調教済み対魔忍をまとめて受け持つ特務中隊 作:ヘビとマングース
とあるビルの1階。
続々と押し寄せる魔族を楽々と蹴散らし、行動不能にするまで5分もかからなかった。
その後、彼女たちは元対魔忍の男たちを蹂躙していた。
顔面に強烈な蹴りを受けた骸佐は、一体何度目だと思いながら吹き飛び、受け身を取る暇がない勢いのまま地面を跳ねた。
辛うじて刀は手放さなかったが、武器として持つそれが今日敵を捉えた回数はゼロ。一度として相手に触れることさえできていない。
壁に激突して体が止まると、骸佐は即座に動こうとした。
一秒たりとも止まっていられない。そう思ったのだが、一瞬考えることすら今は遅い。
気付いた時にはすでに、燐が猛然と振り上げた右足で再び顔面を蹴られており、背後にあったコンクリートの壁を強引に破壊して向こう側へ吹き飛ばされる。
考えることも反応することも許さないスピード。そして雷撃を伴う強烈な蹴り。
彼女は確実に最強と称される対魔忍の一人だった。でなければ出鼻をくじかれたとはいえ、ここまで一方的な展開になるわけがないと、戦闘には自信があった骸佐は考える。
受け身も取れずに地面へ叩きつけられ、勢いよく転がり、もはやその動きに自分の意思はない。
ようやく視界が止まった時、骸佐はこちらへ向かってくる燐の姿に恐怖を覚えた。
アレは化け物だ。
本物の魔族を見た際には何とも思わなかったのに、今の燐にはそんな想いを抱く。
「遅いな、二車骸佐。何もかもが遅く退屈だ。五車を飛び出したお前の覚悟はそんなものか?」
「クッ、ソ、ババァが……!」
「せっかく稽古をつけてやろうと言うんだ。もっと殺す気で来なさい」
明らかな上から目線で呟き、燐は微笑みを浮かべていた。
彼女は今、自らの得物である剣を使用していない。そんなものがなくともお前程度ならば余裕だと言わんばかりに無手で戦っているのだ。
前へ右手を差し出した燐は指先をくいくいっと動かし、骸佐を誘った。
かかって来いと言っているらしい。
「こいつを使うつもりはなかったが……! ぶっ殺す‼」
このままでは勝てないと悟った骸佐が、ついに忍法を使用する。
邪眼“夜叉髑髏”。周囲に存在する怨霊を自らの肉体へ集め、自らを強化する忍法である。収束した怨霊は骸佐の邪眼によって支配され、彼の体に纏わりつくと鎧を構築していく。
ほんの一瞬で骸佐の外見は漆黒の悪魔といった禍々しいものとなった。
もはや変身とも言える邪眼の能力により身体能力・殺傷力・防御力と軒並み向上し、骸佐が自身の戦闘力に自信を持つのも納得なほど強力だった。
使えば大きな疲労感に襲われ、一時的に手足の感覚が麻痺するとはいえ、そうしたデメリットを考えても使わない道理はない。
骸佐はこの力で燐を打倒しようと決め、刀を振り上げて前へ強く踏み込んだ。
しかし、一歩を踏み出した直後に顔面に蹴りを受け、強固な鎧に大きなヒビが入る。
軽快に蹴り飛ばされた骸佐は、投げ出された人形のように跳ねながら絶望した。
(マジかこいつ! 勝てるわけねぇだろ⁉)
激突した壁が呆気なく破壊される。
倒れ込んだ骸佐からは立ち上がる気力が感じらず、これでもかと余裕を見せてゆっくり歩いてくる燐をじっと見ていた。
「バケモンが……」
「お館様!」
彼の側近である楽尚之助が二人の間に割り込み、両手に刀を構えた。
それを見て燐も自らの剣を二本抜く。
「“隼の術”の二刀。悪くはないが、それでいいのか?」
尚之助は姿が掻き消えたかのように見える速度で燐へ接近した。
彼の忍法“隼の術”は神速を誇る最速の忍法。“最強の対魔忍”井河アサギと同じ忍法だが、尚之助にはアサギほどの技量はなく、腕に特化して術を用いる。神速の剣術は並外れた速度で相手を細切れにすることができた。
腕が残像を残すほど素早く動き、二刀を同時に使って斬りかかる。
燐は、その攻撃を冷静な面持ちで全て剣で受け、軽々と弾いた。
目を見開いてぎょっとする尚之助の顔を、燐が冷静に殴り飛ばす。
「抑えたままで勝てるのか? 今が窮地だとなぜ気付かない」
対魔忍である一方、あくまでも教師であるかのように、余力を見せつける燐は早急に決着をつけようとはしなかった。
心を折るためだと理解している。二車骸佐に下された命令はおそらく殺害ではなく捕獲。でなければもうとっくに殺されていてもおかしくない。
状況を正しく理解するも、尚之助には現状を打破する力が足りなかった。
「お館様……ここは退きましょう。あれは規格外です。今の我々では為す術がない」
「無様だ……屈辱だ……ここまで差があるとは」
尚之助と骸佐のやり取りは聞こえていたが、燐は慌てることもなく微笑んでいた。
「逃げられるのか?」
「そのために死力を尽くします」
二刀をこれまで以上に力強く握り締めた尚之助は、構えを変えた。
前傾姿勢で腕を広げ、わずかに俯いて視線を落とし、足を大きく開いて膝を曲げる。低い姿勢で力を溜めているのがわかった。
「ようやく本領発揮か。ふふ、そうだな。我慢は体に毒だぞ」
「私の本気は、味方にまで被害を及ぼしかねない……しかし今はそうも言っていられません。全力でこの場を退きます」
「いいだろう。やってみろ」
燐もまた剣を構えて応じようとした。
それよりも先に、別室から吹き飛ばされてきた土橋権左が地面を転がる。
ゆきかぜが放った雷遁が直撃したようで、戦闘に特化しているはずの権左が力負けして飛ばされてきたのを見て、骸佐は深く息を吐き出す。
「ハハハ……こりゃ大したもんだ。あれが生徒の力かよ」
「力が、どんどん溢れてくる。あいつの忍法もバカにできないじゃない」
駆け付けたゆきかぜは全身に帯電しており、権左と戦った後でも無傷。射撃を主戦力とするため槍使いである権左を近付かせずに圧倒したのだ。
戦闘を得意とする男三人を相手に、結果はすでに目に見えたようなもの。
燐とゆきかぜは余裕綽々という顔で立ち、対する骸佐たちは集まり、逃走を決意した。
佐吉を置いていくわけにはいかない二人とは違い、彼らは死力を尽くした撤退戦を開始する。
とあるビルの6階。
広大な一室は数多の斬撃が飛び交う激戦地となっていた。
高速の居合で連撃を続ける秋山凜子に対して、桃知東洋は的確な防御で刀に斬撃を受け、必要最低限の行動で回避を続けていた。
「流石は“斬鬼の対魔忍”といったところか。俺に手出しすらさせんとは……」
「そんなことはどうでもいいっ!」
凜子は激昂していた。見るからに形相が変わって取り乱しているのだが、油断や隙が生まれるどころか太刀筋は普段より正確に、冷酷に、最短で敵を両断しようとキレを増している。
桃知だからこそ辛うじて生きていられるという状況だった。途絶える様子が見られない攻撃に対してなんとか防御しているものの、時折刀では受けられず、斬撃が頑強な鎧を掠って表面をわずかに削っていた。
凜子の居合は速い。特に怒り狂っている今は常時と比較しても数倍と思える速度があった。
さらに彼女の空遁は物質のみでなく斬撃にまで適用される。
空遁で斬撃のみを飛ばし、視認できる場所にある物ならどんな角度からでも斬りかかれる。室内を自らの攻撃で埋め尽くすのは彼女にとって当然の行為であった。
「佐吉が、弟がっ、私の目の前で連れ去られた! 私が守らなきゃいけなかったのに……! 絶対に守ると約束したのに!」
「気に病むな。あれはあいつが悪い。弱者は戦場に立つべきではないのだ」
「貴様がッ、私の弟について語るな‼」
もはや視認することすら難しい斬撃が飛んでくる。桃知はその場にしゃがんで、凜子が手ずから振るった長い刀身を避けるのだが、全く同じタイミングで襲い掛かってきた複数の斬撃が四方八方から彼を斬りつけ、本来ただの武器では傷つけられないはずの鎧を深々と抉っている。
肉体には届いていない。だが時間の問題だ。
彼女はまさに逸材。“最強の対魔忍”たる井河アサギに届き得る存在だと判断した。
「ここまでとは……!」
「貴様を倒し、高坂先生を助け、佐吉を助ける! そのためにはお前が邪魔だ!」
数多の窮地を潜り抜けてきた桃知だが、全く未体験の斬撃による包囲攻撃。戦う相手は一人だというのに抜け出せない。
もはや退くことはできないと悟り、全力を尽くそうとするのだが、その覚悟さえ許されない。
「どけ! 私はお姉ちゃんだぞ!」
舐めていたわけではないとはいえ、徐々に押されていく。
桃知は意識を切り替え、自らの本領を発揮しようとしていた。
「姉弟の情か……だがこちらは大義だ。対魔忍に折らせはせんぞ!」
桃知の体から黒いオーラの如く、対魔粒子が立ち昇る。
凜子はまるで意に介さず幾重にも重ねた斬撃を繰り出した。
そうして二人が激突する中、ゴブリンの精液にまみれて倒れていた静流がむくりと起き上がる。自分のおまんこをくちゅくちゅと指でかき混ぜながら、もう片方の手で地面に触れると、人知れずコンクリートの表面から植物を生やした。
立川佐吉は一方的に犯されていた。
対魔忍を裏切った元対魔忍、朧が乗っかって佐吉を逃がさず、楽しげでサディスティックな笑顔を苦しむ彼に見せつけている。
「うぅあっ、ああぁっ⁉」
「アハハハハハッ! 5回目ェ! ほらほらもっともっとイキなっ! 二度と射精できなくなるまで気持ちよくしてあげるよォ!」
薬品を投与され、簡易的な身体改造を施された結果、佐吉の感度は通常の100倍になっていた。
朧のおまんこにきつくちんぽを包まれて、ほんの少しの身じろぎで射精してしまう状態。今の彼を射精させることなど朧にとっては造作もない。
すでに朧のおまんこに挿入したまま、佐吉は5回も射精していた。ほんの数分の出来事である。
「ううぅ、あぁぁ……! ヤバい、またっ……! イッ……くぅぅぅ……!」
「ん……ったく、どれだけ出すんだよ。見た目普通の金玉のくせに、ずいぶん大量に精子作ってたんだねぇ。お前のせいで股がぐちゃぐちゃさ」
朧はすでに5度の膣内射精を経ていたが、大した問題ではないという態度だった。しかし彼女も気付かぬ内に体は発情し始めており、頬を赤らめ、ぶるりと体が勝手に震えても、「中出しされているんだからそれくらいはあるか」と深く考えようとしない。
もはや腰を動かさずとも、膣内をきゅっと締めるだけで佐吉は絶頂する。
立て続けに6回目の射精が来た。
膣内に新たな精液が吐き出されて、収まりきらずにごぽっと外へ漏れ出ても、限界までいじめてやろうと考える朧はちんぽを抜こうとはしなかった。
「はぁ、ふぅ……んっ、さすがに、私も何も感じないってわけにはいかないね。でもこんな粗末なちんぽでイクと思ったら――」
大間違い、と言おうとして。
突然佐吉が彼女の尻を両手で掴み、ずんっとおまんこの奥深くまでちんぽを突き刺した。
瞬間、朧の全身に痺れるような快感が走り、息を飲んで思考が消し飛ぶ。
「おぉっ⁉ んぐっ、くっ、うふぅぅぅ……」
「お、俺の、忍法は……淫遁」
ブルブル震え始めた朧を見上げながら、佐吉が弱弱しい声で呟いた。
小声で頼りなかったとはいえ、その声には彼なりの覚悟が滲んでいる。
「セックス勝負なら、俺は負けない……!」
「ふ、ふぅん? 面白いじゃない。お前如きが私に勝てるわけな、あぁあああああっ⁉」
一度引き抜こうとしてから、再び佐吉のちんぽがおまんこの奥まで突き刺さる。
咄嗟だったとはいえ声を抑えられないほどの衝撃。
朧は驚かずにはいられなかった。
「んひぃいいいいいっ⁉ なっ、んでぇ、こんなぁぁぁぁ……!」
「ふぅ、ふぅ、感度100倍、ようやく慣れてきた……あぁちんぽ気持ちいいぃ♡ ちんぽ♡ ちんぽちんぽぉぉ♡ おまんこきもちいぃ♡」
佐吉は我を失ったかのように腰を振り始めた。騎乗位の状態であったため下から突き上げ、何度も限界までちんぽを押し込み、子宮口にごつごつ亀頭をぶつける。
思わぬ快感を受け、朧は堪えようとして漏れ出てしまったという嬌声を発した。
朧が愛液と精液を同時に激しく吹き出しながら、二人のセックスが本格的に始まったのだ。