと提案した。3人でSシステムについて話がしたい。俺と有栖の前なら隠す必要ないだろと言ったら仕方ないと渋々しょうがない、行ってやるとのこと
有栖が断ったらこの話は無しらしい
なんとか説得しないと
そして合い鍵を使って有栖は入ってくる。アレから合い鍵は渡したままだ。口約束になってるが俺の友達を決してどんな方法でも傷つけないこと
特に綾小路だ。対戦するなら自由にどうぞだが攻撃は認めないってやつになる
っと朝食がさめる。今日はサラダに厚めのハム、味噌汁に白米だ
多い気もしなくないが日が日だったからな
「今日いくら入った?こっちは0」
「こちらは9.4000。なんでしたらお貸ししても」
「間に合ってる」
そう言いながら手持ち金額をみせる。驚いた顔を一瞬するも何度か頷いた
「博打で稼いだのですね?荒らした生徒がいると真澄さんから聞きました」
それがお付きの人の名前か?自己紹介すらさせない有栖の独占欲、大変だぁ
「荒らした生徒で悪かったな...このあと綾小路と合流して3人で天才2人と凡人1人で」
「どこに凡人がいるのか問いたいですね、私の目の前には紛うことなき天才が居ますが」
「俺は凡じ「そんな凡人が数日前天才を言い負かして泣かせる1歩手前まで追い詰めるなどしましたが...何か言い返す言葉は?」すみませんでした」
めちゃくちゃ笑顔だ。してやったりという顔に近い
だから嫌いなんだ。完璧か完璧じゃないかで考えるこの子が。
皿は既にさげてしまい学校に行く準備は整っている
「行くか。綾小路も待ってくれてる」
玄関を開けると本を読んでいた綾小路を見つけた
「悪い、待たせたか?」
「さほど待ってない。それにしても2人で答えなんて出せるだろ」
「可能性を広めたいんだよ。それで、有栖のクラスで欠席者とか居たか?」
「いえ、いませんでしたね。ですが品性下劣な方が何人か」
それ、有栖もじゃね?と呟くと杖で足を踏まれた。痛い
「なるほどな、それで6000減ってたのか。俺達の方は学級崩壊ってレベルで遅刻者欠席者で溢れかえってた。まぁ欠席者に俺も2回含まれてるんだが」
「調査の時ですね」
「やっぱり俺いらないじゃないか」
「いや、これまでのを聞いてお前なりの話を聞きたい、今なら人もいない。頼むぜホームズくん」
綾小路は俺がホームズなのかよと愚痴りなからも答えてくれた
「話の流れから坂柳は9.4000入っていた。そして俺達は0、学校での行動が全て直結する。それはいくつも設置されている監視カメラから考えられる事だ」
俺は頷く、これを理解し納得出来ないのはただのバカになるだろう
「そして極めつけはクラスだ。俺は流して聞いていたつもりだったが今ここで言うとAからD、Aの品性の良さ、Dのできの悪さで感じたが...この学校は最初からできる存在とできない存在を選んでクラス分けしただろう...今はこんなとこか。満足したか?ワトスンくん」
「ああ、これ以上は求めないようにしとく、お前のためにも」
「助かる」
「...仲がいいのですね」
「そりゃ高校初の友達だからな」
そのまま登校したがみんなポイントの事で喚き散らしている。一応ポイントの事で話してるつもりで堀北と今後のことを話していた
「ポイントを増やす方法があると思う?」
「無かったらどのクラスも下がるだけ、2年、3年になる度に困るじゃん。あるから実力主義なんだろ」
「そうね」
そんな話をしていると茶柱先生がやってきた。あ、目が合った。今ニヤッと笑ったぞ!俺は年上好みとかもないぞ。困ったなぁ
「席につけ、朝のHRを始める」
俺はその手に持ってる丸められた紙が気になる
「先生、ポイントが振り込まれてないんすけど?毎月1日に振り込まれるんじゃないんですか?」
「いや、今月分は既に振り込まれている。ポイントは振り込まれたことは間違いない、このクラスだけ振り込まれていないなどという理不尽な出来事は一切ない」
クラスがザワつく。そういう所が問題視されていること理解しようね。これは...みんなを正すの疲れるぞ、堀北。それとも見捨てる気か?
「遅刻欠席909回、授業中に私語や携帯を触った回数381回。ひと月で随分とやらかしたものだ。この学校ではクラスの評価でポイントが決まる」
あ、その欠席2回俺です。クラスのみんなすみません
「査定の結果、当初持っていた10万ポイントを全て失った。ここまで言えば分かるよなぁ?」
「なるほどティーチャー、この見苦しいまでの皆の動揺、本来であれば私が言いたいのだが...あのバスのような演説、もう一度頼むよ。導ボーイ」
おいお前絶対根に持ってんだろ。ここで堀北見たら堀北まで巻き込みかねん。仕方ない悪役俺だけでいい
「では、まずポイントを失った理由は茶柱先生が説明して下さいましたが、そもそもどうやってその情報を得ていたのか」
「あん?ンなの先行が数えてたんだろ」
茶柱先生を見て話していいかの確認、すると頷いてくれた
「欠席や私語は数えられても携帯を隠れて触っているのはどうやって分かったのか...それは監視カメラだ。この学校には至る所に監視カメラが設置されている。もちろん教室にも」
犯人に指さすように後ろの監視カメラへ
「これが今まで自分達の犯してきた大罪の真相に辿り着くもののひとつです。これ以上は長くなるのでこれくらいに。お時間ありがとうございました」
拍手が響く。しかしこの拍手は堀北でも綾小路でも、ましてや他のクラスメイトでもない。茶柱先生からのものだ
「実に面白く、いい推理だったよ導ボーイ」
頼むから俺を持ち上げないでくれ...
「既にバレたようなものだから言うがこの事態に気づいたのがほかのクラス含め数人、そしてそのうちの一人が先程話してくれた導だ。導は2日目、いや1日目にはこの事態に関してもしやと思い行動へと移そうとしていたぞ?そして18回、この回数が分かるか?...分からないようだな。これは導が他クラスとはいえ歩きにくい生徒のため手を貸し、なおかつ弁当を作っていた回数だ。これは本来ならばプラスポイントに値するんだが...おっと口が滑ってしまったな。まぁいい、そしてこれを見ろ」
今まで気になってた茶柱先生の持って丸められた紙が貼りだされた。なるほどね。これで有栖の得ていたポイントがあれだったわけだ。向こうも既に理解してるだろう。上から940、650、490、0....2つ0を足した数値が俺達のポイントに振り込まれる訳だ。0に2つ0足しても0、つまり0だったわけだ
「色々と聞きたいだろうがそろそろHRが終わる時間だ。導、すまないが」
「わかりました。先生の代わり、やってみますよ。ああ、一つだけお願いが」
「なんだ?」
「俺が話合いをしてる時、何が起きても誰も処罰は無しにしてください。どっかの誰かさん死ぬほど睨んでますし」
茶柱先生はため息をつき、渋々了承してくれた
これで俺が投げ飛ばしたとしても安全だ
一限目が終わるとみんなが詰め寄ってきた。いや、一部詰め寄らない奴がいたが
「茶柱先生に頼まれはしたけど一度に言われたらわからんて、聖徳太子じゃないんだから」
「みんな、ストップ!ストップ!これじゃ導くんも答えられないよ...導くん、どうしてクラスのみんなに言わなかったんだい?」
平田、お前がいてくれて助かったよ。いなかったら今頃俺はこの場で問われ続けてただろうな
「俺が注意してみんなが聞くと?須藤...授業うけろ、寝るなって俺が言ったら聞いてた?」
「....」
沈黙が帰ってきた。もうこのクラス育成できるか不安だわ。後ろでは堀北がめちゃくちゃ俺じゃなく俺を責めてるクラスメイトを睨んでるし。しっかり見てるからね?
とはいえ友人の綾小路くんは関わる気一切ないの知ってるしそれで文句も縁を切るつもりもない
どうするかは彼自身が決めることだ
「善行をすればいいって言うのは」
「いや、俺はただ有栖の手助けと綾小路はパンしか食わないから俺の分と一緒に作ってやってる。隣人だからな、その付き合いだ。暇な時はよく遊ぶ程度、あとこの件に綾小路は全く知らないから責めてやるなよ。答えられなくて困惑するだけだ」
なんとかフォローしてやる。端末に助かるとチャットが
既読だけつけて端末しまうが
「有栖とは女だな!?前に来た女だな!?」
「話の論点がズレてるからお前は無視する。そろそろ授業が始まるから次にな」
二限終わり、また話し合いが始まる
「それじゃあ、ポイントが増える事があると、導くんは思う?」
「普通に考えてあるだろ、2年3年生になって減る一方とかAクラスで入学したやつしか勝てないじゃん」
「そうだな...確かに導の言う通りだ」
おい幸村、なにお前は上からもの言ってんだよ。お前だって同じクラスという事忘れた?
あ、また堀北が睨んでる...って持ってるシャーペン折ってますよー。お隣の綾小路くんがめちゃくちゃひいてますよ
「じゃあやっぱり善行をするしか」
「それでも微々たるものだと思うぞ。ポイントを増やす方法、そもそもここは学校だぞ?学校で何をする?」
「...そうか!テスト!今だと近いのは中間テストだね!」
「あとは何かしらポイント貰える試験でもあるだろな。ここは特殊な学校、監視カメラがあるのがいい例だ。それにこれからの授業態度次第かな。これまで通りならポイントは二度と増えない。俺や堀北、平田に櫛田と言った真面目ちゃんはいいが他は知らん。というかわからん!人を見てるわけじゃないから...ああ、そこがうるさかったのは覚えてるな。山内と池だっけ?」
「それだったら女子だって「女子の方は声小さいから許してるだけだ。お前らカラオケじゃないんだからせめてボリューム下げろ」はい...」
「それと笑ってる女子、他人事じゃないんだからこれから頑張って授業態度治していけばポイントは減らない。まぁ減るものもうないけど」
「今導くんが言った事は正しい。だからこれからみんな頑張っていこう!」
おぉ!と平田の声に皆掛け声を出してる
「ありがとう、導くん。僕が声をかけても須藤くんが納得してたかどうか...」
「俺はただ道を示しただけ。人間可能性は無限大なんだ。平田もそうだ。無理してリーダー仕切ろうとせず誰かを頼れ。1人で抱え込むな」
「うん。困ったら真っ先に導くんを頼るよ」
「おう」
そこで俺なのか。俺は別に人生相談機でもましてやモテ期って訳でもないと思うんだが。机に座ると
「ようやく終わったのね。先生」
「茶柱先生がこのクラス受け持ったこと、同情するわ」
「放課後暇?」
「有栖のとこに弁当箱回収しにいったら暇だな。でもテスト範囲の予測ぐらいはしときたい」
「それは夜にでもしなさい。放課後一緒に来て。命令よ」
堀北こそ人を道具みたいに扱ってません?
坂柳有栖VS堀北鈴音が見たいか(有栖が不利な事もひっくるめてハンデありきで)
-
見たい
-
有栖の出来レースだけど見てみたい
-
堀北の逆転勝利
-
必要ない
-
見たくない
-
おっとここで佐倉さんが取ってった
-
引き分け
-
有栖ちゃんの泣き顔見たいから負けて♡